今回紹介するのは、映画「トップガン」
トムクルーズが主演で、出世作となった。
さて「トップガン」ですが、作中には車やファッションなどの面白いアイテムが多く登場して興味を引く。しかし古い作品であり、ネットに情報が少ない。
そこで今回は「トップガン」の見どころや関連アイテムを解説する。
■ はじめに 『トップガン(TOP GUN)』とは (1983)

理解を深めるために 簡単に映画の概略を紹介。
1986年の映画。トニースコット監督。
そしてトムクルーズが主演で、タイトルは主人公が挑むエリートパイロット養成機関から。
■ 映画の評価

映画トップガンは1986年で米国の興業一位となり、翌年日本でも洋画配収一位。トムの出世作となりました。
■ 映画のあらすじ
映画のジャンルは、アクションと恋愛。
主人公ピート・ミッチェル(コールサイン:マーヴェリック)はアメリカ海軍戦闘機F-14のパイロット。相棒はレーダー要員のグース。
ミッチェルは危険な飛行や行動を繰り返し、はぐれ者を意味する「マーベリック」と呼ばれていた。父は戦闘機乗りだが行方不明になって海軍の汚点と言われており、心に引っかかっていた。

有る日、マーベリックと相棒グースはエリート養成学校トップガンの候補に選ばれる。集められたのは米空軍トップ1%に入るパイロット達。この養成所で一位を競う。
しかし訓練飛行中に墜落事故が発生して相棒グースが死亡。マーベリックは自責の念にかられ、卒業か退職かの瀬戸際に立つ。だが父の仲間だった教官から、父の真相を知ったマーベリック。そんな中でインド洋で緊張状態が発生。マーベリックは混乱の中で再起を目指す。
■ 見どころ

トップガンのおすすめ点。
1. 丁寧なストーリー構成。
楽しく見られる映画だ。娯楽とアクションのバランスが良い。
そして誰もが一度は味わう、青春時代の挫折と復帰を軸に描く。そこに学校での競争、恋愛が加えられる。80年代ティストが詰まる作品だ。
生意気な同級生アイスマン。厳しいが面倒見の良い艦長や教官など。ちなみに艦長は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の教授で似たような役を演じている。
軍事面も見物だ。91年にソビエト連邦が崩壊するために、米ソが直接にらみ合う映画としては終盤の作品となる。映画では東側が持つミグと米海軍戦闘する展開だ。エリートを養成する教育機関での競争など、戦争映画では珍しい展開なのも興味を引く。
2. 美しい映像と実写の空戦アクションが凄い。

mightymighty / S.C. Axman
スコット監督らしい美しい構図や色も素晴らしい。オープニングの空母発着シーンなどは圧巻です。
米軍の協力を受けて撮影された。空母レンジャーが作中でエンタープライズとして登場。 そして空戦シーンがリアルだ。爆破シーンやパイロットのアップシーンをのぞいて殆どのシーンが実際に撮影された。現在視聴しても、ドキュメント風にも見えるリアルな映像だ。

cv-61 / goodhugh
3. 音楽のすばらしさ
挿入歌が多く使われる。使用曲は人気となり「愛は吐息のように」はチャート一位を獲得。アカデミーとゴールデングローブでも受賞。劇中音楽自体も素晴らしいですね。スティーヴ・スティーヴンスの関わる「Top Gun Anthem」は名曲で、グラミー賞の一部門で受賞する。 挿入曲を中心としたサウンドトラックも大人気となり、日米でチャート一位を獲得。
名曲も多く使われた。マーベリックの母が好きだった『ドッグ・オブ・ベイ』、チャーリーとの出会いに使われる『恋のフィーリング』や『振られた気持ち(You've Lost That Lovin' Feelin' )』等が上手に使われた。
■ 謎解きと解説

作品は軍事物であり、説明を省いてる部分が有る。知ってると面白い雑学を簡単に紹介する。
● 人名について
文中でわかりやすいように、人名を紹介。
・ 主人公 = マーベリック (トムクルーズ)

・ 仕事の相棒 = グース
・ 恋人 = シャーロット・"チャーリー"(ケリー・マクギリス)
・ ベトナム時代の上官 = F・E・コクラン大佐(マルコム・マクダウェル)
・ トップガンの教官 = ヴァイパー(トム・スケリット)
・ 艦長 スティンガー (ジェームズ・トールカン)
■ エピソードと解説
人物や謎の物体。作品中で解説されていない設定。私が面白いと思ったものを抜粋して紹介。
• ミッシェルの生い立ちとコールサイン”マーヴェリック”について。

”マーベリック”は、焼き印を押されていない若牛であり”はぐれもの”を示す。
ミッシェルの父親も戦闘機乗りで戦死したが、機密事項のために真相を隠されていた。 母も父の死後、直ぐに死亡しておりミッシェルには家族が居ない。そして父親の経歴故か士官学校に行けずにいる。タックネームのように一匹狼である。
• 空戦シーン

