
S.M.S.Lから新型ハイレゾ・パワーアンプ「VMV A2」が登場した。
今回は「VMV A2」の特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介する。
■ 「VMV A2」とは

パワーアンプの「VMV A2」。
ハイレゾのデコード、無線やバランス入力にも対応する。出力は200WX2(4Ω)/ 100WX2(80Ω)
SMSLの支店会社VMVのブランドが冠されている。日本では6月に入荷した。

■ 特長と性能

高級シリーズを扱う「VMV」ブランドで販売される。
ハイエンド指向で作られており設計や部品が凝っている。
● A1とA2の違い
A2の特長だが、現代のーディオ環境へ対応力が高められている。
今年発売された同社のA1と外観はそっくりだが、内容は大きく異なる。先行した「VMV A1」がクラスAアンプで、ピュアオーディオに向いたシンプルな構成だった。「A2」ではバランス入力やUSB,Bluetoothで上位コーデックに対応する、出力が大きいなど。多機能、高出力化されている。
● 梱包
梱包は、簡素な茶色い紙箱。中に緩衝材が有り、本体や付属品が収められている。本体はさらに黒い袋に収められている。
中英文のマニュアルや検査証も同梱される。
スパイクと受け皿は別に梱包されており、自分で取り付ける仕様だ。
■ 外観と内容

外観は、今年同社が高級機に採用している、黒筐体のシンプルデザインを持つ。
大きさは幅205㎜でハーフコンポサイズ。高さも約4センチで薄め。
本体上面にはハイレゾのロゴシールが張り付けられる。脚部は4点のスパイクが使用される。スパイクは前後の長さが違っており、本体がやや上を向く面白い仕様になっている。
筐体はアルミのCNC加工で、陽極酸化プロセスを施されている。

前面は液晶パネルとボタン、ノブを備える。

表示パネルはカラー。画面は入出力の端子名、音量、サンプルレートとシャーシの温度表示がが可能。
ボタンは2か所あり、上が入力切替。下がBluetooth用。間にリモコンの受光部。
ノブは回転式で中央にボタンを持つ。ボタンは短押しでメニューと決定。長押しで電源のオンオフとメニュー終了。回転ノブは音量操作とメニュー操作が可能。
設定メニューは7種。入力、イコライザー、高低音、ゲイン2種(メインとサブウーファー用)、表示、ディマー、明度。
DSPを装備しており8つのイコライザープリセットを持つ。そして同社独自のSDBモードも搭載。ラウドネスのような効果を持つ。ディマーは5~60秒。明度は6段階設定が可能。
リモコンも付属しており、同社の上位機につかわれるアルミ製のモデルだ。
USB受信部は第2世代XMOSであるXcore200 XU216を採用。最大32bit / 768kHzのPCMサンプリングレートやDSDに対応する。
Bluetoothは 高音質コーデックに対応しており、UAT/LDAC / AAC / SBC / APTX HDプロトコルをサポート。UAT (Ultra Audio Transmission)はHiBy社の新しい規格で、192kHzと1.2Mbpsをサポートする。背面端子に小型アンテナの接続も可能。
対応:AAC/SBC/APTXIAPTX LL/APTX HD/LDAC
背面はRCA端子とバランス入力、光。SP出力。同軸&サブウーファー出力。
電源は3ピン端子で主電源スイッチも装備する。
色: 黒
入力:USB / BT / AES / COAX / OPT
出力:2chステレオ バナナプラグ対応
出力電力:200W×2(4Ω)/ 100W×2(8Ω)
消費電力:30W
スタンバイ電力:0.5W
容積:幅255㎜×奥行き280㎜×高さ43㎜
重量:2.6kg

● お勧めポイント
• デザインが綺麗
• 小型ながら出力は大きい
• 多彩な入力。無線も対応する。
• リモコンも付属する。
X 弱点や気になる所
・価格はやや高め。
• ヘッドフォン端子はない。
・コンセント部分は海外仕様で変換アダプターが必要。(販売店や個体により違う可能性あり)
■ 感想

VMVシリーズでパワーアンプが登場。
SMSLらしい、多機能モデルです。
現在のSMSLが持つ特徴や構成を高めた内容であり、評価が楽しみな機種です。

■ 購入用リンク
現在の所、amazonに取り扱い有り。
2021年6月17日から発売。
・AMAZON
> SMSL公式ショップが参加している商品リンク
■ 周辺機器
使う時に便利な用品
■ ケーブル
◢・SMSL w6 Audiophilesオーディオ単一クリスタル銅RCAケーブル1ペア
SMSL社のコンポであるパンダシリーズ用に作られたケーブル。オヤイデを使用している。
■ 記事について
• 注意点
■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。最近は高級機が増加している。
同社の支店会社となるVMVテクノロジーは、2013年に香港で登録されている。
■ 更新情報
2021年8月15日 作成
■ 参考SNS
■ 関連動画
■ 関連、参考サイト
公式SNS:https://facebook.com/S.M.S.LOfficiaI/
■ 関連記事
・S.M.S.L製オーディオ機器の紹介 2018年版 [特長と購入リンク]