高音質プレイヤー「HQPlayer4」家庭用とプロ版の音質と使用感想

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音楽プレイヤー「HQPlayer4」が発売された。

「HQPlayer」はハイレゾ再生に対応してアプコンも搭載する、高音質で評価が高い音楽再生ソフト。新型の特長や視聴感想を紹介する。

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■ 「HQPlayer」と4について


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 「HQPlayer 」はパソコン対応の高品質オーディオプレーヤー。

Windows,LinuxおよびMacOS用の販売ソフトで、2010年頃から発売され歴史があるソフト。オーディオメーカーのDACやネットプレイヤーに付属する場合もある。

 オーディオファンに人気と評価が高いソフトで高音質再生に特化されており、リアルタイムでアップサンプリング再生が可能。

 ■ 「HQPlayer 4」について

 5月10日にHQプレイヤーの最新版「HQPlayer 4」が発売開始。64bitOS専用ソフト。

 従来の「3」に対して4シリーズは上位版となる。家庭用の「HQPlayer 4 Desktop」と、プロ用の「HQPlayer 4 Pro」が発売。 なお従来の「HQPlayer 3」は販売が継続される。

 「4」では音質を向上させたHQPlayer 4エンジンを搭載し機能アップしている。PCM 1536KHz、DSD2048対応と凄いスペックになった。


■ 使用 音質や操作感


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 Windows用の体験版を使用した。

 ● インストールと使用。

 導入に難しい部分はない。「4」は64bit専用アプリとなった。「Desktop」はインストール中にクライアントとサーバー用プログラムの選択と追加が可能。



■ 新しい部分

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 主に音質向上と操作性の向上が図られている。
A/Dコンバーターを通しての最大768KHzのアナログ入力、192KHzデジタル入力が可能で、最大PCM1536KHzへのリアルタイム・アップサンプリングやDSD2048に変換して聞くことのできる機能が追加された。

操作部分も若干追加されており使いやすくなっている。



 ■ 特長


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 歴史のあるソフトで、外観やGUIはほぼ完成している。

 私が感じる特長を3つ紹介。



1. シンプルな外観と操作

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  外観は相変わらずで、2000~XP時代を彷彿させるクラシックなもの。プレイリスト再生が主体でシンプルな操作系を持つ。

一見余り変わってないが、実は少し便利になっている。まず入力時の周波数選択項目が追加されている。そして従来はプレイリスト再生が主体だったが、今回はソースフォルダの指定がブラウズメニューからエクスプローラーで可能になった。

 「PRO」には独立したレベルメーターが付属する。そして曲名の替わりにファイルのパスとファイルネームが表示される。




2. アップサンプリング

 CD音質のFlacやWAV,ハイレゾ音源でもさらにアップコンバート可能。既定ではDACの上限まで、ソフト側で周波数をアップコンバートする。
アップサンプリングを備えたプレイヤーは動作が重い場合が多いが、HQ PLAYERは軽快で負担を感じさせない。

3. 特殊機能

 やや上級やプロ向けの部類。再生設定,フィルターや変換方式,サンプリング等が細かく調整できる。設定は既定でも充分な音質でトラブルも無し。




■ 音質 

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 さて気になるのは音質ですね。
 Pro,Desktopを使用してみたが、凄い高音質です。3よりもかなり高精細化されており、確かに上位・プロ版を謳うだけ有る。

 「Desktop」と「PRO」を個別に紹介する。

 ● 「Desktop」

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 家庭用の上位版が「4 Desktop」。 今回はエンジンが新しくなり、高音質化が唄われている。
 
 「4」では「3」と比較してさらに高音質化と精細化されている。全体の印象は、デジタル臭さが抜けてノイズも少ない。「3」は正直なところ、精確だがやや聴き疲れする印象だったが「4」は改善されている。

 分離も綺麗で楽器やコーラスも綺麗に分離される。例えばマイケルジャクソンや女性アイドルグループの曲だと、楽器が多くて音が潰れがちになるが、「4」では綺麗に分離させる。定位も良い。

 解像度も上がり、ボーカルの息つぎ(ブレス)も良く聞こえて生々しい。楽器は演奏に迫力が出て、余韻で響きの変化も良く分かる。例えば盛り上がり部分で埋もれて聴こえなかった、ギター演奏で指を滑る音がHQ Playerだと聞こえて感心した。

 高音質になるため、音量を上げても騒がしくない。高音質なアナログサウンドを彷彿とさせ感心した。モニター然としていた「3」よりも聴きやすくかつ高音質なので、お勧めできる。

 正直なところ、ソフトウェアでの高音質化は限界に来ていると思っていたが「4」では更に一段上の世界に突入している。驚いた。


 • ハイレゾ化とCPUパワー

 使用時に動作負荷を確認した。 24bit 96k の音源で → リソース 1%以下 メモリ 200~300MBほど


 ● 「PRO」

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 プロ用に登場した「4 PRO」。新型エンジンやプロセッサの利用で高音質化がうたわれている。 ソース選択と切り替えやレベルメーターが追加されプロの利用に向けて作られた。

