
今回は高音質電源の紹介です。
オーディオの音質向上に”電源に凝る”のは基本で、PCオーディオでも有効なテクニック。
私が購入したモデルを実際に聴いた感想と音質の変化を解説。
そしてPC用高音質電源のカタログ。~ おすすめ機種の特長や性能と購入リンクも案内。
■ オーディオの電源に対する重要度とPC用電源について

Revel喇叭 / 攝眼睛
オーディオに凝る人が重要視するのが「電源」。
AV機器で電源部は大事な部分。例えば高級オーディオアンプは電源に費用を割くのが当たり前。そして音楽ファンが、高音質を求め綺麗な電源を探すのは良くある話で、効果を実感する人が多い”奥の深い世界です。
■ PC用電源の重要度

パソコンも上級者は、電源部にお金を注ぐ。
初心者の頃は「安い電源でも同じでは?」と思うかも知れません。
しかし安い電源は、PC動作まで不安定にさせるだけでなく保護回路が貧弱。ひどい場合にはPCが停止したり、部品をを巻き添えにし破壊する。私の経験だと貧弱な電源でHDDが立て続けに壊れたり、PCがクラッシュし再起不能になったことも。まさに安物買いの銭失いです。
電源は品質が重要。 安定度と低ノイズしすて機器動作に関わる。高価な電源は日本製パーツや保護回路が何重にもあり安全性も高い。そして「パソコンの電源もオーディオの電源と同じ」で高音質化に繋がる。
● 電源の寿命は短い。
PC部品の中でも、電源はおそらく最も寿命が短い。高出力で熱による劣化も激しい。私の経験だと大体5年~7年が寿命。それ以降は電源断などの不具合が増え始める。
不具合例;モニターが消える、電源が突然落ちる、ディスクエラーが出始める。
■ 参考例: 電源を交換した場合の音質、お勧め点

私が実際に電源を交換しての変化。音質を紹介します。
今回はデスクトップPCの標準電源から新規電源へ交換。
雑誌「DOS/Vユーザー」の一年間分のバックナンバーから測定データを比較して、低ノイズで電源変動も少ない電源を吟味。やや高級な製品へ交換しました。 交換用に用意したクーラーマスターのゴールドで、元の電源は80プラスのブロンズ450W。通常の電源のリップル値は5~10%ありますが、新電源はリップル値が1%以下です。
● 音質の変化
音質の変化は想像以上でした。おそらくオーディオのファンなら、誰でも気づくレベル。
私は最近音源をパソコンで管理しているが、ネット対応力や保存性で選んでた。音質面では、先入観があり”PCはノイズの塊でオーディオには向いていない”と諦めてていた。 しかし電源交換してPCの音に驚いた。
全体が向上。ノイズは減り『かすみが取れた』。
楽器は綺麗に分離され 音の瞬発力と解像度も向上。全体に音質が底上げされる。これを他の部品で行う場合は、例えばヘッドフォンやスピーカー,アンプで音質向上を目指すとおそらく4~5万はかかるし、出力機器での音質向上には限界がある。 電源の高品位製品と言っても安いモデルとの価格差は数千円で高級品でも2万円くらい。オーディオ機器の買い換えと比べて費用効果を思えばPC電源交換はかなり安めです。
■ パソコン用電源の選び方 コツ。

Parts / Mike Saechang
●大きさ
まず大事なのが電源筐体の大きさ。既存電源と交換の場合は同サイズが無難。
●容量
通説は「電源効率が良いのは電源容量の半分の値」~ 例えば容量が600Wの電源なら、稼動は300Wでの使用で効率が良いと言われる。
しかし実情は異なる。雑誌のテストデータによると、同じパソコンに同シリーズで容量の違う電源を変えても”電源の消費電力の差はほんのわずか”で500Wの電源も600Wの電源も殆ど差が無い。つまり「自分のPCの使用電力を確保出来れば、大きい物でも大丈夫。」 ~例えば自分のPCが最大300Wくらい使うとしたら、600W以上の電源を買えば大丈夫。
● 端子数と余裕
また大きい電源を選ぶ利点は、同シリーズでも端子数が増える場合が多い。他にはファンの動作点が高く、静穏化が可能。経年劣化への余裕が増える。
● 私の場合
私も最初は500Wクラスの電源購入を考えてたが、下位モデルと比べ端子数が多くなって便利なので650W電源を購入した。
■ 最近の発売機種とニュース パソコン電源の流行。

