動画プレイヤー「MPC-BE」の解説と使用感想。無料でも高性能。

 
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  ・[画像]MPC-BEプレイヤー

 動画プレイヤー「MPC-BE」は、人気の動画プレイヤー。

シンプルな操作系で、多様な再生が可能なのが特徴だ。最新版を実際に使った感想を紹介する。


「MPC-BE」とは


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  ・[画像]MPC-BEの標準状態

 「MPC-BE」はパソコン用の動画再生ソフト。利用は無料。

志向は多機能・性能強化型プレイヤー。外観はシンプルで、主流のデザインと操作感で誰もが扱いやすい。設定は、出力の細かい調整や日本語化も可能。

 ● MPC-BEの歴史

源流は『Media Player Classic(MPC)』と呼ばれるアプリで、Windowsメディアプレイヤーのデザイン変更時に登場した。MPCはオープンソースで機能強化されて定番となる。 その後に登場する派生版「MPC-HC」が保守志向だったため、スタッフが離脱して新たに「MPC-BE(Media Player Classic Black Edition。)」が作られた。


使用 音質や操作感解説

 
 最新版を、実際にWin10 PCへインストールして使用する。


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■ 使用感と特長



 歴史のあるソフトで、外観やGUIは完成している。
私が感じる特長紹介。


■ 外観

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  ・[画像]MPC-BEでDVDを再生

 外観は綺麗でシンプル。Windowsメディアプレイヤーと似た外観だ。メニューやボタンが、広めの間隔で配置されており扱いやすい。

GUIは、右クリックでほとんどの機能と設定変更が可能。 良い部分はダークテーマも搭載している。また色設定で本体カラーや音量,背景の調整が可能。全体を変更するようなスキンには非対応だが、操作パネル部分のみの変更に対応している。


 ● ツールバー画像のダウンロード方法

 MPC-BE: ヘルプ > ツールバー画像をダウンロード。

 もしくは専用ページからダウンロード可能。
 → https://sourceforge.net/projects/mpcbe/files/Toolbars/



動画再生と画質


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  ・[画像]MPC-BEでDVDを再生

 動画を再生して、性能や画質を紹介する。
 

 ● 動作
 
 全体の動作速度は、動画プレイヤーでは早い部類だ。
64ビット版もある。操作反応は良くて、動画が即再生される。メニューの切り替え,早送りや最大化も早い。そして動作も安定している。



 ■ 画質

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 ・[画像]MPC-BEでDVDを再生

 気になる画質はファイル,DVD再生とも”やや良い”。 既定設定でも上質だ。
「動作が軽く、画質も良い、操作もしやすい」。 既定設定でも実用に耐えるプレイヤーだ。

画質変更も扱いやすい。例えばフィルターの変更も、右クリックメニューから簡単に可能だ。

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 ・[画像]MPC-BEでDVDを再生

画質は、規定で自動補正される。おとなしめの画面で軽い高解像度化がされている。 規定値では明度とコントラスト,色彩は、抑えられており見やすい。 解像度はややボケ気味だが、まずまず良好な画質だ。なお画質補完は、ディスクやYoutube動画再生にも対応する。

タスクを確認したが、動画プレイヤーでは優等生だ。CPUは2~3%ほど。メモリ使用率は50MB程度,電力消費は低.電源の使用率は非常に低い。


新機能や独自機能

  扱いやすい機能が多く用意されている。目立つ機能を紹介する。



1.  シークバーでのプレビュー

動画再生時にシークバーからサムネイル表示が可能で、大変便利だ。ただしディスク再生には非対応。

設定方法:表示>オプション>インターフェース>検索でプレビュー機能を使用する = ONにする。



2. 画面調整機能

画面の反転、拡大縮小、回転などが可能。 動画プレイヤーで省かれることが多い機能だが、「MPC-BE」ではしっかり対応している。


3.  プレイリストとタブ

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 ・[画像]プレイリストはタブ切り替えを備える。

プレイリストが、タブ表示に対応する。視聴時に再生リストを素早く切り替えて再生可能。気に入った動画リストを簡単に見れて、便利な機能だ。


■ MPC-BEとHCの違い 
・AB間リピート: MPC-HCが可能。BEは不可。 
・サーチプレビュー機能: 現在はMPC-HCも搭載。
・タブ付きプレイリスト: MPC-BEが可能。HCは無し。 



