S.M.S.Lから高級DACの新型「RAW Pro-DAC1」が登場

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 S.M.S.Lから高級DACの新型「RAW Pro-DAC1」が登場した。新シリーズ「RAW」で3番目のモデルとなる。

今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。


■ RAW Pro-DAC1とは


S.M.S.L 社の新型オーディオDACがRAW Pro-DAC1。日本では2024年11月に発売された。
ヘッドフォンアンプを持つDACでMQAとMQA-CDデコードも対応、

価格は海外で699$でで発売。RAW-DAC1の499$、RAW MDA1の279.99$からかなり上昇した。

デザインはRAW-DAC1に似ている。だがRAW Pro-DAC1では内部構成、使用部品等が強化された。

■ 特長と性能


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同社のDACでは、RAW Pro-DAC1は新型であり機能と性能は高い。
同社が得意な新規格、最新規格に対応しながら価格を抑えたモデルだ。



■ 外観と内容

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新型筐体が採用された。
パネル部分は大型だ。また筐体は銀 ノブも大型を採用している。
同社DAC SU-9などを正常進化させたデザインだ、角部分は丸みを帯びている。

本体はアルミシャーシで、CNC加工。

大きさは幅219㎜でハーフコンポサイズ。厚みは45㎜でありほぼ1DINサイズだ。

底面は足が4点タイプで大型。

RAW-DAC1との細かい違いはRAW Pro-DAC1はカラーがシルバーのみ(RAW-DAC1は黒のみ)、右上部にRAW Pro-DAC1のバッジを備えている。また背面部分の構成も違いが多い。

重量は1.99㎏でRAW-DAC1の1.33㎏から大きく増加。

 ● 梱包

梱包は黒い紙箱に入る。右下に赤のストライプが入る新しいデザインでRAWシリーズのロゴがある。
機種名は銀文字。箱はまるでPCのグラフィックボードのケースのような雰囲気だ。

中に黒の緩衝材が有り、中英文のマニュアルや検査証が同梱される。マニュアルはスリーブに入っており、角部は丸みを帯びたデザインを採用して洗練された印象を受ける。

本体や付属品(電源コード、リモコン、USBケーブル、BTアンテナ)が収められている。本体はさらに袋に収められてる。



● 前面、操作系

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前面はディスプレイ、回転ノブを備える。
全面2/3を占める程大型の画面で素材は強化ガラスだ。2.33インチの液晶カラー表示画面を備える。

ノブはスイッチも兼ねている。メニュー操作や音量調整が可能だ。
ノブ奥側は溝が切ったタイプで同社が最近採用しているデザインだ。

メニューはアイコンや数値が大きくて、とても読み取りやすい。デザインも洗練されている。

新しい部分ではメニューから言語選択が可能になった、英、中、日、露が選択可能、

項目は音量、ソース・ビットや周波数、デジタルソースの規格やアイコン(MQA、DSD,USB,光、同軸,Bluetooth)。メニューからはPCMフィルター7種。サウンドカラー9種、DSDフィルター4種(カットオフ周波数を選択可能)

プリモード切り替えで音量可変と固定のプリモードを利用可能。ファンクションキー割り当て切り替え。DPLL設定、入力、出力切替。位相切り替え。I2Sモード切り替え。

表示では明度調整が6段階あり、ディマーが5~60秒。
ユーザーインターフェースは2種切り替え可能。図形と数値型が選択可能だ。


リモコン(RC-8C)も付属しており、各種操作が容易になっている



 ● DAC 


ESSの旗艦DACであるES9038MSPROを搭載する。

同社のES9038MSPRO搭載機ではL D400ESがES9038MSPROを搭載する。
他にはSU-XがES9038MSPROを2基搭載しているが、かなり高額なモデルだ。

・サンプルレート

USB I2S/サンプルレート:32bit、44.1~768kHz 
   DSD 2.8224 ~ 22.5792MHz(1bit)

光/同軸入力 サンプリングレート:24bit 44.1~192kHz
DoP 256(USB) 64(USB,光)

そしてMQAとMQA-CDのハードウェアデコードも対応する。
NQAデコードはUSB、光と同軸でも対応する。

MQAデコーダー:USB/光/同軸/AES/EBU
MQA-CDデコーダー:USB/光/同軸/AES/EBU



・内部、機能

USB受信部は第3世代となる「XMOS XU316」を搭載した。DoPとDSDネイディブ再生に対応。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートとDSDに対応する。


・クロック :自社開発の新クロック処理回路CK-03を採用。ジッターを低減する。

 
 ● Bluetooth

BluetoothはクアルコムのBluetoothレシーバを採用。高音質コーデックに対応。
背面端子に小型アンテナの接続も可能。

Bluetooth オーディオ コーデック: LDAC、aptX、aptx HD、AAC、SBC

Bluetoothのスペック(ビット、周波数など)は公式サイトやマニュアルに記載されていいない。

 ● ダイナミックレンジ、SNR

RAW Pro-DAC1 Dynamic range = XLR 132db,RCA=127db | SNR=132db(XLR)

・参考
RAW DAC1 Dynamic range = XLR 132db,RCA=127db | SNR=132db(XLR)
RAW MDA1 Dynamic range = XLR 132db,RCA=127db HPP=122dB | SNR=132db(XLR)
SU-X Dynamic range = XLR 135db,RCA=128db |SNR=135db(XLR)
SU-9PRO Dynamic range = XLR 134db,RCA=128db |SNR=134db(XLR)
SU-9,9n Dynamic range = XLR 130db,RCA=123db |SNR=136d
SU10 Dynamic range = XLR 135db,RCA=128db |SNR=135db(XLR)


● 背面、電源など。

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背面は入力端子にUSB(BとC)/光ファイバ/同軸/Bluetooth/I2S、AES/EBU。出力にRCAとXLRを備える。

同社DACでは、光と同軸入力を2系統持つ珍しい構成だ。またUSBがタイプBとCを持つのも面白い。

電源は背面の3ピン端子から供給可能。主電源スイッチも備える。

電源:ローノイズ電源を搭載。Mornsun製、

消費電力: 20W、0.5W スタンバイ

 ■ スペック



● お勧めポイント

 • ESSのハイエンドDACを搭載
 • 高性能。
 • 操作ノブを装備、リモコンにも対応
 • バランス出力に対応。
 • 入出力が多い
   無線で高音質コーデックも対応

 X 弱点や気になる所

 ・ - 




 ■ 感想

SMSLの新型DACが登場した。

新シリーズの最上位であり、筐体も新型。 入出力も豊富。
日本での人気が注目されます。

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■ 購入用リンク


 

■ S.M.S.L RAW-DAC1

現在はAmazonで取り扱いあり。

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S.M.S.L RAW PRO-DAC1 デコーダー Bluetooth 5.1 ES9039MSPRO XU-316 デジタル・アナログ・コンバーター (DAC) リモコン付き


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■ データ

 S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)

家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売されて、日本でも販売。

AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。技術指向で尖ったモデルが多い。また綺麗なデザインを採用する。


■ 更新情報

2025年3月4日 作成


■ 参考動画


・ファン動画

 > 開梱、外観解説



 
■ 関連、参考サイト



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