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「PowerDVD19」を使った感想。人気動画プレイヤーがさらに進化 ~ 待望の64ビット化!
動画プレイヤー「PowerDVD18」が登場しました。多様な再生に対応し、そして画質や音質向上機能を持つのが特徴。
「PowerDVD 18 Ultra」を使った感想を紹介します。
■「PowerDVD 18」とは
PowerDVD はパソコン用動画再生ソフト。歴史の長いソフトで、現在はBDやDVD,ネット等の動画再生に対応する。
最新版18は2018年4月20日発売。ダウンロード版は17日から。
製品版は3種のグレード(ウルトラ,プロ,スタンダード)が有り、他にライセンス版,30日無料体験版がある。
有料ソフトだけあり、各種ファイルや現代の新サービスにも対応。
● 18の特長
最新版はWindows 10 最新版 Fall Creators Update 対応。市販、レンタル DVD、ブルーレイ ならびに録画したディスクに加え、Windows非対応の最新動画形式、VRやHEVC/H.265 などの再生とHDR対応技術も搭載。
主に新規格対応が進んだ。目立つのはウルトラワイドサイズのモニターに対応、ネットのVR動画対応が強化。私が良いなと思ったのが、”ながら見”に便利な『ミニ画面モード』が搭載。そして新たにFire TVのキャストに対応。


■ 使用してみた感想、使い勝手
18の上位版 Ultra体験版をWin10使用PCへインストールし、実際に使用する。
■ 外観
外観は綺麗でシンプル。メニューやボタンがコンパクトに配置され画面が広い。全体に洗練されてる印象。
背景画像は規定で綺麗な画像が用意され、変更も可能。 ディスク・ドライブのアイコンに、DVD停止位置のサムネイルが表示されるなど気が利いてる。
■ 画面モード 表示画面はPCとTVモードが選択可能。
各モードを紹介する。
● TVモード![[powerdvd18][tv-mode] [pv]WS2018000997[AtoD]tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5Bpowerdvd185D5Btv-mode5D205Bpv5DWS20180009975BAtoD5Dtibi-thumbnail2.jpg)
タブレットやボードPC向きのモード。表示ボタンを大きめに、設定を簡略化してる。17からの変化は若干ボタン形状等が変更されたくらい。 良く使う機能がまとめられており、余り設定変更しない場合やPowerDVDに慣れてきたら使うのにも向く。
● PCモード![[powerdvd18][pv]WS2018000983[AtoD]tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5Bpowerdvd185D5Bpv5DWS20180009835BAtoD5Dtibi-thumbnail2.jpg)
やや詳細な操作や表示ができるモード。Windowsの標準アプリのようなデザイン。 設定も上手く絞り込まれ分かりやすい。リストは動画がサムネイル表示できて綺麗。 プレイヤー画面も使いやすい。UIはカスタマイズ可能で、表示コンテンツや操作ボタンの変更が可能。
• ミニ画面モード![[powerdvd18][gui][mini-mode]WS2018000973[AtoD]tibi.jpg](https://analog-to-digital.up.seesaa.net/data/5Bpowerdvd185D5Bgui5D5Bmini-mode5DWS20180009735BAtoD5Dtibi-thumbnail2.jpg)
新機能。ミニウィンドウで動画表示が可能となり、『ながら見』で便利になった。機能切り替えなどは不要で画面サイズを最小にするだけで使える。
■ 再生、画質

動画を再生し、性能や画質を紹介。
● 動作 プレイヤーの動作は軽快。早送りや最大化も早い。動作は安定しておりさすが販売ソフト。17より操作感がしっかりしており、動作も安定している印象を受けた。
気になるのは、シークバー上での動画サムネイル表示が無くなってる。これは残念。
■ 画質
気になる画質はファイル,BDディスク,ネット再生とも良好。
● 高解像度「TrueTheater 技術」の実力は?
