TM NETWORKの作品解説。

Self Control

 今回は「TM NETWORK」の経歴と作品についての情報。

 TMN作品は派生や企画物が多いため量が多いが、今回はオリジナル作品やおすすめ作品に絞り込みました。

手持ちCDやライナーノーツを参考にしながら、アルバムの時代背景や解説。そして聴いた感想を紹介します。
 

■ TM NETWORK とは 


 ユニット名の由来は、”TM”の部分はメンバーが活動を開始した”多摩”が由来。海外バンドや楽器メーカーのような地域名を持たせたかったが、レコード会社側に拒否されて別設定が使われタイムマシーンの略とされる。デヴィッド・ボウイ の『ジギー・スターダスト』のような架空のSF設定を持っていた。 未来からやってきたメンバーが世間に溶け込んでいくという設定で、その後も利用される。

”ネットワーク”の部分は海外バンド「メン・アット・ワーク」のような語感から付加されている。



● メンバー

Gift for Fanks(DVD付)

 ユニットであり、メンバーは3人が主体。小室が音楽,宇都宮が歌,木根がバラードを担当するのが基本。
歴代サポートメンバーには浅倉大介、松本孝弘など有名アーティストが居る。


メンバー

 小室哲哉(楽器全般、作詞作曲編曲、プロデュース)
 宇都宮隆(ボーカル、ギター他、作曲)
 木根尚登(ギター他、作詞作曲編曲)





● 音楽活動について 

1979年 前身となるSPEEDWAYでメジャーデビュー。シングルリリース。
1980年 SPEEDWAYでアルバム『Base Area』リリース。

1983年 TM NETWORK結成。EPIC・ソニーと契約
1984年 1stシングルとアルバム『RAINBOW RAINBOW』同時リリース。
1987年 『Self Control』リリース。シングル『GetWild』がヒット
1988年 紅白出場。
1990年 TMNETWORK名義のラストシングル発売
    9月 TMNにリニューアル。
1994年 新聞広告にてTMNの終了宣言。

1997年 TM NETWORK再結成発表
2012年 シングル「I am」発売
2015年 2012年からのライブを終えて充電期間に入る。
2017年 小室哲哉が引退を宣言。




 ● 音楽性について


 
 アルバムの間隔が空く時もあるが、活動は継続している。

 一定間隔や作品毎にコンセプトが作られ、音楽制作がされる。 電子楽器を多用したサウンドが特徴。アルバム『ゴリラ』以降は、FANKSという定義を打ち出しファンク色が強くなる。1990年頃からは ユーロビートやクラブサウンドのようなダンス色が強くなる。2004年の10作目からはトランス風になる。 小室哲哉の活動や趣味がフィードバックされながら、やりたい音楽を作り上げており、時代ごとの最先端サウンドが聴ける。

 ボーカルの宇都宮は作らない綺麗な声、そして伸びやかではっきり歌う。氷室京介の声が優しくなったような声質です。

 3人揃ってのインタビューやラジオは、いつもはしゃいでおり楽しそう。長く音楽を続けられる関係と才能を持つユニットです。

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■ 特長と ネット通販各社 購入用リンク


TM Network ソングス

 作品を紹介。

作品数はかなり多い。企画物,派生版が多いので
今回はオリジナル作品やおすすめのものに絞っています。



■ 目次と見出し - ジャンルについて

 発売順に紹介。
インディーズや限定で手に入れにくいモノやビデオテープなど、古くて流通してないものは省きました。

(項目をクリックすると、該当部へジャンプします)

  CDオリジナルアルバム
TM NETWORK, TMN,


  CDボックス
  CDベスト盤
  CD企画物、リミックス

  CDシングル
  ライブCD

  映像 DVD,ブルーレイ 

  書籍

  配信




● 購入用リンクの使い方 

 製品の特長と購入用リンクを紹介します。

商品写真と横の商品名リンクは、基本としてamazonへのリンク。
なお他のネット通販販売品を見たい場合は、
○○で検索をクリックすると、通販サイト内からの検索結果を表示。



