
日本の音楽界で、多くの影響を与えたバンドと言えばBOØWY。
私は長くBOØWYのファンでCDや本も多く持ってます。
今回はBOØWYの経歴と作品情報。聴いた感想を紹介。

■ BOØWYの解説
BOØWYの経歴をざっと紹介。
1981年に結成。80年代の音楽シーンは、BOØWYを中心に動いていたと言えます。ビートロックと呼ばれるジャンルとスタイリッシュなバンドの先駆者で、バンドブームの火付け役となりました。
黒づくめのファッションスタイル、逆立てて固めた髪型などファンにも影響を与える。 当時のロックバンドで男性に偏らず、女性のファンが多かったのも珍しい。GLAYも大きな影響を受けたと公言している。
● バンド名
バンド名はイギリスのバンド「ガール」に対抗し「ボーイ」。初期は当て字で『暴威』と命名。
その後バンド名をBOØWY(ボウイ)とする。バンド名解説で”Ø”は空集合=Φ(ファイ)、キャッチコピーは何にも属さない。しかし空集合の意味をメンバーは知らなかったとも言われ、宣伝で後付けの可能性が有る。
■ メンバー
メンバーの経歴。写真は最近のもの。
・ 氷室京介:ボーカル
格好いい風貌で、黒髪を続けています。氷室は本名ではなくマンガのキャラから。 学生の頃はケンカが強かったそうで、布袋はバンド結成の相談で氷室に呼び出された時「会うのが怖かった」そうです。
氷室は不満を抱えていたが、音楽に出会って才能を活かす道を見つける。途中で一旦挫折し、帰郷する前に、「RCサクセション」のライブを見て再起。BOØWYで人気を獲得しました。解散後は、ソロとなり1997年からロスに移住し活動。 現在は氷室京介を卒業(引退)。
・ 布袋寅泰:ギター・コーラス
BOØWYで編曲を多く担当。そして印象に残るギター、メロディーを作りました。解散後はソロやプロデュースで活躍。2012年からイギリスに移住。
・ 松井恒松(現・常松):ベース
しっかりしたベースでバンドを支えました。1992年頃に常松と改名。解散後はメンバーとの交流をしながら音楽活動を継続。
・ 高橋まこと:ドラムス
ドラムは2バスロートタムセットで低音に迫力があり、BOØWYの音に厚みを付加しています。人柄が良くて金銭面でもバンドを支えました。解散後はDe-LAXに参加。
・初期メンバー
初期は木村マモル、サックスの深沢和明、ギターの諸星アツシさんがいましたが脱退。アルバム2枚目からはメンバーが固定。
● 活動
メジャーはビクターからデビュー。初期はパンク色が強いが一作ごとに変化し人気が高まる。メディアにほとんど出ない、日本では新鮮なファッション。ロックを聞かない女の子や子供たちにもファン層は広がり人気は上昇。
しかし87年のクリスマスに解散メッセージを発表。翌年4月4日・5日に「LAST・GIGS」で活動を終了。
![LAST GIGS [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41SZJGFC0EL.jpg)
■ 音楽性
海外バンドやアーティストからの影響を受けたファッションと派手なアクション。
ロックながらラブソングも取り入れ、また異国を想像させるようなおしゃれな歌詞などで人気を集めました。
ただ長く人気なのは、メンバーの技術や個性が強いのと、シンプルなサウンドであまり流行の電子サウンドを安直に取り入れなかったからかなと思います。
■ 特長とネット通販各社 購入用リンク

作品を紹介していきます。
● 購入用リンクの使い方
製品の特長と購入用リンクを紹介。
商品写真と横の商品名リンクは、基本としてamazonへのリンク。
なお他のネット通販販売品を見たい場合は、
○○で検索をクリックすると通販サイト内からの検索結果を表示。
■ 配信版、MP3やハイレゾ


