
今回はS.M.S.LのDAC「D-S」の解説。
特徴ある外観でコンパクト。高性能だが実用性の高いモデルだ。
今回は特長と購入リンク。高さ便利な周辺機器を紹介する。
■ 「D-6S」とは
SMSLのDACが「D-6S」だ。2023年9月に日本でも発売された。
DO100は同社の中級機に相当。特徴は高性能かつ多機能。ハイレゾのデコード、無線やバランス入力にも対応する。
米国ESSのDACチップES9039Q2Mを搭載する。
D型番だが、デザインは今年発売されたDOシリーズに近い。
■ 特長と性能
SMSLらしい高性能、独自デザインを持つモデルだ。
そしてコストパフォーマンスに優れている。MQAやDSD等の上級コーデックに対応。入出力は豊富で、無線にも対応しておりLDACやAPTX/HDにも対応する。 構成も凝っている。低ノイズ電源を採用する等。
● 梱包
梱包は白い紙箱に入る。おなじみのデザインだ。
表はD-6Sのイラスト入り。中に黒の緩衝材が有り、本体や付属品が収められている。本体はさらに袋に収められてる。中英日文のマニュアルや検査証も同梱される。マニュアルが日本語対応となっている。
■ 外観と内容
特長を解説する。
■ 外観
SMSLでは新系統のデザインとなる。
前面は液晶上部が上に飛び出すデザインだ。これは今年発売されたDACのDOシリーズが採用しているデザインと似ている。D-6Sは上端に飛び出ているような形状であり、DOシリーズのように上端が切り取られたようなデザインではない。
大きさは幅150㎜。奥行きは128㎜。高さは42㎜で薄め。床面積はCDケースより幅がやや大きい。 同社DO100とほぼ同寸で重さもほぼ同じだ。
筐体はアルミ合金。全体の重量は600Kg。
日本オーディオ協会(JAS)のハイレゾ認証を取得している。
■ 前面
表示部とボタン兼用ノブを備える。
ノブは回転式でキーも兼用する。回転ノブは音量操作とメニュー操作が可能。
表示パネルにはスタンバイランプと赤外線受光部がある。表示部はセグメント部とMQA、DSDのインジケーターだ。
ノブは長押しで電源起動。d6sと表示される。音量は回転。短押しでメニュー、回転で選択。
表示項目は音量 ソースの規格ランプ(DSMQA)
メニューからはソース(USB、光、同軸、Blutetooth、)
PCMフィルター7種を設定可能。DPLLの設定、明度は8段階設定が可能。USB1.0と2.0モードの選択。
DACとプリモード切り替えは持たない。
リモコン:付属
■ 内部、機能
DACはESS製。またDoP64とネイティブDSD512、PCM32bit/768kHzまでをサポートする第3世代のXMOSを搭載。
● DAC部
DACは、ESSの高級機であるES9038Q2Mを搭載。SABRE 2M DAC シリーズの旗艦機だ。D/A 変換機能には ESS の独自技術の HyperstreamⅡを新たに採用する。対応ビットレートや周波数は広めで最大でPCM768kHz、DSD512にも対応する。
第3世代XMOSを搭載。DoP64とネイティブDSD512に対応、PCMは32bit/768kHzまで対応、同軸と光はDOP64に対応
そしてMQA、MQA-CDのデコードも対応する。
MQAデコーダー:USB /光/同軸/
MQACDデコーダー:/光/同軸/
・ サンプルレート
USB/サンプルレート:32bit、44.1~768kHz Dop256
光/同軸入力サンプリングレート:44.1~24bit 32~192kHz、Dop64
■ 無線
無線:クアルコムのBluetoothチップを採用。
対応:LDAC 24bit/96kHz、APTX/HD、SBC、AAC
■ 背面、電源など。
入力端子にUSB/光ファイバ/同軸/Bluetooth/
出力端子にRCAとXLRを備える。端子は金メッキ。
電源:3ピン端子。
部品では複数の低ノイズスイッチング電源回路を使用する。
■ その他 スペックなど
色: 黒
・スペック
入力:USB /オプティカル/同軸/ Bluetooth
消費電力:15W
スタンバイ電力:0.5W
容積:幅150㎜×奥行き128㎜×高さ42㎜
重量:590kg
■ 感想

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Dシリーズからコンパクトで価格を抑えたモデルが登場しました。。
ESSのDACのサウンドを手に入れやすい。そして入出力も豊富で扱いやすいモデルになりました。

■ 購入用リンク
現在の所、amazonと楽天に取り扱い有り。
・通販各社リンク
楽天とAmazonは入荷。YAHOOは入荷待ち。
・AMAZON

S.M.S.L D-6s MQA MQA-CD ES9039Q2M Bluetoothデコーダー XU316 D6s DAC リモコン付き
■ 記事について
• 注意点
■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。最近は高級機が増加している。
■ 更新情報
2024年6月1日 作成
■ 参考SNS
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■ 関連、参考サイト
公式SNS:https://facebook.com/S.M.S.LOfficiaI/
ESS AUDIO DAC: https://www.esstech.com/products-overview/digital-to-analog-converters/sabre-audiophile-dacs/
https://www.esstech.com/wp-content/uploads/2022/10/ES9039MPRO_ES9039PRO_v0.2.1.pdf
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