今日は低価格で掛け心地のいいヘッドフォン。PIONEERの「 SE-E07」を紹介。
私も購入したので音質や使い勝手。購入用リンクや周辺機器も紹介。
■ Pioneer「SE-E07」について
「SE-E07」シリーズはPioneer製の耳掛け式イヤホン。
日本で2003年に発売された。 当時流行していた耳かけ式で、デザインはメタリック色やラメが採用される。 2003年度のグッドデザインを受賞している。製造は東北パイオニア。
なおSE-E07はカラーによりサウンドにバリエーションがある。
・ Street Beat tune:J2,J4~J8 ストリート感覚のベストバランス設定
・ Club bass tune: J1B、J3B 厚みのあるバスサウンド、中低音重視
■ 入手のいきさつ
私は、普段は耳かけ式ヘッドフォンを主体に使っている。常用していたKOSSの「KSC75」が破損したので、耳掛け型のイヤホンを新しく購入する事にした。
今回は私が好みメーカーPIONEER製にする。なおPioneerの耳かけ式は発売が古くて、現在は市場にあまり流通していない。幸い通販でSE-E07の在庫が有ったので購入した。スペア用と音質比較用に2台購入している。
■ 本体解説
外観や音質について解説。
実際にタブレットやPCとつないで音を聴いた。
■ 外観
今回は2機購入した。 箱はpioneerらしい綺麗で丁寧な梱包。
古いので劣化を心配していたが、パッケージが若干色あせてたぐらいで販売年からすれば良好な状態だった。
本体の大きさは、スピーカー部直径が20mmでイヤホン部も小さい。ドライバーは強磁力ネオジウムマグネットが使用される。 ケーブルは左ドライバーから出たケーブルが右ドライバーに合流するタイプ。ケーブル部分はOFCリッツの表面が編み込み仕様で当時流行していたラメが入っている。 プラグはストレート。
1メートルの延長ケーブルが付属する。なおパッケージの台紙内側に保証がある。
● 装着方法やかけ心地
かけ心地は普通で圧迫感は少ない。
装着は耳に沿わして回転させるように行う。他社製品ではフック部が可動する場合が多くて余裕が有るが、SE-E07はややきつめなのとシリコンコートされているので耳に掛けにくい。 ドライバー部も小さいので女性向けに感じた。そしてきつめで外れにくいので外出用途やウォーキングなどの軽いスポーツに向いてそう。
耳かけ部はラバーコートがされる。イヤーパッドには単独発泡ウレタンが採用されており、やや柔らかい。
良い部分はケーブルが編み込みで保護されており、服や肌に引っかかる感じがなくて快適。延長ケーブルも扱いやすい長さでこちらも布コートがされており快適に使える。
■ 音質
音自体は『価格相応』。
音質は高音寄りだが、掛け方が特殊なので位置により音が変わる。また耳の形で人により随分と印象は変わるはず。
ドライバーは開放型のダイナミック式。 全体の傾向はPioneerらしいきらびやかな音。 なおSE-07は本体カラーにより音質がチューンされる。今回購入モデルのJ5,J8は中高域が出る設定で、実際に中高域が押し出されている。音場は広いが音像は中央に寄り。音の定位は良い。 特徴は高音域が綺麗でエレキギターとベースなどの弦楽器、シンバルなどの金属楽器の余韻が良く聞こえて、音の震えが分かる。
弱点は、耳かけ式で多い『低音が弱くてかつ高音寄り』でやや聴き疲れする。得意な分野は、高音が多くて音が埋もれやすいアニソンが良いですね。SE-E07で聴くと各楽器の音を綺麗に分けます。 そして音声が聞き取りやすいのでトーク番組やラジオに向いている。例えば屋外ロケの放送で風の音などが聞こえて、現場の雰囲気が良く伝わる。 また分離が良くて楽器を聴き分けやすいので、楽器の聞き取り・練習によさそう。
全体の感想は若い年代向けに音質調整されてる。音質は高音寄りなので、高音が好きな若い女性やMP3を聴く場合など向いてるでしょう。
付属ケーブルの音質も良いですね。また金メッキされてて接触が良いのも感心しました。さすが大手パイオニア。
■ 良いところ
・ 現在は安くて、音質もまずまず。
・ 編み込みケーブルなので引っかかりにくい。
・ 容積が少なく場所を取らない。
・ 延長ケーブルが付属して長さを調整しやすい。
■ 弱点
・ 装着はややしにくい。
・ 今は入手が困難。
■ Tips
● 改造:耳かけ式はドライバーが重くてコードが断線しやすいので、コード根元をホットボンドで固めた。
● まとめ、採点
音質はやや良い。そして最近は耳かけ式が流行してない為に販売価格がかなり安い。
上手く使えば便利なヘッドフォンだ。 ジャンルではトークの再生が得意でTV番組やラジオ,英語学習などに良い。また音の分離が良好で楽器練習にも向く。そして音質は高音を好む方に向いてるでしょう。
音質もまずますなので、常用しやすいヘッドフォンです。
採点:75点!
■ 購入用リンク
2017年ころまでは通販でも見かけたが、最近は枯渇気味。
● 購入用リンクの使い方
商品写真と横の商品名リンクは、基本としてamazonへのリンク。
なお色違いや他の通販サイト、ショップ販売品を見たい場合は、
○○で検索をクリックすると、通販サイト内からの検索結果を表示します。
価格は登場時が3300円(税別)。
■ 姉妹機
・ ハローキティデザイン「SE-E71KT」、キキ&ララデザイン「SE-E71TS」
バリエーション。 側面にサンリオキャラクターが印刷されている。
■ SE-E7 J1~J3 2004年4月10日発売
低価格モデル。イヤーフック部のラバーコートが改良されて髪に絡みにくくなった。
「E07」とスペックが異なる。E7は出力音レベル: 104 dB/mW、周波数特性は14~22,000 Hz。
■ 周辺機器
便利な用品。
■ イヤーパッド
■ SE-E07 スペック
現在は公式サイトに商品が掲載されていないので、記載しておく。
接続 3,5 mm
ケーブル長 0.6m + 延長ケーブル1.2m
出力音レベル: 104 dB/mW
周波数特性: 14 - 24,000 Hz
Potencia de entrada máx. 500 mW
インピーダンス: 32 Ω
ドライバー: 30 mm
重さ: 30 g
希望小売価格 3300円(税別)
■ 関連URL、参考サイト
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■ 更新情報
2020年1月9日 撮影画像を追加。画像位置調整
2019年9月12日 作成