S.M.S.Lの上級DACに新型「DO300EX」が登場した。
今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介する。
■ 「DO300EX」とは
SMSLの新型DACが「DO300EX」だ。プリアンプモードや同社高級DACでは珍しいヘッドフォンアンプも備えている。2023年8月に日本でも発売された。
DO300EXは同社DOシリーズの上位機となる。DO300の後継機だ。
特徴は高性能かつ多機能。ハイレゾのデコード、無線やバランス入力にも対応する。AKMのフラッグシップDACチップを搭載する。
DO300と型番は似ているが、デザインは一新された。価格はDO300の549$と比べて、DO300EXが直営店で米469$となり値下がりしている。
● DOシリーズについて
DOシリーズで最初に登場したDO200は、Aoshidaaudio(ASD)とのコラボモデルだった。だがAO300以降は、コラボの記述は無くて関係は不明だ。
■ DO300の特長と性能
SMSLらしい技術指向、新型部品を採用するモデルがDO300EXだ。そしてコストパフォーマンスに優れている。
MQAやMQA-CD、DSD等の上級コーデックに対応。入出力は豊富で、無線にも対応しておりLDACやAPTX/HDにも対応する。 構成も凝っている。自社開発のクロック処理回路を採用する等。
● 梱包
梱包は、白い紙箱に入る。表はDO300EXのイラスト入り。中に緩衝材が有り、本体や付属品が収められている。本体はさらに袋に収められてる。中英日文のマニュアルや検査証も同梱される。マニュアルが日本語対応となっている。
■ 外観と内容
DO300EXの機能や部品を解説する。
外観:
新系統で個性のあるデザインだ。「フロートウィンドウ」と呼ぶデザインを採用。液晶パネルの左上部分が奥まった、液晶パネルが飛び出しているようにも見える。また液晶パネルの上部分依SMSLのロゴが入るのも新しいデザインだ。、
大きさは幅222㎜でハーフコンポサイズに近い。高さも39㎜で薄め。奥行きは207㎜。SMSLでは大きめのサイズだ。
外観はD400シリーズに近づいた。液晶が左、ノブがセンターに配置されるデザインとなった。また同時期発売のDO400と同じデザインだ。筐体はアルミ合金。全体の重量は1.54㎏あり、SMSLのDACとしては重めだ。
日本オーディオ協会(JAS)のハイレゾ認証を取得している。
前面:ディスプレイとボタン兼用ノブを備える。
ノブは同社では珍しい溝があるデザインで「ビンテージスタイルノブ」と呼ばれる。機能は回転式でキーも兼用する。回転ノブは音量操作とメニュー操作が可能。
表示部には強化ガラスを採用。パネルは古ラミネートのIPSカラー液晶だ。
表示項目は音量、ソース・ビットや周波数、デジタルソースの規格アイコン(MQA、DSD,USB,光、同軸,Bluetooth、MQA)。出力端子と正/逆相の表示。
メニューからはPCMサウンド・フィルター7種、DSDフィルターは2種、サウンドカラー4種を設定可能。、表示ではディマーは5~60秒。明度は6段階設定が可能。音量可変と固定のプリモードを利用可能。
ヘッドフォンゲインが高低の2種。
DO400の特長が同社高級DACでは珍しい。ヘッドフォンアンプの搭載だ。前面部に4.4mm+6.35㎜ヘッドフォン端子を備えている。
リモコン:付属
・内部、機能
DAC:本機の注目点がDACだ。
AKMの新フラッグシップDACチップであるAK4499EXを2基、そしてAK4191を1基。合計3基のDACを搭載する。 先行したD300EXと同様の構成だ。
デュアルモノラル設計で、チャンネルごとに1つのAK4499EXを使用する。VELVET SOUND /VERITATM AK4499EXは世界最高クラスのノイズ特性と THD 特性を誇る。新開発の「DWA ROUTING テクノロジー」 により、製造プロセス起因のノイズを抑制しており、世界最高クラスのアナログ特性 (S/N: 135dB per channel / THD: -124dB) を実現した。
そしてAK4191は、デジタルフィルターとΔΣモジュレーターを担う。AK4191に搭載した新機能「非同期動作モード」により、デジタル部とアナログ部のクロックを完全に分離することが可能となって低ジッタで高精度な D/A 変換を実現する。
