![[atod][amz-prm]DSC_1272tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/my_pic/5Batod5D5Bamz-prm5DDSC_1272tibi-thumbnail2.jpg)
パソコンは動画を見るのに便利ですね。
そして視聴に使うのが動画再生プレイヤー。 でも種類が多くて、どのアプリが画質や使い勝手が良いのか気になりますね。
今日は、Windows向け動画プレイヤーの対決の最新版。
「どのソフトが使いやすく、キレイで再生しやすいか?」 動画ファイルやBlu-ray,DVDを視聴。 操作性や機能、速度を含めた統合面で比較する。
■ Windowsの動画プレイヤーについて

Windows 10 Devices / DobaKung
パソコンはディスクが再生できるし、自分のスマホやカメラ動画を再生管理したり活躍の場は多い。
そして最近は、DVDとBlu-rayが普及した。しかし現在のWindowsは、標準ではDVD&BDに未対応であり、再生するためにアプリの重要度が上がっている。
そこで気になるのが視聴用プレイヤー。メディアプレイヤーとも呼ばれる動画再生アプリは、大手企業から個人製。さらに『画質重視や使い勝手が良いもの』など多様なソフトが存在する。自分好みのプレイヤーが有れば嬉しいですね。
今日は最新の動画プレイヤー対決。比較をします。

■ 2020~2023年の動画プレイヤーの傾向
![[PowerDVD_20][atod]WS2020001720tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BPowerDVD_205D5Batod5DWS2020001720tibi-thumbnail2.jpg)
画像:最近のプレイヤーでは、ネット動画再生でも高解像度化が可能だ。
動画プレイヤー自体は大きく分けて4種類あり、シンプルと多機能型、そして画質追及型、マルチメディア対応タイプが趨勢を占める。
流行を3つ紹介する。
1. 高画質・高音質化の追求。: 最近は高解像度化しながら再生する「リアルタイム・アップコンバーター」機能の搭載が増えた。今回紹介するアプリの多くが搭載する。
2. 多機種間での連携強化:DLNAやネットで連携しての再生や続き見が可能。例えば「PowerDVD]や「VLC」で可能。
3. ネットとの融和: YOUTUBEなどのネット動画を再生可能。キャッシュ再生も可能だ。例えば「POWER DVD」「Jriver MediaCenter」で利用可能。
■ 今回 使うプレイヤーと評価方法
今回は、私が使っているプレイヤーが対象。
選択基準は主に3つ。求めるのは「動画が簡単に、綺麗な映像で見られるアプリ」
● 選択基準
1. 使いやすい ~ 見やすく操作しやすい。
2. 速度 ~ 速いほど快適。操作感も高速な方が良い。
3. 対応形式が多い~- DVD&BD再生,ファイルも多形式対応だと便利。
評価が高くても使用が困難だったり、マニア向けの特殊なものは紹介しない。多くの人が使いやすいプレイヤーを選んだ。
■ Windows用動画プレイヤー対決! - 各ソフト解説と評価、感想

今回は無料アプリを主体に、有料アプリも後半で少し紹介する。
項目は各ソフトの紹介とダウンロードリンク、操作感、再生画質と音質 お勧め点と弱点。 なお採点は100点満点で各ジャンルと総合で評価。

■ 新型プレイヤー

新鋭の動画プレイヤー。また前回紹介しなかった有名ソフトも含む。
・評価について
外観、画質・音質、特殊機能を解説。 そして画質・音質と総合面を採点した。
■ Qonoha - one92
ジャンル: 再生重視、高速
・ベクター https://hp.vector.co.jp/authors/VA032094/Qonoha.html
「Qonoha」 はパソコン用マルチメディアプレイヤー。 Windows 7, Vista用。Windows10対応。国産のフリーウェアでone92さんが開発する。
シンプルな外観で、軽快に動画再生ができるアプリだ。
特長は、導入が簡単。そしてシンプルな操作系と使用感を持つ。コピーガード付き市販DVDにも対応。 無料で使いやすいアプリを探している人にお勧めだ。
外観:シンプル。 動画再生に特化されている。ボタン配置や操作はやや個性があり、例えばマウスホィール操作で動画シーク,キーボードのスペースでスロー再生する等。 スキンは標準で2種類用意されており追加も可能。
動作: 全体の動作速度は、とても高速。そして安定している。Win用動画プレイヤーでは最速の部類だ。HD画質の動画なら即再生、4Kでも2秒ほどで再生開始されて、かつ重くならない。メニューの切り替え,早送りや最大化も早い。
ボタンや設定項目は少なめで機能も整理されている。設定は右クリックから行う。動画操作から再生,フィルター変更等が可能だ。色設定等もリアルタイムで変更が可能。
音質面:普通。
● 各種再生
・[画像] 外部スキン「QnBlack.B」を導入した状態。
『綺麗に感じる画面』だ。動作が速い上に再生がスムースなので高画質に感じる。 タスクを確認した。私が今まで使ってきた動画プレイヤー内では最も優秀だ。CPUとメモリ使用率は低くて、電力消費も非常に低い。
DVDディスク再生:とても高速。シークや再開も早い。
BDディスク再生 : 未対応
動画再生: 主流形式に対応。
レンダラー追加:対応。madVR利用可能
弱点:マルチモニターでの再生で若干不具合が出る。