画像:TrueTheater ON 注目の画質向上機能「TrueTheater 技術」を紹介。アップスケール,ノイズリダクション,色,画質,手ぶれ補正が可能。実際に使ってみる。
画像: 左 通常 / 右 画質向上ON まずPowerDVD17からの進化で目立つ点。18では規定設定での画質が派手に・鮮やかになった印象。好む人が多い画質だと思う。
設定メニューは17と同じ。
「TrueTheater 技術」をオンにすると画面が精細になる。規定値では自動補正され画質は明るく鮮やか。明度とコントラスト,色彩が強調されシャープネスがやや上がる。解像度は樹木などの輪郭が明確になる。
1080P動画再生では標準はフレーム落ちが気になるが、画質補正を入れるとフレーム落ちが減り画質も見やすい。ただし元がHD画質以上は効果が分かりにくい上にCPUパワーも必要。
画質補完はディスクとYoutube動画再生にも対応。特にDVDやVGA以下の低解像度動画やネット動画に効果が有る。
画像:左 通常/ 右 画質向上ON
■ 各種再生 
ディスクや各種形式の再生と使用感。DVDディスク再生: アクセスは高速で安定。メニュー表示や一時停止&再開動作も早い、ルートやチャプターメニュー表示も簡単。 再開時に開始位置を記憶してるのが便利。
BDディスク再生 : プロとウルトラが対応。なかなか良い。動作は高速で安定しておりドライブの反応も良い。GUIは専用コントローラーもしくはキーボードから操作。
動画再生: 主流形式に対応。特に問題なし。
ISO再生 : 上位版が対応
● ネット動画対応
面白いのがネット動画再生。 プロとウルトラが装備。
YoutubeやVimeo動画を再生可能で、画質向上機能も使える。 ピン止め機能でお気に入り登録とオフライン再生が可能。お気に入りの公式MVなどをリスト化しておくと楽しい。気になるのはやや動作が不安定。動画キャッシュ中には操作しないほうが良い。
低画質のPVやライブ動画を高画質化できるので、かなり便利だと感じた。
画像:Youtube再生でTrueTheater ON = 左 通常 / 右 画質向上ON
■ 音質
[画像]Flac形式の音楽ファイルを再生しているところ 対応力は高い。音楽再生ではハイレゾやFlac形式も再生可能。今回はMP3やCD,ハイレゾ24bit-94kHz規格 の作品等を試聴した。 操作はフォルダツリーからの再生も可能。WASAPIと排他出力に対応し、グラフィック・イコライザーも装備する。 再生時のトラブルもなくて、音楽プレイヤーとしても常用できるレベルです。
音質は良い。 音色がキラキラしておりメリハリがある。定位や分離感も良くて解像度も高い。私は好みの音質です。
動画や音楽には、TrueTheaterサラウンドやドルビーも使用可能。派手目になり、音が厚く盛られる。ライブや映画に向いている。
● キャスト・DLNA機能 製品版のみ。また追記します。
■ 基本操作から特殊な操作方法 ~使い方のコツ
便利な機能や操作方法を解説。• バージョンや登録状況の確認 左上のPowerDVDの文字をクリックする。
■ FAQ*1 不具合: ピン止め機能で、DLが完了しない場合がある。
この状態になると、DLのキャンセルもピン止め解除も不可能になる。そしてソフト終了時に問い合わせが出るが、DLをキャンセルして再起動してもDL状態が継続されループする。
対策 = キャッシュファイルを削除する。ソフトを再起動すると、ピン止めのDL作業が正常に再開する。
■ PowerDVDの良い点・ 多機能
・ 画面が見やすく操作もしやすい
・ 音質が良い
・ リスト再生時に多くの動画プレイヤーはHDDが休止するとファイルを見失うが、PowerDVDは続けて再生可能。またファイル変更時に画面サイズがリセットされる場合が多いが、PowerDVDは画面サイズが一定。
■ 気になる点・ 価格はややお高い。
・ 動画や音楽再生時に、ファイル切り替えで「パチッ」とノイズ音が入る。
・ インスタント・プレビューが無くなってる。
・ 保持されない設定が有る。音声出力モードなど。体験版だからかは不明。
■ 感想
好印象を持った。 相変わらず多用途に使えて、かつ安定してる。ネットやディスク再生など動画関係はこれ一本で処理できる。多機能でも地道に進化しており、他ソフトと比べ不具合が少な目。
18は正常進化しており、17で不満に感じた部分が解消されているのに感心した。 また画質補正が鮮やかで綺麗になり効果が強く感じる。惜しいのは相変わらず価格が高めで、安くなると嬉しい。
最新版18は、動画&BDやDVD・ネット動画再生プレイヤーにおすすめ😃✨音楽面でも使いやすく、メディアプレイヤーとして多彩に使えるソフトです。