映画「2001年宇宙の旅」の謎やオチ、鑑賞法の解説。



 今回紹介するのは、映画「2001年宇宙の旅」

 名作で、新しい媒体が登場する度に真っ先に取り上げられる。
作品はSFだが、映像主体で説明の無さがファンに想像の余地を生み高い人気となりました。

謎の多い作品ですが、今年なんと監督のインタビュー映像が発見されました。50年近く謎だった、終盤の展開や映像の意味が明らかにされています。


 今回は『2001年宇宙の旅』の謎。不可解な部分やオチ、ラストシーンの解説。
一度見て分からない方向け。 ネタバレ・謎やオチ解説ですので、知りたくない方は見ちゃダメです。


■ はじめに ~ 2001年宇宙の旅(1968)とは 


2001 a space odyssey
2001 a space odyssey / Reckon


 理解を深めるために、映画の情報や概略から紹介。

 『2001年宇宙の旅』は1968年の映画。
原題は「 2001: A Space Odyssey」。イギリスのMGM-British Studiosで撮影。

 SF小説家と科学者で有名なアーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリック監督がアイデアをフィードバックしながら、映画と小説を同時進行に近い形で制作。特撮に多くの有名スタッフが参加しています。手塚治虫先生にもオファーがありました。

 公開当時は作品評価が分かれたが、再公開を重ねる度に人気が加速。今ではSF映画の名作になりました。

世界に大きな影響を与えました。例えばアポロ13号の司令官は作品原題にちなみ「オデッセイ」と呼ばれる。作品から生まれたSF設定・メカ造形や演出は後の映画やドラマ。日本の漫画やアニメにも大きな影響を与える。人気アニメでは『ガンダム』のOP等はそっくりです。

2001: A Space Odyssey (in 70mm)
2001: A Space Odyssey (in 70mm) / Olivier Pasco


● 関連作品

1982年 「2010年宇宙の旅」 小説版
1984年 「2010: The Year We Make Contact」映画。『2001年宇宙の旅』の続編。
1987年 「2061年宇宙の旅」 アーサー・C・クラーク作のSF小説
1997年 「3001年終局への旅」アーサー・C・クラーク作のSF小説


■ 映画のあらすじ


2001-a-space-odyssey
2001-a-space-odyssey / Ali Almazawi


 映画のジャンルは、SF。

 舞台は序盤が地球。途中から宇宙へ舞台を移す。
謎の物体モノリスの発見を軸に、木星探査船ディスカバリーで乗組員と人工知能HALとの戦いが中心。


■ 謎解きと解説


HAL 9000
HAL 9000 / RODA Fotografía


 設定やわかりにくい部分を解説。
無茶な推測やこじつけなどは避けてます。 時間順に紹介。




■ モノリスの正体は?

2001
2001 / Uqbar is back


 作品の大きな謎。モノリスの正体と属性を解説します。

 モノリスは石碑の様なもの。黒い四角柱で色は黒。月面のティコクレーターで発見され「TMA」Tycho Magnetic Anomaly=ティコ磁気異常を起こした。映画『2010年』ではテイコ・モノリスと呼称されている。

 その後、別のモノリスが発見されていく。「魁種族」と呼ばれる地球外生命体の道具で、独立した意識等はなく人類で云うコンピューターに近い存在。特長は同一ではなくモノリス毎に役割が存在する。『2001年宇宙の旅』では人類の進化を助長する、人類が発見時に電波を発信する等が描かれる。

● モノリスの特長と属性

 『2001年宇宙の旅』に登場時のモノリス。

• 比率は1:4:9。サイズは数mから2㎞。後の作品ではもっと巨大な物が登場する。
• レーザーや核爆発も受け付けない。人類では破壊できない。




■ 舞台での疑問。 

window moon
window moon / s1ng0


 作中での舞台に関する謎。
作品が1968年発表のため、現実での人類は未だアポロ計画の途中で、11号による月着陸も未だ。科学や設定でおかしい部分や原作者との連絡ミスで描写されなかった部分が有る。




