S.M.S.LからハイレゾCDプレーヤー「PL200」が登場した。
今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介する。
■ 「PL200」とは
は同社のCDプレーヤーハイエンド機。
特徴は高性能。ハイレゾのデコード、無線やバランス入力にも対応する。
ハイエンドらしい装い。性能も高く、また独自開発の回路や機構も投入された。フラッグシップ AK4499EX DACチップセットを搭載。
日本では2023年10月に入荷している。価格は679.99 USD
■ 特長と性能
SMSLらしい詰め込んだ内容。ハイエンド指向で作られており設計や部品が凝っている。高性能・多機能化されている。
外観も目新しい。機構で目立つのは独自開発のサーボやダンパー。部品ではAKMの旗艦DACを採用。また電源も高品質部品が投入されている。無線で高音質コーデックに対応している。
付属品:リモコン ユーザーマニュアル 電力ケーブル XLRケーブル
■ 外観と内容
個性があるデザインだ。カラーは最近SMSLが上級機で使うシルバー。そして前面下部の波状部分が目立つ。SMSLのDAC『D400PRO』で使われたデザインだ。ピアノ型スイッチも目新しい。独特の構成だ。
凝ったデザインはかっての日本製シスコンでプレーヤーを思い起こさせる。
サイズは幅が20センチでハーフコンポサイズに近い。奥行きは175㎜で高さは42mm。
筐体はアルミのCNC加工で、陽極酸化プロセスを施されている。脚部は4点式のインシュレーター。
全体の重量は1.7㎏
● 梱包
梱包は黒い紙箱に入る。PL200のイラスト入り
中に黒の緩衝材が有り、一枚目はターンテーブルとウェイト部がくり抜かれている。さらに下へ本体や付属品(リモコン、USBケーブル2種、BTアンテナ)が収められている。本体はさらに袋に収められてる。中英文のマニュアルや検査証も同梱される本体はさらに黒い袋に包まれている。
マニュアルが日本語対応となっている。
■ 上面 プレーヤー部
ターンテーブル部はdiscカバーが分離式だ。
CDはディスクプレッシャーという重りで押さえる。
蓋はアルミなので不透明だ。外した状態でも再生可能。蓋を外した状態でCDが回る光景ははなかなか新鮮だ。
液晶には蓋の開閉状態や再生モード、曲番号と曲数、再生時間が表示される。
・プレシジョンアクセスサーボシステム
2 年以上かけて開発された SMSL のサーボ システムと独自開発の振動ダンパーと組み合わせている。
■ 前面
ディスプレイとノブ、ボタンを備える。同社の高級機で最近多い液晶画面を左、ノブをセンターに配置する構成だ。
液晶パネルにリモコンの受光部と電源ランプ。表示部には強化ガラスを採用 フル・ラミネートIPS液晶だ。表示項目はソースやプレイヤー再生情報など。
ノブは回転式でボタンを持つ。SMSLが一部機種で採用している、外周に凹凸を持つクラシックなデザインだ。物理ボタンを搭載しておりピアノ型キーだ。
・メニュー
リモコンかキー長押しで画面を表示。キー短押しでメニュー。
> ソース、出力切り替え
メニューからはソース切り替え(CD プレーヤー、USB 入力、Bluetooth 入力)
再生モードはCD,USB、Blutetooth。
USB再生に切り替えると、DACとして動作する。外部データの処理が可能だ。
Blutetoothに切り替えると、外部入力が可能。スマートフォンの音楽などを再生出来る。
出力は全ラインアウト、ヘッドフォン出力、バランス、アンバランス。
> 設定項目
PCMサウンド・フィルター7種、サウンドカラー。DSDフィルター2種、HPAゲイン。出力はプリモードを利用可能。
バランスの正逆、ファンクションキー設定、表示ではディマーは5~60秒。明度は6段階設定が可能。
MQA設定
リモコン:付属。多機能型でテンキーも備える。
■ DAC、チップセット
DACはフラッグシップDACチップであるAK4499EXを搭載する。
CDプレーヤーの再生はもちろんだが、単体DACとして使える。外部入力からの再生が可能だ。
USB受信部: 第3世代XMOSであるXcore300 XU316を採用。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートやDSDに対応する。
MQAとMQA-CDのデコードも対応する。
・ サンプルレート
サンプリングレート
PCM:44.1~768kHz
DSD:2.8224~22.5792MHz
■ 回路
・2nd PLLの使用により、JITTERのSPDIF送信プロセスが不要。新型自社開発CK-03を搭載。
■ 背面、端子、電源部など
入力端子にUSB / OPT / COAX / I2S / BT / AES / EBU。そしてクロック。
出力にRCAとXLR、ヘッドフォンを備える。
端子は金メッキ。背面端子に小型アンテナの接続も可能。
■ 無線機能
クアルコムの最新Bluetoothチップを採用。高音質コーデックをサポート。
対応:5.0(SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC)
■ 電源
電源: 3ピン端子。
SMSL製のノーノイズ電源を搭載。
消費電力は10W。スタンバイで0.5W
■ その他 スペック
消費電力:05W
スタンバイ電力:0.5W
■ 感想
SMSLのハイエンドDACが登場。記載は無いのだが、おそらくSMSL初のCDプレーヤーだ。
SMSLらしく機能を詰め込んでいます。
現在のSMSLが持つ特徴や構成をフラッグシップCDプレイヤーにまとめている。旗艦DACや低ノイズ電源が使用されるなど豪華な構成です。
■ 購入用リンク
現在の所、amazonに取り扱い有り。
> AMAZON
・ SMSL PL200 HiFi MQA CDプレーヤー
> 通販各社 リンク
[楽天とヤフーショッピングに入荷待ち]
■ 記事について
• 注意点
■ データ
● S.M.S.Lは、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L=深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
2009年に設立。家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売されて、日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主だ。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。最近は高級モデルが増加している。 技術指向で尖ったモデルが多い。部品メーカーの新型部品の採用が早い、また独自の新回路の導入も積極だ。 また綺麗なデザインを採用するのも特徴だ。
■ 更新情報
2024年6月3日 作成
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公式SNS:https://facebook.com/S.M.S.LOfficiaI/
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