
S.M.S.Lから新型ミニデスクトップ機でDAC「SU-6」と、ヘッドフォンアンプアンプの「SH-6」が登場した。
今回は両機の特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。
■ DAC「SU-6」とヘッドフォンアンプ「SH-6」とは
S.M.S.L 社の新型オーディオDACがSU-6、ヘッドフォンアンプが「SH-6」。日本では2021年の11月に発売された。
両機はデザインが揃えられて、組み合わせられる。
両機はSHとSUシリーズの末っ子として登場した。
SU-6は同社SUシリーズの高級機のSU-8s、SU-9、SU-9nに次いで発売。SH-6は同社SHシリーズの高級機SH-8s、SH-9に次いで発売された。

DAC「SU-6」の特徴は抑え気味の価格でアンバランス出力とBluetoothを搭載。そして高級DACを搭載する。

ヘッドフォンアンプ「SH-6」は高性能機で低歪を実現した。
■ 特長と性能
同社で「SU-6」と「SH-6」は新型であり、性能は高めだ。
上位機からバランス入出力や回路等を省いて、価格が抑えられている。
スペックや形状、構成は同社の「SU-8」「SH-8」に似ており、端子が削減されている。
■ 外観と内容
両機の特長を紹介する。
■ DAC 「SU-6」

SU-6の外見は、上位機SU-8に似た外観。薄くなり回転ノブが省かれた雰囲気だ。
本体はアルミシャーシで、CNC加工。
専有面積はCDケースくらいだ。大きさは幅が140㎜。奥行きは105㎜、高さは41㎜で薄めだ。
底面は足が4点タイプ。
● 梱包
全体の梱包は丁寧だ。質感は高い。
梱包は、白い紙箱に入る。表はSU-6のイラスト入り。中に緩衝材が有り、蓋つき。本体や付属品が収められている。本体はさらにCPEバッグ(ポリエチレン)に収められてる。検査証も同梱される。付属品はUSB Typecケーブル、BT用アンテナ、電源コード、リモコン。
● 前面

SU-6の前面はシンプル。ディスプレイとリモコン受光部、そしてボタンだ。
強化ガラスで保護された表示画面を備える。項目はソース(USB,光、同軸、Bluetooth)と音量、デジタルソースの規格アイコン(DSD)。
メニューからはPCMサウンド・フィルター7種、DPLL設定。表示で5段階の明度調整あり。
本体操作はタッチボタンで可能だ。短押しで入力切替、長押しで電源のオンオフ。
リモコンも付属しており、各種操作が容易になっている。

● 内部

・DAC部
DACは、ESSの旗艦DACであるES9038Q2Mを搭載。D/A 変換機能には ESS の独自技術の HyperstreamⅡを新たに採用する。対応ビットレートや周波数は広めで最大でPCM768kHz、DSD512にも対応する。

USB受信部は第2世代XMOSを搭載して最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートとDoP256、DSD512に対応する。
オペアンプはTI社のOPA1612を使用。
・サンプルレート
USB/サンプルレート:1、16-32bit、44.1~768kHz DSD最大サポート:DSD512
光/同軸入力サンプリングレート:1、16~24bit 44.1~192kHz、DSD64(DoP)
・Bluetooth

BluetoothはクアルコムのBluetooth 5.0レシーバを採用。高音質コーデックに対応。LDACやaptX-HDをサポート。
背面端子に小型アンテナの接続も可能。
● 背面、電源、スペック

背面は入力端子にUSB/光ファイバ/同軸/Bluetooth。出力にRCAを備える。
仕様:
入力:USB /オプティカル/同軸/ Bluetooth
出力:RCA
THD + N:0.0001%(-120dB)
ダイナミックレンジ:RCA 125dB
・電源部:アナログ回路用の内蔵ディスクリートコンポーネントリニア電源と複数の低ノイズ電源。
電源は背面端子から供給可能。電源スイッチ装備。
色: 黒、銀

■ ヘッドフォンアンプ「SH-6」

SH-8Sの外見は、先行したSH-8Sを受けつぐデザインだ。
同社の黒筐体系アンプに採用されるデザインを混ぜたような外観で、回転ボリュームやトグルスイッチを使った堅実なデザイン。

本体はアルミシャーシで、CNC加工。
専有面積はCDケースくらいだ。大きさは幅が140㎜。奥行きは115㎜、高さは28㎜で薄めだ。
天板にはハイレゾロゴが入る。裏面は4点のゴム足。
● 梱包
全体の梱包は丁寧だ。質感は高い。
梱包は、白い紙箱に入る。表はSU-6のイラスト入り。中に緩衝材が有り、蓋つき。本体や付属品が収められている。本体はさらにCPEバッグ(ポリエチレン)に収められてる。検査証も同梱される。付属品はアース付きの電源コード
● 前面~内部

前面は2つのトグル・スイッチと回転ノブを備える。
スイッチは2つ。プリとヘッドフォンアンプモード、ゲイン(High,Low)。ヘッドフォン端子は6.35mmを採用。
回転ノブは、同社では珍しくしっかり溝が入っている。堅実なつくりだ。

回路の基本構成は同社のSH-9に似ている。
SMSL独自の高精度線形フィードバック回路(PFLC)を利用する。またポップノイズ対策の回路やリレーを採用。

● 背面、スペック

入出力はRCA入力、出力はRCAプリアウトを装備。 グランド端子も装備されている。
電源スイッチも装備。
色: 黒
入力:アンバランス*1
出力:アンバランス*1、6.35mm*1
出力電力:2.6Wx2(16Ω)、1.33Wx2(32Ω)
消費電力:30W
スタンバイ電力:0.1W
容積:幅140×奥行き115×28mm
重量:0.38kg
● お勧めポイント
• コンパクトで高性能。
DAC[SU6]
• 操作ノブとボタンを装備、リモコンにも対応
• 入出力が多い、無線で高音質コーデックも対応
X 弱点や気になる所
■ 感想
先行した上位機より価格を抑えて、デザインも堅実なモデルになっている。
コンパクトで軽量、そしてハイレゾ対応で無線に対応する等。実用性が高くて魅力があるモデルになっています。

■ 購入用リンク
まだ販売店は少ない。Amazonで取扱店あり。
■ DAC SU-6
・Amazon
■ ヘッドフォンアンプ SH-6
・Amazon
■ 周辺機器
使う時に便利な用品
■ ケーブル
◢・SMSL w6 Audiophilesオーディオ単一クリスタル銅RCAケーブル1ペア
SMSL社のコンポであるパンダシリーズ用に作られたケーブル。オヤイデを使用している。
■ 注意事項 ・ウェブサイトのご利用条件
* 文章を読みやすくするため、敬称は略させて頂いている場合があります。
■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売されて、日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。 技術指向で尖ったモデルが多い。また綺麗なデザインを採用する。
■ 更新情報
2022年2月10日 作成
■ 参考動画
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