多くのサイトで配信されています。
ハイレゾ版は2015年6月23日に『BOØWY+1』の24bit/192kHzハイレゾ化。
2018年3月28日から『JUST A HERO』『BEAT EMOTION』『PSYCHOPATH』24bit/96khz版の配信が開始。
■ 配信サイト
・【レコチョク】 →
・e-onkyo *ハイレゾ専門 →
■ Amazon MP3配信やCD販売
・BOØWYストア
・ Amazonプライム
プライム会員は、BOØWYのアルバムの多くが無料で聴くことが出来ます。
■ アルバムCD

スタジオアルバムCDを紹介。発売順に並べました。
再発で特殊な仕様、現在手に入りにくい仕様や限定の紙ジャケットは省略。
全6作。どのアルバムも完成度が高く成長してる。ベストアルバムを買うより、スタジオアルバムかまとめたBOXを買うのがおすすめ。
・[1st] MORAL(1982年)

一作目。ビクターからのデビューでした。
当時はBOØWYの音楽性が強く変化している中でのリリース。
メンバーは6人構成。 ジャケットを見ると、氷室は忌野清志郎さんのような雰囲気。まこっちゃんや松井さんが短髪でパンクの風貌。
収録曲数は13曲と多め。雰囲気はパンク色が強く、刻むビートに挑発するような掛け声。「SCOOL OUT」では学校を辞めろとあおる、「エリート」「ON MY BEAT」や「GUERRILLA」「ON MY BEAT」では学校や仕事に反発。「WATCH YOUR BOY」では社会に溶け込めない少年の苦悩を。「MORAL」では人の不幸を喜びながらも、したたかに生きる男の気持ちを描く。
全体ではシニカルに世の中を批判する者の言葉、反逆色が強い歌詞が多くい。社会や学生の不満を代弁するストレートな内容や不可解な事件をテーマにした曲もある。当時は氷室が”氷室狂介”名義で歌詞を書いており、自分の不満が出てる部分も多いでしょう。
一方で「NO N.Y」など、後の人気曲の基礎が見えるおしゃれな歌も生まれている。
荒っぽい雰囲気が魅力のアルバム。
> MORAL+3
1988年 2月3日発売
解散発表後に発売。かなり売れました。
一作目『モラル』の復刻版。未発表曲「OUT!! 」「LET'S THINK 」「DAKARA」が追加。「DAKARA」は歌うことをテーマにしています。
2003年にリマスター版が発売。
Amazonプライム会員は無料で聴くことも可能。
・[2nd] INSTANT LOVE(1983年)

前作発売後からBOØWYは音楽性が大きく変化しており、パンク色からの脱却にファンは反発。メンバーの脱退も起きて4人構成になる。事務所はビーイングを離脱し、土屋を中心にプライベート・オフィス「Ø-connection」設立。活動の自由度を高める。
1983年9月25日に徳間ジャパンのジャパンレコーズレーベルより発売。
ジャケットを見ると氷室はデビッドボウイのような雰囲気。作品テーマは氷室によると前作の「怒り」から今作は自分たちの中にある「しらけ感覚」となった。パンクから、若い人の気持ちに入り込んでいくため恋愛の曲が増加。全体におしゃれな歌詞とメロディアスな曲が増える。
「MY HONEY 」「OH! MY JULLY Part II 」など、やや淫靡な歌詞もあるのですが、恋愛観が強調された盛り上がりと音楽で包み込んでます。「TEENAGE EMOTION」では反逆性を打ち出すものの、女性に語りかける歌詞が主体でおしゃれ。
初期のパンク色から、後の音楽性が豊かになる過渡期。 売れるための音や歌詞の仕組みができ始めており、アルバム全体の印象を氷室曰く「ちらりと見えるドス(刃物)のイメージ」と語ってます。 シャープな魅力が目立つアルバム。
事務所のバックアップがほとんどない状態でも、メンバーは宣伝やライブに奮闘。徐々に人気が上昇。アルバムはオリコンで3位獲得。
・[3rd] BOØWY(ボウイ)(1985年)

