AKB映画の解説。時代背景や感想を紹介します😊✨
■ AKB48の映画解説

AKB48 / DozoDomo
AKBの映画は、2011年からドキュメンタリー形式で制作。2016年までほぼ一年おきに発表されている。2017年は短編映画集が発売。
AKB人気が過熱した頃から作成されており、情報量は多い。AKBメンバーの魅力と歴史紹介が中心。見所はAKB人気が出る経緯、渦中のメンバーがどのような思考でモチベーションを保っていたのか、今見ても面白い部分がある。

■ 作品リストと解説
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■ AKB映画 ドキュメンタリー

発表順に並べました。
映画と合わせて公開された地上波作品も紹介してます。
基本はドキュメンタリー形式ですが、監督が異なるため作風が異なる。
• 『DOCUMENTARY of AKB48 1ミリ先の未来』

NHKで放送されたドキュメンタリー番組。構成がしっかりしており見やすい。映画より先に見るのをお勧め。
映画と同じ素材を別の人が編集した感じ。
印象に残ったのは、高橋みなみが「AKBはサプライズ、驚きだとか 感情で動いてる」と語る。AKBの人気が出た理由や戦略が分かる。
[現在は、下で紹介している一作目映画の特典となっている]
• DOCUMENTARY of AKB48 to be continued - 10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?
2011年4月22日
AKBのドキュメンタリー映画第一弾。AKBの人気が過熱、上昇してきた頃に公開。
時期は、レーベルを移籍した後に人気が急上昇し、紅白が決まる。前田敦子から大島優子へのセンター交代と選挙での競争があったころ。
2010年の出来事をなぞりながら、リレー形式でのメンバー紹介をする構成。
当時の人気メンバ-。前田敦子、大島優子、渡辺麻友、柏木由紀、高橋みなみ他が登場します。
各メンバーに大きな存在感がある。そして考えがしっかりしており、人気が出たのも納得する。篠田麻里子が「私たちの世代は、女優やモデル目指したり目標がある。今の研究生はAKBを目指して入ってくる。外の世界を知らないと争うことになる、視野が狭い」と語る。後に巨大化するAKBが陥る危機を個の時点で指摘しています。
映画と言うよりメンバー紹介集です。メンバーのファンは楽しめる。
DVDが2012年。BDは2013年発売。
> スペシャルエディション
内容;「DOCUMENTARY of AKB48 1ミリ先の未来」ディレクターズカット版
2011年1月8日にNHK総合で放送された特番のディレクターズカット版を収録
• DOCUMENTARY of AKB48 AKB48+1
映画第2作目「Show must go on」公開前日にNHKで放送。
AKBのドキュメンタリーで2012年の出来事と魅力をA~Z形式で紹介。
ナレーションが入って見やすい。そして初心者が分かりやすい解説と楽しいエピソードが含まれており、良くまとまっている。
印象に残ったのは『僕たちは戦わない』のMVを撮影した樋渡監督が「前田敦子の存在感が凄い。他の子はみんな誰かの背中を見ている、しかし前田は誰の背中も見てない。」と絶賛。あと終盤に、メンバー同士がキスしてるシーンがあるのが楽しかった。
おすすめ。
[現在は、下で紹介している2作目の特典となっている]
• DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on - 少女たちは傷つきながら、夢を見る
2012年4月20日
2011年の出来事を追う。
作品は東北震災の被災地をメンバーが訪問する所からスタート。
破壊された町でメンバーがミニライブを行う。 峯岸みなみが「少女が花を摘んで持ってきてくれた。私は、なぜステージから降りて受け取ることができなかったのか」と悔やむのに人間味を感じた。
そして拡大するAKB人気と、メンバーのプレッシャーが描かれる。時期は第3回の選抜総選挙の頃。有名な前田敦子が「私のことを嫌いになっても、AKBは嫌いにならないで下さい」と言った頃。大島優子は「皆さんの票は愛です。たくさんの愛をありがとうございます」と言い切る。当時のメンバーの責任感と思いに感心する。
大きな出来事は、初の西武ドームコンサート。巨大なイベントに苦闘するメンバーが描かれる。初日の公演後に秋元康から「最悪のステージです」と言われ、メンバーが奮闘する。酷暑とプレッシャーに前田敦子を始め、多くのメンバーが倒れていく。
全体の構成は被災地出身のメンバーを挟みながら、大場みなの謹慎も描かれる。完成度が高く、スキャンダルの部分もしっかり描く。AKBのドキュメンタリー作品では一番良い作品です。おすすめ。
>コンプリート版
上の商品に、インタビューや舞台挨拶などが追加される。
• DOCUMENTARY of AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN - 少女たちは涙の後に何を見る?
2013年4月26日
ドキュメンタリー第3弾。
