
S.M.S.Lから新型アンプ『PA40』が登場した。
今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介する。
■ アンプ PA40とは

S.M.S.L 社の新型デジタル・パワーアンプ。イコライザーも内蔵している。2024年10月に日本発売された。海外では139$
目立つのは、インフォニオンのチップを採用している。
同社では中級機だ。特徴はD級アンプ。音量と音質調整を備える。
アンプではPA型番は他になく、唯一の機種となっている。SMSLのインフォニオン搭載機では最もシンプルなアンプだ。
● 用途
入力はRCAのラインインのみのシンプルなアンプだ。
据え置き型でピュアオーディオ向けだ。
■ 特長と性能

アンプとしてみると出力は高い。
構成ではSMSLではPA40に似たモデルが無い。かなりシンプルな機種だ。
機能では回転ノブの音量調節は実用性重視。そして液晶画面を備えており据え置き用途に絞り込んだモデルだ。リモコンも対応。
ヘッドフォン出力やUSB入力そして無線入力は無い。
■ 梱包
梱包はまずまずキレイだ。 白い紙箱。PA40のイラスト入り。
内部は、くり抜かれたスポンジに本体や付属物が収まる。
■ 外観と内容

前面の表示画面が大きい。だが表示は簡素だ。
筐体は最近同社が一部機種で新たに採用している「フロートウィンドウ」デザインを採用。画面が埋め込まれたような形状だ。そして溝入のノブを持つ。
同社ではアンプのAO300、DAC DO400、DO100 PROに似ている。
前面は白色の液晶パネルとノブ、ヘッドフォン出力のみとシンプルなデザイン。筐体はアルミのCNC加工。
本体サイズは高さ41mm×幅191mm×奥行き185mm。同社製品では中くらいでハーフコンポサイズに近い。底面には4つのゴム足を備える。
重さは1.26㎏
■ 内部
海外フォーラムで内部が公開されていたので参考にして紹介する。
内部は正面から見て左側、4割ほど電源部で締められている、チップ類は右側にある。
内部だけ見るとAO300と似ているが、PA40の方が後発だけあり整理されている。
● 前面

前面は表示パネルを装備。セグメント部は大きめで見やすい。そしてソースのロゴなどが表示される見やすいデザインだ。
ヘッドフォン出力は無い
・回転ノブ:メニューのセレクトや音量調整等が可能だ。
長押しで電源操作。短押しでメニュー。回転で選択。
音量はデジタルでJRCのNJU7391Aを採用した。
・表示:
音量表示はマイナスから始まり最大で0となる。分かりやすいともいえるが珍しい形式ではある。
設定項目ではイコライザーが7種用意される。
また高低音がそれぞれ独立して調整可能。明度も8段階で調整が可能。 ゲイン(高低)
・リモコン あり。SMSLでは新型で、FireTVに似たリモコンだ。
● 内部 部品構成

最新のパワーICが搭載された。
・アンプ部
ドイツInfineon社からMA5332MS。Class-Dオーディオ・アンプICる。高集積ながら低発熱。出力も大きいのが特徴だ。ヒートシンクの削減に貢献している。また保護回路も多く備える。加えて新しい内部ロジックにてクリックやポップノイズを抑制する。MA5332MSは、SMSLではアンプでAL200、A300が搭載している。
インフィニオンはドイツ大手のシーメンスから分離した会社。インフィニオンはMerus Audio社を買収しており、エネルギー効率に優れた統合オーディオアンプソリューションの実績を生かして、最先端のクラスDアンプを提供できるようになった。
● 背面、機能

入出力は1系統でRCAのみ
出力は160WX2(4Ω)、85WX2(8Ω)。なお端子は全て金メッキされている。
・電源:電源は背面に3ピン端子が用意された。主電源スイッチを備える。機能では過熱、過電流などに対する保護回路を持つ。
色: 黒
■ 感想
SMSLでは綺麗な外観の系統だ。
SMSLが時々出すシンプルな構成の機種だ。リモコンは付属しているのでシンプル過ぎないのが良い。
シンプルなアンプが欲しい、インフォニオンのチップに興味がある方にお勧めだ。
■ 購入用リンク
現在の所、amazonやYAHOO 楽天に取り扱い有り。
> Amazon
SMSLのコラボモデルも販売するAOSHIDAが参加しているページ

SMSL PA40 D級パワーアンプ、被動スピーカー用 165W ステレオアンプ、MA5332チップ/EQ/低音と高音のコントロール/ビルトイン電源供給
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■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林電子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。SMSLでは、音響で新機能や規格、部品をいち早く採用する”尖った”モデルが多いのが魅力。またデザインも洗練されている。
■ 更新情報
2025年5月21日 作成
■ 参考動画
■ 関連、参考サイト
・iXBT.com
https://www.ixbt.com/live/digs/obzor-stereousilitelya-smsl-pa40-pervyy-vzglyad.html
内部写真を参考にさせて頂いた。
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・S.M.S.L製オーディオ機器の紹介 2018年版 [特長と購入リンク]