View Inside / Mike Saechang
電源の流行を紹介。
電源の売り上げ上位製品はパソコンの主要部品と同じで価格帯が『安いものか、高くても高性能なものかの2極化』している。
● 人気製品の傾向
売れ筋は2~3年前まで高効率電源のゴールドやプラチナ認定電源でした。 しかし最近は電力ロスを安全マージンと捉え、パソコンの安定性を優先する考え方が主流。下位クラスのシルバーやブロンズで効率が悪くても、安定して動作する電源が人気。
●形状。
ATX電源で従来の後方排気から、今はファンを電源ケース天板に配置した吸気型が主流。~ ただし従来のPCケース上面に電源設置する場合でも、電源を上下逆に付ければ良いだけで支障は無い。
● 紹介基準

Seasonic X-400 Fanless PSU / Johan van der Wijk
今回、私が実際購入しようと候補に検討した機種。
ATXで買い換えに需要の高い500~700Wクラスから。
電源は変化のサイクルが激しいし試用も不可です。選別方法は雑誌「DOSVレポート」で一年間くらいの紹介機種を参考にした。部品や構造の解説。電源の安定性やノイズの少なさ(リップル)のデータが記載されている。その中から安定性が高くて低ノイズの製品を優先。そして高品質で国産部品や保護が多いものと静音も大きな要素にした。
価格は、人気が有る低価格帯の7千円ほどから中級向けの1万円台を選びました。
■ 高音質、おすすめ電源集

各機種の特長と購入用リンクを紹介します。
● 購入用リンクの使い方
商品説明と一緒に、各ネット通販会社の購入用リンクを付けています。
購入用リンクの使い方は、写真と商品名はAmazonにリンクしています。
下のAmazon、楽天やヤフーのリンクをクリックすると同品名を検索します。
■ クーラーマスター

Cooler Master / Alexsandro_xpt
PCケースやファンで有名。
けっこうな老舗で、クロックアップブームなどで冷却ファンが注目された時期などにも注目された。自作機ユーザーならお世話になった方も多いはず。
● V Semiシリーズ
V Semiシリーズはクーラーマスターの電源では中~上位機でハイエンド電源Vシリーズの姉妹モデル。セミモジュラー式ケーブルが特長。性能も上位機譲り。
・ CoolerMaster 80PLUS GOLD認証 650W電源ユニットV650 Semi-Modular (型番:RS650-AMAAG1-JP)

私も購入しました。
雑誌でデータの良かったモデル。低ノイズで安定している電源。
650Wと扱いやすい容量で本体サイズは下位モデルと同じ。効率はゴールド。
良い点は奥行き140mmと小さめでメーカー製パソコンでの電源換装にも向いてる。またセミモジュラー式でコードが扱いやすい。
下位モデルとの違いは端子数が増加。ペリフェラルが4端子、SATA端子が2個多い。この点で私は650Wモデルを選択しました。
総コード数と端子数:SATA 2本=端子8個 、40CM+3個 ペリフェラル 2本:3ヶ、3+FDD1

性能も良い。一般的な電源は、PCで重要な12V出力で±5~±10%といった数値が標準的な中で、『V Semi-Modular』シリーズは電圧変動が±1%以内と卓越した安定性を持つ。コンデンサは日本製でパナソニック。保証も5年と長め。保護回路も充実(OVP/UVP/OPP/OTP/SCP/OCP)。
実際の使用感想は、ファンは120㎜と大きめで風量は多く静か。速度は可変で負荷50%までは600回転で動作し、それ以上は負荷に比例して回転が上昇。電源のオンオフ時にリレーの「ガチッ」という音がして、高級アンプみたいで頼もしい。
全体として価格と性能。コンパクトで使い勝手も良く保証も長い。高音質化に買いやすい電源。
楽天のパソコン工房で購入。梱包も丁寧でした。
>姉妹機
V750 Semi-Modular (型番:RS750-AMAAG1-JP)
750Wの大容量モデル。
価格も下位モデルと差が少なく、グラボ使用で大きめの電源が欲しい方にオススメ。
> V550 Semi-Modular (型番:RS550-AMAAG1-JP)
550Wモデル。
注意点として650Wモデルより電源の端子数が減る。ペリフェラルが4端子、SATA端子が2個少ない。
もし接続機器が多い場合は価格差も少ないので650W,750Wモデルをお薦め。
● GXⅡ シリーズ
『GXIIシリーズ』はスタンダードで安定性が高い中ワット帯のラインナップ。
1次・2次コンデンサに日本製を搭載。80Plus Bronze認証取得、12Vシングルレーン仕様。
・ Cooler Master GXII ver.2 550W PC電源ユニット (V Semiシリーズの姉妹品) 長期5年保証 PS615 RS550-ACAAB3-JP