特殊機能:シーク機能を搭載。スライドバー(シークバー)を移動すると表示画面が即反映される。 他には再生速度調整,音程と音量調整機能があるので早見に便利だ。
■ 評価
使いやすさ; 良い
カスタマイズ性:やや弱い
動画閲覧: とても高速
動画再生画質,音質: 85点
結果総合: 85点
おすすめ: 扱いやすい。普段使いに使える動画再生画質と音質、そして何より高速だ。操作を再生機能に絞り込んだ、設計が美しいプレイヤーだ。
再生と操作重視で、高速なプレイヤーが欲しい方にお勧めだ。
■ Media Player Classic - Black Edition (MPC-BE) - Alexander Vodiannikov
ジャンル: 多機能型プレイヤー
・公式 https://sourceforge.net/projects/mpcbe/
「MPC-BE」はパソコン用動画再生ソフト。
源流は『Media Player Classic(MPC)』だ。派生版「MPC-HC」が保守志向だったため、スタッフが離脱して新たに「MPC-BE」が作られた。多機能・性能能化志向だ。日本語化も可能で64ビット版もある。
画像: DVDプレイヤー機能も持つ。画質は良好だ。
外観:綺麗でシンプル。メニューやボタンが広めの間隔で配置されて扱いやすい。ダークテーマも搭載している。また色設定で本体カラーや音量、背景の調整が可能だ。全体を変更するスキンは非対応だが、操作パネル部分のみの変更に対応。
動作: 全体の動作速度は、動画プレイヤーでは早い部類だ。操作反応は良くて、動画が即再生される。メニューの切り替え,早送りや最大化も早い。そして動作も安定している。設定は簡単な部類だが、出力の細かい調整も可能。
● 各種再生
画像: DVDプレイヤー画面。シークバーにゲージが入っている。
気になる画質はファイル,DVD再生とも、やや良い。 既定設定でも上質だ。リソースでは、CPUや電源消費も少なくて優等生だ。
DVDディスク再生: 高速。安定しており一時停止や再開も早い。良い点は再生シークゲージにチャプターが入る。
BDディスク再生 : DVD Fabなどを導入して対応。
動画再生: 主流形式にほぼ対応。
レンダラー追加:対応。madVR利用可能(記事後端で解説)
再生機能:画面回転、反転、ズームが利用可能。 AB間リピートは無い。
特殊機能:シークバーでサムネイル表示が可能。プレイリストでのタブ表示対応。
■ 評価
使いやすさ; 良い
カスタマイズ性:普通
動画閲覧: 早い
安全面: 普通
動画再生画質,音質: 84点
結果総合: 83点
おすすめ: 扱いやすい。まずまずの画質で動作も軽い。標準でBD再生に非対応なのと、区間リピート機能が無いが惜しいが、主戦力の動画プレイヤーとして使える。
ダウンロード ➤ マイクロソフトストア MPC-BE
■ FavMoviePlayer - わびさび V 2.3.7
ジャンル: 再生重視
![[AtoD][FavMoviePlayer][20200407]WS2020001563tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BAtoD5D5BFavMoviePlayer5D5B202004075DWS2020001563tibi-thumbnail2.jpg)
「FavMoviePlayer」 はパソコン用動画再生ソフト。
わびさび氏制作で、2009年から公開されている。無料アプリだが支援金も歓迎されている。 コピーガード付き市販DVDには非対応なので、ホームビデオなどの再生向きソフト。 再生に特化しており、長時間の動画再生に便利でお勧めだ。
![[AtoD][FavMoviePlayer][20200407]WS2020001584tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BAtoD5D5BFavMoviePlayer5D5B202004075DWS2020001584tibi-thumbnail2.jpg)
外観:シンプルで分かりやすい。 ボタンは大きくて主要機能に絞り込まれている。メニューと操作パネルは自動開閉。設定や機能は整理されている。 再生はドラック&ドロップと登録に対応。履歴で再生動画名と開始位置が記録されていくので、再視聴しやすい。
■ 特殊機能
動画プレイヤーでは珍しい機能を多数搭載している。その一部を紹介する。
・ サムネイル表示機能
FavMoviePlayerの特長がプレビュー機能だ。一定間隔で動画のサムネイルを作成する。サムネイルはスクロール可能で、選択して再生も可能。 ~ 例えば、長時間撮ったホームビデオやライブ動画等で、全体の流れを確認したり特定シーンを探せる。 またサムネイル作成も高速で実用性は高い。かなり便利な機能だ。
・ ズーム機能(拡大機能)
ズーム機能も使いやすい。ズーム位置を矩形範囲で指定する。サイズ変更や移動も容易だ。
・その他の機能: 再生速度変更。音程の保持も可能
● 各種再生
画質は「普通」。コーデックは非内蔵だが、DirectShowが利用可能で対応形式を増やせる。コーデックパックも公式から案内される。未対応の場合は案内画面からコーデック検索が可能。
音質:普通。DSPやWASAPI排他等の細かい設定は無い。
DVDディスク再生: 非対応
BDディスク再生 : 非対応
動画再生: 多数形式対応。再生動作は普通。HD以下の画質なら1秒程で再生できる。なお私の環境では4Kや60fps動画は重くて切り替えは不安定だった。
■ 評価
使いやすさ、カスタマイズ性: やや良い。