■ セット、ボックス版 



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 作品が一期に揃うBOX版。



・WORLD HERITAGE DOUBLE-DECADE COMPLETE BOX
 2004年3月31日

TM NETWORK WORLD HERITAGE~DOUBLE DECADE COMPLETE BOX~

1984~1994年までのアルバムを収録。オリジナルアルバムからライブやリミックス作品等も含むコンプリートボックス。
デジタルリマスタリングされている。

限定生産品でナンバリングされている。






 >WORLD HERITAGE ~Revival and Renewal BOX~
  2017年3月21日

 「Get Wild」発売30周年にリリースされた。 2004年版「WORLD HERITAGE」コンプリートボックス の再発で、CDは2013年以降のリマスターでBlu-spec仕様。1000個の限定販売。

[在庫なし]



■ オリジナルアルバムCD 


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 オリジナルアルバム。発売順に並べました。
節目となる時期で分類。



● 前期 1-6作目  


 初期作品。

 「TM NETWORK」名義で1980年代の作品


 

・1st RAINBOW RAINBOW
 1984年4月21日

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 ファーストアルバム。
明るい「カリビアーナ・ハイ」から幕開け。「1974 (16光年の訪問者)」などちょっとSFっぽい雰囲気も持ちながら、全体に明るい雰囲気が漂う。







・2nd CHILDHOOD'S END
 1985年6月21日

CHILDHOOD'S END

 タイトルは、クラークの有名なSF小説『幼年期の終り』から。ジャケットは80年代らしい雰囲気でかなりポップな服装。

音が良いアルバムです。派手な曲やバラードがバランス良く詰められている。前作から正常進化しながらも、音が整理され落ち着いた感じ。打ち込み音とポップさが上手く同居しておりバランスが良い。






・TWINKLE NIGHT
 1985年11月28日

 ミニアルバム。『バンパイア・ハンター D』の主題歌やテーマ曲も含まれる。

 キラキラしたサウンドでメロディーも良い。聴いてて落ち着く曲が多い。






・3rd GORILLA
 1986年6月4日

GORILLA

 TM人気が大きく飛躍する頃のアルバム。ジャケットは歴代アルバムで一番派手でユーロビート作品のようです

 アルバムタイトル通り、曲も力強い雰囲気になりました。非常に旋律が良い、印象に残る曲が増えました。そしてスローな曲や派手な曲と彩に富みバランスも良い。

 出だしの「GIVE YOU A BEAT」からカッコいい。ファンクとビートの煽りが入る。
「You Cam DAnce」は後の「GetWild」につながるような明るい歌詞。
「I WANT TV」は「ラジオスターの悲劇」のようなメディアに語り掛ける歌詞。
「雨に誓って」も名曲で、音や転調がカッコよく歌詞も良い。

 ファンク色が出てきてるが、未だ聞きやすいレベルで押さえられてる。名曲ぞろいです。







・4th Self Control
 1987年2月26日

Self Control


 黒が主体で、カッコいいジャケット。
 表題曲の「Self Control」はネガティブに捕らえられそうな用語を、”自分を解き放つ方向に使う”試みがされる。

 アルバム前半は明るくテンポの速い曲。後半はスローな曲が納まる構成。音は派手過ぎず聴きやすい。私が良く聞いてるアルバム。音質も良くて落ち着く。






・5th humansystem
 1987年11月11日

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 ヒューマンとシステムという相反しそうな単語を組み合わせ、世界観を提示する。表題曲「humansystem」も良い曲。
CGが使われた無機質なジャケット。裏側には3人がモノクロで映りカッコいい。

録音には海外の有名なスタッフが関わっている。収録曲は、押しの強い音もあるがバラードもありバランスがいい。ダイナミックレンジが広くて、今聴いても音が綺麗。今でも私は良く聞いてるアルバムです。






・6th CAROL A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991
 1988年12月9日

 当時は新しい戦略であるメディアミックス展開がされた作品。木根尚登著による小説が出ている。ジャケットイラストはGAINAXの有名スタッフ佐々木洋さんが関わる。メンバーがコスプレしてます。

