S.M.S.L 社から新型DAC「DS100」が登場した。
今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。
■ DS100とは
S.M.S.L 社の新型。SMSLらしいコンパクトな高性能機だ。日本では2022年4月20日に発売された。価格は89.99$。
DACとヘッドフォンアンプを持つ。プリアンプ機能は非搭載。
同社では新系統の製品だ。特徴は小型でも定番の入出力を備えており、そして高性能だ。
サーラスロジックのDACに加えてXMOSも搭載。デジタルは光と同軸、USB入力。性能と対応力は高くてMQAもサポートする。
無線入力やリモコンは非搭載で価格を抑えている。
■ 特長と性能
同社では初級~中級機。液晶画面非採用機で買いやすい機種だが、性能は高い。
デザインはシンプル。現実で扱いやすいデザインだ。
ノブでの操作が可能だ。 小型だが定番の入出力を備えており、コンパクトなオーディオ環境の構築や音質を重視できるモデルとなった。また価格が抑えられている。
● 梱包
梱包は白い紙箱に入る。表はDS100のイラスト入り。中に緩衝材が有り、本体や付属品が収まる。本体はさらに白い袋に包まれる。中英日文のカラー印刷されたマニュアルや検査証も同梱される。
マニュアルが日本語なのが親切だ。
■ 外観と内容
外見はシンプルなデザイン。 前面にはスイッチは廃されている。音量調整と各種切り替えにはノブを使う。 リモコン操作は省いてサイズや価格を抑えている。
本体はアルミシャーシでCNC加工。
大きさは同社では小さいクラスに属する。幅が101㎜、奥行きは89㎜で、床面積はCDケースの2/3くらいだ。高さも30㎜で薄い。
本体上面にはハイレゾ認証のシールが貼られている。なお公式サイトの製品画像には貼られていない。底面は4つのインシュレーターが付く。
重量は180gでとても軽い。同社デスクトップのDACでは最軽量だ。
● 前面部
前面は表示パネルとタッチボタンのみ、そして下段にMQAの表示灯と赤外線受信部が埋め込まれる。表示パネルはフラットではなく、一段飛び出しているのが個性になっている。
ノブは入力切替を兼用する。長押しで出力を選択する。ラインとヘッドフォン出力を切り替え。 短押しでソース切り替えとなり、USB,同軸、光を切り替える。
音量調整やソース切り替えにはノブを使う。
起動時には電源ランプが点灯。そして表示灯でソース表示が可能。項目は入力(USB,BT,光、同軸)。MQA、ヘッドフォン出力。MQAの表示灯は三色(RGB)表示が可能で、MQAの再生状態、転送状態を表示する。
電源のオンオフスイッチは無い。バスパワーであり、PCやTV等との連携が想定されているのだろう。なお音量はメモリーされている。
・出力について
出力は6.35mmアンバランス、4.4mmバランスヘッドフォン出力付き。金メッキされている。注意点は3.5㎜端子は持たない。6.35㎜から変換すると良いだろう。
音量調整は分かりにくい。ノブは無限に回転するからだ。また音量調整時には各ランプが音量レベル表示に使用されるがこちらも段階が大きすぎる。
■ 内部、デジタル部
DACは、Cirrus Logic の最新オーディオ デコーダ チップ CS43131。
デジタル入力は最大768kHzのPCM入力とDSD256入力に対応。
SMSLでは採用例が少ないチップだ。記録を調べたが、アンプ『AL200』やキューブ型アンプM300SEが採用している。
USB受信部は第3世代となる「XMOS XU306」を搭載した。DoPとDSDネイディブ再生に対応。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートとDSDに対応する。
MQAとMQA-CDにも対応している。
・サンプルレート
USB/サンプルレート:1~32bit、44.1~768kHz / DSD 2.8224~22.5792MHz /DoP256
光/同軸入力サンプリングレート:24bit 44.1~192kHz、FoP64
・クロック :オーディオ専用クロック処理回路使用。
・アンプ: 不明
■ 背面
端子部は金メッキされている。
出力; RCA
入力: USB(TypeC) / Optical / Coaxial /
・USB入力対応: Windows7/8/8.1/10/11(ドライバが必要)、Mac 0S X10.6+、Linux(ドライバレス)、Android、i0s
● 無線 ;非搭載
● 電源: 電源部はUSBからのバスパワーで動作する。端子はタイプC
消費電力は1W以下でとても優秀だ。
消費電力:1W スタンバイ電力:0.1W
■ その他 スペック
色: 黒
重量:180g
付属品:USB-C - USB-A ケーブル、ユーザー マニュアル (英語と中国語)、および保証書
■ 感想
小型ながら人気が高い端子や無線機能を持ち、電源もバスパワーで実用性が高い。また高音質部品も採用して実力も高い。
価格も抑えられており、魅力があるモデルになっています。
ヘッドフォン出力やノブも備えており、実用性は高い。ただし音量調整がしにくい等、若干使いにくいところも見えました。あまり音量を変えない状況に向いているかもしれません。
■ 購入用リンク
販売ショップは少ない。Amazonに取り扱いがあり。
楽天、Yahooショッピングは入荷待ち。
・Amazon
S.M.S.L DS100 USB MQA DAC CS43131 チップ搭載 6.35mm & 4.4mm ヘッドホンアンプ MQA MQA-CD XMOS XU-316 32bit/768kHz DSD256 USB/光/同軸入力 オーディオ D/Aコンバーター Mini USB DAC
・通販各社リンク
[入荷待ち]
■ 注意事項 ・ウェブサイトのご利用条件
* 文章を読みやすくするため、敬称は略させて頂いている場合があります。
■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売されて、日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。 技術指向で尖ったモデルが多い。また綺麗なデザインを採用する。
■ 更新情報
2024年5月31日 作成
■ 参考動画
・ファン動画 開梱。
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