■ 音楽の謎 

2001- a space odyssey
2001- a space odyssey / cdrummbks


 音楽はなぜクラシックばかりなのか。SFなのでデジタル・サウンドを多くの人が期待するでしょう。

『2001年宇宙の旅』では監督の選択でクラシックの名曲がふんだんに使われる。なお当初映画用に造られた音楽は没にされて、音楽製作者アレックス・ノース氏は激おこだったそうです。 没音楽は後にアルバムで発売された。




■ そもそも、なぜ説明が無いのか。

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 『2001年宇宙の旅』が難解である、初心者を受け付けない理由。それは”説明がほとんど無い”

 作品に生活の描写はあるが、登場人物や組織の目的が明確に説明されない場合がほとんどを占める。観客側は作品を楽しんだり謎解きする以前に「人物が何をしているのか自体」が分からない。

 これは本来は、作中に解説が入る予定だった。科学者が映画の出来事に触れるエピソードを入れる、そして解説ナレーションを挟む等。しかしキューブリック監督が削除した。 DVDの特典解説で節毎のナレーションの一部を知ることができる。

 監督は映像に徹底してこだわっており、例えば試写では宇宙船内のジョギングシーンが11分あり「退屈さ」をリアルに描写している。最初の休憩時間で原作者のクラークが退席したそうで、一般の私たちがなかなか理解できないのも当然です。

 *試写のエピソード Wiki アーサー・C・クラークの項目より



■ ストーリーや登場キャラクターに関する謎。


 question-64.png


 ストーリーや各キャラクターの不可解な行動や最期について解説。時間順に紹介。


● 作品を理解するポイント 

 知っておくと話を理解しやすいポイントを紹介。
主な流れはモノリスと人間の出会いを描く。 構成は、各節(パート)の冒頭で人類の日常が淡々と描写される。そして節の途中にモノリスが現れて、人類が進化するの繰り返しです。




■ 人類の夜明け(THE DAWN OF MAN)

Oldupai
Oldupai / Feans


 序盤は人類と謎の物体モノリスの遭遇。場所はアフリカ オルドヴァイ峡谷 *『3001年』

 この映画は、いきなり観る者を突き放しにかかる。10分以上おさるさん(ヒトザル)の映像が淡々と映り、見ていて「SF映画だよね。間違って別の映画を見ているのではないのか?」と不安になります。 そして獣におびえ暮らしていたヒトザル集団の前にモノリスが出現し。緊迫感が少し出てくる。ヒトザルは骨を触るうちに、新しい発見をする。それは『物が破壊できる』こと。

 つまりシーンの意図は、道具=兵器の発見。ヒトザルがモノリスの影響で『道具を使うことを覚える』。人類が道具を使い、獣から脱出した様子を描く。旧約聖書で描かれている、アダムとイブが知恵の実を食べるのに近い状況です。


 ● 月面探査パート

Space station V  again
Space station V again / Elsie esq.


 月面でのモノリス発見を描く。道具を得た人類は、シャトルと宇宙ステーションを作り、月面に基地を作るまで進化していた。

 フロイド博士の視点を中心に話が進む。博士は月面に向かうが、旅の途中で月に疫病が発生している噂を聞く。しかし月での疫病は隠ぺい工作で実は月で人工物体が発見されていた。400万年前に月面下12メートルに意図的に埋められた。メンバーは「TMA-1」Tycho Magnetic Anomaly=ティコ磁気異常と呼ばれる現象の原因を解明するために赴く。

モノリスに調査隊が接近し、記念撮影の準備中に異音が響いて、突如今節が終了する。 異音については終盤に解説される。


 ● なぜ月に人工物を埋めたのか。

 アイデアの元になったと思われる小説「前哨」は『2001年宇宙の旅』と序盤が似ている。 「前哨」には主人公の解釈がある。ざっくりとまとめると、知的生命体が仲間を探し旅に出た。知的生命体は地球に生命の誕生を感じる。 月は生命が出来るとは思えず、人工物を発掘するのは科学の進化した地球の生命体になるだろう。進化を期待し人工物を月に埋めた。 人類が進化すると押せる[チャイムやブザーのようなもの]ですね。




