
S.M.S.Lからミュージックシステム ハブ「VMV T2」が登場した。
今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介する。
■ 「VMV T2」とは

VMV T2は同社のCDトランスポートのハイエンド機。同社の高級ラインを扱うVMVブランドで登場した。
同社はハイレゾデジタルメディアセンターと冠している、特徴は高性能。ハイレゾのデコード、無線やバランス入力にも対応する。 T2はCDトランスポートであり、VMVのDAC,D2Rとの組み合わせが想定される、
ハイエンドらしい装い。性能も高く、また独自開発の回路や機構も投入された。
日本では2023年10月に入荷している。価格は1000$
■ 特長と性能

SMSLらしい詰め込んだ内容。ハイエンド指向で作られており設計や部品が凝っている。高性能・多機能化されている。
外観も目新しい。機構で目立つのは独自開発のサーボやダンパー。部品では電源も高品質部品が投入されている。無線で高音質コーデックに対応している。
構成では同社の高級CDプレイヤーPL200と比較すると「T2」はCDトランスポートだ。デジタル入出力を強化、アナログ出力を廃した構成だ。またクロック入力が強化されている。
■ 外観と内容

個性があるデザインで、最近のVMVの新型が採用する外観だ。
カラーはブラック。そして前面左部の階段状と金色のプレート部分が目立つ。
サイズは幅が28センチと大きい。奥行きは236㎜で高さは51mm。
筐体はアルミのCNC加工で、陽極酸化プロセスを施されている。脚部は4点式のインシュレーター。
全体の重量は1.7㎏
● 梱包
梱包は黒い紙箱に入る。イラストは無く、精悍な印象だ。
中に黒の緩衝材が有り、マニュアルや検査証も同梱される。緩衝材の一枚目はターンテーブルとウェイト部 リモコン部分がくり抜かれて収められる。さらに下へ本体や付属品(USBケーブル、BTアンテナ)が収められている。本体はさらに黒い袋に収められてる。
マニュアルは、日中英文だ、
■ 上面 プレーヤー部
ターンテーブル部はディスクカバーが分離式だ。
CDはディスクプレッシャーという重りで押さえる。蓋はアルミなので不透明だ。
CDをセット後、discプレッシャーとカバーを戻すと、CDのTOCが読み込まれる。
なお、蓋を占めていない状態でも再生可能。再生ボタンを押すと開始、STOPボタンで停止となる、
液晶には蓋の開閉状態や再生モード、曲番号と曲数、再生時間が表示される。
・プレシジョンアクセスサーボシステム

2年以上かけて開発された SMSL のサーボ システムと独自開発の振動ダンパーと組み合わせている。
■ 前面

ディスプレイと物理ボタンを備える。同社の高級機で最近多い液晶画面を左、ノブをセンターに配置する構成だ。
液晶パネルにリモコンの受光部と電源ランプ。表示部には強化ガラスを採用。新開発のフル・ラミネートIPS液晶だ。表示項目はソースやプレイヤー再生情報など。
電源は早送りボタンを一秒押すことでも操作可能だ。またリモコンや背面スイッチでも電源操作可能、
停止ボタンでソース選択が可能。
・メニュー
リモコンかキー長押しで画面を表示。キー短押しでメニュー。
> ソース、出力切り替え
メニューからはソース切り替え(CD プレーヤー、USB 入力、Bluetooth AES/EBU入力)
出力は全ラインアウト、ヘッドフォン出力、バランス、アンバランス。
> 設定項目
PCMサウンド・フィルター7種、サウンドカラー。DSDフィルター2種、HPAゲイン。出力はプリモードを利用可能。
外部クロックインピーダンス、I2Sモード MQA設定
表示ではディマーは5~60秒。明度は6段階設定が可能。
リモコン:付属。新型リモコンでオールアルミ製。背面はピラミッド状のデザインだ。
■ DAC、チップセット

MQA-CDのデコードも対応する。
・ サンプルレート
サンプリングレート
PCM:44.1~768kHz
DSD:2.8224~22.5792MHz
■ 回路

高精度フェムト秒水晶発振器:低位相ノイズ、高精度フェムト秒ローカル水晶発振器を 2つ使用。

■ 背面、端子、電源部など

入力端子に USB /CD-ROM / BT / AES / EBU。そしてクロック(BNC)。
出力に 同軸/光ファイバ/I2S/ AES/EBUx2、クロック(BNC)
端子は金メッキ。背面端子に小型アンテナの接続も可能。
電源部は豪華だ。
大型のデュアル トロイダル電源トランスと複数セットのリニア電源を備える、
■ 無線機能

クアルコムの最新Bluetoothチップを採用。高音質コーデックをサポート。
対応:5.1(SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC)
■ 電源

電源: 3ピン端子。
SMSL製のローノイズ電源を搭載。
消費電力は15W。スタンバイで0.5W
■ その他 スペック
消費電力:05W
スタンバイ電力:0.5W
■ 感想
SMSLのハイエンド・トランスポートが登場。VMVのDACと組み合わせられる高級機だ。
SMSLらしく尖った内容のモデルとなった。

■ 購入用リンク
現在の所、amazonに取り扱い有り。
> AMAZON

S.M.S.L VMV T2 MQA CDプレーヤー Bluetooth 5.1 ハイレゾ デジタル メディアセンター 光・同軸・デュアルAES/EBU・I2S出力対応 クロック入出力対応 LDAC・APTX・APTX-HD・AAC・SBC対応 32bit/768kHz DSD512 リモコン付き
> 通販各社 リンク
■ 記事について
• 注意点
■ データ
● S.M.S.Lは、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L=深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
2009年に設立。家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売されて、日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主だ。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。最近は高級モデルが増加している。 技術指向で尖ったモデルが多い。部品メーカーの新型部品の採用が早い、また独自の新回路の導入も積極だ。 また綺麗なデザインを採用するのも特徴だ。
■ 更新情報
2024年6月3日 作成
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公式SNS:https://facebook.com/S.M.S.LOfficiaI/
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