トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアンを全話見た感想。



 Amazonがオリジナルドラマ『CIA分析官 ジャック・ライアン』を配信開始しました。

 トムクランシー原作のドラマシリーズ。
今回は全話見た感想。簡単なあらすじや見所を紹介。


 ■ トム・クランシー『 CIA分析官 ジャック・ライアン 』とは




 注目の作品で原題は「Tom Clancy’s Jack Ryan」。 アマゾン制作で世界同時配信であり、日本も8月31日からシーズン1を配信開始。プライム会員は無料視聴可能。

 トムクランシー原作でジャック・ライアンが主人公。 ジャック・ライアンシリーズは80年代に原作小説が発表され人気が出た。

今作は全8話で、一話はスペシャル。 時代設定は現代になっている。

トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン


 ● あらすじ



「レッド・オクトーバーを追え!」、「パトリオット・ゲーム」、「今そこにある危機」、「エージェント : ライアン」などのジャック・ライアンシリーズ最新作。

「LOST」「プリズン・ブレイク」「FRINGE/フリンジ」の製作陣が贈る トム・クランシー原作の世界的ベストセラー小説、《ジャック・ライアン》シリーズのドラマシリーズ化。今作はライアンがCIAで活躍し始める、恋人と出会う頃を描きます。CIA分析官ジャック・ライアンと新たに着任した上司のジェームズ・グリーアは、あるパターンを繰り返す不審な金の流れを追ううちに、アメリカとその同盟国を狙う新興勢力のテロリストとの、ヨーロッパ及び中東をめぐる追いつ追われつの死のゲームに突入していく。


harder better stronger faster / Robert Couse-Baker



■ 全話を見た感想 




 好印象です。 1話はかなり面白い。2話から間延び感が出るが7話までは面白い。最終話は失速して、アメリカのTVドラマで良くある、シーズン末に急いで話をまとめた感じ。 

 ただしバイオテロが主体と見せかけて、さらに踏み込んだ仕掛けがあった。全体では充分に面白い部類へ入る作品です。




■ 作品の要素毎の解説。

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● 話作り、構成について



 話はシンプルで複雑な設定や駆け引きはない。頭を使わずに見れるので楽でした。 

基本は一話完結。米国側とテロ新興グループとの対立が軸で、犯人を追跡してテロを解決していく。平行して各キャラやゲストのドラマに焦点を当てる。


● キャラ



 主人公のライアンは日本人の好むタイプのキャラです。ぼーっとしてるが正義感が強くて、問題発生時に凄いアイデアを出す。5代目ライアンはジョン・クラシンスキーが演じる。結構良い感じ。


6話 「情報と手段」より画像

 登場人物達は定番キャラばかり。敵味方ともに、基本がお人好しばかりで安心して観れる。私が良いと感じたのはアメリカや主人公側の脇キャラに魅力があった。

 例えば3話から登場するドローンパイロットのビクター。無実の人を誤爆して落ち込み、憂さ晴らし中に出会った夫婦にしばかれ、仕事仲間には脱落者扱いされて罪悪感を解決出来ない。最後は中東まで謝罪の旅に出掛けて人間らしさを見せた。私の家族が気に入ってた。

 6話に出てきたトルコの仲介人トニーも面白かった。小悪党でどうにもライアンと合わない性格。だが主人公達を助けよう、気に入られようと頑張る。作品のテーマである国の対立にも触れ 「正義か?俺も米国に生まれたら善人だったかもな。 ・・・人は生まれた土地で決まる、土が人を育てるんだ」など、深いセリフも吐いた。



 ● 良いところ

・ ジャック・ライアンが活躍する。
・ 西側社会の傲慢さ,暴挙も描いている。差別や侮辱。戦闘では民間人の誤爆など。
・ お金が掛かってる、映画並みのセットやアクションで進行する。
・ 定番の陰謀と仕掛けが面白い。大統領暗殺、バイオテロ、核物質テロなど。
・ アダルトなシーンがほぼ無いので家族で見られる。 


 ● 気になる点



 後半に整合性の取れない部分が散見する。米国側の対策に穴が増えてご都合主義に感じた。

 仕掛けでは、テロ側が勝ちっぱなしで頭脳戦になっていない。失策でテロを防げず、犯人に逃走されるの繰り返し。今作でCIAはただの解説役になっている。例えばテロ犯を追跡するのに防弾装備もせずに射殺される。テログループが連絡にネット・ゲームを使うのに、アメリカ側が保護したテロリストの娘にゲーム機を渡す。スレイマンの自宅地下通路を妻が教えない、救出した米国の医師団を血液検査しない。テロ防止に病院で携帯電話を圏外にさせるが、なぜかテロ側が遠くから発信して起爆させようとする等々。後半は穴が多くて集中しづらかった。

 同様に人間ドラマも失速する。中盤まではテロリスト側に人間味や戦う理由があり感情移入できたが、後半は整合性が崩れてテロリストの妻や子供等は、どうにもうっとうしい人達になってるのが残念。

 伏線も多くを回収出来ず放棄している。 例えば捕虜にしていたISILの首領を終盤であっさり殺害したり、話に絡まないスレイマンの息子など。ライアンの過去が活かせず、でら勿体なく感じた。 結局はテロリスト家族側でのドラマが作れずに余分な枝葉になってる。


● 勉強になったところ

 子供を甘く見ると痛い目に合う。




■ 総評とこれからへの期待




総評 58点。 
全体の感想は「面白かったけど、やや惜しい」

 仕掛けは大きいのに、うまく活かせずに小さく収束した。とはいえ面白くなる可能性が多い。
『ジャック・ライアン』はセカンドシーズン制作も発表されてるので楽しみです☺️





■ 作品リンク

• CIA分析官 ジャック・ライアン

> 字幕版・吹き替え版





■ 関連用品

• [ハミルトン] HAMILTON 腕時計 カーキフィールドオートクロノ H71626735 メンズ

 ジャックが今回使うハミルトンの腕時計。劇中で結構目立つので気になる存在です。
全体が黒のクロノ、ラバーストラップで精悍な印象。人気が出そう。





■ 更新情報

2018年9月4日 作成


■ 参考、関連リンク

• Amazonプライムビデオ
> トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン


参考: Amazonプライム
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