■ 木星使節(JUPITER MISSION)



 今節ではいきなり宇宙船の映像が映る。
状況は月での調査作業から18か月後で、木星への宇宙飛行するディスカバリー号が舞台となる。

 ここは凄い。いきなり木星探査計画と言われても、さっきは月で謎の物体を調査してたのに場面が変わり、なぜ木星へ旅をしているのか自体が観客には分からない。そして誰が主人公か観るべきキャラなのかも分からない。状況がたんたんと船員の会話や地球との通信で描かれる。 またもや、冒頭のおサルさんのシーンと同じく、映画の注目点が分からない”おいてけぼり状態”に陥る。
 
 注意深く見てると、HALの会話が先の月面探査と木星探査の関連をうかがわせるが、ほとんどの人が気づかないでしょう。 状況がかなり遠回しに解説されているので、見る者が脱落しやすい。


 ● 木星パートで話の流れ


 
 宇宙船ディスカバリーで人工知能HALとの対決が中心となる。

 乗組員は船長のデビッド・ボーマンとフランク・プール。他のメンバーは人工冬眠している。HALの異常を察したボーマンとフランクがHALの自律部の停止を画策するが、HALに逆襲される。フランクは船外作業中にHALの策略と思われる事故に遭い退場。

 旅の目的は節の終わり付近で明らかになる。


• HAL9000とは

hal-9000_focus_jpg
hal-9000_focus_jpg / hal_sk


 HAL9000は、人工知能を持つ論理回路。イリノイ州のHAL工場で1992年に製造された、HAL型の3号機。作中ではディスカバリー号の管理を行う。なおHALはお世辞のような表現をしたり、ボーマンによる停止作業の際に「怖い」と感情に似た表現をしており、かなり高度な人工知能と分かる。HALの名称由来は、小説では Heuristically programmed ALgorithmic computer の略とされる。

 作品の制作にIBMが協力しており、ネーミングやバッジの書体などに影響が見れる。なお劇中でHALが歌う『デイジー・ベル』は、世界で初めて 1961年にベル研究所のIBM 7094が歌っている。


IBM 7094 / thekirbster





■ HAL 9000はなぜ異常をきたしたのか?

HAL 9000 prop
HAL 9000 prop / Nottinghack


 今作での大きな謎。なぜHALは乗組員を襲ったのかは解説されてない。
HALは製造されてから些細なミスを起こしたこともなく、それゆえ強制停止されたことが無い。

 映画『2001年宇宙の旅』から推測できる、HAL異常の原因は二つの任務の不整合。ひとつは乗員との探査ミッション。そして木星への極秘任務との板挟みにあったため。HALだけが秘密任務を知っており、矛盾を解決できず異常をきたす。そしてHALは乗員と協力しなくてはならないが、乗員がHALを停止させると任務が完遂できないので、乗員の排除を実行した。

 HALが異常をきたす様子は繊細に描かれている。 HALの様子がおかしいのは、ボーマンが描いたスケッチをHALが見せてもらうシーン。スケッチの話から相談が唐突に開始されたのは、HALの論理や思考の統一性に障害が出てきているのをうかがわせる。 注意深く会話内容を観察すると、HALは任務に対してボーマンへ遠回しに相談し、月の発掘と今回の探査の関連に気付くように誘導している。

そしてHALはボーマンと会話しても矛盾が解決できなかったので、いきなり回路の診断ミスをしており、破たんをきたし始めてるのが分かる。

 HAL異常の詳細は映画『2010年』で、HAL開発者のR. チャンドラ博士が解説する。モノリス探査の指令をHALが内密で受けたため、HALは木星探査が任務のディスカバリー乗員に虚偽を行わなければならす、人間における統一障害となった。小説版「2001年宇宙の旅」でも似たような解説がある。