 コンセプトアルバムで、曲にストーリーがあります。累計売上はTM史上最大となりミリオンを達成。

>「CAROL DELUXE EDITION」
 2014年に新装版が発売。

リマスターされBlu-specになる。
アナログの印象を再現しており、ケースはレコードサイズ。DVDや写真集が同梱。





■ TMN時代 


RHYTHM RED

 TMN名義。
90年代となり、ちょうどバブル終焉の頃と重なる。



・7th RHYTHM RED
 1990年10月25日

 TMN名義の初アルバム。初期は箱ケースでした。

 アメリカンロックやヘビィメタルに小室と宇都宮が感化され、ハードロックやシンセサウンドの融合を目指している。メロディーからリズム重視へ、今までのポップス路線から変更されてかなり派手な音になった。アメリカンロックのような強くて厚い音、メタルのような早いリズムや派手なギターサウンドを詰め込んだ曲が有る。

有名海外アーティストが参加した。歌詞に脚本家を採用したり、木根尚登がボーカルを担当したり新しい試みも行われている。小室哲哉のプロデュース面での役割が大きくなっている。

 旧作と比較して実験要素も強くてかなり尖っており、リミックスアルバムのような雰囲気でTM名義で凝った作品。後に小室が挑む新しいジャンルや展開するサウンドへ繋がっていく前触れになっている。







・8th EXPO
 1991年9月5日

 TMN名義で2作目。タイトル通り博覧会のイメージを持ち、曲がパビリオンとなる。作品発売の前年に大阪で花の万博があり”EXPO90”という略称もあったので、EXPOが流行の言葉だったのでしょう。

「We Love The Earth 」「Love Train」など人気曲を収録。なお今作には珍しく小室みつ子さんの歌詞が無い。






■ 後期  


QUIT30

  2000年代になっての活動。
発売間隔がやや空くようになる。



・9th Major Turn-Round
2000年12月25日

 9年ぶりのアルバム。インディーズレーベルで発売。

TMというより当時の小室作品でプログレを意識して制作されている。実験作品のようで凝っている。やり過ぎ感もあるし、今作にTM名義や宇都宮のボーカルが必要だったのか?とも思うが、しかし安定方向に振らずにチャレンジする気持ちはさすがです。ジャンルは違うがEUROGROOVEのようにとんがってます。






> キヲクトキロク Major Turn-Round
2003年2月5日

 簡単に言えば、インディーズで手に入りにくかった作品に特典ディスクを追加して、メジャーから再発している。

 インディーズレーベル発売アルバム『Major Turn-Round』に、未発売テイクや過去曲のリミックス等が入ったディスクを追加で2枚組。 R&C Japan / gaball screen(よしもと)が発売した。Disk2に『Major Turn-Round』、他をDisk1に収録する。






・10th NETWORKTM -Easy Listening-
 2004年3月24日

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 デビュー20周年作品。ジャケットは他作品と違う雰囲気です。

過去曲のリミックスが多い。音はトランス風でバンドのアルバムと言うより、ボーカル部分が素材となっている。ユーロビートで使われるような音色やコーラスが多い。当時は先端でありTM名義で新領域へ果敢に挑んだ作品。






・11th SPEEDWAY
 2007年12月5日

 ジャケットアートはGAINAXの佐々木洋さんが担当しており、アルバム『キャロル』に似てる。

コンセプトはSPEEDWAYの3作目で、SPEEDWAY時代のイメージでメンバー3人による曲制作。スローでシンプルなリズムの曲が増えて聴きやすい。

現在は廃盤でややプレミア気味。







・12th QUIT30
 2014年10月29日

 前作から7年ぶりの作品。音楽性はプログレ、テーマはSNSを扱う。

TMの新規ファンや既存ファンも喜ぶように作られている。『 Major Turn-Round』『NETWORKTM -Easy Listening-』と比べて随分と聞きやすい。

ディスク1は既発シングル曲と組曲「QUIT30」の組み合わせ。先行シングルの『I am』も収録。ディスク2は再録やリミックス曲を収録。





■ SPEEDWAY時代作品 1979年 ~ 1982年 


ゴールデン・ベスト

 TM NET WORKメンバーが在籍していたバンド。
2作目に小室が参加。TM NET WORKの設立に伴い、消滅。

・THE ESTER & BASE AREA
 1990年 

THE ESTER  & BASE AREA

 SPEEDWAY時代のアルバム79年の『エスター』と80年の『ベースエリア』のセット。

TMに繋がる旋律の良さと、明るいサウンドはこの頃から出ています。
私は「 CLOSE YOUR EYES」「キャプテン・アメリカ」が好み。






■ ベストアルバムCD 

Get Wild

 さまざまな会社と形態で出ている。最近の作品を紹介する。



・Gift for Fanks

Gift for Fanks(DVD付)

