
S.M.S.Lの旗艦DACが「VMV D1se」だ。
今回は第1~第2世代となる「VMV D1Se」「VMV D1Se 2」の特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介する。
■ 「VMV D1Se」シリーズとは

DACの「VMV D1se」は初代が2021年に登場した。
同社のハイエンド機の新型で、特徴は高性能。ハイレゾのデコード、無線やバランス入力にも対応する。
SMSLの支店会社VMVブランドが冠される。 D1seは5月にリリースされて、日本では6月に入荷した。「VMV D1se」は同社製品「VMV D1」と型番は似ているが、デザインは新しくなり内容も大きく更新された。
海外で価格は719.99$

■ 第2世代 D1se 2

2023年に登場した。
内面が大きく更新されており、チップ類や回路がアップデートや追加された。
サポート形式は増加。音質も向上している。
海外で価格は719.99$。D1seと同じ。

■ VMV D1Se、VMV D1Se2の解説
D1seで各世代機の解説をする。
■ 初代 VMV D1Se

SMSLが高級シリーズを扱う「VMV」ブランドで販売される。
ハイエンド指向で作られており、設計や部品が凝っている。
● 梱包
梱包は、最近のVMVが採用している簡素な茶色い紙箱。中に緩衝材が有り、本体や付属品が収められている。本体はさらに黒い袋に収められてる。中英文のマニュアルや検査証も同梱される。
スパイクと受け皿、アンテナは別に梱包されており、自分で取り付ける仕様だ。
■ 外観と内容

■ 外観
同社が高級機に採用している、黒筐体のシンプルデザインを持つ。
大きさはToppig製品では最大だ。幅210㎜でハーフコンポサイズ。高さも約4センチで薄め。

脚部はねじ込み式の4点スパイクを使用。スパイクは前後で長さが違っており、本体前面がやや上を向く面白い仕様になっている。
筐体はアルミのCNC加工で、陽極酸化プロセスを施されている。
全体の重量は1.64㎏あり、DACとしては重量級だ。

■ 前面
ディスプレイとボタン,ノブを備える。
ボタンは2か所あり、上が入力切替。下がBluetooth用。間にリモコンの受光部。ノブは回転式で中央にボタンを持つ。ボタンは短押しでメニューと決定。長押しで電源のオンオフとメニュー終了。回転ノブは音量操作とメニュー操作が可能。
表示部には強化ガラスを採用。1.9インチのカラー液晶だ。
表示項目は音量、ソース・ビットや周波数、デジタルソースの規格アイコン(MQA、DSD,USB,光、同軸,Bluetoothm、MQA)。メニューからはPCMサウンド・フィルター7種、サウンドカラー10種を設定可能。DSDフィルターも有る。DPLLの設定、表示ではディマーは5~60秒。明度は6段階設定が可能。音量可変と固定のプリモードを利用可能。
リモコン:付属。同社の上位機につかわれるアルミ製のモデルだ。
■ 内部
DAC:ESSの旗艦である9038PROを搭載。D/A 変換機能には ESS の独自技術の HyperstreamⅡを新たに採用する。対応ビットレートや周波数は広めで最大でPCM768kHz、DSD512にも対応する。7種のデジタルフィルターやDSDフィルターを備える。MQAデコードも対応。
USB受信部: 第2世代XMOSであるXcore200 XU216を採用。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートやDSDに対応する。
・ サンプルレート
USB/サンプルレート:1-32bit、44.1~768kHz DSD最大サポート:DSD512
光/同軸入力サンプリングレート:16~24bit 32~192kHz、
・オペアンプはOPA1612を3基使用。