動画閲覧: 良い、使いやすく機能も多い。
動画再生画質,音質: 50点
結果総合: 78点
おすすめ点: 大量の動画のチェックや長時間動画の再生に、」便利なプレイヤーだ。
特殊機能が目立つが、実際はかなり扱いやすい。再生は、ファイル切り替えや続き見も簡単。サムネイルでのシーン選択も可能で便利機能が多い。 またズームや倍速再生など特殊な機能を使いたい時にも活躍するだろう。
➤ ダウンロード
・ ベクター https://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/art/se480036.html
➤ ソフト解説:動画プレイヤー「FavMoviePlayer」の解説。
http://analog-to-digital.seesaa.net/article/474460055.html
■ おすすめ
Splash - Mirillis
ジャンル: 動画プレイヤー、画質重視、動画変換保存
> Splash 2.0 - The ultimate free hd video player - Mirillis
https://mirillis.com/ja/free-hd-video-player
「splash」 はパソコン用動画再生ソフト。 2012年にフリー版の「Lite」と有償版「PRO」が登場した。現行バージョン2.0は無償利用が可能。なお寄付も歓迎されている。 コピーガード付き市販DVDは非対応なので、ホームビデオなどの再生向きソフト。 無料で高画質な動画アプリを探している人にお勧めだ。
特長は、動画再生に最適化される。独自コーディック採用で高品質。リアルタイム・アップフレームが可能だ。4Kも対応する。
外観:外観は美しい。 フラットデザインで、GUIは動画プレイヤーとしてはスタンダードな構成。 読み込みはプレイリストとドラッグアンドドロップの再生に対応する。 機能や設定は整理されており、分かりやすくかつ使いやすい。例えば、メニューと操作パネルが自動開閉するので視聴に集中しやすい。
● 画質 ~ 高画質化や調整機能
画質は「良い」。 既定状態でも高画質だ。多数の動画プレイヤーの中でも、Splashは上質な部類に入る。
そして独自の高画質化機能「Picture2テクノロジー」を持つ。規定設定の画質は綺麗でやや鮮やか、そしてはっきりした画質だ。 そしてグラフィックボード支援機能も利用可能だ。
[画像] 左: 通常 右:Mortion²、輪郭強調ON
目玉機能「Mortion²」は、フレームレートを60fpsまで向上可能。~fpsを上げるプレイヤーは多いが調整が手間だ。だが「Mortion²」は、簡単に利用が可能で実用レベルだ。 弱点はかなりPCパワーを消費する。CPUリソース使用率や電源使用率と消費は非常に高い。
音質:良好。既定では鮮明ではっきりした音質。細かい音も崩れずに定位もしっかりしている。傾向はハイ上がりだが、音が安定しており聴き疲れしない。 なお音質補完機能は無い。
● 各種再生
動画再生: 主流、新形式に対応
DVDディスク再生:非対応
BDディスク再生 :非対応
■ 特殊機能 :動画変換と保存が可能。プロファイルではHDやSD画質、モバイル用、そしてYOUTUBEやFacebook等も用意されて設定が容易だ。サイズやビットレートの設定も可能で、保存ファイルサイズも直ぐに表示される。
■ 評価
使いやすさ; 良い
カスタマイズ性: 少ない
動画閲覧: 早いがCPUパワーを要する
動画再生画質,音質:84点
結果総合: 84点
おすすめ点: 綺麗で洗練されているプレイヤー。そして以前は有料ソフトだっただけあり、高画質機能も優秀で音質も良い。 電源消費量が気になるが、全体設定が容易で高画質再生が可能なのは魅力だ。
ディスク再生には非対応だが、シンプルで高画質なプレイヤーを求めている人にお勧めだ。
➤個別記事 ・「Splash」動画プレイヤーの解説。スタイリッシュで高画質化も可能なアプリ
http://analog-to-digital.seesaa.net/article/474390078.html
■ 有名プレイヤー

以前の記事で紹介したもの。今回は現行版で再試聴して画質・音質を確認した。
■ Windows Media Player12 - Microsoft
ジャンル:統合型プレイヤー。管理、再生
まずは標準搭載ソフト「Windows Media Player」から。
長くWindowsの既定動画アプリだった。WMP12は7以降に搭載され、WIN10では隠れてるが検索窓から「WMP」で検索すると直ぐ見つかる。
初心者の頃にお世話になるアプリだが、長く使われてきた操作系で扱いやすい。基本はプレイリストや登録フォルダから再生する方式。 変化の激しいプレイヤーの中で、ほぼ完成形になり安心出来る。 地道に進化しておりWin10搭載バージョンではH.264,音声はハイレゾや外部USBDACへも対応。
■ 各種再生
画像: DVDプレイヤー画面
DVD,BD= コーデック導入で対応。7時代は再生してたが現在はDVD非対応。通常だとDVDでファイルは認識するがエラーが出て再生出来ず、BDもディスク認識するが再生不可。
■ 評価
使いやすさ: 良い
カスタマイズ性: 少なめ
動画閲覧: 遅い、重い
動画再生画質,音質: 68点
総合結果: 69点
お勧め点: シンプルで使いやすい。機能がほどほどで画面も見やすく、少量の動画や曲管理におすすめ。ソフトを導入してない時に使えて、Microsoft製で安心なのが強み。
■ 映画&テレビ - Microsoft Ver.10.17122.
