S.M.S.Lの新型MQAオーディオDAC「D12」解説

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 S.M.S.L から新型MQAオーディオDACの「D12」が登場した。

今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。

■ C200とは


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S.M.S.L 社の新型MQAオーディオDAC。ヘッドフォンアンプを備えている。またプリアンプとしての利用も可能だ。 日本では2022年8月に発売された。 海外での価格は169.99$。

同社では新系統だ。特徴は小型でも高性能。ヘッドフォン端子や無線入力も搭載する。

AKMの高級DACに加えてXMOSも搭載。デジタル部はUSB入力と、ゲーム対応モードを備えるなど性能と対応力は高い、


■ 特長と性能


同社では初~中級機。DACに分類されている。液晶画面採用機では買いやすい機種で、入出力は絞られている。

ボタン類は無く、ノブやリモコンでの操作となる。コンパクトだが流行の規格や機能を備えており、オーディオへの対応力に力を入れた使いやすいモデルとなった。また価格が抑えられている。

● 梱包

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梱包は白い紙箱に入る。表は筐体のイラスト入り。中に緩衝材が有り、本体や付属品が収まる。本体はさらに白い袋に包まれる。中英文のカラー印刷されたマニュアルや検査証も同梱される。




■ 外観と内容

外見はシンプルなデザイン。 配置は同社の高級機に多い、液晶がセンターでボリュームは右配置だ。 スイッチ類は省かれており、電源や各種切り替えにはノブを使う。実用性を備えながら価格を抑えたデザインとなる。

本体はアルミシャーシで、CNC加工。
大きさは幅が139㎜、奥行きは102㎜でCDケースに近い。高さは33㎜で薄めだ。

 ● 前面部

前面はヘッドフォン端子6.35㎜とファンクションノブを備える。画面部にはMQAの表示灯と赤外線受信部が埋め込まれている。

ノブはスイッチも兼ねており、押すと電源がオン。D12と2秒間表示される。長押しで電源オフ。入力切替は、短押しで入力を選択。回転でボリューム変更。そのほかの設定はリモコンから行う。

画面はセグメント表示だ。音量やソース表示が可能。
表示項目は入力(USB,BT)切り替え、DSDレートの表示(例 DSD64=64)。設定項目ではPCMフィルターは6種。DPLL設定。度は6段階。

MQAの表示灯は三色(RGB)表示が可能で、MQAの再生状態、転送状態を表示する。

新型SMSLリモコンが付属する。現行FireTVのリモコンに似た形状やボタン配置だ。


 
■ 内部、デジタル部

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 DACはAKM製。またDoP64とネイティブDSD512、PCM32bit/768kHzまでをサポートする第3世代のXMOSを搭載。さらにMQAデコードにも対応する。

内部は、黒いボードに部品が整然と並んでいる。基板構成は美しい。


 ● DAC部

DACは、旭化成の高級DACであるAK4493Sを搭載。AK449Sは2022年に発売された32ビット2chの高級DAC。AK4493の後継で、再設計された。低消費電力化と高音質化されている。VELVETSOUND™ テクノロジーを採用。OSR-Doubler 技術により広い信号帯域・低帯域外ノイズ特性と低消費電力を両立した。また6種類のサウンドカラー (32-bit デジタル フィルター) を内蔵する。デジタル入力は最大 768kHz の PCM 入力と DSD512 入力に対応。

SMSLでは採用例が少ないチップだ。サンスクリットや最近発売されたC100、TOPPINGの小型DAC&ヘッドフォンアンプのDX1や小型DACで人気のE30に採用されている。

USB受信部は第3世代となる「XMOS XU306」を搭載した。DoPとDSDネイディブ再生に対応。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートとDSDに対応する。

・サンプルレート USB:1~32bit、44.1~768kHz  / DSD Native512


・ふたつのUSBモード。USB1.1 / USB2.0に対応

ゲーム機への対応力が強化されている。
USB1.1モードではすべてのUSB機器をドライバーレスで接続可能。XBOX、SWITCH、PS4、PS5等に対応する。
24bit/96kHzまで対応

USB2.0モード:USB2.0はWINシステムでドライバが必要です。高サンプリングレートが使用可能。

USBの互換性;Windows 7 & above, Mac OS X 10.6 & above, Linux, Android, iOS. Sony PS5(UAC 1.0), Nintendo Switch(UAC 1.0).




■ 背面

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背面の出力はRCAを装備する。RCA端子は金メッキされている。
デジタル部はUSBとBT。そして電源用USB端子だ。

USBはタイプCが採用されており、コンパクトで取り扱いやすい。また端子間に余裕がある。

そしてUSBのモード切替セレクターを備える。


 ● 無線

Blutoothを搭載。だが対応コーデックは公式サイトやマニュアルにも記載されていない。


 ● 電源

電源部はUSBからのバスパワーで動作する。電源端子にはUSBType-Cが採用されている。


色: 黒

消費電力:10W
スタンバイ電力:0.5W
重量:355g



● お勧めポイント

• コンパクトで高性能。価格控えめ
• 無線入力対応
• MQA対応
• USB1.0モードを備えて、ゲーム機への対応力が高い。
• リモコン付属
• バスパワー駆動

 X 弱点や気になる所

• ヘッドフォンアンプの仕様部品などが不明。
• Blutoothの対応規格が不明。
• 操作はリモコンが主体。




 ■ 感想

コンパクトだが高性能で実用性が高い。また高音質部品も採用して実力も高い。
価格も抑えられており、魅力があるモデルになっています。


これから人気が出そうなモデルです。

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■ 購入用リンク


販売ショップは少ない。Amazonに取り扱いがあり。

・Amazon

 SMSLとコラボモデルも作っているAOSHIDAが参加しているページ。




・通販リンク

 入荷待ち Yahoo,楽天ショップ


■ 周辺機器


 使う時に便利な用品


■ ケーブル

◢・SMSL w6 Audiophilesオーディオ単一クリスタル銅RCAケーブル1ペア

 SMSL社のコンポであるパンダシリーズ用に作られたケーブル。オヤイデを使用している。







 ■ 注意事項 ・ウェブサイトのご利用条件
 
  * 文章を読みやすくするため、敬称は略させて頂いている場合があります。


■ データ

 S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)

 家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売されて、日本でも販売。

AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。 技術指向で尖ったモデルが多い。また綺麗なデザインを採用する。


■ 更新情報

2023年3月4日 作成

■ 参考動画

・ファン動画





■ 関連、参考サイト

品情報 オーディオ コンポーネント オーディオ D/A コンバーター AK4493SEQ
https://www.akm.com/jp/ja/products/audio/audio-dac/ak4493seq/

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