尾崎豊の死について。経緯や私が思うこと。

Fender Telecaster Lite Ash
Fender Telecaster Lite Ash / Ethan Prater


 今回は尾崎豊の死について。

 尾崎豊のファンや興味を持ち始めた人の多くが気になるのが
「尾崎豊はなぜ死んだのか」です。

現在までわかっている状況。そして私の想像を紹介します。

 
■ 尾崎豊 死の状況や出ている情報 


 尾崎豊の死についてですが、私も時々「なにか新しい話が出ていないか」調べています。

今回は現時点で分かっている経緯と、私が思うことを書きます。


■ 報道について

 まず報道ですがWikiを元に紹介します。
1992年(平成4年)4月25日早朝に、自宅近くの民家の軒先で尾崎豊が死亡していた。身体は全裸で傷だらけ。 当初死因の見解は、極度の飲酒による肺水腫。後に2001年の裁判では「覚せい剤反応があった」となっている。

 他殺説については、警官が尾崎自身が転倒したり転げまわっていたと証言。また検視をした方の著書から『他者の暴行によるものではない状態だった』とある。

 しかしマスコミ側は『不可解な死』と唱えて論議が続く。時代を追う毎にメディア側から陰謀説や犯罪説がはじめ「暴行を受け殺された。」「会社や関係者による他殺説」が出てくる。尾崎の親族側とマスコミが対立して裁判になるなど混乱してしく。


● マスコミの情報

 何度か死にまつわる暴露話が出ているが、裏付けや証拠もないし、妙にご都合主義だったりでやはり信じにくい話になってる。


● 残されたメモ

 後に出た情報としては、2011年に文藝春秋から尾崎豊の遺書という紙片について発表されました。妻の繁美さんが、子供の尾崎裕哉さんが成人するまで隠しておいて欲しいと頼んだそうです。

 内容ですが一つは遺書と言われるもの、もう一つは奥さんと子ども宛です。

一つは尾崎自身が持ち歩いていたバッグにあったといわれるメモ。たしかに遺書とも取れるが、尾崎豊の歌のような構成です。そして遺書と言うなら、警察や家族が見逃すとも思えないのですが。尾崎豊のお兄さんは存在を知らなかったようです。

もう片方は自宅から、死の一か月後に発見されたと言われるもの。母の遺影の脇にあったそうです。こちらは奥様と子どもを守り続ける決意が書かれてる。文体も尾崎の曲と同様な抽象部分がある。

私も記事を読んだが、内容は、死を語る文章と生き続ける決意の紙であり、遺書や死の決意とは言い切れない物に見えた。簡単に言えば歌のメモに見える。





■ 尾崎豊の死に対しての想像。 

放熱への証

 ここからは、私が尾崎豊の死に対して思ったこと。

 死について他殺説が唱えられるが、メディアが出したものであり公的機関が出したものでは無い。マスコミが唱えるように犯罪性があったと仮定して警察が隠ぺいする理由がない。やはり過度に騒ぎ立て、反論ができない者を素材にして儲けようとしてるだけに見える。


 そして企業や薬物・酒。本人の意志の弱さと、要素が多くて真相が追求しにくくなってる。
全体から納得しやすい答えが「尾崎豊の死は飲酒・薬物事故のようなもの」ではないでしょうか。

 例え話をします。 ブラック会社が過酷な仕事を社員にさせ、立腹して独立した男がいた。男はあまりの過酷な勤務状況でやけを起こし、酒を飲みすぎて、車で事故を起こして亡くなった。 ~ これなら見方次第で企業の責任にも、個人の自殺や事故にも取れる。


 ● 死亡前の仕事や生活状況。

 まず仕事面。尾崎はプロダクションやスタッフに裏切られる。人を信頼できる状況で無かった。

 かなりひどい状況です。 尾崎は、ソニーと決別し個人事務所を設立。自身でライブのスケジュールや手配をする過酷な状況。また音楽性では、学校や社会へ対立する先導者のイメージが強く反逆性を求めらており、沿う苦しみの部分も多かった。