• マイクロソフトストア >マイクロソフト 映画-テレビアプリを入手する
![[映画とアプリ]WS2017000803[atod][media-player]tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BE698A0E794BBE381A8E382A2E38397E383AA5DWS20170008035Batod5D5Bmedia-player5Dtibi-thumbnail2.jpg)
Windowsの既定動画アプリが「映画&テレビ」。
ストア販売もされるアプリでMicrosoftの動画プレイヤー+動画購入向け。
画面と操作はタブレット向け。異様にシンプルで全体に簡略しすぎて使いにくい。動画プレイヤー用途には、基本は登録フォルダから再生する方式。 弱点はファイル再生するには、選択や画面切り替えが多く不便。ドラッグ&ドロップも非対応、そしてリストでの連続再生が出来ない。
![[映画とアプリ]WS2017000804[atod][media-player]tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BE698A0E794BBE381A8E382A2E38397E383AA5DWS20170008045Batod5D5Bmedia-player5Dtibi-thumbnail2.jpg)
■ 各種再生、評価
DVD,BD= 非対応
使いやすさ: やや悪い
カスタマイズ性: 無し
動画閲覧: 普通
動画再生画質,音質: 65点
総合結果: 65点
おすすめ点: マイクロソフトのオンラインストアからの映画購入と最低限の再生機能を持つ。 一本の映画を再生するだけなら便利。最初からインストールされているので、再生ソフト未導入時に使える。
■ Windows DVDプレーヤー - Microsoft
ジャンル:DVD再生プレイヤー。管理、再生
Microsoft >Windows 用 DVD 再生オプション(Win7~10用インストール解説)
ダウンロード ➤ マイクロソフトストア windows-dvd-プレイヤー
Windows8,8.1,10がDVD未対応になったため補完用に登場したアプリ。DVD再生用でBD未対応。Windows8~10向けに無償で、7のMedeiaCenter非対応エディションには有料。元がWin7で10にアップグレードすると無料で入る。
試しに使った。しかし、再生ボタンを押した瞬間に落ちる。またDVD再生のみで動画ファイル再生が不可。 機能も殆ど無いし、マイクロソフト製なのにお粗末な出来です💦
■ 評価
DVD,BD : DVD対応、BD非対応
使いやすさ: -
カスタマイズ性: 無し
動画閲覧: -
動画再生画質,音質: 0点
結果総合: 0点
おすすめ点: 基本は無償なので、どうしてもお金を払いたくない人向き。しかし使用者の評判は悪くて、起動すらしない人が多いので敢えて使う理由はない。 ~有料ソフトなら、記事後半で紹介しているPowerDVDやWinDVDがお勧めだ。
■ Media Player Classic Home Cinema(MPC-HC)Csid版 - MPC-HC Team (Gabest, Doom9's Forum)
ジャンル:統合型プレイヤー。管理、再生
・公式 https://mpc-hc.org/
・GitHub開発用ビルド https://github.com/clsid2/mpc-hc/releases
Media Player Classic Home Cinema(略称MPC-HC)は定番プレイヤーの派生版。
元は『Media Player Classic』と呼ばれるアプリ。『MPC-HC』は新機能を追加する系統であり安定志向、そして多言語化やバグ修正が行われる。 だが開発が失速して2017年7月に公式サイトで最終版がリリースされた。 その後はGitHubでフォーク版となるclsid版開発用ビルドが公開。
外観; シンプル。古いWin標準プレイヤーと同様の操作感で誰もが扱いやすい。設定は簡単な部類だが、出力の細かい調整や日本語化も可能。なおバージョン1.9.xxからMPC-BEのように、シークバーをポイントするとプレビューでのサムネイル表示が可能。
特殊機能:動画のサムネイルを作成、保存が可能。
● 各種再生
画像: DVD再生中の画面。
全体の動作は軽くて速い。動画プレイヤーの中ではトップクラスだ。
DVDディスク再生: アクセスはやや高速。安定しており一時停止や再開も早い。良い点は再生シークゲージにチャプターが入る。
BDディスク再生 : 対応。ただし不安定で未認識やフリーズが多い。
動画再生: 主流形式にほぼ対応。
レンダラー追加:対応。madVR利用可能(記事後端で解説)
■ 評価
使いやすさ: 良い
カスタマイズ性:普通
動画閲覧: やや早い
安全面: 普通
動画再生画質,音質: 82点
結果総合: 80点
おすすめ: 動画アプリでは定番の存在であり、歴史も長くて扱いやすい。動画やDVDディスク再生に困ったら、MPCーHCを使うと良いでしょう。
■ GOM PLAYER(旧版) - Gretech V 2.3.7
ジャンル:マルチメディアプレイヤー。
Gretech > GOMプレイヤー
プレイヤーでは、メジャーな存在。かってDVix形式が普及し始めて多数の圧縮形式が乱立した頃に『GOMプレイヤー』は対応力の高さで人気が出た。またデザインも良くて抜き出ていた。
