
TOPPING社から新型DAC『E30』が登場した。
今回は『E30』の特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。
■ E30とは

TOPPING社の新型DACで、プリアンプ機能も持つ。
TOPPINGのフェィスブックで3月12日に発表されており、19日に発売された。
新型の「E」シリーズとして発売。ヘッドフォンアンプを持たないDACでは、同社では買いやすい機種になる。特徴はディスプレイ装備で小型。

■ 特長と性能

買いやすい価格で、現代で主流の入出力に対応しながらも、高い性能を持つ。
小型で5V駆動も可能。デスクトップでの利用やリモコンも有るため、AV機器との組み合わせに向いている。
全体の構成や機能は「D10」を強化したような内容だ。DACチップはAKMのAK4493を採用する。

■ 外観と内容

新型「E」シリーズは、同社で新しい系統のデザインだ。
アルミ製の筐体に、前面が黒パネル。そして最近のモデル同様に、E30でも端部が曲面加工されている。上面には「Hi-Res Audio認定」のシールが貼られている。
操作系はシンプルで前面にボタンが1つあるのみ。音量制御機能をオフにすることで純粋なDACとしても動作する。


大きさは、同社製品では小さめ。同社「D50」とほぼ同じで床面積はCDケースくらい。高さは3センチと薄い。

前面はディスプレイとボタンを備える。表示画面は液晶を持ちソース・ビットや音量、周波数を表示。機能では3段階の明度調整あり。マルチファンクションボタンで電源操作や設定が行える。 リモコンも付属しており、設定や各機能を簡単に操作が可能。

DACは、旭化成の準旗艦DACであるAK4493を搭載。AK4493は2018年に発売された32ビット2chの高級DAC。AK4490の後継で、性能や機能が強化されている。そして旗艦DAC「AK4497EQ」と同じ製造プロセスで作られている。OSR-Doubler技術を新規搭載して低ノイズと低電力を実現した。

対応ビットレートや周波数は広めで、PCM最大768kHz、DSD512にも対応する。サウンドフィルタは、PCM用では6種類が切り替え可能。USB受信部は第2世代XMOSであるXcore200 XU208を採用。S/P DIF受信部にはAK4118を使用。
・入力
USB IN: 44.1kHz-768kHz/16bit-32bit DSD64-DSD512(Native) DSD64-DSD256(Dop)
OPT/COAX IN: 44.1kHz-192kHz/16bit-24bit
・出力:RCA

通電するとスタンバイ状態で起動する。 電源は背面端子から供給可能。電圧は5Vで、モバイルバッテリーなどによる駆動も可能だ。
色: 黒、銀

● E30のお勧めポイント
• 高性能ながら価格が安い。
• コンパクト。5V駆動も可能。
• AKMのオーディオ用DACを搭載する
• 扱いやすい入出力端子が揃う
X 弱点や気になる所
・リモコンでの使用に割り切られている。
■ 感想

低価格で人気が有る「D10」をパワーアップしたような雰囲気です。
「E30」は小型で高性能、また入出力も使いやすい端子が揃う。 TOPPING入門に人気が出そうな機種です。
■ 購入用リンク
amazonに取り扱い有り。公式発表と同じ3月19日に登録されている。
>通販サイト検索リンク
■ 周辺機器
使う時に便利な用品
・ヘッドフォンアンプ『L30』
「L30」にはコンパクトなヘッドフォンアンプ。
プリ機能もあり、E30との使用もおすすめされている。
L30は、今年5月に登場。特徴は旗艦機A90譲りの回路「NFCA」を搭載する。
■ ケーブル
ケーブルを変えて高音質に。
買いやすい価格で人気もあるケーブルを紹介します。
• Topping ラインケーブル TCR1
2017年9月日本入荷。
純正のケーブル。
材質:金メッキ銅RCAヘッド+銀メッキ無酸素銅線
長さ: 25cm、75cm、1m、1.5m、2m
■ 動画
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■ データ
TOPPING(トッピング)はブランド名。中国は広東省の省都、广州市にある会社。 ~ ブランド名は”伸びる物、トップの品質である”から。 製品の品揃えは主に小型アンプとDAC。そして現在は高級機が主流となる。
中華アンプの中では高価格の部類で 品質や高性能を求める方にお勧め。販売傾向は同型をまめに部品を更新し磨き上げる。小型機では珍しく長寿機が多い。
■ 更新情報
2020年5月10日 作成
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■ 参考動画
■ 関連、参考サイト
・AK4493EQ Japanese Product Brief
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