TOPPING社から人気DACシリーズの最新型『D50 III』 低価格ながらESSのハイエンドDACをデュアル搭載

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 TOPPING社から人気DACの『D50』シリーズに新型『D50 III』が登場した。

今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。


■ D50 IIIとは


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 TOPPING社のDACで『D50 III』は2024年3月に発売された。ヘッドフォンアンプを持たないDACでは、同社中級機になる。
主に部品の更新や機能追加が行われた。

シリーズ最初の『D50』は2018年3月に発売されているので、本作の登場で実に6年にわたって磨き上げられているシリーズだ。

価格は米国で229$


■ 特長と性能

 
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 パワーやヘッドフォンアンプ機能は省かれており、シンプルなDACが欲しい人に向いている。

コンパクトながら高性能。 性能重視タイプだが、入力端子は多めで対応幅は広い。また有機液晶パネルを持ち情報量も多い。

本機はTOPPINGの一つの機種を磨き上げるスタイルが適用された。部品のアップデート、機能や部品の更新追加が行われた強化版だ。

 ・最新のTOPPING上位機から受け継がれた更新点

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高級DACの新型「RAW MDA1」でのアップデートと同様の内容もある。最新のESSハイエンドDACの搭載や新しいPEQの搭載などだ。
またTOPPINGのハイエンドや上位級機で採用されているTOPPINGのイコライザーや電源部品を追加する等最新のアップデートが施された。また本機では最近のTOPPING上位機にならい12Vトリガーによる連動機能が追加された。

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スペックも向上しており、価格からするとかなりの高性能、高機能モデル。デザインやコンパクトで使い勝手も良くコストパフォーマンスと満足度は高い。

デスクトップやAV機器とも組み合わせやすい機種だ。

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■ 外観と内容

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 デザインは先代から受け継がれた。薄型筐体で美しい。アルミ筐体に白色OLED画面を持つデザイン。画面にはソースや音量,サンプリングレートなどを表示。機能は3段階の明度調整と画面の自動オフ設定が可能。

筐体はTOPPINGらしくアルミのCNC削り出しだ。

色:銀、黒

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 ■ 梱包、開梱

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価格からすると丁寧な梱包だ。

白黒の紙箱に収められている。 TOPPINGのロゴと本体写真が入る。
紙箱はブックケース構造だ。 中にはTOPPINGの説明書、ユーザーカード。そしてくり抜かれたウレタンに本体がおさまる、

液晶部にはフィルム。端子部にはプラカバーがつけられている親切だ。

さらに袋入りのリモコン、バンド付きUSBケーブルが付属。



■ 前面

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前面は液晶パネル。白色OLED液晶を搭載して品がある感じだ。
電源ボタンそして本機の特長である操作&音量調整レバーを持つ。電源ボタンは長押しで電源操作。レバーで基本操作が可能だ。入力切替、音量調整、メニューから調整や設定を行う。


 
■ 本体内部

 TOPPINGは本体内部やスペックをあまり公表しない、海外サイトで掲載されていたので参考にして紹介する。

内部は青の専用基板を採用している。内部は正面から見て左がデジタル部。右に電源部がある、

・動作について
USBは電源とデータ部に分かれたXMOS XU316に送信。DSP処理される。その後ジッタークリーニングがされてESS DACに送られる、そしてUSBオーディオのみがDSPで処理される。BluetoothはQCC6125で処理される。DSPも可能だ。

DACの跡にはIVステージを両面基板がある、


 ■ DAC チップセット

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スペックは強力で、DACはESSの新世代ハイエンドDACであるES9039Q2Mを2機搭載する。
同社の高級DACの新型「RAW MDA1」でも搭載されている構成だ。

新たに第3世代XMOSを搭載してPCMの対応周波数は768KHzでDSD512にも対応する。

デジタル部は同社の高級ヘッドフォンアンプ搭載DACの新型「RAW MDA1」に似ており、新型「RAW MDA1」からヘッドフォンアンプとバランス、同軸出力を省いた構成。

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 ・スペック

USB対応:DSD64 ~ 512(DOP)DSD64 ~ 512(Native)、PCM最大32bit/768khz。
同軸,光対応:PCM最大 24bit/192k対応でDSD64(DOP)対応。
入力:USB / OPT / COAX |ラインアウト:RCA