種類はフリーと有料のプラス版が有る。そして2017年11月から64&32bitPCにも対応して、GUIも一新した新バージョンとなった。
外観;シンプルかつ綺麗で、スキン変更も可能。
動作:動画再生は簡単。特徴は外部コーデック無しで多形式に対応する。画質はアップコンバートと補完も可能で、やや綺麗に出来る。 再生もシーク時の小窓プレビューがある。色調整や画面比率変更も容易。調整はフィルタや出力など中級~上級設定も可能だ。 実用面では機能も多くて、字幕対応やブックマーク,画面反転など装備する。近年でも流行に対応しており、例えばVR動画再生サポート、,Android用リモートアプリも登場している。
● 各種再生
![[GOM2.3.7.5261]WS2017000781[atod][media-player]tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BGOM2.3.7.52615DWS20170007815Batod5D5Bmedia-player5Dtibi-thumbnail2.jpg)
画像: DVDプレイヤー画面。画質は普通だ。
DVDディスク再生: アクセスはやや遅め。不安定で読み込み失敗や落ちる事が多い。
BDディスク再生 : 非対応
動画再生: 多数形式対応。未対応の場合は案内画面からコーディツク検索可能。
レンダラー追加:対応。madVR利用可能(記事後端で解説)
再生機能:画面回転、反転(反転と回転の同時利用は不可)、ズーム、AB間リピート
X 弱点: アップデートしてもバージョン表示が変わらないなど、メジャーなソフトなのに不備がある。 そしてセキュリティ面で不安。インストーラーに評判の悪いBaidu IME、Hao123を同梱しており、Googleツールバー、Chrome、ALYの導入オプションも出る。
Tips: フリー版は広告が出る。バナー広告と、2019年始め頃から終了時にブラウザ広告が開く。なおプラス版は広告無し。
■ 評価
使いやすさ、カスタマイズ性: やや良い
動画閲覧: 普通
動画再生画質,音質: 54点
結果総合: 48点
おすすめ: 気軽に使えるプレイヤーで、ファイル再生だけなら一番便利。
私も長く使っているが、現在は更新も停止しておりお勧めできない。
またディスク再生も苦手で、画質面でも見劣りする。そして広告が有る。さらには規定で同梱ソフトが多い。無料で続ける苦労がしのばれる。
ソフト自体は扱いやすいので、気に入ったら新型の有料版「プラス」を購入すると良いでしょう。
・ マイクロソフトストア版: GOM Player App を入手 - Microsoft ストア 日本
・ Vector
>
>
■ おすすめ
VLC - VideoLAN Ver.2.2.4
ジャンル:統合型プレイヤー。管理、再生、ネットワーク、LAN
公式 http://www.videolan.org/vlc/index.ja.html
マイクロソフトストア版 ➤ VLC を入手 - Microsoft ストア 日本
VLCメディアプレーヤー ( VideoLAN Client)
赤いロードコーンが目印。フランスの学生が開発したのが始まりで、現在はWin,Mac,Linux,Android,FireTV等の多くのOSに対応。フリーウェアで日本語化も可能だ。
全体ではやや古いタイプで、リスト型で多機能。情報量が多いプレイヤーとなる。万能プレイヤーで、再生機能も豊富でカスタマイズや拡張性も高い。特長はコーディックを多く内蔵しており、FFmpegとlibdvdcssDVD暗号復文ライブラリ使用によりDVDも対応する。 また歴史がネット再生のクライアントプレイヤーとして開発されており、ネット再生にも強い。
[画像]ファイル表示主体モード
外観:今となってはクラシックな部類だ。メニューやボタンはコンパクトに配置されて画面が広く、設定も上手く絞り込まれている。操作も簡単で使いやすくて動作も軽快。 表示モードが3通りあり、プレイヤー主体・フルスクリーン用・ツリー表示がある。ボタンのカスタイマイズやスキン導入も可能。
画質:普通。再生動作はやや重い。コーディックや画質が細かく設定できて、高画質化やアプコンも可能だが、CPUパワーが要る。良いのは音質がMVやライブ映像再生に向いており、高音がきらびやかで低音は盛られ迫力が出る。
● 各種再生
![[VLC3.2.4]WS2017000782[atod][media-player]tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BVLC3.2.45DWS20170007825Batod5D5Bmedia-player5Dtibi-thumbnail2.jpg)
>プレイヤー、ダークモード
DVDディスク再生: アクセスやシークが早い。
BDディスク再生 : ファイル追加で対応。かなり高速で画質も滑らか。
動画再生: 普通。なおブラウザの動画再生プラグインにも使用可能。
ネット再生:ストリーミング再生対応。例えばYouTube動画を再生可能。
LAN,DLNA再生:多機種間での連携が可能。設定も容易で扱いやすい。
再生機能:画面回転、反転、ズーム、AB間リピート
■ 評価
使いやすさ: やや良い
カスタマイズ性: 普通
動画閲覧: やや早い
動画再生画質,音質: 84点!