BOØWYは業界に不信を感じ、ライブ活動を続けてたが限界が出てくる。ユイ音楽工房と契約。レーベルは東芝EMIを選定。GLAYやUP-BEATも担当した佐久間 正英さんがプロデューサーとなりBOØWY初の海外録音となる。
再スタートの意味も兼ねて、タイトルは「BOØWY」に決定。ジャケットはメンバーの目元が映るデザイン。
作詞家はプロの松井五郎さんが参加。 氷室の作曲が多く、布袋の曲とメリハリがつきました。ダンサンブルなリズムの良い曲と冴える布袋のギター。ファンの間でも人気が高いアルバムとなります。
一曲目は「DREAMIN' 」~人気の高い曲。全体では「ホンキー・トンキー・クレイジー 」など導入部が印象に残る”売れる曲”が増加。 音楽と歌詞がうまく調和。ダンサンブルでリズムの良い「黒のラプソディー」「ベイビーアクション」、ラブソングもパワーアップし「ハイウェイに乗る前に」や「CLOUDY HEART」も収録。「CLOUDY HEART」は氷室が昔の恋人との生活を描いたもの。
BOØWYの歌でも人気が高い曲が詰まってる。
BOØWYのやりたいことと、売れるための戦略が見事に結晶した作品。
・[4th] JUST A HERO(1986年)

帰国したBOØWY。大ホール公演も成功。全国ツアーの合間を縫いながらアルバムを録音。また唯一の音楽番組出演も果たし人気は急上昇。
佐久間さんはアドバイザーに回り、布袋が主導権を取って ほぼすべての曲を編曲。今回は氷室の作詞が増えました。
アルバムは「DANCING IN PREASURE LAND」で力強く開始。「わがままジュリエット」で心地よいラブソング。 「JUSTY」「JUST A HERO」と人気曲が続きます。「1994」「ミスミステリーレディ」などシンセサイザーでのメロディーが目立つ曲も増えた。導入部がカッコ良く、印象に残る曲が増加。そして「LIKE A CHILD 」「WELCOME TO THE TWILIGHT 」のけだるい雰囲気で締めます。
歌詞の内容は外国の地名や名前が増えて、異国の雰囲気が出てる。BOØWYがヒットへのステップアップを見事果たしたアルバム。今聞いてもカッコいい。厚みのある松井のベースや迫力あるまこっちゃんのドラムも魅力で、全体に力強さがある作品。
・[5th] BEAT EMOTION(1986年)

BOØWYの人気と魅力が炸裂したアルバム。
BOØWYは前作発表後に、全国ツアーと武道館公演が成功。ビデオと『“GIGS” JUST A HERO TOUR 1986』」を発売。 今回は自分たちの納得できるアルバム作りから変化して、成功とチャート1位を目指し録音開始。 制作時には今作が最後と想定し、タイトルは東芝EMI移籍後のツアーから命名。 録音は一つのスタジオで行われてなんと18日間で制作。
アルバム収録曲はすべて英題。
BOØWYで男女に人気の高い「B・BLUE」から開始。そして切ない「ONLY YOU」。リズムが印象に残る「BEAT SWEET」「DON'T ASK ME」。 ダンスとビートの効いた曲が満載。「SUPER-CALIFRAGILISTIC-EXPIARI-DOCIOUS」。そして歌詞が印象に残る「B・E・L・I・E・V・E]などのラブソングが浮かび上がります。「WORKING MAN」ではメッセージがしっかり伝わる。「SENSITIVE LOVE」は切ない歌詞だが編曲が凝っていて、物足りない感じで上手にアルバムの最後を飾る。
リピートさせると最終と一曲目が上手くつながり、ずっと聞きたくなる。
音がしっかりと頑強な感じで、一本の筋が通って聞きやすい。BOØWYの完成形と言えるアルバム。
・[6th] PSYCHOPATH(1987年)

