SMSLの新型アンプ『AL200』~ ヘッドフォンアンプとDACも搭載した多機能機。特長と購入リンク。

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 S.M.S.Lから新型アンプ『AL200』が登場した。

今回は『AL200』の特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介する。

■ アンプ AL200とは


 

S.M.S.L 社の新型フルデジタル・パワーアンプ。DACとヘッドフォンアンプも搭載している。6月に日本発売された。目立つのは、インフォニオンの新型チップを採用している。

同社では中級機となった。特徴はD級アンプ。単体で多くの機器に対応する多機能機で統合型アンプだ。。さらに無線入力にも対応する。

別カテゴリーの同時発売機はない。また200番台のアンプやDAC等で類似した形状のモデルは無いため、AL200は独立した機種となって居rく。


 ● 用途

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多彩な接続方式に対応する。 無線入力やリモコン操作が利用可能で、AV機器や携帯端末との接続などに向く。


■ 特長と性能


パワーアンプとしては出力は高い。そして機能ではヘッドフォン出力や、USB入力。そして無線入力を備えて対応力は高い。回転ノブ等の音量調節は実用性重視。そして液晶画面とリモコンを備えており、据え置き用途に絞り込んだモデルだ。

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■ 梱包

梱包はまずまずキレイだ。 白い紙箱。AL200のイラスト入り。
内部は、くり抜かれたスポンジに本体や付属物が収まる。




■ 外観と内容

スペックや基本部分はSMSLが3月に発売したA300に似ている。だがDACを摘んだり、操作系が整理されるなど雰囲気は大分異なる。AL200はデザインが整理されながらも多機能だ。

● 外観

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外観は、かなり綺麗だ。前面は表示画面が小さくてシンプル。横方向に筐体がデザインで高級感がある。

シンプルなデザインは同社では新系統のデザインだ。前面部が傾斜した台形の独特な筐体を持つ。
前面は白色の液晶パネルとノブ、ヘッドフォン出力のみとシンプルなデザイン。筐体はアルミのCNC加工。

本体サイズは高さ41mm×幅210mm×奥行き198mm。同社製品では大きめで、ハーフコンポサイズだ。底面には4つのゴム足を備える。



● 前面

前面は表示パネルを装備。セグメント部は大きめで見やすい。そしてソースのロゴなどが表示される見やすいデザインだ。

ヘッドフォン出力は6.35㎜のTRS.

・回転ノブ:メニューのセレクトや音量等が可能だ。
押しでメニュー。回転で選択。長押しでメニュー終了。

音量はデジタルで60段階。JRCのNJW1194を採用した。


・表示:入力はセグメントで略称表示される。項目はライン、Bluetooth。USB。同軸と光。出力はヘッドフォンとライン。

ボタンは電源、メニュー、入力の3個。ノブと組み合わせて設定や入力切替などを行う。リモコンでの操作も可能。

設定項目は、イコライザーが7種用意される。SMSL SDBの特許取得済みサウンドエフェクトもあり。また高低音がそれぞれ独立して、調整可能。明度も3段階で調整が可能。 ステレオとBTLモードの切り替えが可能。

・リモコン
リモコンが付属。単三電池を2本使う、やや大きめのリモコンだ。
本体よりボタンが多いため、操作や設定はリモコン主体となる。十字キーでの移動、そして入力切替、電源操作やミュートも独立ボタンで可能だ。



● 内部

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 最新のパワーICやDACが搭載された。

・アンプ部
ドイツInfineon社から、今年2月に発売されたばかりのMA5332MS。Class-Dオーディオ・アンプICる。高集積ながら低発熱。出力も大きいのが特徴だ。ヒートシンクの削減に貢献している。また保護回路も多く備える。加えて新しい内部ロジックにてクリックやポップノイズを抑制する。MA5332MSは、SMSLでは3月に発売された「C200」が搭載している。

インフィニオンはドイツ大手のシーメンスから分離した会社。インフィニオンはMerus Audio社を買収しており、エネルギー効率に優れた統合オーディオアンプソリューションの実績を生かして、最先端のクラスDアンプを提供できるようになった。

・DAC
Cirrus Logic の最新オーディオ デコーダ チップ CS43131を搭載する。MQAのフルデコード、MQA-CDにも対応した。 XMOSは第3世代XMOS XU-316、PCMは最大32bit/768kHzまでサポート、DSDは最大DSD256までサポートする。



● 背面、機能

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入出力は5系統と多めだ。RCAと光、同軸。PC用がUSBタイプC。無線がBlutooth。

出力は165WX2(4Ω)、85WX2(8Ω)。なお端子は全て金メッキされている。


・USB:タイプC端子を採用した。

・Bluetooth: バージョン5.0。背面には小型アンテナの背面端子を持つ。こちらも説明書やカタログに詳しい解説が無く、対応形式が不明だ。SBCのみに対応しているようだ。

・電源:電源は背面に3ピン端子が用意された。電源スイッチは省かれている。機能では過熱、過電流などに対する保護回路を持つ。


色: 黒


● お勧めポイント

 ・ 多機能。
 ・ DAC搭載。
 ・ USBや無線にも対応可能。
 ・ ヘッドフォン端子装備。
 ・ リモコンが付属。電源操作や入力ソースの切り替えが簡単。

 ● 弱点

 ・ 一部の細かい仕様が公開されてない。Bluetoothの対応形式など。




 ■ 感想

新系統の綺麗な外観。だが多機能で好感が持てました。

SMSLらしい、技術指向でデザイン優先の機種だ。だがAL200では無線対応やDACも装備するなど用途も広い。また新部品の採用にどん欲だ。インフォニオンやサーラスロジックの新チップを搭載している。

AV用途にアンプを組みたい方。リモコン操作が主体の場合に向いているモデルだ。


■ 購入用リンク


 現在の所、amazonやYAHOOに取り扱い有り。


 > Amazon
 

 > 通販サイト検索
 


■ 周辺機器


 使う時に便利な用品



■ ケーブル

  




■ 注意事項  ・ ウェブサイトのご利用条件
 

■ データ

 S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林電子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)

家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。

AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。SMSLでは、音響で新機能や規格、部品をいち早く採用する”尖った”モデルが多いのが魅力。またデザインも洗練されている。


■ 更新情報

2023年9月27日 作成


■ 参考動画

 

■ 関連、参考サイト

www.infineon.com › audio-driver-ics › powiraudio-integrated-amplifiers MA12070P - Infineon Technologies


*2 audiophonics SA300

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