結果総合: 83点
おすすめ点: 歴史が長くレベルが高い。そしてバランスが良くてお勧め。ただし設定が深いため、初心者には難しめ。中~上級者向けのアプリだ。
使いこなせるならとても便利なプレイヤーだ。画面と音質も良くて、操作も扱いやすい。音楽やライブ視聴にも向いてるし、ディスク再生も高速です。またandroidやFireTV等、多機種で「VLC」が登場しており連携しやすいのも魅力。
■ 販売ソフト版
販売品ソフト。箱入りとダウンロード版も有る。
販売ソフトの歴史だが、Windowsの初期はOS標準ではメディア再生が非力であり、補完用にパッケージソフトがCDやDVD再生用に人気だった。そしてパソコン普及と動画形式の増加に伴いソフトも多数登場した。現在では動画視聴はネット配信が主流で、販売ソフトは減っているが老舗が頑張ってる。人気があるのは歴史の長い『POWER DVD』や『WinDVD』だ。
■ 「sMedio True BD」「sMedio True DVD」 - Smedio
ジャンル: BD、DVD再生

2019年3月に販売開始されたのが「sMedio True DVD」。そして9月24日から「sMedio True BD」の販売が開始された。Windows10専用アプリで10Sにも対応する。
sMedio True BDは「sMedio True DVD」の上位版で、新たにBlu-ray Discの再生に対応した。Blu-ray/DVDプレーヤーとして必要機能に特化し、Microsoft Storeからのダウンロード販売のみとして低価格された。市販BD,DVDディスク再生や、自作した動画ディスクにも対応。
![[sMedio_True_BD][atod]WS2020001637tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BsMedio_True_BD5D5Batod5DWS2020001637tibi-thumbnail2.jpg)
・[画像] サブメニューを展開したところ。
外観はかなりシンプル。配色は黒と白が主体で見やすい。 マウスでもタッチでも使いやすいシンプルな操作画面を持つ。設定項目は絞られて分かりやすい。ディスク再生に特化されている。
・画質は普通。アップコンバーターや補完などの画質・音質向上機能は持たない。現代では、DVDでそのままの画質は視聴が苦しいところだ。
便利な機能;リジューム再生に対応。そして指定場所をブックマークできるお気に入り機能を持つ。
● 各種再生
![[sMedio_True_BD][atod]WS2020001615tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BsMedio_True_BD5D5Batod5DWS2020001615tibi-thumbnail2.jpg)
画像:DVDプレイヤー画面
プレイヤーの動作は軽快。すぐに起動して、早送りや最大化も早い。
DVDディスク再生: 総じて良好。アクセスは早めで停止&再開も早い。DVDではタイトルのマウス操作も対応している。気になるのは、PC側で音声設定を合わせないとノイズが出たり、再生速度が低下する。
BDディスク再生 : 画質は普通。動作は安定している。 アクセスはやや遅く感じる。音声ではDVD同様に不具合が出た。
■ 評価
DVD,BD : DVD対応、BD対応(TrueBD)
使いやすさ: やや良い
カスタマイズ性: 無し
動画閲覧: -
再生画質,音質: 39点
結果総合: 44点
おすすめ点: 操作は簡単で動作は軽快。ノートPCやタブレットにお勧めのソフトだ。BD,DVD再生用ソフトとしては価格が安めなのが強み。
ファイル再生は他のプレイヤーに任せて、「sMedio True BD」は市販DVD&BDメディアなどのディスク再生のみに使う場合に向いている。デスクトップ用途で高機能を求める人には向いてない。
■ ダウンロード

・マイクロソフトストア
ダウンロードはマイクロソフトストアから可能。製品と、7日間の無料お試し版が用意された。
➤ sMedio True BD
➤ sMedio True DVD
■ おすすめ
PowerDVD PC
ジャンル:マルチメディアプレイヤー。再生、クラウド、多機種間での連携
サイバーリンク >製品ページ >edition比較

![[PowerDVD_20][atod]WS2020001736tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BPowerDVD_205D5Batod5DWS2020001736tibi-thumbnail2.jpg)
画像: プレイヤー画面。ストリーミングでも高解像度化が可能だ。
サイバーリンクが発売。歴史の長いソフトで、毎年着実に進化しており、各種ファイルや新サービスに対応する。人気も高くて、動画アプリのランキングは、同ソフトのバージョン違いで上位を占める。
最上位で多機能の『ULTRA』を使った。 アプリ全体が洗練されており、動作も安定している。 外観は綺麗でシンプル。 画面モードはPCとTVが選択可能で、どちらもメニューやボタンがコンパクトに配置されて、画面が広い。リストも動画がサムネイル表示可能で綺麗だ。
![[PowerDVD_20][atod]WS2020001739tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BPowerDVD_205D5Batod5DWS2020001739tibi.jpg)
画像:ネット動画再生=左 通常/ 右 画質向上ON
画質: 鮮やかで綺麗だ。注目点が画質向上機能の「TrueTheater 技術」。アップスケール,アップフレーム,ノイズリダクション,色,画質,手ぶれ補正等が簡単に可能。補正を掛ければ、はっきりとそして鮮やかな画面になる。また高解像度化で見易い。 音質も良くて、独自補正やドルビーも使用可能で、きらきらと綺麗でメリハリがある。
● 各種再生
![[atod][powedvd17-ultra]WS2017000851tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5Batod5D5Bpowedvd17-ultra5DWS2017000851tibi-thumbnail2.jpg)
画像:DVD再生=左 標準 / 右 画像補正オン
DVDディスク再生:アクセスは高速でメニュー表示や停止&再開も早い。
BDディスク再生 :Ultra,Proが対応。BD再生は安定しており、今回の比較したプレイヤー内で一番と感じた。
ISO再生: 上位版が対応
動画再生: 主流、新形式に対応