Will I dream, Dave?
Will I dream, Dave? / jtbrennan





■ HALとの対決。「論理記憶中枢センター」でボーマンは何をしているのか。

The HAL 9000 screensaver is creepy and awesome #2001 #Space
The HAL 9000 screensaver is creepy and awesome #2001 #Space / jayceeloop


 HALの自律部分を停止させている。

 フランクが船外作業中の事故に遭った後に、ボーマンはHALとの会話で異常を確信する。ボーマンは宇宙船ディスカバリーに戻った後に、HALの論理メモリーを備える中枢部に入る。そして手動でホログラフィック・メモリーを排出している。メモリーの内容は「LOGIC TERMINAL(論理端末)」「MEMORY TERMINAL(記憶端末)」と壁面上部に注釈が入っている。

 記憶→論理回路の順に停止させているので、人間で言えば新しい記憶や知恵から消していく状況。そのためHALが幼児退行するような反応をしている。HALは初期に使用すると思われる挨拶や機能紹介を始める。最後は『デイジー・ベル』を唄い、機能を停止する様子が描かれる。

 

 ● 旅の目的

 旅の目的は、節の最後に明らかとなる。
ボーマンによるHALの中枢部停止後に、HALの制限がなくなったためモニター画面にビデオが再生される。

それはディスカバリーが目的地到着時に再生されるメッセージだった。旅の目的は「月面で発見していたモノリスが木星へ強力な電波を発信」しており、送信先の探査が目的だった。


 ● 作品でなぜ木星が選ばれたのか

 本来は土星が予定されていたが、当時の技術では環を表現できなかった。小説では土星が目的地となり、木星を使ったスイングバイが行われている。





■ 木星 そして無限の宇宙の彼方へ(JUPITER AND BEYOND THE INFINITE)
jupiter
jupiter / c a palmer


 ディスカバリーはついに木星付近へ到達した。
ボーマンは単独で探査を続ける。木星付近で巨大なモノリスを発見。*映画『2010年』では木星とイオの中間点。大きさは2㎞

 ボーマンはポッドでモノリスに接近する。


● 謎の映像の意味は



 ここからが凄い。謎の映像が10分近く展開される。
映像は、星や天文現象に見えるので宇宙を旅したという表現でしょう。液体や気体を撮影してるのは分かるが、自信満々に展開されると観てるうちに意識を無くしそうです。

 ここで描かれてるのは、ボーマンが知性体もしくはエネルギーに取り込まれている。 *矢追純一氏のインタビューより


● 白い部屋

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125A8561 / dbking


 白い部屋に到達。ボーマンは老化していく。これは一生が経過したという表現。人間としては死へ向かい、生まれ変わる準備ともいえるでしょう。

 キューブリック監督は部屋について「ボーマンを観察する動物園のようなものと言える」と語っている。白い部屋の装飾は、人間にとって居心地の良い場所が作られている。 *矢追純一氏のインタビューより




■ ラスト - ボーマンはどうなった。
 


 ボーマンは「スターチャイルド」となる。

 ボーマンは人類を超えた存在となった。そして地球へ帰還する。インタビューで監督はその後を「見る側の想像にゆだねる」としている。キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』では物語はここで終了する。





■ 作品について 概要やテーマ解説




 映画『2001年宇宙の旅』単体での流れは、人間が神の作った物体を追い求める。そして人間が神に近い存在になる話だと思います。

流れは、謎の物体発見→人類が進化→冒険して困難と闘う(HAL)→3つめのモノリス=旅の目的地へ到達し、神に近い存在となる。

宇宙の旅シリーズは小説で4作あるので、実は『2001年宇宙の旅』はまだ序盤だが、映画『2001年宇宙の旅』だけでもなんとなく満足できてしまうところが今作の凄い所でしょう。





 ■ 関連作品で、主要人物はどうなるのか?