作品は、センターポジションの解説から始まる。
前田敦子の引退を中心に描く。出来事では初のじゃんけん大会が行われる。そして指原莉乃の交際報道とHKTへの移籍を追う。
そして巨大化するAKBと人気。初の東京ドーム公演も行われる。衣装担当の茅野しのぶさんが新人に「私がこの子たちの衣装を作ったのよ」を語るのに歴史を感じる。後半は、AKBグループ新世代への交代を予感させて、松井珠里奈などがクローズアップされる。スキャンダルも描いており、ドキュメンタリーとして公平である。
印象に残るのは、恋愛禁止についてメンバーが語る部分。篠田麻里子は「もし結婚したい人が現れても、恋愛ができない今現れたのだから、運命の人では無かったと思うことにする」と語り、松井珠理奈は「恋愛はいつでもできる。AKBは今しかできない。私は多くの人から選ばれた。成れなかった人たちの分まで頑張る。」と言い切る。アイドルとしての考えがしっかりしており、責任感が大きいのに感心した。
終盤のインタビューでは、板野が卒業を発表する。新世代がステージに向かうところで締めて、次世代の未来を予感させる。がむしゃらだったAKBのパワーを感じる作品。
>コンプリート版
上の商品に、インタビューや舞台挨拶、予告などが追加される。
• 「Documentary of AKB48 AtoZ 2014」
2014年7月5日・7月12日にNHK BSプレミアムで放送。2013年の出来事をA~形式で追う。
ナレーションが入って見やすい。明るいエピソードが多くて楽しい雰囲気。PVの撮影風景や、サイリウムカラーの説明など。映画の内容を補完する部分もある。例えば、大島卒業コンサートが中止決定になった後に天気が回復しており、大島優子が笑顔で挨拶してる。
前回に合った、キス&ハグシーンもあり。全体に良くまとまってて雰囲気も良い。おすすめ。
[下で紹介している販売品の特典になっている]
• DOCUMENTARY of AKB48 The time has come / 少女たちは、今、その背中に何を想う? 東宝
2014年11月7日
大島優子の卒業を中心に描く。
大きな出来事はAKB握手会での衝撃事件。メンバーの苦しみと回帰が映される。
大物が卒業する中。新世代でまだ幼い福岡聖奈や後藤萌咲なども映っており、NMBの城恵理子復帰も描かれる。初期AKBの区切りとなる作品。
良い部分では選抜総選挙のシーン。2位で指原莉乃が呼ばれて、渡辺麻友さんの一位が決定してるのですが驚きの表情だけなのが立派だと思いました。日本人らしい所作と美しい表情でした。
疑問だったのは、拡大するAKBグループの中、以前持ってた良い部分が削がれてるのがわかる。組閣で、チーム4メンバーが分解され過呼吸を起こしす。しかし他グループメンバーが冷たい目で見ている。かっては一体となって這い上がろう、戦っていたのが、グループ間での競争にシフトしてしまって、AKB人気が失速していった理由の一つが分かる。
観るには耐えるレベルだが、ピーク時期を超えた感があるのと、「倒れる、泣くシーンが多い」など構成がマンネリ気味に感じた。
販売品には、NHKの「Documentary of AKB48 AtoZ 2014」が特典で付属。
> コンプリート版
本編のディレクターズカット版ディスクが追加。
• 存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48 東宝
2016年12月14日
第5弾。キャッチは「AKB48は、なぜ10年続いたのか? AKB48は、あと10年続くのか?」。10年後をテーマとした一作から、節目となる作品。
監督は、元NHKプロデューサーの石原真監督。初代総監督・高橋みなみの卒業と横山由依新体制の頃。
特典: 舞台挨拶、予告、MV,AKB48AtoZ2016ディレクターズカット。2016年10月21日にNHK BSプレミアムで放送された特集番組
>コンプリートボックス
ディレクターズカット版、チーム8特別インタビューが追加される。
■ AKB映画

ドキュメンタリー以外の作品。
• 劇場版「私立バカレア高校」
ジャニーズJr.とAKB48共演した映画。
監督は窪田崇で『きゃばすか学園』の監督もされた人です。
• 2017年6月28日 9つの窓
ドキュメンタリー作品は一息ついて、今回は短編映画集となった。
AKB48グループ内の9人を主演に据えた10分の短編9作品。
宮澤佐江、北原里英(NGT48)、兒玉遥(HKT48/AKB48)、入山杏奈(AKB48)、横山由依(AKB48)など。
種類: DVD、DVD豪華版
■ あとがき

Last time / kimubert
AKBの映画は作品数も多く、覚えにくいタイトルばかりなのでまとめてみました。
記事で紹介した作品の他に、CDアルバム『0と1の間』の特典である「DECADE ~10年の軌跡」が、完成度が高くておすすめです。
■ 文章について
敬称を略している場合が有ります。
■ 更新情報
2018年7月4日 作成
■ 関連、参考サイト
• AKB48 - ウィキペディア
作品発売時期などを参考にさせて頂きました。
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