ネット動画: Youtube対応。オフライン再生と高画質化も可能
DLNAやストリーミング: スマホやFireTVなど他端末にアプリを導入することで簡単に行える。
■ 評価
使いやすさ; 良い
カスタマイズ性: 良い
動画閲覧: やや早い
動画再生画質,音質:84点
結果総合: 84点
おすすめ点: 動画ソフトで一番おススメ。統合力が高くて、かつ多機能で安定している。そして音質も良くて、ライブ視聴や音楽再生でも活躍する。クラウドやDLNA、8K、HDRなど最新規格にもいち早く対応するのも頼もしい。設定や操作も簡単で、初心者から上級者まで幅広く使えるソフトだ。
● 購入リンク
購入は” Ultra ”がおすすめ。機能が一番多い。
■ ウルトラ
最上位版。最も対応形式と機能が多い。
最新かつ多機能を使いたいならウルトラがお勧め。高画質&高音質機能と4K、HDR、クラウド、VR機能、ISO対応等が追加される。
種類:パッケージ、ダウンロード版、アカデミック版、乗り換えアップグレード版
> ダウンロード版
> パッケージ版
> 乗り換え、アップグレード版(パッケージ版)
対象:すでにサイバーリンク製品のいずれか、もしくは他社製動画再生ソフトウェア使用者が対象 ※OS 付属の Media Player や、フリーソフトウエア、体験版などは対象外。
> アップグレード ダウンロード版
■ プロ
BDディスクやネット動画再生に対応。なおUHD BDは非対応。
実用性の高い機能に絞ったバージョン。 特殊な機能が省かれる。例えばDLNAは非対応。VRやクラウド、ISO再生なども非搭載。
> ダウンロード版
> パッケージ版
■ スタンダード
DVD再生に絞り込み価格を抑えた基本版。BDは非対応。
なお「19」からダウンロード販売は公式のみになったようだ。
>パッケージ版
・ 体験版について:「18」までの体験版は公開が終了。 19以降は体験版となる「エッセンシャル」が登場した。現在は公式からのみダウンロードできる。
■ 公式ストア
・ サイバーリンク公式オンラインストア
> CyberLink 公式オンラインストアへ行く
公式ストア。利点は割引額が多め。
リンク先からバージョン選択可能。+アップグレード版や無料体験版もあり。
> 公式サイトで PowerDVD の詳細を見る
• Vector販売
リンク先からバージョン選択可能。PRO,Ultra,アップグレート版も購入可能。
→
■ WinDVD Pro 12
ジャンル:マルチメディアプレイヤー。再生
公式:https://www.windvdpro.com/jp/

『WinDVD』も有名なプレイヤーだ。歴史の長いソフトで3億本以上の販売実績を持つ。
現行WinDVD Pro 12は、2016年に発売。後にコーレルのオンラインストアが終了。2020年現在はソースネクストが販売を継続している。
![[windvd_preview][atod][UPSCALE -OFF]WS2020001652tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5Bwindvd_preview5D5Batod5D5BUPSCALE20-OFF5DWS2020001652tibi-thumbnail2.jpg)
体験版『WinDVD Preview』を使用した。 目立つ機能は画質面でアプコンを搭載する。特にDVDやVGA以下の低解像度動画に効果が有った。動作の安定具合もまずまず。
販売版では、4K,3D対応で機能も多い。 ~ ただしユーザー評価は極端に分かれており、トラブル時はやや扱いが難しそう。 また体験版は市販BD・DVDに非対応なのも残念。
・サンプル画像 ; 左画面が標準、右がアプコン適用画面。
![[windvd_preview][atod][RtoUPSCALE -ON]WS2020001645tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5Bwindvd_preview5D5Batod5D5BRtoUPSCALE20-ON5DWS2020001645tibi-thumbnail2.jpg)
![[windvd_preview][atod][RtoUPSCALE -ON]WS2020001646tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5Bwindvd_preview5D5Batod5D5BRtoUPSCALE20-ON5DWS2020001646tibi-thumbnail2.jpg)
■ 評価
使いやすさ: 普通
カスタマイズ性: やや良い
動画閲覧: 普通
動画再生画質,音質: 85点
結果総合: 75点
おすすめ点: 画質向上機能が目立つ。画質が分かりやすく変化する。
弱点は、ソフト自体の管理や販売権の移行が多い。保守面で手間や不安を抱える。
● 購入リンク
• WinDVD Ultimate 12: DVD/BD再生、ネット動画ダウンローダー
上位版。ネット動画録画機能や出力機能が追加される。
> PRO版
・ Vector販売
PROとアップグレード版が選択可能。
・ Smedio版 - Vector
Smedioは開発で関わる。OEMで通常とPRO版を発売。PROは3Dと音声、デジタルオーディオ出力対応が増加。
■ 総評 - おすすめ

![[PowerDVD_20][atod]WS2020001711tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BPowerDVD_205D5Batod5DWS2020001711tibi-thumbnail2.jpg)
画像: Power DVDのプレイヤー画面
わたしの推薦する動画プレイヤーを紹介。
私は、ディスク再生やファイルを高画質で見たい時には『PowerDVD』か『Splash』を使う。普段は扱いやすい『Qonoha』や『MPC-BE』を使って、スマホやデジカメなど自分の撮影した動画を観る。PCやスマホ、DLNA対応TVなど多機種間でネットワークで連携させるときは『VLC』を使う。
● 総合、有料ソフトのおすすめ

PowerDVDがおすすめだ。
前回も一位にしたが、その後もバージョンが上がる度に性能・機能共に進化している。私は無料・統合ソフトを含めても『Powerdvd』が一番良いと感じた。操作が簡単で対応力が高いのが強み。統合力が高くて、動画や音楽再生全般に常用できる。高画質化可能で音質も良い。また毎年新型が出るので最新機能に対応できる。