「PSYCHOPATH」発売前の状況は バンドや関係者内で既に解散は決定となり、解散に向け活動する。そんな中で録音監督とプロデューサーが、氷室と一枚だけアルバムを制作する約束を取り付ける。
タイトルは今だと使えないですね。過激さが持ち味だった初期の頃を思わせる。
収録曲は、BOØWYの代表曲と言える「MARIONETTE」。切ない別れと旅立ちの歌「MEMORY 」。「季節が君だけを変える」
歌詞に英語が増え、題材も海外の雰囲気を持つ曲がほとんど。目立つ曲と音楽性と趣味性の強い曲がバランスを保ってる。あと全体に哀し気な雰囲気が有り、過熱したBOØWYの人気をうまく締めるアルバムになりました。。
■ ライブアルバムCD
ライブで名をあげたBOØWY。
ライブ収録CDも人気作があります。BOØWYは「ギグ」という言葉にこだわっていました。
アルバムは再発が多いので、分かりやすいようにまとめました。
● “GIGS” JUST A HERO TOUR 1986
1986年のツアーから初の日本武道館公演を中心に収録。
・『“GIGS” JUST A HERO TOUR 1986』
1986年発売

BOØWY最初のライブアルバム。
人気が急上昇していた時期のツアーから初の武道館公演を中心に、各地での音源が収められています。リミックスや楽器が重ねられており聞きやすい。
BOØWYの人気曲が並んでます。ライブアルバムというより素材を使って作られた、スタジオアルバム寄りの完成度が高いアルバム。
当初は限定で発売され、解散後はプレミアがつく状態になる。後に再発されました。
>バリエーション
“GIGS" JUST A HERO TOUR 1986 NAKED
2012-12-24発売。
25周年記念アルバム。
”ネイキッド”は 既発“GIGS" JUST A HERO TOUR 1986(武道館)」の完全版。
内容は大きく異なっており 前作は編集版でしたが、新たに発見された武道館公演の録音テープから作られ、全曲が収録。ほとんど違うアルバムと言っていい内容です。
CDはブルースペックで発売。
全体にかなり音質が良い。収録は80分で19曲も収録されており、しかもほとんどが初収録曲でありファンに嬉しいアルバム。既発アルバムを聞きバレて右手に、演奏や掛け声が入りかなり新鮮な気持ちで聴けます。
● “LAST GIGS”
88年4月4~5日、東京ドームでの解散ライブを収めたライブアルバム。
・“LAST GIGS” CD (1988/5/3)

2001年にはDVD化もされました。23曲の中からアルバムに12曲を収録。
2日間のライブのうち、4月5日の公演が収録されている。B.BLUEから始まり人気曲が並びます。
2005年にリマスター版が出ました。なお後継で『“LAST GIGS” COMPLETE』が出たために現在は廃盤。
>・“LAST GIGS” COMPLETE 2008
2008年4月5日 EMIミュージック・ジャパン/イーストワールド
2枚組となりました。 曲が追加。4月5日の公演が主体で収録されている。
初回はデジパック+DVD。
>・LAST GIGS -THE ORIGINAL- [完全限定盤スペシャルボックス] UPCY-9907
2019年6月12日 EMIミュージック・ジャパン/イーストワールド
CD(全4枚組)と、各日に分けた2タイトル(各2枚組)が同時発売される。初の全曲収録。2日間のライブ演奏全曲を収録する。
● “GIGS” CASE OF BOØWY
1987年夏に、神戸と横浜で行われた2夜限りのライブ。
・ 『“GIGS” CASE OF BOØWY』
2001年11月28日
1987年7月31日の神戸ポートピア・ワールド記念ホールと、8月7日の横浜文化体育館での2日間で4時間のライブから収録。映像版も発売されており、CD版は2枚組アルバム。
全27曲とかなりボリュームがあります。
LDとDVDにない「INSTANT LOVE」が収録。
Amazonプライムでも聞けます。
・GIGS CASE OF BOØWY COMPLETE 2007
2007年12月24日発売。
3枚組アルバム
・“GIGS" CASE OF BOØWY COMPLETE(2枚組) 2012