■ 無線機能
Bluetooth: 高音質コーデックをサポート。ただし、最近のコーデックでUATやLDAC等は非採用だ。
対応:AAC/SBC/APTX

■ 背面、電源部
背面は入力端子にUSB/光ファイバ/同軸/Bluetooth/I2S。出力にRCAとXLRを備える。端子は金メッキ。背面端子に小型アンテナの接続も可能。
電源: 3ピン端子で主電源スイッチも装備する。 部品ではトロイダル電源トランス、電源チップにはES9311を採用。そして低位相ノイズと最適化されたクロック処理回路を使用する。アナログ部回路用にディスクリートの安定化電源と複数の低ノイズ電源回路を使用する。日本製のニチコンKGシリーズフィルターコンデンサーも使用する。
色: 黒
入力:USB / BT / AES / COAX / OPT / I2S
消費電力:5W
スタンバイ電力:0.5W
容積:幅210㎜×奥行き185㎜×高さ39㎜
重量:1.64kg

■ 第2世代 D1Se2の解説

2023年に発売された。
2年ぶりの更新であり、大きく強化されている。最新の高級部品やSMSL製の回路が投入、追加もされている。


・DAC
ESS最新旗艦DACチップであるES9039MSPRO MQA-CDを搭載。
D1se 2は新たにMQACDのデコーディング、MQAデコードは新たに光と同軸をサポートした。

・USB受信部
第3世代XMOSである16コアプロセッサの XU316を採用。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートやDSDに対応する。

・OP AMPの増加 OP1612Aを11基搭載する。(D1seは3基)
・CK-03クロック処理回路を搭載
8 チャンネルの並列回路設計で設計されたSMSL製の回路。CK-03 クロック処理回路はクロック ジッターを大幅に軽減した。そして11 個のハイエンド デュアル オペアンプとニチコン KG コンデンサーを、他のオーディオファン向けコンポーネントとともに使用して高音質化、低ノイズ化された。
・液晶パネルのフルラミネーション化。 カラーIPS液晶を使用。そして新たにプルラミネーションになった。
・音質向上。 歪みは0.00005%(-125dB)となった。

・英国の NORA-TEL トロイダルトランスを使用
・Bluetoothがアップデート。Bluetoothチップがクァルコムの最新モデルに更新。高音質コーデックに対応した。、
LDAC(24bit/96kHz)、APTX、APTX-HD、SBC、AACに対応
● お勧めポイント
• デザインが綺麗
• 多彩な入力。無線も対応。リモコンも付属する。
• 高音質。各メーカーのDAC内でもトップクラスの性能を持つ。
X 弱点や気になる所
・価格はやや高め。
・初代はUATやLDACなどの最新コーデックには非対応。
・コンセント部分は海外仕様で変換アダプターが必要。(販売店や個体により違う可能性あり)
■ 感想
VMVシリーズで長く販売されている高級パワーアンプがD1seです。SMSLらしく、前代の「D1」から大胆に構成や部品が変更されている。
現在のSMSLが持つ特徴や構成をフラッグシップ機として高めた内容。販売後はユーザーやレビュアーから高い評価を受けました。
そして2世代目となるD1se 2では、最新のチップや回路が追加されており、更に性能が向上しました。
■ 購入用リンク
■ D1se 2
現在の所、amazonとYahooに取り扱い有り。
> AMAZON
> 通販リンク
■ D1se
現在の所、amazonに取り扱い有り。
2021年7月6日から発売。
・AMAZON
> SMSL公式ショップが参加している商品リンク
・通販リンク
■ 周辺機器
使う時に便利な用品
■ ケーブル
◢・SMSL w6 Audiophilesオーディオ単一クリスタル銅RCAケーブル1ペア
SMSL社のコンポであるパンダシリーズ用に作られたケーブル。オヤイデを使用している。
■ 記事について
• 注意点
■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。最近は高級機が増加している。
同社の支店会社となるVMVテクノロジーは、2013年に香港で登録されている。VMVはフラッグシップや高級機用ブランドだ。
■ 更新情報
2023年9月8日 D1se 2を追加
2021年8月15日 作成
■ スペック表

■ 参考SNS
■ 関連動画
・ファンの D1se使用動画
■ 関連、参考サイト
公式SNS:https://facebook.com/S.M.S.LOfficiaI/
■ 関連記事
・S.M.S.L製オーディオ機器の紹介 2018年版 [特長と購入リンク]