 当時はCDがレコードの販売量を追い抜いた頃。今作はヒストリーアルバムとしてCDのみで発売。「GET WILD」の人気を受けて発売された。

 ジャケットはコントラストの高い写真で、書体など今見てもカッコいい。帯は赤色。人気曲や12インチシングルよりリミックスが入る。選曲は良くて曲順も綺麗です。

2007年に再発され、PV入りのDVDが付属。






・9th TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999
 2012年5月発売

TM NETWORK ORIGINAL SINGLES 1984-1999

 4年ぶりの活動に合わせ発売。内容は1~31作シングルがリマスタリングされ収められる。

 音質は高音が良く出て、くっきりしてる。曲順も良くて聞き流しやすい。おすすめ作品。





■ 企画物、リミックス 



・ DRESS
 1989年5月12日

 外注のリミックスアルバム。ナイルロジャースなど有名なプロデューサーが関わる。

バブル期だけあり、派手なジャケット。 曲もちょっとダンス・クラブ調。TM NETWORKの人気曲を中心に収録・アレンジされている。一流のスタッフが作ってるだけあり、原曲のイメージを保ちながらアレンジされている。派手に、かつ格好よくなっている。

 私は結構好みのアルバム。音質もかなり良い。おすすめアルバム。






・LANDING TIMEMACHINE
 1991年11月1日 発売 レーベル:ファンハウス

 浅倉大介さんのデビューアルバム。TM NETWORKのカバーでインスト集。
私はTM NET WORKのベスト盤かと思って買った。でも結構気に入ってます。




■ シングル 



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・I am
 2012年4月25日

 5年ぶりのシングル。
制作時間を掛けただけ有り、サウンドも歌詞も素晴らしい。






■ ライブアルバム 


 ライブCDは少なめ。



・TMN COLOSSEUM  I・II

 ライブを編集した作品。初期は単体発売で外箱入り。
2014年にリマスター版が発売され2枚セットとなる。






・TMN final live LAST GROOVE 5.18、5.19
 1994年発売

 TMNのラストライブからの抜粋。
各10曲筒収録。同名のDVD作品も発売された。

初期は単体発売。2014年にリマスター版が発売され2枚セットとなる。






■ 映像作品 


おすすめ作品のみ紹介。



・All the Clips
2004年12月22日

 20周年アルバムと同時リリース。
MV(ビデオクリップ)集。






・ TM NET WORK Triviete live 2003

 20周年に向けたライブ。原曲の再現と、ライブであまり演奏されない曲が選ばれる。キーボードは朝倉大輔が担当。演奏も歌唱も完璧で素晴らしい。

 新星堂が販売しており、現在はプレミア気味。





■ 書籍 




・TM NETWORK 30th Anniversary Special Issue 小室哲哉ぴあ TM、TK編 (ぴあMOOK)2014/4/21

 30周年記念ムック。小室とTM版の2種が発売。









■ 配信 


■ AMAZON: アーティストコーナー TM NETWORK 

CDやMP3が販売中。

■ Amazonプライム

 プライム会員は、TM NETWORKのアルバムの多くが無料で聴くことが出来ます。


■ あとがき



MTV VMAJ 2014_033_小室哲哉 / TAKA@P.P.R.S


 
 以前から記事作成は考えていたが、小室哲哉さんの作品は膨大であり手をつけてませんでした。

 そしてファンなら承知の通り、小室さんが引退を宣言している。かなり私も考え込んでいたすが、応援の意味を込め奮起して小室さんの活動で大きな核となるTM NETWORKの記事を作りました。ファンが聴くためのガイドや初めて聞く方の案内になれば幸いです。


 小室さんも音楽活動が長いので、沈むときも有る。
また小室さんが元気になって復帰するのと、TM NETWORKが活動するのを待ってます。




 ・注意点

 分かりやすくするために、敬称を略してます。


■ 更新情報

 
 2018年3月15日 作成


■ 関連、参考サイト


・ SONY MUSIC 

・ エイベックス 

・ Wiki
  アルバムの発売順、日付け、型番、製作スタッフを参考にさせて頂きました。



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