今回はS.M.S.Lのアンプ「A50 PRO」の解説。
特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。
■ A50 PROとは
S.M.S.Lの新型デジタルアンプがA50 PRO。2代目となるPROは2024年4月に発売された。
小型で買いやすい価格だが、ハイレゾ規格を取得。機能では無線入力も備えている。またエントリークラスには珍しいリモコンも付属する。
PROはA50の後継機ではなく上位機だ。PROとなりサイズや機能が大きく変更されている。A50は継続販売される。
■ 特長と性能
コンパクトなD級アンプ。同社では入門機だ。
表示画面や無線機能を搭載している。サイズはSMSLデスクトップ用のアンプでは最小クラスだ。目立つのは、インフォニオンのチップを採用している。
・PROでの更新点
ほぼ別モデル、上位機なみの変更がされた。
シンプルなA50と比較する。やや豪華になったPROでは機能が異なりA50と棲み分けされている。
A50は入出力が最低限の端子に絞られていた。だがPROではDACが搭載されており、端子が追加。スーパーウーファーも追加されている。
● 用途
主流の接続方式に対応する。 無線入力やリモコン操作が利用可能で、AV機器や携帯端末との接続などに向く。
USB入力や無線入力を備えて対応力は高い。回転ノブ等の音量調節画面とリモコンを備えており、据え置き用途に充分使えるモデルだ。
新たにスーパーウーファーやDAC、HDMI(ARC)を搭載してAV用途が強化されている。TVやゲーム機などの連携にも強い。
■ 外観と内容
デザインは価格からすると綺麗だ。落ち着いたシンプルなデザイン。
フラットな前面パネル。同社で多い液晶画面は左、ノブが右配置だ。SMSLは個性が有るデザインが多いが、PROのシンプルなデザインは好む人が多いだろう。
本体サイズはコンパクトだ。だがA50より一回り大きくなっている。
A50PRO: 幅が134㎝。奥行きは103㎜、高さは33㎜床面積はCDケースより幅がやや大きい。
[参考]A50; 幅が97㎝。奥行きは107㎜、高さは39mm。 床面積はCDケースより小さい。
重さは据え置き。300gでアルミ缶の飲料位だ。
■ 前面
前面:ディスプレイとノブを備える。
A50PROはなんとリモコンも付属している。全操作が可能だ。
ノブやリモコンによりメニューと設定にアクセスできる。サラウンド、EQ、高低音などが調整可能。
ノブはスイッチも兼ねている。一回押すとメニューで設定が可能だ。長押でメニュー終了。さらに長押しで電源がオフ。入力切替は短押しで現在入力が表示。左右回転で入力を選択。
・画面
表示画面はLEDだ。セグメント表示を採用。入出力や音量表示が可能。ただし各設定は省略表示でやや分かりにくい。またイコライザーは番号表示でこれも直読しにくい。 例:E2=スーパーバスモード
・設定項目
ノブは音量調整やメニュー移動や決定を行う。
入力切替;Blutetooth、USB,HDMI,光、ラインイン
音量は0~99で表示。機能では6種類のイコライザーを持つ。トーンコントロールによりBASSとTREBLEを別々に9段階調整可能。ローパスとハイパスが10段階。明度調整は2段階。サブウーファー調整。スクリーンオフ。
D50よりも設定項目が多い。
■ 内部や機能、性能
・アンプ
パワーアンプチップにはドイツのInfineon Technologies MERUS クラスDのMA12070を2基搭載している。
高品質高効率と低消費電力を実現した。2x70W 4Ωの出力が可能。スペックはハイレゾではなく20Hz~20kHzに対応。 なおMA12070はSMSLのアンプでAO200やA100でも採用されている。
SMSLのAO100、TOPPINGの小型機MX3などで採用されるチップだ。ただし2基構成はD50 PROが初めてだ。
インフィニオンはドイツ大手のシーメンスから分離した会社。インフィニオンはMerus Audio社を買収しており、エネルギー効率に優れた統合オーディオアンプソリューションの実績を生かして、最先端のクラスDアンプを提供できるようになった。
2x70W 4Ωの出力が可能。スペックはハイレゾではなく 20Hz~20kHzに対応。
■ デジタル部 DAC他
対応: Bluetooth、光学式、HDMI オーディオ、USB
光端子は最大24bit/192kHz。
なおDAC部の詳細は非公開。チップや各端子の対応周波数やビットが不明。
・ポップ音防止:ボップ制御回路を搭載。電源オンオフ時のノイズが無い。
・音量調整はデジタルだ。本体ノブやリモコンから100段階調整可能。
・テレビのHDMI端子に接続してテレビへの音声出力を実現するHDMI(ARC)オーディオリターン機能に対応する。
■ 背面 電源や入出力
入出力は4系統。 Blutooth、USB,ラインイン、HDMI(ARC)。ラインインはミニジャック型だ。
出力は165WX2(4Ω)、85WX2(8Ω)。端子は金メッキされる。スピーカーはステレオバナナプラグ対応端子を備える。
プリアンプ サブウーファー出力を装備。これによりアクティブ サブウーファーを使用して2.1チャンネルのシステムが構成可能
■ 電源
電源は外部でACアダプタを使用する。大きくて容積は本体くらいありそうだ。
● 無線
無線はBluetoothを搭載。5.0対応。
対応コーデックがカタログや公式サイトにも無く不明だ。
■ その他 スペック
色: 黒
入力:RCA、BT
出力電力:100W×2(2Ω)40W×2(4Ω)
サブウーファー:100W×1(2Ω)
消費電力:36W
スタンバイ電力:<0.5W
容積:W134×H33×D103mm
重量:300g
■ 感想
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しっかりと洗練されたSMSLの機器らしいデザイン。機能は増えましたがサイズや価格も抑えられました。
A50は小型でリモコンや無線もあり便利でした。PROになってDACを搭載する等、さらに実用性が上がりました。
■ 購入用リンク
現在の所、amazon 楽天ショップに取り扱い有り。 ヤフーショッピングは入荷待ち。[2024年9月楽天に入荷。追記した]
> amazon
AMAZON S.M.S.L A50PRO アンプ
・ 通販各社リンク
■ 注意事項 ・ウェブサイトのご利用条件
■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。
製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。
■ スペック
■ 更新情報
2024年9月13日 2024年9月楽天に入荷。リンクを追記した
2024年6月2日 作成
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