忘れ物・探し物に活躍するアイテム『Tile』を購入して、色んな機器で使った感想。

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 忘れ物や探し物、貴重品の盗難防止対策に、人気が有るアイテムが『Tile』。

 私も『Tile』を実際購入しました。ただし『Tile』は利用条件が多い機器で使えない状況が有る。対応策も含めて紹介する。

今回は『Tile』を購入して色々な機器で使った感想を紹介。

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■ 『Tile』とは?


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 アメリカの企業Tileが作ったトラッカー(追跡機)が『Tile』。
『Tile』を大事にしたい財布や鍵、カメラ等の対象物に取り付ければ、スマートフォン等から位置捜索やアラームを鳴らし見つけることが可能。

 tileは進化を続けており、第2世代で音量アップとサイズが縮小。スマホ本体を慣らす機能を追加。2018年の『TileMate』で電池交換が可能になり、2019年5月に千円値下げされた。2020年では5種類が用意されている。

 今回は現在人気が有る標準モデルの『Tile Mate』を購入した。

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 ● 入手のいきさつ

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 私は家族の忘れ物・探し物防止に買った。~ 私は『探し物がものすごく嫌い』で整理整頓に几帳面なタイプ。そのため家族の無くしもの&探し物は物凄い負担だった。そんな私のために妹が『こんなのあるよ』とTileのカタログを持ってきてくれた。

私自身でも”物を探すアイテム”を色々検討したが、妹の選択は正しいようで『Tile』はシェアが高く世界で有名だったので購入を決めた。
そしてAmazonで価格がこなれている標準モデル『EC-13001-AP』を選択。




■ 本体解説


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  外観や操作感について解説。実際に使ってみた。



■ Tileの特長

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 購入して気付いたのだが”Tileは利用条件がかなり多い”。 『Tile』はBlutoothで他機器と接続して使うことが前提で、Tile自体にはGPSは無い。つまり『Tile』は単にBlutoothでスマホの機能を利用する子機に近い存在で、単独では利用できない。



■ 外観

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 商品は紙のケースに綺麗に梱包されている。取扱説明書も封入されており、本体には電池が既にセットされて直ぐに使える状態だ。

 本体の大きさは2.5㎝四方で小さい。Tile文字部分がスイッチで、Blutooth認証やスマホ呼び出しに使う。押した感じはペコペコしており、メタルドーム方式を採用している。

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■ 使用準備

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  使用するには「意外と敷居が高い」。Tileを使い始める段取りや利用条件を説明する。

● Tileを使用するには。

 制御や登録用にAndroidかios搭載の端末でかつGPSが必要。そしてTileアプリの導入、アカウント登録と機器認証が要る。さらにGPSと位置情報の許可が要る。 ~ どの条件が欠けてもTileは使用できない。

● Tileが使用できないケース
 
PCからの利用やGPS非搭載のスマートフォンかタブレットではTileは使えない。不便なことにTileはWifi位置情報では動作しないのだ。だが非対応機で動作させる方法が有るので後述する。

 そしてFireTVの場合。Amazonの説明を観るとFireTVだけで使えそうに誤解しそうだが、実際には上の項目(別のスマホを使用するなど)を満たさないと利用できないので注意。

 ・ 電池の挿入

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 電池はあらかじめ挿入されている。そして現行モデルは電池交換が可能となった。電池確認の為に開けようとしたが蓋が異様に硬い。壊れるかと思うくらい力が要る。電池はTileMateでCR1632,PROは2032を使用する。



■ 使用開始 ~ 設定

 『Tile』はtile用アプリが導入できる端末と接続して使う。

まず『Tile』のアカウント登録を、スマートフォンのアプリかPCから行う。注意点はPCからアカウント登録申し込みは出来るが、アプリ内のメール認証が有るので、結局はスマホで最初から登録したほうが楽だ。

そして購入した『Tile』機器の認証登録(アクティベーション)をアプリから行う。なおPCで『Tile』機器認証はできない。


● 接続と操作感

 『Tile』の操作や位置確認には条件が有る。スマートフォン側でアプリを立ち上げておく、GPSとBlutoothをONにしておくことが必要。

 オフでも利用は出来るが外出時に自分が『Tile』を無くした場合などに対応しない。

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■ 実際にTileを使用した感想

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 手持ちの機器でtileの操作を試してみた。

 ● 実用例

母へのプレゼント用にtileの認証を済ませた後放置していた。そしてプレゼントの準備をしているうちに、Tileをどこに置いていたか分からない状況になった。

 家族が揃ってる時に、実際にタイルを探すためにスマホから操作するとTileが鳴り発見できて、家族で感動した。


 ● スマホやタブレットでの使用

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 スマホアプリからTileの位置や距離を確認できる。Tile本体のアラームも鳴らせる。アラーム音は程よい大きさですね。うるさくは無いが、気付かないほど小さくもはない。