2016年モデル。
上のV550 Semiシリーズの姉妹モデル。大きな違いは、コードが直づけ。80PLUSブロンズ。奥行き140mmのコンパクトサイズ。450、550W,650Wモデルがあります。
買いやすい価格で性能も良く、保証も5年と長め。
DOSVレポート2016年10月号でなかなか良いデータ値を出しており、低ノイズです。
発売時より価格が4千円ほど下がってる。買いやすい価格で性能の良いモデルが欲しい方にオススメ。
■ オウルテック

Seasonic_X-650_3 / tc_manasan
日本メーカーのオウルテック。
PC部品でお世話になることが多いメーカー。電源はSeasonic製の電源も取り扱い人気が高い。
SEASONICは電源にこだわる人に強い人気が有る。
● FOCUS PLUS Seriesシリーズ
・ SSRシリーズ
オウルテック 10年間新品交換保証 80PLUS PLATINUM取得 コンパクトサイズ ATX 電源 ユニット フルモジュラー Skylake対応 Seasonic FOCUS+ シリーズ 650W~850W


静穏、高性能、高品質でおすすめの電源。
外観はかなり格好いい。サイズは奥行きが14㎝と小さめながら性能はプラチナクラス。テストデータもかなり高性能。DOS/Vレポートの2018年5月号 PSU実験室でオールA評価。2019年の音質テスト用にも使われた。
セミモジュラー式電源で端子が多く使いやすい。 機能は冷却ファンの動作を選択可能S2FC(ファンレスモードを含まないファン制御)とS3FC(ファンレスモードを含むファン制御)のいずれかを選べる。


流体軸受け、2次コンデンサも日本製。新設計で背面パネルと基板が銅板にて接続され、品質向上がされた。
保護回路 OPP,OVP,SCP,OCP,OTP,UVP
保証はなんと10年。
弱点はケーブルが硬めなのと、CPUとマザボ用ケーブルがコンデンサー内蔵で曲がらない部分がある、取り回しが難しい場合がある。あと保護回路が敏感なので電力食いのグラボには不向き。品質や保護重視の人にお勧めな電源です。
サイズ:150(W)x140(D)x86(H)mm
種類は650W、750W,850W
● RMSシリーズ
・オウルテック 【80PLUS GOLD取得】 HASWELL対応 ATX電源ユニット 新規採用FDB(流体軸受け)12cmファン 5年間新品交換保証 セミモジュラーケーブル Seasonic G Series 550W SSR-550RMS


SEASONICはやや高めの価格が難点でしたが、今製品はSEASONIC製ながら買いやすい価格が強み。
外観はかなり格好いい。性能はゴールドクラス。テストデータで安定性やノイズ値も低くて良い電源です。

機能ではセミモジュラー式電源で端子が多く使いやすい。流体軸受け、2次コンデンサも日本製。ファンコントロール付き。短絡保護回路・過電圧保護回路・過熱保護回路・過電流保護・過負荷保護回路
5年保証付き。
サイズ:150(W)x160(D)x86(H)mm
>650W版
550W版よりも端子数が多くなります。
>750W版
同シリーズ最大W数モデル。
下位モデルより端子数も多い。
■ コルセア

アメリカのPCパーツメーカー。
電源が有名で、価格コムの電源部門を観ると人気ランキング10位内に3機種入ってます。
通販や店頭の取り扱いも多くて、買いやすいメーカー。
・ Corsair RM550x 80PLUS GOLD認証取得 550W静音電源ユニット PS592 CP-9020090-JP

ゴールド認定電源。
長所は”セミファンレス”。40%以下の負荷時はファンを停止。静音にこだわる方に嬉しいモデル。電源サイズが1000Wのモデルもあるので、大容量モデルを選べばファンの動作範囲を狭めることも可能。ただしユーザーレポートでは550W電源でもなかなかファンが回る状況は無いようです。

