S.M.S.LのDAC「M300」シリーズ解説。初代、M300MKⅡ、M300SEの解説と購入用リンク。[2023年9月更新]

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今回はS.M.S.LのDAC「M300」「M300 MKⅡ」「M300 SE」の解説。

特長と購入リンク。 便利な周辺機器を紹介する。

■ M300シリーズとは ~ 歴代機種 概略


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 S.M.S.L のDACシリーズ。初代は2019年3月に発売された。
一万円程度の買いやすい入門クラスのDACだ。同社のDACでは先行したM100に似た形状で、サンスクリット10thのような綺麗なデザインとカラーを合わせ持つ。特徴はディスプレイ装備とバランス出力に対応した。

バージョンアップされながら、現在も発売されているモデルだ。


■ 2代目 MKⅡ

2020年5月にアップデート版「M300MKⅡ」が登場。
大幅に機能が強化されて、プリアンプモードやBluetoothを搭載。リモコンに対応した。


■ 3代目 SE
 
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強化ガラスを採用した新型。チップ類がアップデート。MQAにも対応した。
大きな変化点ではヘッドフォンアンプが搭載された。


■ M300シリーズ 特長と性能


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 「M300」は、同社キューブ型タイプでは、入門クラスだ。だが機能は多く、性能も高い。ハイレゾ性能でバランス出力も備える。 MK2以降はBluetoothに対応。MK3以降では、高音質コーデックのMQAにも対応した。



■ 外観と内容

 M500、そしてMKⅡ、SEを紹介する。

 
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■ M300初代


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  性能重視タイプで新たにバランス出力を備えた。先行したM100とスペックが似ているが、DACチップが異なりAK4492を採用する。独立電源端子は廃止された。


■ 外観と内容

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 M100のデザインとサンスクリット10thを合わせたような外観。外観は直方体の美しいデザインで筐体はアルミのCNC加工。大きさは同社製品内でもかなり小さくて、M100と同じ大きさ。

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前面はディスプレイとスタンバイLEDと電源/入力ボタンを備える。表示画面はIPS液晶を持ち、ソース・ビットや周波数を表示、新たにデジタルソースのコネクタアイコンが表示されるようになった。表示色の変更も可能。本体操作は電源ボタンと操作ボタンで行う。

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DACは旭化成のポータブルオーディオ向け高級DACであるAK4492EQ。対応ビットレートや周波数は広めでDSD512にも対応する。

USBサンプルレート:1-32bit、44.1~768kHz DSD最大サポート:DSD512 
光/同軸入力サンプリングレート:16~24bit 32~192kHz

 USB受信部は第2世代XMOSであるXcore200 XU208を採用。電源は背面のマイクロUSBから供給可能でUSB入力と兼用。バスパワーになった。

色: 黒、青、赤


 ● M300MKⅡ


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  2020年5月に発売されたアップグレード版。外観はほぼ同じだが、内面での変更部分が多い。

まず機能で大きな部分は、音量調整を搭載してプリアンプモードが搭載された。そして前面ボタンが音量調整を兼ねるようになった。 リモコン対応も追加。また3つのサウンドカラー、DSDフィルターがサポート。

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 そして無線機能に対応して、Blutooth5.0を搭載した。apt-Xに対応している。外観ではアンテナ端子が追加。独立した同軸と光端子は廃止され、3.5㎜の同軸・光端子に変更されている。

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 電源部は初代がバスパワーだったが、「MK2」では独立電源端子が採用された。

 ・ 開封動画



 ● M300SE


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 2023年5月に発売された。アメリカで105ドルで発売。

3年ぶりの更新となり、大きく変化した。基本デザインは同じだが部品や機能が大きく強化更新された。クラスが中級機に上がった印象だ。

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外観は強化ガラスを採用。OLED液晶も備えた。

機能で大きな部分は、ヘットフォンアンプを搭載。そして前面に新たに6.35mm、4.4mmバランスヘッドフォン出力も装備。

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・チップ類がアップデート。
DACが変更された。Cirrus Logic の最新オーディオ デコーダ チップ CS43131をデュアル搭載した。MQAのフルデコードにも対応した。 XMOSは第3世代XMOS XU-316、PCMは最大32bit/768kHzまでサポート、DSDは最大DSD256までサポートする。