 ● PCからの使用

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 PCからはTileアカウントの利用が可能。利用するのはTileを無くした場合、Blutooth範囲外に出た場合の探索に使える。米国のtileサイトでメニューからFind Your Phoneを使用すれば位置探索を利用できる。(以下公式解説)Tileは世界最大級の落とし物コミュニティーを構築しておりBluetoothの接続範囲外で、音が鳴らせないときは「探し物」の近くを他のTileアプリユーザーが通ると、Tileのクラウドを通してあなたのスマホに落とした場所の通知がいきます。

 ➤ tile探索 https://www.thetileapp.com/en-us/dashboard/account


 ● FireTV

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 FireTVのアレクサを使い、Tileを使用出来る。
音声入力を使い「タイルでスマホを鳴らして」「タイルで鍵の場所を教えて」と言えば機能を利用できる。

なおFireTVだけでの『Tile』機器認証や機能の利用はできない。またTileがスマホと接続していない場合もTile機能の利用はできない。

 ➤ FireTV tile用音声スキル(無料) 


 ● FireHD等のGPS非搭載機

 GPS非搭載機では、通常は『Tile』の認証や利用はできない。
なおGPSを疑似利用するアプリ(FakeGPSなど)を起動させることで、一応『Tile』の認証や利用はできる。


 ● 古いスマートフォン

 Tileのアプリがインストールできないと『Tile』本体の認証や機能は使えない。




■ Tileの長短所

 ■ 良いところ

・ 小さい
・ デザインが良い
・ 価格お手頃
・ 無くしもの・探し物での精神と時間の負担が減る。


 ■ 弱点

 ・ 電池ふたが硬い。
 ・ 利用するための条件が多すぎる。




● まとめ

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 探し物と無くしものに対応する機器ではまずまずだと思った。
良いと言い切れない理由は、利用条件が多いのが不満だった。融通が利かない部分が多くて「PCでの設定・利用やWifi位置情報」も使えればいいのにと感じる。

 『Tile』を利用できる環境で一旦設定できれば、後はほぼ放ったらかしで使えるので、探し物・無くし物が多い方にはお勧めです。

 評価 75点


■ 購入用リンク


 本体や便利な用品の紹介。

・Tile Mate(標準モデル) 電池交換版

 今回購入したモデル。新型と大した差は無くて価格も千円くらい安いのでお勧め。






・ Tile Mate (2020) 電池交換版

 今回紹介した標準モデルの最新2020年版。Blutooth接続範囲が45mから60mに拡大した。






・ Tile Pro (2020) 電池交換版

 上位モデル。外観は、Mateと比べると縦横で6mほど大きくなり重さは4.5g増加。接続距離が120メートルと大幅に拡大している。

 



・ Tile Slim (2020) 電池交換版

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 カードサイズの最薄モデル。電池交換は不可だが、寿命が3年と長い。
大事な書類やパスポートなどと使うのに便利。







・ Tile Sticker (2020)

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 ボタンサイズの最小モデル。両面テープで張り付けられる。電池交換は不可だが寿命が3年と長い。小型なので、カメラなどの小物につけると便利。 弱点はやや分厚い。

 2個パックで販売されている。








 ■ FireTV用音声スキル





 ● 購入モデルの詳細データ、他モデルと比較

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 今回購入したのは標準版の『Tile Mate』で電池交換可能モデル。Amazonでは型番は”EC-13001-AP”で販売される。通販ではRT-13001-APとして販売されている場合も有る。型番の違いを調べてたが情報を見つけられなかった。想像だが年式やグレードは数字部分で、英字部分は販売ルートで型番を変更しているだけと思われる。

 標準モデル2019年版)の性能は2020年版(型番数字が1900X)とあまり変わらない。2020年版はサイズは同じで1.5g軽く、接続距離が20m伸びている。

なおEC-0600Xは旧モデルで電池交換不可モデル。形状は新型とそっくりなので注意。


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■ 更新情報

 2020年1月12日 作成

■ 関連URL、参考サイト