
VMVから新型パワーアンプ「VMV A1 Pro」が登場した。
今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介する。
■ 「VMV A1 Pro」とは

パワーアンプ。アンプとしては3種が利用可能で音量調整モード、ピュアステレオモード、ピュアモノモードが利用可能。
SMSLの支店会社VMVのブランドが冠されている。2020年12月に発売された「A1」から実に5年ぶりの新型となる。日本では4月に入荷した。
価格はUSで$495.00
コンパクトな筐体でDクラスアンプだ。
同社のハイエンドとなるパワーアンプで特徴はInfineon製 GaN 窒化ガリウムのパワーアンプ。
■ 特長と性能

高級シリーズを扱う「VMV」ブランドで販売される。
ハイエンド指向で作られており設計や部品が凝っている。
・ 前代A1との比較
前代A1と比較して A1 proでは大きく外観や構成が変わった。
A1はA級アンプだったが、A1 proではD形式となり出力が大きく増大している。4Ω時で10倍近い。ヘッドフォン端子廃止された。
変更点;モノモード追加 バランスとアンバランスで対応する。XLR端子でモノ入力装備1
● 梱包
最近のSMSL高級機が採用する黒箱だ。金文字でロゴや型番が入る。
中に緩衝材が有り、くり抜かれたウレタンの中に本体や付属品が収められている。本体はさらに白い袋に収められている。
中英文のマニュアルや検査証も同梱される。
スパイクと受け皿は別に梱包されており、自分で取り付ける仕様だ。
■ 外観と内容

外観はA1から変わった。
A1 proでは、同社が高級機に採用している黒筐体デザインを持つ。DACのD2Rga採用した階段状のフロントパネル。アンプではA1Proのみが採用した。
大きさは幅210㎜でハーフコンポサイズ。高さも約47.6センチで薄め。片手で扱えるような大きさだ。前代のA1からほんの少し大きくなっている。
本体上面にハイレゾのロゴシールは無い。脚部は前代A1のスパイクから変更された。4点インシュレーター。ただし接地面が小さくなる特殊な形状だ。
筐体はアルミのCNC加工で、陽極酸化プロセスを施されている。
■ 前面 ~設定

表示パネルを備える。画面は入出力の端子名、音量。ステレオ、モノモードの表示が可能。
ボタンは無い。 画面が含まれるパネル内にリモコンの受光部とインジケーターランプを備える。
■ 設定

同社機器にしてはめずらしく、設定項目が少ない。
設定;アンプモード3種(音量調整オン、ピュアアンプステレオ、ピュアアンプモノ)
メニュー; ディマー、明度(6段階)。
DSPを装備しており8つのイコライザープリセットを持つ。そして同社独自のSDBモードも搭載。ラウドネスのような効果を持つ。ディマーは5~60秒。明度は6段階設定が可能。
リモコンも付属しており、同社の上位機につかわれるアルミ製のモデルだ。
■ 部品 内部構造

lnfineonの窒化ガリウム(GAN)トランジスタ を使用する。従来のシリコントランジスタよりも大幅に高い効率を提供、低発熱だ。
インフィニオンはドイツ大手のシーメンスから分離した会社。インフィニオンはMerus Audio社を買収しており、エネルギー効率に優れた統合オーディオアンプソリューションの実績を生かして、最先端のクラスDアンプを提供できるようになった。

音量制御システムには、米国TIのハイエンドICであるPGA2311を採用。
■ 電源部
特別に設計されたスイッチモード電源を採用する。
電源は3ピン端子で主電源スイッチも装備する。
■ 背面
背面はRCA端子とSP出力。ヘッドフォン端子も備える。端子は金メッキ
色: 黒
入力:RCA/XLR(MONO)
出力:2chステレオ バナナプラグ対応
出力電力:160W×2(4Ω)/ 85W×2(8Ω)
消費電力:40W
スタンバイ電力:0.5W
重量:1.56kg
● お勧めポイント
• 個性あるデザイン
• アンプが3種のモードを利用可能
• 小型ながら高出力、低発熱
• リモコンも付属
X 弱点や気になる所
• 説明書の内容が簡素過ぎる
• 公式で内部写真や部品名などの情報が少ない。
■ 感想

VMVシリーズのパワーアンプA1が久々の新型になった。
SMSLらしい大胆な構成で インフォニオンのチップを採用、構成では液晶画面を持ちリモコンも対応。
SMSLでは新系統のアンプであり、評価が楽しみな機種です。
■ 購入用リンク
現在の所、amazonに取り扱い有り。
・AMAZON
> SMSL公式ショップが参加している商品リンク

VMV SMSL A1PRO アンプ Hi-End パワーアンプ 窒化ガリウム(GaN)アンプ ステレオ/モノラル HI-FI スピーカー用 2.0ch 1ch BTL RCA・XLR入力対応 クラスD オーディオ デジタルアンプ
・通販リンク
入荷待ち
■ 周辺機器
使う時に便利な用品
■ 記事について
• 注意点
■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。最近は高級機が増加している。
同社の支店会社となるVMVテクノロジーは、2013年に香港で登録されている。
■ 更新情報
2025年5月18日 作成
■ 参考SNS
■ 関連動画
・ファンの動画
■ 関連、参考サイト
公式SNS:https://facebook.com/S.M.S.LOfficiaI/
■ 関連記事
・S.M.S.L製オーディオ機器の紹介 2018年版 [特長と購入リンク]