SMSL 「PO100 AK」「PO100 Pro」解説。便利な小型USBインターフェース

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今回はPO100シリーズから2機種を紹介する。
S.M.S.LのD/Dコンバーター 『PO100 PRO』。USBデジタルインターフェースDAC『PO100AK』の解説

コンパクトでデジタル変換に便利な機器だ。
特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。


■ PO100シリーズとは

 S.M.S.LのUSBデジタルインターフェースがPO100シリーズだ。
初代PO100が2022年夏。2022年11月に高級機となる『PO100AK』『PO100 PRO』が発売された。

用途はデジタル信号の変換が主体だ。オーディオ用の端子が少ない機器への変換や増設が可能だ。PO100 AKはDACとして利用が可能だ。

初代PO100は既に生産を終了している。今回は『PO100AK』『PO100 PRO』を紹介する。

 
■ PO100 PROとAKの主な違い

『PO100AK』『PO100 PRO』の違いはDACと出力端子。そして機能が異なる。

 ・PO100 AK
 『PO100AK』は光と同軸出力。さらにDACを搭載してアナログ出力も可能。
デジタル変換とRCA出力が可能だ。

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 [画像] PO100 AK

・PO100 PRO
 『PO100 PRO』はDDコンパーターのみでI2Sに対応する。
主な用途はオーディオのデジタル変換だ。
PCとUSB接続して、出力をUSB以外の音声入力端子をもつアンプやDAC、TVやプレイヤーに渡す等が考えられる。

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  [画像] PO100 PRO


■ PO100シリーズ 特長と性能


 
 ・画像はPO100 AK

 PO100シリーズはコンパクト。
そして有線接続に絞られており人気が有る端子が揃う。出力は同軸、光。そしてAKにはRCA出力。PROではIS2出力が可能だ。

デコードではMQAに対応しているのも強みだ。

まずは『PO100AK』『PO100 PRO』の共通部分を紹介する。

 ● 梱包

梱包は簡単なパッケージだ。

表はPO100のイラスト入り。紙箱の中に黒の緩衝材が有り、本体や付属品が収められている。本体はさらに袋に収められてる。中英日本文のマニュアルや検査証も同梱される。

付属品;ハイレゾシール、USBケーブル2種



■ 外観と内容

 『PO100AK』『PO100 PRO』の外見は端子を除けば、ほぼ同じだ。名称などの印刷が異なるくらいだ。

 SMSLのデスクトップなどに似た洗練されたデザインだ。
SMSLの小型機器は個性が有る外観を持つものが多いが、PO100シリーズは異なる。

操作部は持たない。リモコンも無い。シンプルな構成だ。

筐体はアルミ。

・サイズ
サイズは80X60㎜でほぼカードサイズだ。厚みは13㎜で薄め。

重さは75g ヤクルト一本分くらいでとても軽い。



■ その他 スペック

色: 黒

USBの互換性;Windows 7/8/8.1/10/11 Mac OSX 10.6以降 Linux Android iOS


 『PO100AK』『PO100 PRO』の特長 


 両機の独自部分や機能を解説。
DACと出力端子。そして機能が異なる。機種毎に紹介する。



 ■ PO100 AK

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 主な特徴はDACの搭載してRCA出力が有る。そしてUACモードは非搭載

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■ 上面/ 底面

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表面は透明のパネルが埋め込まれている。
上面にはランプが2個、MQAとサンプルレートのランプを持つ。

ランプはカラーで状態表示が可能だ。
MQAは3色で音質を示す。
サンプルレートは5色。PCMを5段階とDSD接続を表示する。

 
 
  ● 内部や機能、性能

DACは、旭化成の高級DACであるAK4493Sを搭載。AK4493Sは2022年に発売された32ビット2chの高級DAC。AK4493の後継で再設計された。低消費電力化と高音質化されている。VELVETSOUNDテクノロジーを採用。OSR-Doubler 技術により広い信号帯域・低帯域外ノイズ特性と低消費電力を両立した。また6種類のサウンドカラー (32-bit デジタル フィルター) を内蔵する。デジタル入力は最大 768kHzのPCM入力とDSD512入力に対応、

