
S.M.S.Lの「AO300」はAOSHIDAとのコラボモデルの新型アンプ。
今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。
■ AO300とは
・公式動画
S.M.S.L 社の新型アンプ。日本では2024年1月に発売された。
AOシリーズでAO200の上位機に当たる。新系統のデザインを採用したモデルだ。DACを搭載しており無線入力も備えている。価格は米国で289$
● Aoshidaaudioとのコラボモデル
Aoshidaaudio(ASD)とのコラボモデルだ。シリーズはヘッドフォンアンプ「AO200」から始まった。続いてDACの「DO200」。ヘッドフォンアンプの「HO200」が発売されている。 AO100が新作だ。
Aoshidaaudioは、中国でオーディオ製品を取り扱うECプラットフォーム。ざっくりいうと通販サイトだ。中国の人気ブランドであるTOPPINGやMUSICIAN、Shanlingなどが扱われている。
■ 特長と性能

D級アンプ。
サイズはやや大きめだ。多機能タイプで入出力や機能は多い。そして高性能。SMSLらしく高性能・高品質な部品が投入されている。
コラボモデルだが洗練されたデザインだ。
● 梱包
白い箱でSMSLのロゴ。そしてAO300のイラストが描かれている。中には型抜きしたスポンジへ本体や部品が印刷物が収められている。
付属品はリモコン、USBケーブル、HDMIケーブル、電源ケーブル、Bluetoothアンテナ、マニュアル、保証書。説明書は中、英、そして日本語で記載。
■ 外観と内容

特徴はディスプレイ装備。カラー液晶だ。
「フロートウィンドウ」デザインを採用。画面が埋め込まれたような形状だ。そして溝入のノブを持つ
ノブはセンターよりやや右に配置するデザインを持つ。ヘッドフォン端子を右に配置しいるのはSMSLでは珍しい構成だ。
筐体はアルミのCNC加工。アルミ素材のため、ヒートシンクとしての機能も高い。
本体サイズはやや大きい。幅は219㎜でハーフサイズコンポの大きさ。奥行き185㎜。 高さは4㎝で、カーオーディオの1DINサイズくらい。
■ 内部
海外通販サイトで内部が公開されていたので参考にして紹介する。
内部は正面から見て左側6割ほど電源部で締められている。左側がトランス類、中央がコンデンサー類だ。チップ類は右側にある。
■ 前面

前面はディスプレイとファンクションキー、ノブを備える。リモコンも付属しており全操作が可能。
表示画面は液晶を採用。ノブを使ってメニュー移動や決定を行う。
画面部にはリモコン受光部とインジケーターライトが埋め込まれる。
・ヘッドフォン端子は6.35㎜と4.4mmを備える
・回転ノブ:メニューのセレクトや音量調整等が可能だ。
音量はデジタルでJRCのNJU7391Aを採用した。
・設定
入力切替;USB、光、同軸、ARC入力、AUX
設定項目ではイコライザーが7種用意される。また高低音がそれぞれ独立して調整可能。フィルターは5種用意
ディマーのオンオフ、画面カラー設定は8色選択可能。
・リモコン あり。SMSLでは新型で、FireTVに似たリモコンだ。
■ 内部や機能、性能

● アンプ部
ドイツInfineon社からMA5332MS。Class-Dオーディオ・アンプICる。高集積ながら低発熱。出力も大きいのが特徴だ。ヒートシンクの削減に貢献している。また保護回路も多く備える。加えて新しい内部ロジックにてクリックやポップノイズを抑制する。MA5332MSは、SMSLではアンプでAL200、A300が搭載している。
インフィニオンはドイツ大手のシーメンスから分離した会社。インフィニオンはMerus Audio社を買収しており、エネルギー効率に優れた統合オーディオアンプソリューションの実績を生かして、最先端のクラスDアンプを提供できるようになった。
● DAC
Cirrus Logic の最新オーディオ デコーダ チップ CS43131を搭載する。MQAのフルデコード、MQA-CDにも対応した。
AO200はハイレゾではなかったが、AO300ではハイレゾ性能になり認証も取得している。
・USB受信部:第3世代となる「XMOS XU306」を搭載した。DoPとDSDネイディブ再生に対応。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートとDSDに対応する。
・JRCの電子ボリュームコントロールチップNJW1194を使用
■ 無線
Bluetooth搭載。
高音質コーデックL-DACに対応する。外観ではアンテナ端子を装備。
規格:LDAC・APTX・APTX-HD・AAC・SBC
■ 背面

入力端子は多い。HDMIに対応しておりTVとの接続も容易だ。
入力;USB、光、同軸、ARC入力、AUX。Bluetooth
出力;スピーカ出力

● 電源
電源モジュールは医療グレードを採用。電源部は3PIN、主電源スイッチを備える。
入力はRCA、無線、USB、HDMIを装備。一部端子は金メッキされる。
■ スペック

色: 黒 銀
出力電力:165Wx2(4Ω)/ 85W×2(8Ω)
消費電力:40W
■ 感想

今回のAO300では新系統のデザインが採用された。
SMSLの機器はらしく個性がありながらも綺麗な形状です。
多機能でMQAに対応しており、用途も広いモデルです。
■ 購入用リンク
現在の所、amazonとヤフー、楽天ショップに取り扱い有り。
取り扱いは多い。
・Amazon AOSHIDA公式が参加するページ

SMSL AO300 オールインワンDAC & アンプ MA5332MS 165Wx165Wパワーアンプ XMOS XU-316 USB/COAX/OPT MQA DAC Bluetooth HDMI ARC/RCA スピーカー/サブウーファー 4.4mm/6.35mm DACヘッドフォンアンプ(銀)
・通販リンク
■ 注意事項 ・ウェブサイトのご利用条件
■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。
製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。
■ 更新情報
2025年5月21日 作成
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・US AMAZON
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