TOPPING社から新型DAC『D70』が登場した。
今回は『D70』の特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介します。
■ D70とは
TOPPING社の新型DACでプリアンプ機能も持つ。昨年リリースされて日本では今年5月に発売された。
ヘッドフォンアンプを持たないDACでは、同社で最上級機になる。同社DACでは先行したD50、D7Xsに似た形状で、特徴はディスプレイ装備とバランス出力に対応。
なお9月にバリエーションで無線対応版が追加された。
■ 特長と性能
性能重視タイプで新たにバランス出力を備えた。ライバルSMSL社のDAC「M10」からヘッドフォンアンプを抜いた構成に近くて価格も同クラス。DACも同じAK4497を採用する。
● 梱包
黒い箱の中に、型抜きしたスポンジへ本体や周辺部品が収められている。
■ 外観と内容
近年のTOPPING製DACに多い、センターに液晶画面を配するデザイン。操作系はシンプルで前面にボタンが4つあるのみ。音量制御機能をオフにすることで純粋なDACとしても動作する。
大きさは同社製品ではやや大きめで、幅が25㎝あるハーフサイズコンポ。高さは5センチでカーオーディオの1DINと同じ高さ。
前面はディスプレイと電源、選択、音量の上下ボタンを備える。表示画面はOLED液晶を持ちソース・ビットや音量、周波数を表示。リモコンも付属しており同社のDX3 Pro、DX7、DX7Sと共用できる。そしてリモコンから設定や各機能を簡単に操作が可能。
DACは旭化成の高級DACである「VERITA AK4497EQ」を2基搭載。AK4493は2016年に発売された旗艦モデルで32ビット2chのDAC。AK4490の上位機。同社の新規プロセスで製造されている。OSR-Doubler技術を搭載して低ノイズ、低電力を実現した。対応ビットレートや周波数は広めで最大でPCM768kHz、DSD512にも対応する。サウンドフィルタは6種類が切り替え可能。
USB受信部は第2世代XMOSであるXcore200 XU208を採用。S/P DIF受信部にはAK4418を使用。入力はHDMI IISにも対応する。
クリスタルはACCUSILICON製の2種搭載、OP-AMPはLME49720を採用する。機能では自動スリープ機能あり(オフも可能)。
• 音質は海外フォーラムで高評価を受けている。テストで同クラスの他社製DACを上回る場合が多く、テスターは「Topping製DACで最高の音質」と誉めている。 *audiosciencereview.comを参考
入力:
USB IN:44.1kHz〜768kHz / 16ビット〜32ビット。 DSD64-DSD512(ネイティブ)、DSD64-DSD256(DOP)
IIS IN:44.1kHz〜768kHz / 16Bit〜32Bit、DSD64〜DSD512
COAX / OPT / AES IN:44.1kHz-192kHz / 16Bit-24Bit
出力:ラインアウトRCA,XLR
電源は背面の3ピン端子から供給可能で115Vと230Vに対応する。
色: 黒、銀
● バリエーション: D70BT Blutooth搭載機
2019年9月7~8日の広州展覧会で発表。翌9日に発売された。なおBT(Bluetooth)版は公式サイトに未掲載。
「D70 BT」は新たに無線対応となった。音質面ではHi-Res Audio Wirelessおよびソニーの高音質コーデックLDACの認証を取得しており、Bluetooth用にCSR8675チップセットを使用してLDAC / AAC / SBC / APTX / APTX LL / APTX HDプロトコルをサポートする。Bluetoothからさらに優れた音質を得るために、CSR8675の内蔵DACおよびそのデジタル信号を2xAK4497に接続してデコードする。
外観の違いは、背面中央に無線アンテナ端子が追加される。また上面のステッカーが一枚多くて「Hi-Res Audio Wireless認定」のシールが追加されている。
● D70シリーズのお勧めポイント
• 入出力が豊富
• バランス出力に対応した
X 弱点や気になる所
・価格はやや高め。
■ 感想
TOPPINGらしい、良質な部品を盛り込んだ高級なDACです。
同社ではDACチップはESS製が多くて、旭化成は昨年末に出たDX3 proが使用しているのみ。D70はDACに旭化成を使っており音質が気になる。
「D70」はDACとプリアンプのシンプルな構成であり、入出力も多くてHDMI IISやバランス接続がしたい人に嬉しいモデルになりました。
■ 購入用リンク
現在の所、amazonに取り扱い有り。
5月27日に入荷した。
>通販検索リンク
● バリエーション: D70BT
■ 周辺機器
使う時に便利な用品
■ ケーブル
ケーブルを変えて高音質に。
買いやすい価格で人気もあるケーブルを紹介します。
• Topping ラインケーブル TCR1
2017年9月日本入荷。
純正のケーブル。
材質:金メッキ銅RCAヘッド+銀メッキ無酸素銅線
長さ: 25cm、75cm、1m、1.5m、2m
■ 公式動画
外観と機能、リモコンの操作方法が解説されている。
■ ファンの動画
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■ データ
TOPPING(トッピング)はブランド名。中国は広東省の省都、广州市にある会社。 ~ ブランド名は”伸びる物、トップの品質である”から。 製品の品揃えは主に小型アンプとDAC。そして現在は高級機が主流となる。
中華アンプの中では高価格の部類で 品質や高性能を求める方にお勧め。販売傾向は同型をまめに部品を更新し磨き上げる。小型機では珍しく長寿機が多い。
■ 更新情報
2019年9月16日 D70BTを追記
2019年8月23日 公式動画を追加
2019年6月12日 作成
■ 関連SNS
■ 参考動画
■ 関連、参考サイト
・AK4497 Japanese Datasheet - AKM
・Review and Measurements of the Topping D70 DAC
・hifigo.com upgrade-desktop-dac-topping-d70-bt-comes-with-bluetooth-hifigo
■ 関連記事
・2018年版 TOPPING 全現行モデル紹介。特長と購入用リンク