■ 各種再生 

 ディスクや各種形式の再生と使用感。

DVDディスク再生: 高速だ。シークも再開もかなり早い。ドライブのシークや動作音も控えめ。

GUIでは、ディスク再生を全体を一つのファイルとして扱っており早送りがしやすい。シークバーにチャプターが表示されるのが便利だ。
画質も音質も「やや良い」。 現代では、DVD規格は視聴に辛い画質だが、MPC-BEなら見れる程度の画質まで改善する。

気になったのは、ディスク再生開始直後やシーク後の再開。数秒ループしたり、映像や音声にノイズが入ることが多い。おそらく高速化の弊害だろう。

BDディスク再生 :市販ディスクの再生は出来なかった。BD暗号解除用に「dvdFab」などの外部ソフト導入が必要なようだ。私は、MPC-HCと同様にMPC-BEもBD再生に対応していると先入観が有ったので、残念に感じた。

動画再生: 主流形式に対応。特に問題なし。


・ネット動画対応 

ストリーミング再生機能を試したが、再生できなかった。~ Youtubeは仕様変更が多いので、現在は非対応かもしれない。


■ 音質。音楽、動画のアップサンプリングが可能


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 音質は、普通だ。 
規定の音声レンダラーがダイレクトサウンドなので、ノイズっぽい音。レンダラーを変更するとWASAPIや排他出力が使用できるが、やや高音寄りで騒がしい音。


基本操作から特殊な操作方法 ~使い方のコツ 


・DVDでチャプターにマーカーを付ける
➤ 表示>オプション>インターフェース>チャプターマーカーを使用する = ONにする。

・プレイリストの分離
規定では、プレイリストが主ウィンドウに埋め込まれている。分離方法が分かりにくので対応方法を紹介する。

プレイリストの左縦枠部分をクリックして、ドラッグすると分離可能。 ~ なお操作時の注意点だが、プレイリストは主ウィンドウに近づけると直ぐに吸着して結合するので扱いにくい。


・高画質化 ~レンダラーの追加

 「BE」は、高画質レンダラーの「madVR」を利用可能だ。導入手順を紹介する。

1. madVRをダウンロード。http://madvr.com から左列のmadVR.zipを保存する。
 展開後インストール。Install.batを右クリックして、管理者として実行する。

2. MPC-BEメニュー > 表示 > オプション > 映像 > ビデオレンダラー = 規定 EVRから→madVRに変更する





■ 良い点

・ 無料
・ 画面が見やすく操作もしやすい
・ まずまずの画質、音質。
・ 動作も軽い。

■ 気になる点

・ 標準状態では、市販BDは未対応。 



■ 総評



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 ・[画像]MPC-BEのDVD再生モード

 扱いやすく、まずまずの画質で動作も軽い。
標準でBD再生に対応してないのが惜しいが、充分に主力動画プレイヤーに使える。私も「MPC-BE」を軽い視聴用に使い始めた。


■ ダウンロードとソフトの種類

 
 sourceforgeで32と64bit版、日本語版も用意されている。インストールで難しい部分は無し。
 
・公式 https://sourceforge.net/projects/mpcbe/


・マイクロソフトストアでもストアアプリ版(UWP)が公開された。導入は無料。

 ダウンロード  ➤  マイクロソフトストア MPC-BEicon




■ 試聴について: 私の環境下での感想です。

  注意事項  ・ ウェブサイトのご利用条件

■ 視聴環境

使用PC : Win10、パイオニア内蔵BDドライブ、外付けBDドライブ。ASUS内蔵DVDドライブ。DELLモニタ、東芝TV REGZA
MPC-HCバージョン:1.5.5(Build 5274)


■ 今回 視聴に使った作品 

・ マイケル・ジャクソン - THIS IS IT [Blu-ray]
・ SKE48 「この日のチャイムを忘れない」初回限定フォトブック仕様[CD+DVD]
・ 乃木坂46 - 今が思い出になるまで (Complete Edition)  Flac 24bit 96kHz


■ 更新情報: 

2022年2月14日(月) MPC-HCとの差異を修正。プレビューについて
2021年9月20日(月) 記事内の見出しを除く画像のサイズを400から500に統一した。「madVR」の導入方法を追記。画像解説を追加
2020年7月5日 作成



■  参考、関連リンク
 

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