SMSLでは小型、入門機での採用が多い。サンスクリットやTOPPINGの小型DAC&ヘッドフォンアンプのDX1や小型DACで人気のE30、C100等に採用されている。 

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USB受信部は第3世代となる「XMOS XU306」を搭載した。DoPとDSDネイディブ再生に対応。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートとDSDに対応する。

最大32ビット/768kHz、DSDネイティブとDOPをサポート。
MQAデコードもサポートする。

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サポートされているサンプリングレート USB : PCM 1bit 24~32bit 44.1~768kHz、DSD2.82241~22.5792 DSD64(DoP)


 
● 電源や入出力

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入力はUSBタイプC。
出力は光、同軸、RCA。

電源はバスパワーで動作する。5V 200mAで省電力だ。



 ■ PO100 PRO

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  主な特徴はDAC非搭載。デジタル変換に絞られている。I2S端子を備える。そしてUACモード搭載する。

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■ 上面/ 底面

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表面は透明のパネルが埋め込まれている。
上面にはランプが2個、MQAとサンプルレートのランプを持つ。

ランプはカラーで状態表示が可能だ。
MQAは3色で音質を示す。
サンプルレートは5色。PCMを5段階とDSD接続を表示する。

・底面 
 I2SとUACモード切り替えを装備。スライドスイッチだ。


 
  ● 内部や機能、性能

USB受信部は第3世代となる「XMOS XU306」を搭載した。DoPとDSDネイディブ再生に対応。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートとDSDに対応する。

LVDSレベルの12S出力、最大32ビット/768kHz、DSDネイティブとDOPをサポート。

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MQAデコードもサポートする。

サンプリングレート I2S : PCM 1bit 16~32bit 44.1~768kHz、DSD 2.8224~22.5792MHz 
光 / 同軸 : 1bit 16~24bit 44.1~192kHz、DSD DSD64(DoP)

● 電源や入出力

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入力はUSBタイプC。

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USB接続はUAC1/2モード切り替えを備える。UACIはSONY PS5、Nintendo SWITCHなどに接続できる。

出力は光、同軸、I2S。
IS2はモード切り替えが可能。

電源はバスパワーで動作する。5V 200mAで省電力だ。





■ POシリーズのお勧めポイント

 • デザインが良い
 • コンパクト

 X 弱点や気になる所

 ・ 無し



  ■ 感想

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PO100シリーズはオーディオやゲーム機器で音声入出力が限られる場合に、変換もしくは増設できる便利な機器です。

DO100 AKの場合はアナログ出力が可能。コンパクトなDACとして使用できます。




■ 購入用リンク


・PO100 AK 

 >通販各社リンク



 
・PO100 PRO

  現在はamazonで販売されている。
 
 SMSL PO100PRO MQA DDC XMOS XU316 デジタルアナログ オーディオコンバーター Type-C USB 入力 IIS/Optical/Coaxial出力 電話/TV/PS3/PS4/PS5用小型携帯用 USB インターフェイス コンバーター
SMSL PO100PRO MQA DDC XMOS XU316 デジタルアナログ オーディオコンバーター Type-C USB 入力 IIS/Optical/Coaxial出力 電話/TV/PS3/PS4/PS5用小型携帯用 USB インターフェイス コンバーター




■ 注意

 * 文章を読みやすくするため、敬称は略させて頂いている場合があります。

 • 注意点

仕様は変更される場合が有ります。一部にリンク先データを参考もしくは引用しています。なお引用先の誤記の場合でもそのまま転載し、記事中で修正されない場合が有ります。また仕様変更や取り扱い店で本体や付属品が変更される場合が有ります。 リンク先記載や購入時の疑問や不明点は、リンク先や購入会社窓口にお問い合わせ下さい。


■ データ

 S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)

 家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。
製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。

AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。


■ 更新情報

 2024年6月2日 作成


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