
SHONAN wind - How do you like wednesday? / MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)
テレビが斜陽の時代を迎えている。
そして先にほぼ終焉を迎えているのが、ワンセグTVだ。
今回は、ワンセグと対応テレビの歴史を紹介する。
■ ワンセグとは

Giant TV / kalleboo
ワンセグは、日本の地上デジタル放送の携帯機器向けサービス。
正式名称は携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスで、ワンセグは愛称。日本の独自規格だ。
ワンセグは、地上波TV放送の電波を携帯TVなど向けに簡略化した放送。
原理:地上テレビの周波数は6Mhzを13セグメントに分割している。そのうちの一つを利用する。解像度はQVGA、320×240/320×180となる。
TV放送のデジタル化を利用した規格だ。画質は落ちるが安定した受信を行う。そしてデータ放送や字幕など便利な機能が使えるのが強みだ。
■ ワンセグの歴史とTVの終焉

Japanese 1seg phones / James Nash (aka Cirrus)
ワンセグ放送対応機器は、現在は残念ながら人気が減っている。2011年頃がワンセグの人気はピークだった。理由だが、ワンセグ放送は当初無料と言われていた。だが2109年の最高裁の決定で、NHK受信料が必要の判断が出た。有料を嫌い、その後は携帯やスマートフォンも搭載が減少していく。
そしてスマートフォンの普及に合わせて、媒体ではネット動画配信やVODが普及。テレビ離れが進み、ワンセグ受信機の売り上げも減少した。
■ ワンセグテレビは死に体に

[画像]ワンセグが利用可能なドコモらくらくスマートフォン F-03K
携帯可能な小型ワンセグテレビは、ほぼ絶滅に近い状態だ。
近年では新型スマートフォンでワンセグ搭載機は壊滅状態に近い。搭載機だが、シニア向けのドコモらくらくスマートフォンくらいだ。また大手メーカーからの小型テレビも販売は減少していった。現在、目立つのはパナソニックのフルセグ対応プライベートビエラだけだ。

新型ガラケーではワンセグが廃止された。2022年9月に京セラのDEGNO4がワンセグや赤外線機能を廃止した。2022年11月にシャープの簡単携帯11がワンセグや赤外線機能を廃止した。ともに前モデルはワンセグを搭載していた。
■ そして終焉へ

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ワンセグは、現在使われている規格だが今は人気が無い。日本の独自規格で、利便性も高いのだが惜しいことだ。
今振り返ると、ワンセグのピーク時はスマートフォンの普及開始と重なっていた。
すでにコンテンツとして弱くなり始めていた地上波TVだが、ネット視聴が普及する中で受信料を取ろうとしたのが致命傷だった。有料を嫌ったユーザーが更にネットに移動、ネット動画や配信に依存した。
そして地上波TV自体がオワコンとなった。
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2023年11月10日 DSテレビ記事から分離
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