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DSC00456 / Greg2600


 参考に、関連作品での流れを紹介。

今作の主要人物。映画『2010年』でフロイド博士やボーマンが登場。 ボーマンは時間や空間を超えた存在になっているようで、何かの指示を仰ぎながら人類に警告したり、家族に会っている。HALは再起動。人類を助けるための行為を受け入れる。フランクも別作品で登場する。



■ おまけ - 鑑賞法と映画の見どころ 


2001, A Space Odyssey
2001, A Space Odyssey / Per Olof Forsberg


 『2001年宇宙の旅』の楽しみ方。

 今回列挙した謎の部分。SF映画なので設定や流れが気になるのですが、今作は普通の映画ではない。娯楽映画だと思って観ると、冒頭のおさるさんのシーンで爆睡するでしょう。私も小学生の時に初めて見て寝ました。

 監督はあえて説明を省き、映像と音楽で語ろうとする。そして作られた恐ろしい完成度の映像美を楽しむのが、『2001年宇宙の旅』の楽しみ方だと私は思ってます。



■ 『2001年宇宙の旅』を楽しむ 

 普通の楽しみ方も出来るので紹介しますね。


 ● ストーリーを理解する簡単な方法



映画『2010』を見ると分かりやすい。娯楽としてしっかりした映画で「2001年」の謎部分も明らかにしてくれる。


 ● 映像の美しさ

 環境映像のように、映像をぼーっとみるだけでも楽しめる。これが50年近く前に作られた映画か?と感心する。
時代で云えば海外だと西部劇の黄金期、『007は2度死ぬ』の頃。日本だと若大将や座頭市、「黒部の太陽」の時代です。『2001年宇宙の旅』での映像がどれだけぶっ飛んでいたか分かります。

自然物の美しさ。綺麗な構図。人類が月面着陸前に描かれた月の光景。そしてオブジェクトがどれも美しい。宇宙船のデザインや服・インテリア。 監督やスタッフのこだわりぬいたセットや映像が楽しめる。







■  関連商品 


2001: a space odyssey
2001: a space odyssey / cdrummbks


 『2001年宇宙の旅』が気になる方、「また観たい!」 あなたのために紹介。


■ 映画


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 定番作品であり、さまざまな媒体で登場しています。



• ブルーレイ(2D)2001年宇宙の旅
発売日:2010/04/21 
ディスク枚数:1 枚 品番:CWBA79838 JANコード:4988135806512

 2010年に発売されたバージョン。特典映像も多い。




> DVD 2001年宇宙の旅
発売日:2010/04/21
製作年度:1968 年 ディスク枚数:1 枚
品番:WTB65539 JANコード:4988135804860




● パック

• 【初回仕様】2001年宇宙の旅/時計じかけのオレンジ ワーナー・スペシャル・パック(2枚組)
発売日:2017/07/05

『2001年宇宙の旅』関連の最新版。『時計じかけのオレンジ』とのセット。キューブリック監督の映像といかれっぷりが堪能できる。

> Blu-ray
品番:1000648247 JANコード:4548967330731




> DVD







• 2010年

 ロイシャイダー主演。『2001年』の続編にあたる。『2001年』の設定や謎の解説、緊迫感も継承してしている。 話も面白くて、映像も進化している。また東西の冷戦構造など新たな視点も加えられた。

 今作ではフロイド博士が主人公。博士はかって関わったディスカバリー号事故の責任を感じている。
博士はロシア宇宙船に乗り込んでディスカバリーの調査へ向かう。 







■ サントラ


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• 「2001年宇宙の旅」オリジナル・サウンドトラック

 作品で使われたクラシックの名曲が収録されている。
作品のシーン順に合わせて、使用曲が並ぶ。

 サントラの種類は、内容はほぼ同じ。 アナログ時代のLPが8曲入り。CDはポリドールが1991年にPOCP-2017で発売。東芝EMIが1999年に発売。2010年にソニーが同内容で再販(SICP2703)。東芝とソニー版はカラヤン指揮の『ツァラトゥストラはかく語りき』と、HAL9000に関する会話が収録されている。 購入するなら、最新のソニー版で良いと思う。




