今回はS.M.S.L「Sanskrit」シリーズの紹介。
特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。
■ Sanskritシリーズについて
S.M.S.L 社のDACがSanskrit。日本では初代が2018年に発売された。Win、Mac、iOS機器に対応する。
SMSLの10周年記念バージョンとして作られたDACで、型番は「SK10」。 ”サンスクリット”の名前は、同社の歴代高級DACに冠されている。10周年記念モデルは外観を一新して登場した。
特長は洗練されたモダンなデザイン、そして買いやすい価格。SMSLらしい高性能と独自性を打ち出した尖ったモデルだ。
・第2世代 「Sanskrit MKII」
バージョンアップ版。2020年3月から日本でも流通している。
DACがアップグレードされた。
・第3世代 「Sanskrit MK3」
バージョンアップ版。2022年12月から日本でも流通している。
中身を大きく更新して性能を強化。音質も向上した。主な変更点はDAC、USBレシーバー、新しいジッター クロック アーキテクチャ、パワー フィルタリング システム。
■ 特長と性能
Sanskrit SK-10を世代ごとに解説する。
■ 初代 Sanskrit SK-10
初代Sanskritは2018年に登場した。
コンパクトなDAC。そして高性能かつ綺麗なデザインで、発売当時は同社でも目新しい存在だった。
■ 外観と内容
直方体の美しいデザインと鮮やかなカラーを持つ。現在SMSLで採用が増えた、キューブ型デザインの先駆となる。デスクトップに置いても見栄えがする外観となった。
筐体はアルミのCNC加工。大きさは同社製品内でもかなり小さい。縦横置きに対応し、表示画面が重力センサーを使用し回転する。
前面は表示画面とスタンバイLED、電源/入力ボタンを搭載する。起動時は画面に「S10(Sansklit10)」と表示され、その後は音量や周波数を表示する。そのほかソースやサウンドフィルタの状態等が表示可能。設定ではPCMフィルタ(6種類)を調整可能。
リモコンが付属しており、電源とソース切り替えや音量・消音など大部分の操作ができる。本体操作はボタンひとつで行う割り切りぶり。
DACは旭化成の高級DACであるAK4490を採用した。USB受信部には第2世代XMOSを搭載している。
USBサンプルレート:1-32bit、44.1-384Hz DSD最大サポート:DSD256
光/同軸入力サンプリングレート:1-24bit 32-192kHz
ダイナミックレンジは117dBとかなり広い。電源は背面のマイクロUSBから供給可能で、ノイズ対策のために信号用から独立している。
● Sanskrit 10th MKII 2020年3月発売
バージョンアップモデル。
DACチップがAK4490から、AK4493EQにアップグレード。PCMサンプリングレートが最大32bit/768kHzに拡張された。ダイナミックレンジは118dBに拡大。
● Sanskrit 10th MKⅢ 2023年5月発売
バージョンアップモデル。3年ぶりの更新となった。
部品や回路が更新されて、性能も向上している。
・DACチップがAK4493Sにアップグレード。PCMサンプリングレートが最大32bit/768kHzに拡張された。ダイナミックレンジは118dBに拡大。
・USBプロセッサーは、XMOS 第3世代XU316になった。
・CK-03 クロックシステム搭載
・高性能電源フィルタリング
・その他
海外販売価格139$
カラーはブラックとグレー。
● お勧めポイント
• デザインが綺麗。
• 音量操作も可能。
• 価格がお手頃。
• リモコン対応
X 弱点や気になる所
• 世代が変わっても、外観の変更は無い。
• 電源はマイクロUSB端子から供給。別途USB電源アダプタなどが必要。
■ 感想
Sanskritは、SMSLの機器らしさを持つ機種です。洗練されたデザインや鮮やかなカラー。最新の技術を盛り込むなど。
発売されて年月が経つが、アップグレードで強化された。まだまた活躍します。
■ 購入用リンク
通販リンク。寿命の長い機種なので、モデル末期には在庫が少ない場合が有る。
・Sanskrit MKⅢ
AmazonとYahooに在庫有。楽天は取り扱い無し。
> 通販サイト検索
・Sanskrit MK2
初期のSanskrit 10thの在庫は減少している。なおAmazonではSanskrit 10thのページはそのまま、MK2に置き換わっている。
> Amazon
> 通販サイト検索
■ 周辺機器
使う時に便利な用品
■ ケーブル
◢・SMSL w6 Audiophilesオーディオ単一クリスタル銅RCAケーブル1ペア
SMSL社のコンポであるパンダシリーズ用に作られたケーブル。オヤイデを使用している。
■ 注意事項 ・ウェブサイトのご利用条件
■ データ
S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)
家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。
製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。
AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。
■ 更新情報
2023年9月7日 MKⅢ追加
2020年3月31日 作成
■ 関連SNS
■ 参考動画
■ 関連、参考サイト
・US AMAZON
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