FOSTEXの純正ケーブル『ET-RP1.2』の購入と使用した感想

B073XHZRYG

 ヘッドフォンのケーブルを交換するために、新しくFOSTEXのテレオミニケーブルを買いました。

音質や使い勝手。購入用リンクや周辺機器も紹介する。


■ FOSTEXとステレオミニケーブル ET-RP1.2 について


B073XHZRYG

 ET-RP1.2 はFOSTEXの純正ケーブル。
RPシリーズには、2015年に発売されたT50RPmk3から付属している。そして現行のT50RPmk3gシリーズの発売時に改良されて金メッキタイプになった。 部品として単体販売もされている。

 ● RPシリーズとケーブルについて

 FOSTEX平面駆動型ヘッドフォンRPシリーズの弱点が「ケーブルの接触不良」 ~ RPシリーズは特殊な機構があり、ヘッドフォンの側面にケーブル接続用のジャックを備えるのと、ケーブルに回転ロック機構が付く。旧型の純正付属品のケーブルは接触不良が起きやすいので有名だったがET-RP1.2は不具合が改善されている。


参考:従来型のケーブル


■ 外観


B01FBPX07I

 パッケージはビニール袋と紙のフタが付く簡素な物。

 本体カラーはケーブル部が赤色だが写真で見るより薄めでややオレンジっぽい。表面はツヤ消しで、柔らいシリコン風の素材。ヘッドフォンと機器側がミニジャックでL型、金メッキされている。そして純正と同じくロック用の爪がある。面白いのはケーブルの両端がL型なのが珍しい。片方の爪を割ったり、接触不良になっても向きを替えて使えると思った。 


 
● 使い勝手、装着感


[atod][fostex_t20rpmk2n]DSC_0999.tibi.jpg

 装着はFOSTEXのモニターヘッドフォン。TP20 Mk2で試した。

ケーブル『ET-RP1.2 』の重さは普通ですね。重いケーブルであるような頭を引っ張られるような感じはない。 ケーブルは柔らかめでとりまわしも普通。ケーブルの長さは1.2mで使いやすい長さです。タッチノイズは少なめ。

 良い点はロック部がしっかりしているのと、端子が金メッキされており、RPシリーズで悩まされる接触不良が改善される。


■ 音質

 『ET-RP1.2 』音質は純正らしい落ち着いた雰囲気。

抑えめでおとなしい・控えめな音質。刺激のある音は抑えられており、音色の色づけはなくてややこもったようにも感じる。音場は中央より。
外部ノイズは少ない。

価格相応の妥当な音質。派手目な音質の他社ケーブルと比べて、日常で長時間聴ける音質であり手堅い。




 ● まとめ


 ヘッドフォンの純正ケーブルとしては、適正な価格であり買いやすい。
RPシリーズの旧型ケーブルを使ってる人には、接触不良が改善されるのでお勧め。

 音質も落ち着いた純正らしいもの。 ただし音質だけを求めるなら、もっと高額な有名メーカーのケーブルや定番品を買った方が良いでしょう。
 
 私は『ET-RP1.2 』を使ってみて、そつのないケーブルで、長く使っていけそうに感じた。


■ 購入用リンク


  本体の購入リンクや便利な用品。 

● 購入用リンクの使い方 

 商品写真と横の商品名リンクは基本としてamazonへのリンクです。
なお色違いや他の通販サイト、ショップ販売品を見たい場合は
○○で検索をクリックすると、通販サイト内からの検索結果を表示します。


・ ET-RP1.2

 対応;RPシリーズ。 バランス型のT60RPには非対応。






■ FOSTEXについて

 FOSTERは日本の音響メーカーの老舗で特にスピーカーが強いメーカー。
ソニーのヒット作で躍進のきっかけとなるトランジスタラジオ”TR55”のスピーカーを作り薄型化に貢献した。

 その後も国内外の大手家電メーカーのスピーカーを製造しソニー、ヤマハ、デノン、ノキア、Beats、ゼンハイザー。アップルの携帯機器iPhoneやIPodのヘッドフォンを作ってます。また車載スピーカーの取り扱いも世界10%とかなり大きな会社。

 FOSTEXは販売用の自社ブランドで自作用スピーカーが有名ですが、最近では小型アンプやDACなど幅広く販売を初め買い求めやすい価格と堅実な性能で人気が有る。




■ 更新情報

2019年6月7日 作成

■ 関連URL、参考サイト