Blu-spec CD2で登場。
2007年版は3枚構成でしたが、今作は曲数が配分調整され2枚組となります。
音質の良さと、ディスク枚数を減らして聞きやすさを向上させています。
・“GIGS" CASE OF BOØWY -THE ORIGINAL-(4枚組) UPCY-9704
2017年8月
完全限定盤。1987年7月31日 神戸ポートピア・ワールド記念ホールと、1987年8月7日 横浜文化体育館 すべての78曲を収録。
神戸と横浜の単体販売もあり。
● GIGS at BUDOKAN BEAT EMOTION ROCK'N ROLL CIRCUS TOUR 1986.11.11〜1987.02.24
2004年2月24日 発売 CCCD。
ライブツアー「ROCK'N'ROLL CIRCUS TOUR」の最終日1987年2月24日に行われた,
日本武道館公演を収録。
2枚組で、B・BLUEから始まり、人気曲がたくさん収録。
「RAIN IN MY HEART」「BELEIEVE」など、アレンジがカッコいい。
新曲にも関わらず変化しており、解散前でもBOØWYがいまだ進化中だったと分かります。
2012年12月24日ブルースペック2にて再発売。
■ ベストアルバムCD
入門者向け。もしくは人気曲をまとめて聴きたい方に。
・1st / “SINGLES”
1988年12月24日

BOØWY初のベスト集。
東芝時代のシングル曲が集められました。アルバムでいうと三作目以降。人気があった時代の曲ばかりで、初期作品が無い違和感は無し。 一枚で聴きやすくまとまってます。
2012年にブルースペック2版が発売。
・2nd / THIS BOØWY
1998年2月25日

1997年にインターネットでBOØWYの映像作品や活動を望む人気が高まり、東芝EMIからの回答となった作品、。
20曲入りでリマスタリングされています。
全シングルと東芝EMI時代の曲を収録。人気曲を中心にバランス良く選曲されている。
オリコンでも一位となり、けっこう人気がある作品。
・3~4th/ THIS BOØWY - 「DRASTIC」「DRAMATIC」
2007年9月5日
解散20周年記念に発売された、DVD付きのアルバム。
「DRASTIC」と「DRAMATIC」が発売されました。ジャケットのカラーから赤盤・青盤ともよばれる。
今回は東芝時代以外の曲も含まれています。
DRASTICはビートの強い早めの曲。DRAMATICは落ち着いたラブソングなどが中心。自分の気分に合わせて聴けます。
・5th / BOØWY THE BEST "STORY"
2013年3月21日

結成30周年記念。
ネットでファンのリクエストを集い選曲。32曲が収録されて今回は東芝時代の曲が中心。
CD2枚組アルバム。収録は発表順でBlu-spec CD2仕様。
オリコン一位を獲得し、20年以上経ったバンドでは邦楽初。
ボーナストラックに東芝以外の曲と人気曲のバージョン違いが含まれる。ちなみに人気投票では「CLOUDY HEART」が一位。「NO NY!」だそうです。
今風に音圧が上がってる。好む人が多いようですが、私は音が割れてるように感じます。
■ ボックスセット

BOX集。スタジオアルバムやライブ、シングルを集めたセットがあります。
● スタジオアルバムBOX
BOØWYのスタジオアルバムとライブ盤、シングル、そして特典”SPECIALS”のセット。
収録アルバム:】『Moral』『Instant Love』『BOØWY』『Just A Hero』『'Gigs' Just A Hero Tour 1986』『Beat Emotion』『Psychopath』『Last Gigs』『Singles』『Speials』
・ 1st / BOØWY COMPLETE LIMITED EDITION
1991年12月24日発売 東芝EMI/イーストワールド CD(10枚組)