これら二つの製品を使用することで、デジタルとアナログの完全セパレート構成を容易に構成できる。 なおDACチップ自体は超ハイレゾ音源(PCM 1536kHz, 64bit; DSD 44.8MHz) の再生に対応しているが、本機では制限されている。
PCM I/F, 対応ビットレートや周波数は広めで、最大PCM768kHz、DSD512にも対応する。
USB受信部は、第3世代となる「XMOS XU306」を搭載して最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートとDSD512に対応する。またMQAのデコードも対応。
MQAデコーダー:USB /光/同軸/
MQACDデコーダー:USB /光/同軸/
USB受信部は第3世代となる「XMOS XU306」を搭載した。DoPとDSDネイディブ再生に対応。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートとDSDに対応する。
・ サンプルレート
USB/サンプルレート:32bit、44.1~768kHz DSD:2.8224-22.5792MHz(1bit)
光/同軸入力サンプリングレート:24bit 44.1~192kHz、
・アンプチップ
TPA6120A2を採用。
・『優れたDACとヘッドホンアンプ 』
QCC5125 BluetoothチップとTPA6120A2ヘッドホンアンプチップを採用し、低消費電力化のために電力効率を向上させながら、低ノイズ電力処理を内蔵してる。
・無線機能
無線:クアルコムのハイエンドBluetoothチップを採用。
対応:LDAC 24bit/96kHz、APTX/HD、SBC、AAC
・背面、電源など。
背面:入力端子にUSB/光/同軸/Bluetooth/I2S。出力にRCAとXLRと4.4mm+6.35ヘッドフォンジャックを備える。端子は金メッキ。背面端子に小型アンテナの接続も可能。
電源:3ピン端子で主電源スイッチも装備する。
電源部にはSMSL製の低ノイズ電源ユニットが採用されている。
色: 黒
・スペック
入力:入力:USB /オプティカル/同軸/ Bluetooth / 12S / AES /
消費電力:20W
スタンバイ電力:0.5W
容積:幅 222㎜×奥行き207㎜×高さ39㎜
重量:1.54kg
● お勧めポイント
• 堅実なデザイン
• 多彩な入力。無線も対応する。
• 高音質コーデックに対応。
• リモコンも付属。
X 弱点や気になる所
• コンセント部分は海外仕様なので、変換アダプターが必要。(販売店や個体により違う可能性あり)
• 箱潰れのコメントをAmazonで見かける。兄弟機のDO400ではYOUTUBEの海外動画で箱がつぶれており、取り扱いが怪しい。
■ 感想
旗艦機からの技術や部品を上手く組み込んで、DO300EXは性能が高くても価格は抑えられました。
またヘッドフォンアンプを持っており、統合アンプとしても魅力がある。
旗艦DACのサウンドを手に入れやすい。そして入出力も豊富で扱いやすいモデルになりました。
■ 購入用リンク
現在の所、amazon,,Yahoo,楽天に取り扱い有り。
・AMAZON
AOSHIDAが参加するページ
➤ DO300EX
・通販リンク
Amazon、YAHOO、楽天
■ アンプ AO300
300のDAC&パワーアンプ。DO300EXとデザインやサイズが揃う。
・Amazon
[入荷待ち]
・通販リンク
[入荷待ち]
■ 周辺機器
使う時に便利な用品
■ ケーブル
◢・SMSL w6 Audiophilesオーディオ単一クリスタル銅RCAケーブル1ペア
SMSL社のコンポであるパンダシリーズ用に作られたケーブル。オヤイデを使用している。
■ 記事について
• 注意点
■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。最近は高級機が増加している。
■ 更新情報
2024年1月22日 404リンクを差し替え Yahoo,楽天入荷、リンクを追加。
2023年9月27日 作成
■ 参考SNS
■ 関連動画
・ファンの使用動画
■ 関連、参考サイト
公式SNS:https://facebook.com/S.M.S.LOfficiaI/
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