弱点はW数が小さいモデルでも、大きいW数のモデルとケースが共通で外寸が大きめ。サイズ 150(W)×86(H)×180(D) mm
実は私も購入しようとしたがPCケースに余裕が無く諦めました。
PCに適合するのでしたら、価格も抑え気味ですしなにより静音部分が魅力。お勧めです。
フルモジュラータイプ。日本メーカー製コンデンサ、+12V シングルレーン設計。保証期間はなんと7年。
容量: 550W・650W・750W・850W・1000W
■ 玄人志向
メルコ傘下でCFD販売のブランド。自作機ユーザー向けブランド。
電源は性能も良く低価格。
大量仕入れやマニア向けパーツを扱い、サポートを控えて低価格にしており上級者向け。
・玄人志向 電源 500W 80PLUS Platinum 12cm静音ファン KRPW-PT500W/92+ REV2.0



プラチナクラス電源ながら価格が安い。
あと奥行きが14cmと小型なのも強み。テストデータの数値も良い。
+12Vは41Aのシングルレーン出力。耐熱105℃の日本製コンデンサー。ファンコン付きで静かと評判も良い。
弱点は電源SWが無い。
サイズ : 150x140x86(mm) 保護回路 : OPP,OCP,OVP,UVP,SCP,OTP,NLO
容量 500、600,700、800W
・玄人志向 STANDARDシリーズ 80 PLUS TITANIUM 500W ATX電源 KRPW-TI500W/94+


低価格なチタニウムクラス電源。
3年保証。 奥行きが14センチと小さめで150x140x86mm 。
弱点は、温度が上昇した際にファンがうるさめ。
500と700Wモデルがあります。
■ センチュリー
PC小物やHDDケースで有名なセンチュリー。
こちらもPC部品老舗。スーパーフラワー電源を取り扱ってます。
・センチュリー スーパーフラワー電源 80PLUS PLATINUM認証 500Wファンレスモデル SF-500P14FG
2011/9/1


根強いファンを持つ”スーパーフラワー”製。
プラチナクラス。特長はファンレスで、静音にこだわる方に強い人気が有る。
1次、2次側に日本製電解コンデンサ採用、12V1レーン設計。モジュラー式ケーブル使用。
製品保証1年+無償修理保証2年
■ サイズ
・サイズ 電源 鎌力ゴールド ノーマル500W 80PLUSゴールド SPKRG-500
大きさが小さい。3年保証
使用部品は価格なり。 以前は8000¥ほど。安くて良かったが値上がり
ケーブルと端子:SATA2本。40CM+3個 ペリフェラル3+FDD
1過電流保護回路(OCP)、過電圧保護回路(OVP)、過電力保護(OPP)、短絡防止回路(SCP)、不足電圧保護(UVP)、加熱保護(OTP)
[売り切れ]
■ 周辺機器
電源交換に便利な用品
■ 電源チェッカー
・MacLab. PC 電源 テスター パソコン 電源用 電圧 チェッカー PCI-EXPRESS / S-ATA 対応 簡易使用説明書付き

私も購入しました。
電源のテスターで、電源電圧の測定や各種端子のチェックが可能。接続させると電源が起動できるので、電源の慣らしにも便利。
人気が有る機種で同じ製品を色んなショップが取り扱っています。マックラボ製はA4の簡単な説明書付き。
安いので持っておくと便利。
・サンワダイレクト ワットモニター 電気代 消費電力 簡易計測 700-TAP017
電力測定計で人気が有る製品。
電源交換前にどれくらいPCが電源を使ってるか確認出来るので新規電源の容量、W数を決める時に役立ちます。
同社の人気製品と比べると、700-TAP017のほうがコンセント差し込み口がしっかりしています。弱点としては、単位が1Wとなり小数点以下は測れません。
■ あとがき
今回、電源を交換して音質がかなり良くなって、嬉しかったので記事にした。
あなたも綺麗な音で楽しめれば幸いです♪(*^_^*)
■ 更新情報
2019年03月12日 IKG削除
2018年11月13日 文章整理、項目位置調整、画像追加
2017年12月17日 文章整理 画像追加
2017年04月26日 文章調整、短縮
2017年02月12日 文章調整
■ 参考 関連URL










