S.M.S.LのDAC「DO200」「 DO200 MKⅡ」の特長解説

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 S.M.S.Lの上級DACが「DO200」。

今回は特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介する。

■ 「DO200」と「 DO200 MKⅡ」とは


SMSLの新型DACが「DO200」だ。
同社の高級機で、特徴は高性能かつ多機能。ハイレゾのデコード、無線やバランス入力にも対応する。

Aoshidaaudio(ASD)とのコラボモデルだ。シリーズ第一弾はヘッドフォンアンプ「AO200」。そして第2弾がDACの「DO200」となる。日本でDO200は10月に入荷した。

Aoshidaaudioは、中国でオーディオ製品を取り扱うECプラットフォーム。ざっくりいうと通販サイトだ。中国の人気ブランドであるTOPPINGやMUSICIAN、Shanlingなどが扱われている。

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 ■  DO200 MKⅡ

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2022年9月に日本でも発売された。
DO200の改良版だ。 価格はDO200の490$からMKⅡで469$となり、若干値下がりした。

主な更新点:XMOSが第3世代に更新。表示画面も新しくなった。USBからの更新オプションが付いた。

MKⅡの発売に伴い、無印DO200の販売は終了した。更新点はわずかであり、DO200から買い替えするかは悩むところだ。

■ DO200の特長と性能


 SMSLらしい技術指向、新型部品を採用するモデルがDO200だ。そしてコストパフォーマンスに優れている。
MQAやDSD等の上級コーデックに対応。入出力は豊富で、無線にも対応しておりLDACやAPTX/HDにも対応する。 構成も凝っている。低ノイズのディスクリート部品の電源を採用する等。

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 ● 梱包

梱包は、白い紙箱に入る。表はDO200のイラスト入り。中に緩衝材が有り、本体や付属品が収められている。本体はさらに袋に収められてる。中英日文のマニュアルや検査証も同梱される。マニュアルが日本語対応となっているのが目新しい。


■ 外観と内容

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外観: 今年同社が高級機に採用している、黒筐体のシンプルデザインを持つ。
大きさは幅210㎜でハーフコンポサイズ。高さも約4センチで薄め。

AO200、HO200、DO200とデザインが揃えられており、特にデジタルアンプのAO200や、同価格帯のDAC「SU-9」とはそっくりだ。

日本オーディオ協会(JAS)のハイレゾ認証を取得している。

筐体はアルミのCNC加工で、陽極酸化プロセスを施されている。
全体の重量は1.2㎏あり、DACとしては重めだ。


前面:ディスプレイとボタン兼用ノブを備える。
ノブは回転式でキーも兼用する。回転ノブは音量操作とメニュー操作が可能。

表示部には強化ガラスを採用。パネルはIPSのカラー液晶だ。表示項目は音量、ソース・ビットや周波数、デジタルソースの規格アイコン(MQA、DSD,USB,光、同軸,Bluetooth、MQA)。出力端子と正/逆相の表示。
メニューからはPCMサウンド・フィルター3種、サウンドカラー9種を設定可能。DSDフィルターも有る。DPLLの設定、表示ではディマーは5~60秒。明度は6段階設定が可能。音量可変と固定のプリモードを利用可能。

リモコン:付属。

・内部、機能

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DAC:ESSの32ビットDAC 9068ASを2基搭載。SABRE 2チャンネルオーディオファン向けのDACで、世界初のMQAハードウェアレンダリングを備えた。 対応ビットレートや周波数は広めで最大でPCM768kHz、DSD512にも対応する。7種のデジタルフィルターやDSDフィルターを備える。
USB受信部: 第2世代XMOSであるXcore200 XU216を採用。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートやDSDに対応する。

・ サンプルレート
USB/サンプルレート:1-32bit、44.1~768kHz DSD最大サポート:DSD512 
光/同軸入力サンプリングレート:16~24bit 32~192kHz、

デュアルオペアンプOPA1612を5個使用。

無線:クアルコムの最新Bluetoothチップを採用。
対応:LDAC 24bit/96kHz、APTX/HD、SBC、AAC


・背面、電源など。
背面:入力端子にUSB/光ファイバ/同軸/AES/EBU/Bluetooth/I2S。出力にRCAとXLRを備える。端子は金メッキ。背面端子に小型アンテナの接続も可能。

電源:3ピン端子で主電源スイッチも装備する。 
部品ではアナログ部回路用にディスクリートの安定化電源と複数の低ノイズ電源回路を使用する。


色: 黒

・スペック
入力:入力:USB /オプティカル/同軸/ Bluetooth / 12S / AES / EBU
消費電力:5W
スタンバイ電力:0.5W
容積:幅210㎜×奥行き170㎜×高さ40㎜
重量:1.2kg

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■ DO200 MKⅡ

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 DO200と DO200 MKⅡの基盤を見比べたが大きな変更点は無い。

 ● 主な変更点は以下の通り。

・USB受信部にXMOS XU-316が採用された。
 
・画面のデザインが変更された。シンプルで見やすくなっている。

・USBコネクタからのファームウェア更新が可能。





● お勧めポイント

 • デザインが綺麗
 • 多彩な入力。無線も対応する。
 • 高音質コーデックに対応。
 • リモコンも付属する。

 X 弱点や気になる所

 • コンセント部分は海外仕様なので、変換アダプターが必要。(販売店や個体により違う可能性あり)




 ■ 感想

SMSLの高級機として、性能が高くても価格は抑えられている。

現在のSMSLが持つ特徴や構成を、うまくまとめながら手に入れやすいモデルになりました。

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■ 購入用リンク


 現在の所、amazonに取り扱い有り。

■ DO200 MKⅡ

 ・AMAZON



・通販リンク





■ DO200 (販売終了)

・AMAZON




・通販リンク





■ アンプ HO200

 同シリーズのヘッドフォンアンプ。DO200とデザインやサイズが揃う。

・Amazon 




・通販リンク



■ 周辺機器


 使う時に便利な用品



■ ケーブル

◢・SMSL w6 Audiophilesオーディオ単一クリスタル銅RCAケーブル1ペア

 SMSL社のコンポであるパンダシリーズ用に作られたケーブル。オヤイデを使用している。







■ 記事について

  • 注意点


■ データ

S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)

家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。

AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。最近は高級機が増加している。


■ 更新情報

2023年2月21日  DO200 MKⅡを追加
2021年12月1日 作成


■ 参考SNS

■ 関連動画

・ファンの使用動画



■ 関連、参考サイト

公式SNS:https://facebook.com/S.M.S.LOfficiaI/

ESS AUDIO DAC: https://www.esstech.com/products-overview/digital-to-analog-converters/sabre-audiophile-dacs/


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