映画「U・ボート」の謎やオチ解説。感想。

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 今回紹介するのは、映画『U・ボート』

  潜水艦映画で有名であり、人気がある作品です。
さて今作は、Uボート側からの視点で語られており説明不足の部分も多い。

 今回はの見どころと不可解な部分の解説。
一度見て分からない方向け。ネタバレと謎やオチ解説もあるので知りたくない方は見ちゃダメ。


■ はじめに 『『U・ボート』とは (1983)


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 原作者が実際に従軍記者として、U96に乗った経験をもとに作られた。

原題:Das Boot。 1981年の映画でウォルフガング・ペーターゼン監督。

1997年にディレクターズカット版が公開された。


■ 映画のあらすじ




 映画のジャンルは、戦争映画。
 
 第2次世界大戦でドイツ軍Uボート「U96」と乗組員、そして連合軍の戦いを描く。U96側からの視点のみで描かれるのも特徴。

 U96は大西洋の連合軍船団への攻撃や駆逐艦との戦い。そしてジブラルタル海峡突破をめざす。

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■ 謎解きと解説


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 作品はU96側の一人称視点であり、説明が省かれてる。
行動や登場機体の説明などもないので、わかりにくくなっている。

 疑問に思いやすい物や場面を紹介しますね。


■ エピソードと解説 

 
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 人物や謎の物体、作品中で解説されていない設定。メディアの特典やメイキングなどから私が面白いと思ったものを抜粋して紹介。




■ 登場アイテム

・Uボート (U-96)

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 Uボートはドイツ語ではウーボート、Unterseeboot(水の下の船)の略。

U96は原作者が実際に乗った艦で、映画「Uボート」でも登場艦はU96として扱われている。 UボートVIIC型で626隻が竣工したうちの一隻。VIIC型はドイツ潜水艦隊の主力として大西洋で活躍した。水中航続距離は4ktで80海里(148㎞)/2ktで240海里。

 元となったU-96は1940年8月1日に進水。1945年2月15日に退役。練習艦となるが1945年に米軍の攻撃で沈没している。

 作中では実物大模型や撮影用の環境や艦内セットが組まれた。


 > エンジン

 主機 ディーゼルエンジン2基と電動モーターの組み合わせ。 主に水上ではディーゼル、水中ではモーターを使う。作中ではモーターは”E機関”と呼ばれている。


・Uボートのマーク「笑うソードフィッシュ」

 司令塔に描かれている笑うソードフィッシュ(カジキ)。ネットではノコギリザメ、ノコギリエイとも書かれている。隊員の帽子にもシルエットでマークがついている。


・大量のレモン

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Lemons / CocteauBoy


 船員たちが大量のレモンを食べてるシーンがある。これは長い船内生活でのビタミン不足による病気、主に壊血病の防止。大航海時代には多くの船乗りが壊血病で命を落としている。細胞が破壊されるので体や精神を病んでしまう恐ろしい病気を、レモンの摂取で防ごうとしている。


・Uボートカクテル

 作中で作られるカクテル。レモン、コンデンスミルクを混ぜて作られた。 他のメンバーが呆れた顔で見ているので「ネタ」かな。




■ 謎のシーン、分かりにくい行動など。

 ・弱いUボート

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 作品を見て感じるのが、Uボートが弱い。
映画予告では格好よく描かれているが、作中では連合軍の駆逐艦に追い回されて潜んだり、飛行機に攻撃されるなど劣勢です。華々しく活躍する映画ではありません。

 これは2次大戦の終盤には、連合軍によりUボート対策が進んでいたため。艦隊による護衛、レーダーやソナー探知が進んでおり、Uボートの優位性は既に下がっていた。浮上すればレーダー、潜行すればソナー探知が待っていた。

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Sinking of Germany Uboat / San Diego Air & Space Museum Archives



・赤い電球

 戦闘に入って、ライトを赤に切り替えるシーンがある。これは監視に備えて、目をならす(暗順応)させるため。


・海峡前にイタリア船での豪華な食事
 
 海峡突破前。イタリア船に上官たちが招かれて豪華な食事で接待される。大量の肉と海鮮やフルーツ。そしてお酒がふるまわれる。商戦の艦長はやたらご機嫌で、Uボート艦長になついている。

 思うにジブラルタル海峡を突破するなんて無茶なことをするUボートに興奮しているようにも見えるし、無謀な作戦の挑戦者達へ、最後の晩餐をふるまっているようにも見える。


・ジブラルタル海峡突破。



 かなり困難な行動。海峡幅は11㎞、英軍の地中海唯一の修理基地もあり警戒は厳重。哨戒機も飛んでいる。


・なぜ浮上して海峡に近づいたのか。

 船長は、海峡まで近づいてから潜航する予定だった。大西洋から地中海へと向かう海流に乗って燃料を節約するため。 しかし敵の索敵能力が上回っていたため、Uボートは潜航前に攻撃されてしまう。


・攻撃から沈没

 英軍機は1940年からレーダーを搭載。作中ではU96への攻撃に成功している。 沈没するUボート。舵が破壊されて沈んでおりエンジンも故障。配管が壊れて浮上できなくなる。

 Uボートの潜航深度は230m、圧壊深度250 - 295m。作中ではメーターは260mをはるかに振り切ってしまう。


・飛ぶボルト

 船体が耐えかねていて、船内のあちこちのボルトが銃弾のように吹っ飛んでいく。実際は溶接されており、演出です。



■ ラストとオチの解説 


 作品のラスト。戦闘機の攻撃をUボート乗組員が受ける。 語り部以外の主要人物はほぼ全滅する。戦争映画でたまにあるパターンですね。 



■ テーマとオチのまとめ

 敗戦国側を視点に作った映画であり、やはり戦争賛美にならないように悲惨な落ちで終わっている。英雄としては扱えなかったのでしょう。
 

■ あとがき


 CGが無い時代であり、実写撮影が多くて迫力が有る。

生活感が凄くあふれてて、艦内にバナナやパイナップルがつるされているのが面白かった。



■  関連商品 


 媒体や関連製品


■ 映画


 ● U・ボート ディレクターズ・カット [Blu-ray]

 ブルーレイの高画質で見られる。







■ DVD






■ 配信

• Amazonプライムビデオ







■ TV版

 1985年に公開されたTVシリーズ。






■ 音楽


 音楽はクラウス・ドルディンガー 。
Uボートのウォルフガング監督とは『ネバーエンディング・ストーリー - 』でも組んでいる。軽快で上昇していくような雰囲気が似ている。
 『Uボート』では、オーケストラとソナー音との組み合わせが印象に残る。



・Das Boot: Original Filmmusik
クラウス・ドルディンガー 形式: CD

 30曲入りバージョン。4曲目の「U96」がカッコいい。後半はセリフ入りの音楽が入っている。






・Uボート オリジナル・サウンドトラック
Lothar-Günther Buchheim 形式: CD

 18曲入りバージョン。
ジャケットは実際のUボートを映した写真が使われている。






■ トイ




• タルガ 鋼密度模型Uボート U-96

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全長46cmの大型モデル。内部も再現されている。




■ 更新情報

2019年7月19日 作成