![[PowerDVD_20][atod]WS2020001693tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5BPowerDVD_205D5Batod5DWS2020001693tibi-thumbnail2.jpg)
画像:Power DVDにて、DVD再生で画質向上をON
2位はWINDVD。
Powerdvdとの差は少ない。強いて言えばWINDVDは画質が鮮やかで操作が簡単。
3位は、SMEDIO TrueBD。
BD、DVD再生用途だけなら、低価格で性能も実用レベルだ。
● 無料アプリのおすすめ
無料ソフトなら「VLC」だ。DVDディスク再生を含んだ統合能力が高くてお勧め。画質も良い。機能が豊富で、拡張能力も高い。 無料でもDLNA等のネットワーク機能が強いのも強みだ。また「VLC」のandroid版やFireTV版も存在しており連携がしやすい。
「MPC-BE」もVLCと同レベルだ。
VLCより扱いやすくて、初心者~中級者向け。ほどほどの機能を持ち、操作面も扱いやすい万能選手だ。
・動画ファイルを高画質で観るには「Splash」が良い。元が有料ソフトだけあり、高画質だ。PCスペックに自信がある場合にお勧め。
・動画ファイル再生で視聴を重視するには「Qonoha」が良い。最も高速で、操作も再生に特化されている
快適な再生や機能の豊富さなら「FavMoviePlayer」も良い。続き観やシーン選択が簡単。また倍速やズームなど便利機能を多く搭載してかつ扱いやすい、
■ 感想
以前の版「動画プレイヤー」対決記事は人気記事だった。 古い記事だが長く更新・維持していた。~ しかし紹介アプリが公開終了したり・機能が大きく変化するソフトもあるなど、鮮度と実用性が低下してきたので新たに作り直した。
前回は、動画プレイヤーの進化が「全体に停滞している」と書いた。だが今回は映像プレイヤーも活気が出ている。例えば「SMEDIO TrueBDシリーズ」など新しいアプリも登場した。
今回、多くの動画プレイヤーを使ってみて”進化の差が激しい”と感じた。
進化しているのは、有料ソフトで老舗の「PowerDVD」が力強い。
「VLC」もそして無料アプリながら気を吐いている。進化を続けており、多機種との連携も強化されて頼もしい。
「MPC-BE」も頑張っている。また「Splash」も元が有料アプリだけあり、高画質で楽しめるのがうれしい。
あなたも試してみてね。
またバージョンアップで大きく変化したり、高速で高音質&高画質プレイヤーを見つけたら紹介します。
■ 注意事項 ・ウェブサイトのご利用条件
■ 音楽再生用プレイヤーについて
今回は、音楽用プレイヤーも含めると数が多すぎるので、音楽再生主体のソフトは省略。音楽再生用プレイヤーは別のページで紹介しています。
➤ Windows用の音楽プレイヤー対決 2020年版。使いやすくて高音質なソフトは?[有名、マイナーソフト対決]
■ 今回 視聴に使った機器
• FOSTEX ヘッドホン T20RPmk2n
世界で愛されるロングセラー。スタジオ・モニターヘッドフォン。
■ 今回 視聴に使った作品
• マイケル・ジャクソン THIS IS IT [Blu-ray]
> SKE48「この日のチャイムを忘れない」初回限定フォトブック仕様
CD+DVD AVCD-38568B
綺麗な紙箱とトールケース収納。本は写真と直筆メッセージ入り。DVD付属。
・乃木坂46 - 今が思い出になるまで (Complete Edition) Flac 24bit 96kHz
● PV :ネット動画の再生と画質検証に使用させて頂きました。
・乃木坂46 『Sing Out!』 - YouTube
・乃木坂46 『三番目の風』Short Ver. - YouTube
・日向坂46 『ドレミソラシド』 - YouTube
■ 更新情報
2023年4月15日 ログから復旧。2023年1月11日、20:12:4分、+インターネットアーカイブ分も追加バックアップとして保存する。
文章調整、特殊機能を項目化。字下げや区切りタグで見やすくした。
4月14日頃 タイトル変更 Windows用の有名動画プレイヤー対決 2021年版。- 使いやすく高画質なソフトを探せ!アプリの特徴と感想。→ 2021年版を削除してVer2.0とした。
タイトル変更時に誤って音楽プレイヤー記事を上書きしている。
2022年4月21日 プレイヤー解説とわかりにくい画像を削除。文書を整理。
2022年1月17日 MPC-HCのサムネイル機能追加を追記。
2021年9月23日 レンダラー項目をmadVR利用可能なプレイヤーへ追記(記事後端で解説)。GOMの新バージョンについて追記。データ類の解説を要約した。
2021年8月12日 画像位置調整、新型と有名プレイヤーの見出しタグを追加。POWERDVD21へ更新。
2021年8月6日 画像位置と文章調整、PVでの動作画面を追加
2021年01月01日 公開
2020年06月30日 新版作成。
新規プレイヤーを追加、現行版感想の追記、古い製品や更新が滞っているアプリを削除。
■ 参考記事
• Wiki メディアプレーヤー
一部プレイヤー(GOM,MPC,VLC,WINDVD)の開発経緯、日付を参考にさせて頂きました。
・GOM >マルウェア(ウイルス)感染に関するお詫びと調査結果のご報告
・欅坂46 『サイレントマジョリティー』 - YouTube
PowerDVDでネット動画再生機能の検証に使用させていただきました。
■ その他 :高画質化 ~レンダラーの追加
高画質レンダラー「madVR」の各プレイヤーへの導入方法
● 準備 madVRの導入
madVRをダウンロード。http://madvr.com から、左列のmadVR.zipをPCへ保存する。
展開後インストール。Install.batを右クリックして、管理者として実行する。
・MPC-BE
1. madVRをダウンロード。展開後インストール。
2. MPC-BE 表示 > オプション > 映像 > ビデオレンダラー = 規定 EVRから→madVRに変更する
・MPC-HC
1. madVRをダウンロード。展開後インストール。
2. MPC-HCのオプション > 再生 > 出力 > Direct Showビデオ = 規定 EVR(カスタムプレゼンタ)から → madVRに変更する
・GOM (旧バージョン 2.3.7.5261用)
1. madVRをダウンロード。展開後インストール。
2.環境設定 フィルタ > カスタマイズ > カスタム設定 > フィルタの追加 → madVRを選択する
環境設定 フィルタ > 停止フィルタ > 内蔵ビデオフィルタを使用しない オフ(規定)→オン
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