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・端子
RCA出力は廃止。3.5㎜RCA出力に変更されている。
USB:タイプCを二つ装備。電源とUSB接続用だ。

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 ■ M300の長短所

● お勧めポイント


 • デザインがカッコいい。
 • バランス出力に対応した
 • 初代は純粋なDAC。MK2では音量調整ボタンやリモコンが付属した。SEではヘッドフォンアンプを搭載した。


X 弱点や気になる所

 ・価格は高め。同社M100の倍以上する。




 ■ 感想

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 SMSLの機器は、随分とデザインが洗練されてきた。 
今回のM300では、先行したサンスクリット10thのカラフルさとM100のデザインを上手く取り込んでいる。またバランス接続がしたい人に嬉しいモデルになりました。



■ 購入用リンク


現在は「M300 SE」が販売中。
初代「M300」「M300MKⅡ」の販売は終了。


・「M300 SE」
 
amazonとYAHOOショップに取り扱い有り。

>AMAZON SMSL公式ショップが参加している商品リンク


> 通販リンク





・「M300MKⅡ」

>SMSL公式ショップが参加している商品リンク





・初代「M300」

 amazonに取り扱い有り。2019年3月18日に入荷した。

 



■ 周辺機器


 使う時に便利な用品



■ アンプ

・SA100

 M100と同時期に登場したパワーアンプ。Mシリーズとデザインが調和する。
アナログ入力と無線入力に対応する。注意点として奥行きがM300より少し長いのと、周波数帯域はハイレゾではない。







■ ケーブル

◢・SMSL w6 Audiophilesオーディオ単一クリスタル銅RCAケーブル1ペア

 SMSL社のコンポであるパンダシリーズ用に作られたケーブル。オヤイデを使用している。







■ 注意

 * 文章を読みやすくするため、敬称は略させて頂いている場合があります。

 • 注意点

仕様は変更される場合が有ります。一部にリンク先データを参考もしくは引用しています。なお引用先の誤記の場合でもそのまま転載し、記事中で修正されない場合が有ります。また仕様変更や取り扱い店で本体や付属品が変更される場合が有ります。 リンク先記載や購入時の疑問や不明点は、リンク先や購入会社窓口にお問い合わせ下さい。


■ データ

 S.M.S.L社は、中国は深圳市にある会社。社名は地名が由来。
(S.M.S.L =深圳市双木三林电子有限公司/ Shenzhen shuangmusanlin electronic Co., LTD)

 家庭とカー用音響製品企画から製造まで統合しておこなう企業。
製品はヨーロッパ、アメリカ、中東、東南アジアに20以上の国と地域に販売され日本でも販売。

AV機器はヘッドフォンアンプや小型アンプ、DACと小さく可愛い製品が主です。新製品とロングセラーモデルが混在するのも特長。


■ 更新情報

 2023年11月24日 文章調整。M300 SEにKRBリンク追加
 2023年9月27日(水) SE2を追加。記事をM300シリーズ解説とした。
 2020年6月8日 MK2の動画を追加
 2020年5月11日 S.M.S.L M300 MKIを追加、文章とリンクを変更。
 2019年4月25日 動画追加
 2019年4月2日 公式販売のリンク、画像を追加。英語版画像を日本版に差し替え。
 2019-04-02 07:00:00 公開
 2019年4月1日 作成
 
■ 関連SNS




・同社公式アカウントのリリース情報




■ 参考動画

・M300 MK2


・M300


■ 関連、参考サイト


AKM > プレミアムDAC>プレミアムDAC NewGeneration>AK4492ECB
AK4492ECB 127dB 768kHz/32-bit 2ch Premium DAC for portable audio devices




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