
S.M.S.L 社から新型DAC「M20」が登場した。小型で美しいデザインのDAC&アンプだ。
今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。
■ LIN.LIN.LIN M20 MQAとは
S.M.S.L 社の新型。SMSLらしいコンパクトな高性能機だ。ゲーム用途に作られた。
外観は多数のLEDを天板や脚部に備えるなど派手だ。USBモード切り替えを持つ。ゲーミングDACといったところだ。

日本では2025年4月に発売された。海外での価格は129.99$。
DACとヘッドフォンアンプを持つ。

同社ではキューブ型DACのMシリーズに属する。M20はMシリーズでは薄型であり新しいクラスとなる。
特徴は小型でも定番の入出力を備えており、そして高性能だ。 小型であり、ヘッドフォン対応でゲーム用途向きに作られたようだ。
構成ではサーラスロジックのDACに加えてXMOSも搭載。性能と対応力は高くてMQAもサポートする。デジタルはUSB入力。出力ははミニジャックが3つ。ラインアウトもある
無線入力やリモコンは非搭載で価格を抑えている。
公式サイトでは掲載されていない。だが既に国内外で販売されているので紹介する。
[追記] 2025年5月に公式サイトに掲載された。
■ 特長と性能

同社では初級~中級機。液晶画面非採用機で買いやすい機種だが、性能は高い。
デザインはシンプル。そして美しい。現実で扱いやすいデザインだ。
物理ボタンでの操作が可能だ。 小型だが定番の入出力を備えており、コンパクトなオーディオ環境の構築や音質を重視できるモデルとなった。また価格が抑えられている。
同社製品では構成がDAC&ヘッドフォンアンプである『DS100』に近い。M20ではゲーム用途向けに作られている。

■ 外観と内容

外見はシンプルなデザイン。 前面にはスイッチは廃されている。上面右手前に電源と音量調整。 リモコン操作は省いてサイズや価格を抑えている。
本体はアルミシャーシでCNC加工と推測する。
大きさは同社では小さいクラスに属する。幅が160㎜、奥行き160㎜で、床面積はCDケースより2センチくらい大きい。高さは43㎜で薄い。
本体前面にはMQA認証のロゴ有。底面は4つのインシュレーターが付く。透明で装飾用のLEDも備えている。
重量は165gと同社でも据え置き型では最軽量の部類だ。
● 前面 天板部

前面はロゴとMQAマークのみ。
天板は 電源と音量操作ボタンを備える。
特長はガラスで内部が見えることだ。左手前に表示灯が埋め込まれる。デジタルチップが並ぶ姿はなかなか壮観で美しい。外周をLEDが取り囲んでいるのが派手だ。
ノブは入力切替を兼用する。長押しで出力を選択する。ラインとヘッドフォン出力を切り替え。 短押しでソース切り替えとなり、USB,同軸、光を切り替える。
音量調整やソース切り替えにはボタンを使う。
起動時には電源ランプが点灯。そして表示灯でソース表示が可能。項目は入力(USB)。MQA、ヘッドフォン出力。
・出力について
出力は3.5㎜ライン、3.5㎜バランス、4.4mmバランスヘッドフォン出力付き。
音量調整はボタン操作が可能でデスクトップや手元での操作に便利だ。ゲーム用途やPCでの利用に便利だ。
■ 内部、デジタル部

DACは、Cirrus Logic の最新オーディオ デコーダ チップ CS43131。
デジタル入力は最大768kHzのPCM入力とDSD256入力に対応。
SMSLでは採用例が少ないチップだ。記録を調べたが、アンプ『AL200』やキューブ型アンプM300SE、小型ヘッドフォンアンプDS100が採用している。

USB受信部は第3世代となる「XMOS XU306」を搭載した。DoPとDSDネイディブ再生に対応。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートとDSDに対応する。
MQAにも対応している。
・クロック ジッタを低減する非同期 USB 伝送。
・サンプルレート
USB/サンプルレート:1~32bit、44.1~768kHz / DSD 2.8224~22.5792MHz /DoP256
光/同軸入力サンプリングレート:24bit 44.1~192kHz、FoP64
■ ヘッドフォンアンプ
TPA6120A2 ヘッドフォンアンプ チップを搭載
■ 機能

・カスタムオーディオ再生用の複数のフィルター モード (F1 ~ F5)。
・USBモードの切り替え可能。ゲーム用途に便利。
ゲームコンソールと幅広いモバイルデバイスをサポートします。
■ 背面
端子部は背面のみ。コードがまとめやすい。
ヘッドフォンジャックが後ろに有るので見た目が良い。
出力; 出力: 3.5mm ライン/ヘッドフォン、4.4mm ヘッドフォン
入力: USB(TypeC)
電源; USB(TypeC)
・USB入力対応: Windows7/8/8.1/10/11(ドライバが必要)、Mac 0S X10.6+、Linux(ドライバレス)、Android、i0s
● 無線 ;非搭載
● 電源: 電源部はUSBからのバスパワーで動作する。端子はタイプC
消費電力は15W
消費電力:15W スタンバイ電力:0.5W
■ その他 スペック
色: 黒
重量:165g
付属品:USB-C - USB-A ケーブル、ユーザー マニュアル (英語と中国語)、および保証書
■ 感想
公式では掲載されていないのですが デザインが美しく興味を惹かれたので紹介しました。
小型ながら、天面の物理ボタンを備えて実用性が高い。 電源端子も用意されて音質面も気を配る。また高音質部品も採用して実力も高い。
価格も抑えられており、魅力があるモデルになっています。
ヘッドフォンとライン出力があり実用性は高い。

■ 購入用リンク
販売ショップは少ない。Amazonに取り扱いがあり。
楽天、Yahooショッピングは入荷待ち。
・Amazon

SMSL LINLINLIN M20 MQA USB DAC ヘッドフォン アンプ ゲーム用 CS43131*4 チップ搭載 3.5mm & 4.4mm ヘッドホンアンプ MQA/MQA-CD対応 USB1.0/USB2.0 ゲーミングDAC PS5/SW/PC/MAC/スマホ/パソコン/家庭用スピーカーに対応 ミニ 小型 HiFi ステレオ デジタル オーディオ デコーダー ブラック
・通販各社リンク
[入荷待ち]
■ 注意事項 ・ウェブサイトのご利用条件
* 文章を読みやすくするため、敬称は略させて頂いている場合があります。
■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売されて、日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。 技術指向で尖ったモデルが多い。また綺麗なデザインを採用する。
[追記] 公式に掲載された。記事は補正している。
■ 更新情報
2025年5月18日 公式に掲載されたので記事を修正 動画追加
2025年4月26日 作成
■ 参考動画
・ファン動画
■ 関連、参考サイト
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