 そして追い詰められた。
尾崎豊は新作を出すため仕事に追われる。91年末には母親が急死する。ミスも重なり事務所設立時に『誕生』の登録をしていなかったため、尾崎には印税が入っていなかった。尾崎はストレスから毎晩のように酒をあおり、何時死んでもおかしくない酒量を飲む。

 家族にも暴力をふるうようになる。 死の5日前には例え話の質問で「奥さんに一緒に死んでくれるか、自分が死んだらどうするか?」と訊ねる。 反面、尾崎は友達と死亡日の先に会う予定をしている。 計画した自殺とするなら予定と噛み合わない。 


 自殺とするなら、明確な意思表示や方法がある。
思うに不安定な精神状態で『死んでも良い』と投げやりにもなるが、別に本気で死ぬ気は無かったはず。

 それでも彼が死んだのは、もう身体が”不健康な生活”に耐えられなくなっていた。そして「死んでも良い」と思えるような自暴自棄な部分が重なり、遂には死に至ったのだと思う。

 不安定な精神状態で酒や薬物に頼り、量がコントロールできず死んでしまった。仕事のストレスが圧力となり、逃げ場を求めるが家族は心中を拒否する。 トラブル後に自分のプロデュースで新作をつくる状況で、彼に”再び休止する”という逃げ道は塞がれていた。かかった圧力の逃げ場は結局天国になった。


 死後に出たアルバムのタイトルは「放熱への証」
ジャケットは十字架に横たわる尾崎豊で、死を想像させるあまりに不吉な構図でした。




■ 死の遠因


・公式動画 映画『復活 尾崎豊 YOKOHAMA ARENA 1991.5.20』 予告編【公式】 12.1公開より

 尾崎の死に対して、非常に的を得ていると思う言葉があります。

歌手の長淵剛がラジオで「尾崎は最後レコード会社からも見捨てられ、本当に孤独だったんだ。彼みたいな才能ある人間を業界は孤独にさせたらだめだ」とコメントしており、納得できます。死へつながるきっかけを防げなかった。

 せっかくアルバム『誕生』という、悩みを吹き飛ばして新しい方向性を打ち出す傑作を出したのに、廻りとの不調和や誤解から、また破滅へ転がり落ちた。

 過酷な仕事環境と人間関係の裏切りが、尾崎の死へ繋がる大きな要素。 尾崎が晩年持ってしまう人間不信は 破滅思考と猜疑心が生んだように見えますが、気丈に見えても内面は繊細であり 仕事やファンに対し歌を歌い続けよう,応えようとした。 だって本当に人間嫌いなら、嫌な人のために歌う必要が無い。 彼に『歌うことをやめる』という選択肢は無かった。

 結果は、破滅の道へ向かい酒や薬物への依存。悪い部分が重なり死んでしまった。
彼の人生という時計の針は止まった。




■ 残る謎

 あまり追及されてないのが、闇の部分。 薬物の入手経路や販売者。有名人が死亡したのに不思議な部分です。
凶器ともいえる薬物について調べられていないのがおかしい。


■ 死を招いたのは誰か?

 要素が多いうえに、謎も多いので断定できないのですが。
分かる情報から「殺したのは誰か?」と責任を追及するなら。

やはり薬物を売った人でしょう。そして利益本位でサポートしない企業。最後は本人の心の弱さだと私は考えます。

「薬物におぼれて死んだ孤独なロッカー」というのは、周りで利益を得ようとするものが打ち出している宣伝でしょう。
マスコミの言う他殺説も証拠に乏しく、真実の追求というより、利益目当てに見える。

傍観者が見える構図は、才能を持った人間に、金目当てと欲望を持った魑魅魍魎が群がり喰い殺した。そう見えます。



 追記: 尾崎の後にも、マイケルジャクソンやプリンスという偉大なロック・アーティストが薬物で無くなっています。 アーティストと薬物の関わりは、死へ陥る組み合わせでしょう。悪を断ち切る、歌手を守り助けるすべは無いのか?と思う。



■ 更新情報

2018年7月3日 疑問点が増えたので公開停止。薬物の入手経路、尾崎以外の要因による死について。
2018年5月15日 追記


■ 関連、参考サイト

 ・Wikipedeia 尾崎豊 


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