BOØWYのほぼ全てを楽しめるセット。
通称”黒箱”。私も持ってます。
10万セット限定で発売。ケースは黒ボックスで金色文字。小さいブックレットに各アルバムのジャケットやライナーノーツが記載。
[売り切れ]
> 2nd / BOØWY COMPLETE REQUIRED EDITION
1993年3月3日 東芝EMI/イーストワールド CD(10枚組)
通称”白箱”。白ボックスに黒色文字。
限定で販売された黒箱の人気に伴い、再発されました。
[売り切れ]
> 3rd BOØWY COMPLETE 21st CENTURY 20th ANNIVERSARY EDITION
2002年3月29日 東芝EMI/イーストワールド

CD(10枚組)黒ボックス、銀色文字
限定版。
20bit デジタル・リマスタリング音源になり音質が向上しました。内容もシングル版の「Marionette-マリオネット-」が収録され、完成度が上がりました。
6th / BOØWY SINGLE COMPLETE
2013年2月27日 EMIミュージック・ジャパン/イーストワールド ブルースペックCD2(7枚組)

30年記念の限定生産。 BOØWYのシングル7枚を紙ジャケット仕様で復刻。当時のモダンなデザインが感じられます。今となっては結構新鮮なデザイン。
「BOΦWY IMAGE DICTIONARY」縮刷復刻ブック(全約70ページ)封入
■ 映像作品
現在も手に入るDVDとブルーレイで販売されているものだけ紹介。
ビデオなどはかってのMV(ミュージックビデオ)も有ったけど,現在手に入るのはライブ作品が主体。
・ 5th / "LAST GIGS"
2001年10月27日
1988年4月4日,5日に東京ドームにて行われたBOØWYの最終ライブ収録。
音源は1988年に発売されたライブ・アルバム「“LAST GIGS”」と同一。2008年に「“LAST GIGS”COMPLETE」が発売され現在は廃盤。
>バリエーション
・ 8th / “LAST GIGS” COMPLETE
2008年4月5日
![LAST GIGS COMPLETE [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51CdyP-UmZL.jpg)
以前の通常版と映像は同じですが、音声が修正されています。
CD版も発売。
・ 6th / 1224
2001年12月24日
![1224 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51RPHtw44RL.jpg)
BOØWY初のライブ完全収録作品。
素材は、当初ドキュメンタリーを制作するために収録されていましたが、使われずに14年間倉庫に眠っていました。
BOØWYが解散宣言をしたライブ。
1987年12月24日に行われたBOØWYの「ROCK'N ROLL REVIEW DR.FEELMAN'S PSYCOPATHIC HEARTS CLUB BAND TOUR」最終日、渋谷公会堂での解散(宣言)を記録。
ドキュメンタリー用素材だったのにもかかわらず、取りこぼしがなく初の完全収録ライブ作品となりました。
> BOØWY1224 -THE ORIGINAL-
2017/12/24
BOØWY35周年プロジェクトとして発売。
特長は高画質、高音質、初のHD、16:9。そして新編集です。
今回の注目は2点。画質向上と欠損部分が補完されています。
まず画質向上。以前の『1224』はビデオ原版から商品化でしたが、今回オリジナルフィルムが発見され使用。編集は前嶋輝、BOØWY作品も多く手がけた方です。DVD、BD、そして日本の音楽ソフトでは初となる4K Ultra HD Blu-ray の3 形態で販売。そして「ONLY YOU」の欠損部分が埋められた完全版です。
こちらで詳細に紹介してます。
→BOØWYの解散宣言ライブ映像「1224 -THE ORIGINAL」が24日に発売
・ 7th / GIGS at BUDOKAN BEAT EMOTION ROCK'N ROLL CIRCUS TOUR 1986.11.11〜1987.02.24
2004年2月24日
● BOX 集
・ “GIGS” BOX 東芝EMI DVD(7枚組)
2007年12月24日
限定生産。8枚組DVDボックス。
3枚は“GIGS” CASE OF BOØWY COMPLETE。他のディスクは、過去に正規販売されていないライブが含まれます。86年以降の新しめの映像が中心。NHKで放送されたライブ映像やドキュメンタリーも含まれる。
・5th BOØWY BLU-RAY COMPLETE
2012年12月24日 EMIミュージック・ジャパン