BEST OF THE NAVY / expertinfantry
飛行シーンは実機が使われている。
CGが普及してない時代なので、敵機にはMiGに似た機体としてF-5が使用された。俳優の写るシーンではコックピットの模型が使われている。
・ ローパス、ハイスピードローパス
航空ショーなどで行われる高速低空飛行。ミッシェルのお気に入りで、管制を無視して度々行う。
・ どこで闘ってるのか。

Grumman : F-14B : Tomcat / San Diego Air & Space Museum Archives
結構気になる所だが、上手くぼかしており敵国がどこかは不明。
ラストはインド洋上空で、味方艦救出作戦の航空支援をマーベリック達が行う。 相手はミグ。ヘルメットには赤い星が描かれており東側諸国を想像させる。
・主人公の挫折と回帰。

作品の大きな部分である、ミッシェルの挫折。
これは飛行機乗りとしての技術的度量や精神の不足による挫折もあるが、実はもっと深い。 作中では、スピンによる恐怖が挫折の理由に見えるが、視覚面での演出だ。
ミッシェルの場合は、家族を失う恐怖が大きいタックネーム「マーベリック」の由来通りに家族や仲間が居ない。そしてグースは相棒と言うより家族だ。今までは飛ぶことにより父や家族に近づいていたが、飛行機に乗ることで失ってしまった。この流れには伏線があって、映画冒頭でクーガーが家族を失う恐怖から戦闘機乗りを辞めている。
転機はヴァイパーの言葉だ。ミッシェルの父は英雄であり、仲間を救うために闘って死んだと知る。
ミッシェルは戦闘中に再度スピンに陥る。だが今度は、父のように僚機を救うために戦線に復帰して再び仲間を得る。マーベリックはやっと孤独から抜け出した。
■ ラストとオチの解説

Grumman : F-14A : Tomcat / San Diego Air & Space Museum Archives
作品のラスト。マーベリックはトップガンで教官を目指すと言い、廻りを驚かせる。トップガンでの経験で、成長して目標が出来た。
グースの認識票を海に投げるのは、もう次のステップに行くという表現だろう。後続を指南する大きな役割を目指す。
ボーイ・ミーツ・ガールの面では、チャーリーと再会して恋も叶った。
■ 登場アイテム
• F-14 トムキャット

Grumman F-14A Tomcat / San Diego Air & Space Museum Archives
アメリカの艦上戦闘機。名前は米英における雄猫の愛称が由来。F-4 ファントム IIの後継を担って開発された。
複座で、相棒とチームワークも描けるのでドラマ面が盛り上がるのも特長だ。そして艦隊防空戦闘機なのでミサイル管制が強力。作中でも終盤はミサイル攻撃で活躍している。
大型の機体で可変翼とミサイル搭載・管理能力が特長だ。だが高額な機体が批判の対象となり、配備予定の722機から313に圧縮される。そしてF/A-18E/F戦闘攻撃機に置き換えられて2006年9月に退役した。
• マーベリックのバイク。カワサキ GPZ900R

1984年に発売。Ninjaの愛称を持つ。 なおGPZ900Rは私も所有している。
作中で使われるGPZはA2(2型)。社名や機種名が外されている。
GPZ900Rはカワサキの名車Z1から続く空冷四気筒エンジン搭載車GPzシリーズの後継を担って開発された。900Rは新開発の水冷エンジンを搭載する。人気車Z1と同じ900ccクラスになった。 かって900Rは、日本で逆輸入で扱われており、高額な単車だった。国内では免許規制に対応するため750ccが発売され1991年まで続いた。90年のA6等大きな改良を重ねながら、2003年発売のA16まで製造された。
ニンジャの愛称は人気となる。別の排気量でも展開され、他の大型車でも使用され現在でも使われている。
・ポルシェ 356スピードスター 「356A」

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ポルシェ最初の量産車。
356は1954年からスピードスターが選択出来るようになった。劇中では1958年型356Aが使われる。
ジェームズディーンも乗っていた。後に550スパイダ-に乗り替えて事故死している。
■ 後継作品 「トップガン2(仮題)」
人気作品ですので、続編は長くファンが待ち望んでいた。
第一作トップガンは、トムクルーズによって製作権が買い取られた。これは続編制作によって映画の評価が落ちない対策と言われている。
直ぐに続編を作れたはずだが、トムは幅を広げることを選択する。「7月4日に生まれて」ではベトナム戦争の重い題材を演じた。1990年にトニースコット監督と共に『デイズ・オブ・サンダー』を制作。トップガンに似た構成でレースカー版になってます。『トップガン』の制作に慎重だったのが伺える。
トップガンの続編は2008年頃から噂が出ていた。しかし2012年にトニースコット監督が亡くなり、オリジナルメンバーでの制作が難しくなる。2019年7月公開を目指していたが、品質向上のため一年延長され、2020年公開予定。
マーベリックは教官役。アイスマン役ヴァル・キルマーも出演予定。グースの息子も登場する予定。
#Day1 pic.twitter.com/7jjPL277Es
— Tom Cruise (@TomCruise) 2018年5月31日
■ あとがき
とても完成度が高いアクション映画です。
映像はトニースコット監督なので、抜群に綺麗だし実機を使用したアクションも凄い。
ストーリーも軍中心に進むし、元々レトロな車や革ジャンなどを使っており、服装も余り古さを感じさせません。おすすめ。

