
今回はKENWOOD”Kシリーズ”の特集。
新型機の解説や購入用リンクをご案内します。
■ KENWOODとKシリーズについて

KENWOOD@CES2011 / 246-You
ケンウッドは、かってオーディオや無線機器で有名だったメーカー。
60年代ステレオブーム初期の頃は、トリオブランドでサンスイやパイオニアと並んで人気。無線機器技術がありチューナーも人気が高い。トリオは海外向けにKENWOODブランドを使用。80年代はカーオーディオでも人気ブランドとなる。86年には国内ブランドをKENWOODに変更。
2007年からビクターと統合が始まり、2011年にJVCケンウッドとなるが商品ブランドとして”KENWOOD”が残っている。
● Kシリーズについて

Kが付与されるシリーズはケンウッドの主力製品。
トリオ時代から存在し、現在もKseries(Kシリーズ)として販売。 明確な定義は無いが、やや上級のコンポに付与される。
アンプとスピーカーは単体販売があり、好みで組み合わされる。メーカーが用意したセット品もあります。
■ 新製品について

現在のKシリーズはハイレゾが主力となりました。
ビクターとの統合があり、同社の伝統高音質化技術「K2」が搭載されるのも魅力。
現在はモデル数が整理され、本体の単品発売が減りました。
● 新ジャンルの製品
小型アンプのブームに合わせ、小さなアンプが登場しました。
またデスクトップオーディオやスマホとの連携が進み、無線化やデジタル部の強化が進んでいる。
● 音質
音質は刺激が強めの音。若い人が好むサウンドです。やや硬めで中~高域が良く出ます。

■ 目次と見出し - ジャンルについて
■ KENWOODカタログ

各機種の特長と購入用リンクを紹介します。
■ インテグレーテッドアンプ
アンプ単体製品。なおDACや無線機能も搭載されている。
魅力の製品が登場しました。
・ケンウッド(KENWOOD) コンパクトアンプ Kシリーズ/Bluetooth・NFCに対応/ハイレゾ対応/高音質化技術 K2テクノロジー搭載 KA-NA9

時折小型アンプで、人気機種が登場するKENWOOD。
Kシリーズの最新アンプ「KA-NA9」はKA-NA7の上位機種です。
進化点は「K2テクノロジー」を搭載。波形補完技術で今回はBluetoothに対応した。
筐体は、3点支持の真鍮インシュレーターや天面アルミ部に美しいヘアライン仕上げを施された。
ちなみにビクターからは相当するモデルは登場しておらず、KENWOODのみのモデルです。
ハイレゾ対応。対応形式はWAV/FLAC(192kHz/24bit)、MP3、WMA。
PCと連携出来るUSB,スマホとの接続に便利なBluetoothとNFCを搭載。
・ケンウッド USB-DAC搭載フルデジタルプリメインアンプKENWOOD KA-NA7
アンプ部のみの単品販売

ケンウッドの小型アンプ。ビクターにも双子機種があります。
幅はわずか11㎝。 ハイレゾ対応。対応形式はWAV/FLAC(192kHz/24bit)、MP3、WMA。
PCと連携出来るUSB,スマホとの接続に便利なBluetoothとNFCを搭載。
■ 一体型レシーバー
アンプと付加機能を持つ単体製品。CDやラジオ、DACや無線機能も搭載されている。
・ケンウッド チューナーアンプ CD/AM/FM/USB Kシリーズ A-K805
JVCケンウッド

現在、ハーフコンポサイズで唯一単品販売される機種。
チューナーやCDドライブも搭載する一体型。
筐体はKシリーズらしい銀色で、フロントはアルミパネルを切削加工したもの、
アンプ部はデジタル。注目点は「K2テクノロジー」を搭載しCDや圧縮音源を高音質化可能。
DAC部はWolfson社製高分解能192kHz/24bit対応。
単体でCDやラジオも楽しみたい方に向いています。
■ スピーカー
現在はすべてハイレゾ対応になった。
・LS-NA9

最新モデル。「KA-NA9」と共に登場しデザインが揃えられている。
筐体は10センチ幅でMDF採用。構成は密閉型とバスレフ型の両方の特長を備えたダンプドバスレフ型を採用。
注目点はリボンツィーターを採用。かっては国産機でも搭載機があったが現在は珍しい。40kHzまでの高域対応。ウーファーには8cmグラスファイバーコーンとブチルゴムエッジを採用。
再生周波数特性 50Hz~40kHz,最大入力40W。質量 1.5kg(1本)
・LS-NA7
「KA-NA7」と共に登場した小型スピーカー。
筐体は10センチ幅でMDF採用。
構成は、珍しいダンプドバスレフ型を採用。密閉型とバスレフ型の両方の特長を備える。
再生周波数特性 60Hz~40kHz,最大入力30W。質量 1.7kg(1本)
・LS-K901 -M(木目)
最新モデル。「KA-NA9」と共に登場しデザインが揃えられている。
筐体は10センチ幅で18㎜厚MDF採用。上端が傾斜し回析波を低減するフロントバッフル、
構成はウーファーとツィーターを接近させ、点音源に近づける「UDレイアウト」採用。
注目点は新型ユニット搭載。100kHz対応アルミハードドームツィーターと2cmグラスファイバーコーンウーファー搭載。
100kHzまで対応する周波数特性を持ちます。
大きさ;W160×H271×D271mm。
再生周波数特性 40Hz~100kHz,最大入力70W。質量4.2kg(1本)
・LS-K731 -M(木目)-B(ブラック)
筐体は15センチ幅で18㎜厚MDF採用。上端が傾斜し回析波を低減するフロントバッフル、
ユニットは65kHz対応アルミハードドームツィーターとフルレンジのコーンウーファー搭載。
大きさ;W147×H252×D244mm。
再生周波数特性 50Hz~65kHz,最大入力80W。質量3.5kg(1本)
■ セット品 コンパクトHi-Fiシステム
セット品。本体部がカタログ落ちしたモデルもある。
すべてがハイレゾ対応。ワイドFMやBluetooth、USB接続。機種によってはCDドライブ搭載。
・ケンウッド KENWOOD コンパクトアンプ・スピーカーセット Bluetooth・NFC対応/高音質化技術・K2テクノロジー搭載/ハイレゾ対応 [KA-NA9 + LS-NA9]

最新モデルのセット。
・ケンウッド ハイレゾ対応 コンパクトアンプ・スピーカーセット Kシリーズ [KA-NA7 + LS-NA7]

人気ブランドの”Kシリーズ”で販売。
アンプ部はJVCのEX-NW1とほぼ同内容。
スピーカーは、ピュアパルプにコーティングを施したもの。
・K-515 -N(ゴールド) -S(シルバー)
※ハイレゾ音源対応モデル