リニューアル記念 良い音とは何か? 多くの人が持つ、通用すると思われる「ふたつの定義」

Vintage Marantz/JBL Set-Up
Vintage Marantz/JBL Set-Up / Taylor Player


 サイトのデザインを大きく変更した記念に、
今日は、良い音の定義についてお話します。


 「良い音って何?」
 多くの人がオーディオの世界。音楽に凝り始めるときに疑問をもつと思います。

「このオーディオは音が良い」オーディオ機器を買いに行ったとき当たり前のように交わされる言葉ですが、しかし、良い音の定義って何でしょう。
学校のテストは点数が出るし。車なら速度や燃費も出る。けれど「良い音は定義できる」のでしょうか?

 今日は「良い音」について。 私の考えをふたつ紹介します。 

■ 良い音とは何か? 


Audio tour on Floor_152427
Audio tour on Floor_152427 / hoyasmeg


 良い音。人によって異なるものです。

音はある程度は数値化できるけど、「数値が高い」製品が必ず良い音とは限らない。現在のところ感覚の領域で好みの食べ物のようなものです。

 しかしオーディオの趣味で「音が良い」のは大事な要素。
そこで『良い音の定義』を把握してないと 他の人と話が通じにくくなります。反面良い音の定義を知っていれば、例えばオーディオを購入する際に選びやすくなるし、相談しやすくなります。良い音が何か、とはっきり説明するのはあまり雑誌でも見たことない。あいまいな表現や専門用語でけむに巻いています。そこがオーディオ趣味の敷居を高くしてます。

 わたしが考える定義は大きく分けて二つあります。紹介しますね。


 ■ 良い音の定義 

First listen
First listen / TimWilson


 多くの人が音楽を聴く際に「良い音」という定義は細かく分けたりも出来ますが 
一般の場合。つまり大多数の普通の私たちがもつと思われるもの。

 一つは、「原音に近いもの」そして もうひとつは「好みの音」です。



■ 1 原音に近いもの。

 「本当の音に近いもの」です。
もしくは、聞いた際に原音。本当のコンサートや楽器の音に近く感じるもの。

tv
tv / meglet127


 私たちは、例えば隣の部屋でテレビが鳴ってても、テレビの音を実際の音と間違えて『人がいる』とはあまり思いません。テレビが出す『手をたたく音』と、実際に「私たちが手をたたく音」は違います。

 これは、再生音がまだ原音と判断できる領域に到達してないからでしょう。
しかしオーディオも『ある領域』になると、再生音が『そこに人がいる、ピアノが鳴ってる』ように感じるものがあります。生々しい臨場感。本物と間違えるようなサウンド。これが一つの良い音の定義でジャンルでしょう。

 プロ用機器や何百万もする家庭用オーディオ機器を見てると、呆れるようなものすごい回路や素材を使用しています。車で速度を追い求めるF1みたいなものでしょうか。狙う音だけのためお金がつぎ込まれています。

 オーディオ機器側の指向は、プロ用機器のようにとにかく『正確に再生する』タイプもあれば
再生する際に回路で波形を補完したり、失われた響きを足して『聞いたときに原音に近づける』アプローチもあります。

 そして、オーディオファンは好みの音楽でコンサート会場やライブの音を再現しようとし、またある人は本物の音を録音しようとやっきになります。

Revel喇叭
Revel喇叭 / 攝眼睛




■ 2 自分の好みの音

Cake Day 2012
Cake Day 2012 / tongueandcheek


  二つ目は「好みの音」。 人によって異性や食べ物の好みがあるように、さまざまな好みがあります。ピカソの絵が好きな人もいれば、ゴッホが好きな人もいる。両方好きな人もいれば好まない人もいる。

 音も感覚の領域とするなら好みがあります。
例えば、若い人の多くが『大きな音で、低音が出て刺激のある音』を好みます。またある人は『自然で落ち着いた音』を好みます。

 その場合にオーディオでは、原音志向と異なるアプローチがあります。例えばオーディオ機器側では響きを付加させたり、人が気持ちいいと感じる周波数を増やします。料理の味付けのようなもので足し算ですね。

 ソニーの機器がもつ音質が分かりやすいでしょうか? 多くの人が『良い音』というタイプの音作り。低域が増量され高音域が強め。これが原音とは離れてしまうけど「聞いたときに気持ちがいい、迫力がある」と感じるのでしょう。またライブ会場やカラオケ用機器では遠くの人に届けたり、大きな音を出すようにしします。これも『聞きやすくする、ライブの迫力を出すため』の指向。
 
 ある人は響きの多い音を好み、またある人は刺激の強い音を求める。
同じ飲み物でもコーヒーが好きな人もいればお茶が好きな人もいる。オーディオも「良い音」という言葉だけでは、実は音の好みを表現できていないのです。

 そこで、「自分の好みの音」を知るのが 自分好みの音楽環境を作る早道。

 もし良い音の定義が万人で共通なら、オーディオも種類はもっと少なくて済むでしょう。でも良い音の定義は人それぞれ。 ~ それをもし把握してない、勘違いしていると意味もなく高い機器を買ったり買わされたり、後悔します。 時間が無限にあるならそれもいいけど、残念ながら時間は有限で 私たちが趣味に使える時間は少ない。メーカーや店員が力説する回路や素材が、じつはあなたやわたしの『良い音』と必ずイコールとは限らないと気づきます。そうしたら自分が好みの音に早く近づけます。

 例えば私にも好みがあります。けれど人の好みと合致するとは限りません。他の人が「こういう音質が好みなんだな」と想定し、質問に返答します。


 おそらくこの二つの定義を知ることが、他の音楽が趣味の人を理解する早道でしょう。

My Computer Setup
My Computer Setup / hezoos





● まとめ 

Tiny Hi-Fi.
Tiny Hi-Fi. / MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)


  初心者の頃は分からず、むやみに機器に金を掛けますが
私たちがF1に乗っても、F1レーサーになれるわけではありません。
良い音に対する意識や使いこなしが大事でしょう。

 私たちが漠然と話す「良い音」の定義。
この二つを理解していれば、自分の好みのオーディオ機器も選びやすくなります。

 「自分の理想とする音」に近づけられるのですから。

 小さなコンポを組んでみたり、お金を自分の好きなものに集中させて作ることも出来るでしょう。 

試してみてね。


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