■ 関連商品

気になる方、「また観たい!」 あなたのために紹介。
■ 映画

人気作品なので、新型規格が出る度に登場します。
● [Blu-ray]

2009年からBlu-ray版が発売。ほぼ毎年新版が出ている。
・トップガン スペシャル・コレクターズ・エディション2018
特典はメイキング、撮影裏話、コメンタリー。
・トム・クルーズ パラマウント80's&90'sパック ベストバリューBlu-rayセット (期間限定スペシャルプライス)
トム・クルーズ主演作品のセット
■ DVD
・トップガン スペシャル・エディション2018
DVDAmazonDVDコレクション
・トム・クルーズ パラマウント80's&90'sパック ベストバリューDVDセット2016
主演: トム・クルーズ
■ 配信
• Amazonプライムビデオ
■ 音楽
人気作品で高音質版と低価格版が度々発売される。
バリエーションは初期は10曲入りだった。そして15曲入りが発売。
あと他の映画作品の主題曲を追加した拡張版がある。
・【Blu-spec CD2】トップ・ガン オリジナル・サウンドトラック
2013年7月発売。
ブルースペックで発売された。
20曲入りバージョン。
■ ファッション
劇中で使われてるアイテムのレプリカや現行品など。
• サングラス RB3025
トムクルーズが使っているのは、レイバンのアビエイター。
作中ではRB3025 0205の金フレーム。G-15レンズ。 作中では58mmが使用された。レイバン製と言うこともあり、結構高額なサングラス。
ど定番なので大事にすれば、ずっと使えるでしょう。私も使ってます。
● 革ジャン G1

海軍で有名なフライトジャケットが「G1」モデル。
1930年代に海軍航空隊で採用された。当時はヤギ革を使用。ムートン襟は取り外し可能。ミルスペック品なので仕様は変わります。
定番のデザインですね。現在も支給品として採用されています。
・AVIREX(アヴィレックス) G-1 TOPGUN 6181013 09BLACK BLACK L
軍用品も納入しているAVIREX。トップガンモデルも作ってる。正面は似てるが背中のワッペンがちょっと違う。
・【TOPGUN トップ・ガン】G-1 レザー・ジャケット(革ジャン)サイズ:XS S M L XL
レプリカ。1980年代モデルからの復刻。
トップガンの革ジャンと背中のデザインも同じ。サイズも多い。
■ ワッペン
・TOPGUN トップガン ワッペン パッチ トムクルーズ TP28
S.M.S.L
トップガンのロゴ。アイロンがけで使えます。
なぜか中華アンプで有名なS.M.S.Lが販売している。
・SE01 ミリタリーワッペン アメリカ軍パッチ4点セット トップガン MAVERICK, TOPGUN [並行輸入品]
ワッペン4点セット
・トップガン TOPGUN】フライトスーツ(つなぎ) MAVERICK マーベリック 仕様 パッチ8枚セット
MAX CADY(マックス・ケイディ)
■ 帽子
■ トイ
・TrueScale Miniatures 1/72 ノースロップ グラマン F-14A VF-1 #114 トップガン マーベリック & グース 完成品
TRUE SCALE miniatures
・MATTEL HOTWHEELS retro entertainment "TOP GUN" "KAWASAKI NINJA GPZ 900R" マテル ホットウィール レトロ・エンターテインメント 「トップガン」 「カワサキ ニンジャ GPZ 900R」トム・クルーズ [並行輸入品]
Hot Wheels
・SM MODEL 1/12 カワサキ Ninja GPZ900R マーベリック Top Gun 1986 完成品 TRUE SCALE miniatures
2018年5月
今年、発売されたばかりのモデル。
直ぐ売り切れます。
・青島文化教材社 ムービーメカ No.07 1/12 トップガン GPZ900R ニンジャ
青島文化教材社(AOSHIMA) 本体価格3800円(税抜き)
2009年発売。
青島のムービーメカシリーズ。トム・クルーズの駆るニンジャA2型。ステッカーもデカールで再現されている。
新規パーツ;Fタイヤ・Fホイール・Fディスク2枚・Fフォーク左右・Rホイール・スイングアーム右側・ミラー左右・反射板等を追加。
■ 更新情報
2018年11月25日 作成