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 ■ 機能

 プリアンプ/固定モード ESSDACの設定などが可能だ。

・「TOPPING TUNE」搭載
TOPPINGの最新ハイエンド『D90 ⅢSABRE』や『Centaurus 』で搭載されたイコライザー機能を装備した。

TOPPING TUNEだ。
PEQ設定が可能 : 周波数の設定を保存できる。10バンドのカスタム周波数ポイント調整に対応

・リモコン
 Bluetoothリモコン BC-15Aが付属する。十字キーがあり、多くの操作が可能だ。



■ 背面 電源部


 12Vトリガー搭載。

 
 ● 電源部

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USB信号用と電源部がそれぞれ用意された。
PC用途がアピールされ、電源は5V1AでDC用のケーブルのみが付属する。使用には別途USBタイプの電源が必要。
またTOPPINGの上位機が備える12Vトリガー端子を新たに搭載した。

・新しい1/V変換ステージ

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 独立した基板で用意された。




 ■ 無線機能 
 本機は 2019年9月に発売されたD50のアップグレード版であるD50Sと同様 無線機能が搭載される。
PCや携帯端末との接続がさらに容易になっている。

音質面ではHi-Res Audio Wirelessおよびソニーの高音質コーデックLDACの認証を取得しており、Bluetooth用にCSR8675チップセットを使用してLDAC / AAC / SBC / APTX / APTX -Adaptive / APTX HDプロトコルをサポートする。Bluetoothからさらに優れた音質を得るために、CSR8675の内蔵DACおよびそのデジタル信号をES9038Q2Mに接続してデコードする。

背面に無線アンテナ端子を持つ。また上面のステッカーに「Hi-Res Audio Wireless認定」のシールが追加されている。


・リモコン

本機でも付属品でリモコンが標準装備となった。他の機種と共用可能。リモコンから設定や各機能を簡単に操作が可能。



● D50シリーズのお勧めポイント

 • 入出力が豊富
 • 小型
 • 高性能
 • ハイエンドDAC搭載
 • 「TOPPING TUNE」が搭載 イコライザをプリセットできる

 X 弱点や気になる所

 ・電源はUSBからの供給となる。
  なお高音質化する電源ユニット「P50」がオプションで存在する。
 



 ■ 感想

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TOPPINGらしい、良質な部品を盛り込んだ高級なDACです。

TOPPINGが得意としているコンパクトで低価格、高性能な機種です。

注目点はDACチップに最新ESS製を使っておりスペックも強化されました。
シンプルな構成だが、入力対応は多くてBlutooth搭載機も登場。 高音質ながら多様な機器と繋いで使いやすい機種になっています。



■ 購入用リンク


 通販各社で扱われており、購入しやすくなっている。



・ D50 III

 


■ 周辺機器


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 使う時に便利な用品



■ 電源

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  TOPPING社の電源でD50 / D50s / DX3pro/A50に対応する。

現行機では同社で唯一の電源アクセサリーとなっており日本では2018年9月に発売されたロングセラーモデル。

サイズはD50と揃えられている。








■ ケーブル

 ケーブルを変えて高音質に。
買いやすい価格で人気もあるケーブルを紹介します。



• Topping ラインケーブル TCR1
2017年9月日本入荷。

 純正のケーブル。
材質:金メッキ銅RCAヘッド+銀メッキ無酸素銅線

長さ: 25cm、75cm、1m、1.5m、2m

 


 ■ 公式動画

 外観と機能、リモコンの操作方法が解説されている。






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■ データ

 TOPPING(トッピング)はブランド名。中国は広東省の省都、广州市にある会社。 ~ ブランド名は”伸びる物、トップの品質である”から。 製品の品揃えは主に小型アンプとDAC。そして現在は高級機が主流となる。

 中華アンプの中では高価格の部類で 品質や高性能を求める方にお勧め。販売傾向は同型をまめに部品を更新し磨き上げる。小型機では珍しく長寿機が多い。



■ 更新情報

 2025年4月11日 作成
 


■ 関連SNS

■ 参考動画

 

■ 関連、参考サイト


https://www.audioreviews.org/topping-d50-iii-dac-review/
内部写真を参考にさせて頂きました。

 

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