 全体の印象は聴きやすく綺麗な音質。そして「4 Desktop」でもかなり高音質なのだが、さらに高音質となる。

 細かく解説すると、さらにノイズが減り音が綺麗に・クリアーになる。例えば、楽器の多い場面やバックコーラスで更に綺麗に分離され個々のボーカルが明確になる。

「4Desktop」でも高音質だと驚いたのに、「PRO」は更に上を行く。

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 • ハイレゾ化とCPUパワー

 24bit 96k の音源で → リソースは2%以下 メモリ 200~300MBほど。
「DeskTOP」よりややCPU利用が増えている。



■ 基本操作から特殊な操作方法 ~使い方のコツ 

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 基本操作や特殊な部分の対処方法を紹介。



■ 基本操作

• 音楽ファイル再生方法

 基本は単一リストで再生する。追加はドラッグ&ドロップ対応。 「4」からソースフォルダ指定も可能になった。



■ 高音質化、おすすめ設定

 File > Settings > Multicore DSP → ONにする(規定)


■ 気になる所、注意点

 • 価格はかなり高い。
 • 日本語版の販売は無い。
 • 再生や曲管理機能は少ない。
 • MP3やAAC等の圧縮音源には非対応。
 • 調整機能が多くて細かい。
 • 体験版は21日間使用可能だが、30分でアプリがシャットダウンする。




■ ダウンロードとソフトの種類

 HQPlayer4は新規ライセンスが必要です。
3の上位版であり、バージョンアップ版ではない。

 各ソフトウェアメディア、日本語インストール方法および説明書付き

<製品価格>
HQPlayer 4 Pro    489,000 (税別) Windows、Mac、Linux版(Ubuntu、Fedora、MsHD-Vegas5)
HQPlayer 4 Desktop        60,000 (税別) Windows、Mac、Linux版(Ubuntu、Fedora、MsHD-Vegas5、Beat3)
HQPlayer 3 Desktop        20,000 (税別)
HQPlayer 4 Embedded      60,000 (税別) Linux(MsHD-Vegas-Embedded,Vegas5)


  ● Amazonなどで発売中。




 ■ HQPlayer 4 Desktop        60,000円 (税別)

 新型で3の上位版となる。

  > HQPlayer 4 Desktop ライセンス Windows版



  > HQPlayer 4 Desktop ライセンス MacOS Mojava対応



  > HQPlayer 4 Desktopライセンス Linux 版




 •  ネット通販各社用の検索リンク






■ HQPlayer 4 Pro    489,000 円(税別)

 プロ向けのモデル。OS毎に販売中

  > HQPlayer 4 Pro ライセンス Windows版  ¥489,000



  > HQPlayer4 Pro ライセンス Linux Ubuntu, Fedora版



  > HQPlayer 4 Pro ライセンス macOS Mojava対応

 


 •  ネット通販各社用の検索リンク






■ 総評

 音質: Desktop 96点 / Pro 98点
 総合面:60点

 お勧め点: 音が正確で解像度が高い。モニターや音源・機器チェック向き。4は綺麗な音質となり音楽試聴にも向く。そして利便性も向上した。


■ 感想

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 音質をひたすら追求する「HQ Player」がさらにパワーアップした。私感だが、今まで聴いた音楽プレイヤーで一番高音質です。
アナログのような迫力で、レコードを良い環境で聴いたような高音質と感じた。

近年はPCハードが高性能化してソフトウェアの変化も緩やかになっており、ソフトでの進化は難しいだろうと思っていた。しかし「ソフトウェアでまだ高音質化が可能なのか」と驚きました。

 プロやDTM向き。正確で高解像度のプレイヤーを求めてる方におすすめで音源や機器確認用に活躍するでしょう。そして今回、さらに綺麗な音質となり音楽試聴にも向くようになった。

 難点は価格が凄い所で、高音質化に見合う価値を感じるかは人による。
21日の体験版が有るので、興味があれば体験するのも良いですね。


・ 試聴について : 私の環境下での感想です。今回は複数PCでのテストは無し。

・ 記載について : 一部にリンク先データを参考もしくは引用しています。なお引用先が誤記の場合でもそのまま転載し、記事中で修正されない場合が有ります。また仕様変更や取り扱い店で本体や付属品が変更される場合が有ります。 リンク先記載や購入時の疑問や不明点は、リンク先や購入会社窓口にお問い合わせ下さい。


■ 関連用語


・ Signalyst社について。

 Signalystはフィンランドの会社。消費者向けの高品質なオーディオ再生、プロフェッショナルな低周波信号(主にオーディオ)測定、録音および再生システム用のソフトウェアおよびハードウェアシステムに特化したソリューションベンダー。




■ 試聴機器、テスト用アルバム

 使用バージョン : HQPlayer4 Desktop 402、PRO 410

 •  Core i7搭載機、Win10 1803: SSD化し、メモリーは16GB、HDD増設。電源を強化。

 •  FOSTEX ヘッドホン T20RPmk2n
 •  YAMAHA NS-10M PRO, Pioneer SP-A4

 ■ 試聴アルバム

 • マイケルジャクソン Thriller,BAD,DANGEROUS / CDとハイレゾ版
 • QUEEN WORKS,Greatest hitsong1 / ハイレゾ版
 • カルミナ・ブラーナ / CDとハイレゾ版
 • 乃木坂46 今が思い出になるまで / ハイレゾ版
 • 欅坂46 走り出す瞬間、真っ白なものは汚したくなる / ハイレゾ版


■ 更新情報

 2019年5月13日 作成

  

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高音質な音楽プレイヤー「HQPlayer」の解説と感想。

[2017年2月更新☆] Windows用の音楽再生ソフト対決。使いやすくて高音質なソフトは? [有名、マイナーソフト対決]


■ 参考、関連リンク

・公式 signalyst