• Alex North's 2001

 映画『2001年宇宙の旅』で未使用となったアレックス・ノースの曲。
友人のジェリー・ゴールドスミスが録音して発売された。

 


• Music for 2001: A Space Odyssey (The Original Score by Alex North)

 1968年録音のアレックス・ノースによるオリジナルスコアを元にする。
マスターテープが発掘され2007年に限定発売された。2014年に再発されています。

オーケストラを使った劇伴音楽となってます。クラシックのオマージュなどは無し。音質は余り良くない。






■ トイ



・メビウスモデル 1/144 2001年宇宙の旅 ディスカバリー号 ポッドベイディテールアップセット (説明書日本語翻訳付き) プラモデル SP2001-B (限定生産) メビウスモデル(Mebius Model)

 全長1メートルにもなる巨大なディスカバリー号。今回、エッチングパーツが追加され発売。




・メビウス 2001年宇宙の旅 スペースポッド 1/8スケール プラモデル MOE2001-4
メビウスモデル(Mebius Model)

 2017年末に新作で登場するスペースポッド。




・ HAL USBメモリ MOE2018SDCC-4

 2017年末に発売予定。



■ 書籍


• 2001年宇宙の旅

 ハヤカワから発売。




• 2010年宇宙の旅




• 2061年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)

 科学の進歩で、まだまだ元気なフロイド博士が主役。




• 3001年終局への旅 (ハヤカワ文庫SF)

 宇宙の旅シリーズの最終。燃える展開。
歴代主要キャラが登場。人類は生存を賭けて、封印された”切り札”を使う。




・前哨 (ハヤカワ文庫 SF (607))

 クラークの短編集。前哨 は『2001年宇宙の旅』の元になったと思われる。
月面での人工物発見が描かれており、丁寧に解説されている。





• The Making of Stanley Kubrick's 2001 - a Space Odyssey

 本が、なんとモノリスの形をしています。
『2001年宇宙の旅』の制作風景やデザイン画、設計図などを収録。
巨大セットの写真や撮影方法の解説図など、舞台裏に迫る。また俳優や宇宙船の客室乗務員がモデル風に撮影されていて綺麗な写真が多い。




• The 2001 File: Harry Lange and the Design of the Landmark Science Fiction Film (英語) ハードカバー – 2014/10/19

 コンセプトデザイナーのハリーラングさんによるデザイン解説本。





■ あとがき


 『2001年宇宙の旅』はシリーズの一部分で有り、『3001年』もリドリー・スコットにより一時期制作のうわさがありました。映画化されてほしいなと思います。






■ 参考、関連サイト

• 視聴データ:DVD、プライムビデオ

 Stanley Kubrick’s 2001: A Space Odyssey Trailer - In cinemas 28 Nov | BFI release


Stanley Kubrick on the meaning of the ending of 2001 in a rare 1980 interview

 今年話題になった映像。キューブリック監督へのインタビュー画像。80年12月頃の11PMで放送された企画の素材が発見された。

 矢追さんがキューブリック監督にインタビュー。なんと2001年のラストシーンについて解説されました。本当にキューブリック監督なのかは謎だが、論理がしっかりとしており丁寧に説明している。

 監督制作映画の舞台裏と。『2001年宇宙の旅』ラストの真実へ近づく貴重な映像で、さすがは矢追さん。


・ wiki 2001年宇宙の旅#サウンドトラック盤  - サントラ発売の経緯と型番を参考にさせて頂きました。
・ wiki アーサー・C・クラーク - 試写でのクラーク氏退席を参考にしました。
・ wiki デイジー・ベル - HAL9000の歌唱について参考にしました。

■ 更新情報

2018年8月28日 制作