BD(6枚組)。既発の6タイトルVHSやDVDをブルーレイ版として発売。
未発表ライブ含む6タイトル収録。1986年12月10日日本武道館公演の完全版収録が目玉。新規映像が93分も追加。
収録作品;
BOØWY VIDEO
GIGS at BUDOKAN BEAT EMOTION ROCK'N ROLL CIRCUS TOUR 1986.11.11~1987.02.24(50分+新規映像93分)
GIGS"CASE OF BOØWY COMPLETE
1224
"LAST GIGS" COMPLETE
SINGLES OF BOØWY
■ 書籍
数が多いため、人気作だけ紹介します。
・大きなビートの木の下で ― BOØWYストーリー
紺 待人 単行本 1986年発売。1993年文庫、2008年に新書で発売
作者は紺 待人=土屋浩さん。
メンバーの生い立ちから初ライブまで。BOØWYのマネージャーで”5人目のBOØWY”と呼ばれ、メンバーに近い立場の土屋さんが執筆。3人称で小説風の作りで読みやすい文体。
自分たちの”ロック”を貫くための決意。集まっていくメンバー。そして苦悩を描く。「全国ツアーで、おんぼろワゴンでファンを振り切りながら走る。理由は安宿に泊まっているのを知られたくないから。」青春の切ない感じが出ていてほろりとします。
土屋さんは、残念ながら2012年に亡くなられています。
・ バンドスコア BOØWY/SINGLES (バンド・スコア)2002/2/9
■ ■ あとがき
BOØWYの初期は、反逆性を打ち出していましたが、やがて幅広い音楽の雰囲気を取り込みながら売れる力が強くなっていきます。
3作目での変化に、ファンは反感を持つ場合もあったが、福山雅治がラジオANNで的を射た発言をしています。 学生時代にBOØWYの3作目を聞いて「やっぱり、売れなきゃダメなんだなと思った」と語ってる。
やりたいことをやって売れないアーティストは多い。BOØWYは自分達のやりたい音楽と人気を上手く調和させた希有なバンド。
今回、記事を作ったのはベストやライブ盤の把握が曖昧だったので、自分の中で整理したかった。あと最近、色々有ってBOOWYを良く聴いてたから。BOØWYなら元気が出る曲が多く、ラブソングやバラッドは「CLOUDY HEART」「MEMORY」のように相手の幸せを祈る歌もあり元気が出る。
久しぶりにBOØWYの曲を聴いてみたいと思った方。「昔凄いバンドがあった」と聴いて興味が出た方のガイドになれば幸いです。
・ 文章について
敬称を略している場合が有ります。
BOØWYは特殊文字があり、リンクや記事作成の制限でBOOWYやBOφWYと書いている場合があります。
今は、手元にない雑誌記事や本を記憶頼りに書いている部分が有ります。
■ 更新情報
2019年7月2日 amz lady-n用タグを修正
2019年3月17日 LAST GIGS -THE ORIGINAL-追加
2018年3月29日 ハイレゾ版配信追記、配信版を上部に移動。1224 - ORIGINAL追加、HRタグ修正、PV追加、画像サイズ調整
2017年9月12日 私事削除 文章画像整理 “GIGS" CASE OF BOØWY -THE ORIGINAL-追加
2017年4月16日 公式動画追加
■ 関連、参考サイト
・BOØWY - Universal Music Japan
・BOØWY - ウィキペディア
一部作品の販売年や発売経緯を参考にさせて頂きました
・YUI MUSIC INC.
■ 関連記事
・氷室京介「LAST GIGS」の用品集。感想や購入用リンク
・おすすめ音楽 第一回:「氷室京介のソロ・デビュー25周年記念ベストアルバム」限定版、プレイボタン版 [紹介と購入用リンク]
・音楽サービス「プライムミュージック」解説。使った感想 + アプリ操作方法や登録方法。便利な周辺機器