JBL / Brian-Kim
こんにちは。
あなたの好きな音は、どんな音でしょうか?
私は子供の頃から映画館に行くのが楽しみでした。そしてよく行く映画館にあった大きなアルテックのスピーカーの音に馴染んでおり、いつの間にか系譜の似たJBLの音が心地よい好みの音になっています。
JBLはアメリカの老舗オーディオブランドで日本でも長く人気が有るメーカー。
今回はJBLの2016年版スピーカーの現行機種特集。ハーマンの取り扱う家庭、スタジオモニターを主体に紹介。JBLの歴史や現行機の解説と購入リンクをご案内します。
■ JBLとは
JBL / MST77
JBLはアメリカの会社。名前の由来は創立者「ジェームス・B・ランシング」から。
スピーカーを主体に販売して業務、家庭用共に人気が高いメーカー。日本でも強い人気を持ちます。
伝統を守りながらも、近年ではスマホなどと組み合わせる無線スピーカーやパソコン用スピーカーなども作っており、チャレンジ魂も持ちます。
● 歴史
1929年にジェームス・B・ランシングはLansing Manufacturing Incを設立。
当時は映画界が活気あり、ランシングはMGMから依頼を受け劇場用の大型スピーカーシステムを制作。
1941年にアルテックが、ランシングマニュファクチュアを買収します。アルテックは米国ウェスタン・エレクトリック社の集中排除を受け業務用音響部門が解散。主要メンバーが設立した会社で子会社のアルテックランシングを設立。J.B.ランシングは技術担当副社長となりユニットの開発に携わります。
しかしランシングは「美しい家庭用スピーカーを作りたい」とアルテックを離れ1946年にJBLを設立します。
だが3年後ジェームス・B・ランシングは自ら命を絶ちます。経営に悩んでいたとか、他の方が優れたユニットを開発したとも言われていますが謎です。
アルテック、ウェスタンエレクトリック、JBLとオーディオ黎明期にJBLが大きく関わっています。ランシングの開発理念と思想はJBLに受け継がれます。
1950年にJBLはハーツフォールド、そしてパラゴンを制作。パラゴンは工芸品のような美しい外観を持ち30年間も制作されました。
JBL Lancer 77 drivers / Nesster
1960年代~70年代には日本で第一次オーディオブームが起こります。
1960年にはスタジオモニターの「4320」を制作。10年以上スタジオモニターの定番となります。
1969年にジャービス・コーポレーション。現ハーマンが買収。傘下になりました。
70年代に入ると、米国でスタジオモニターのシェア一位獲得。そして4300シリーズが人気を牽引。日本でも「4343」が人気が高まります。
1980年には、映画界の高音質化の要望に応えTHXの認証を初めてクリア。家庭用の旗艦機「エベレスト」が登場。そしてJBL の旗艦機を競う「Project K2」シリーズの 1st モデル「Project K2 S9500」が登場。オーディオファンの憧れとなります。
90年代には世界の映画館への導入率が75%。THXシアターでは75%という高い実績となります。
公式動画: JBL70周年 HISTORY OF JBL
● 日本での販売について
日本では、初期はサンスイが輸入代理店でオーディオブームと共に人気を上げました。現在はハーマンとヒビノが取り扱い。なお家庭用が主体のハーマンでも、スタジオモニターシリーズは販売。
日本でJBLは長く高い人気を誇っています。
現在でもハイエンドはオーディオファンの憧れ。国内では現在JBL 4312が人気ランキングで上位。
■ 音質、お勧めについて
Vintage Marantz/JBL Set-Up / Taylor Player
さまざまなジャンルで活躍するJBLですが、ルールや信念があります。
外観や機能面からは、音質に大きくかかわるユニットに大径ドライバーやホーンを使う構成が目立つ。内面では、高能率と実現させる巨大マグネットとコイを持つ。大型機は朗々と鳴る迫力。小型はサイズを超えた空気感と臨場感が特長。
実際の音質を紹介します。
JBLは大型モニターから家庭用の小型機,車用スピーカーも作っているがトーンが似てます。
元が映画音響機器から始まっており、単なるスペックを追うメーカーとは異なる。映画館の音響はJBLが先駆でシェアが高く、音傾向も似ており JBLの音を想像するなら映画館の音を想像すると分かりやすいでしょう。
理屈や技術でスペックを上げていく日本メーカーや、B&Wなどの硬質で定位を突きつめる指向とは事なり、JBLは音楽の雰囲気も再生しようとするスピーカーです。良い音で気持ちいい音がするスピーカー。
空間表現が巧みで臨場感を求める音楽が得意。特長有るホーンが生み出す空気感と表現はクラシックやボーカルの表現にも長け、広くファンの心を掴む。 変化が激しいスピーカー素材ですが、JBLは紙を使ったウーファーが主体で、この辺りも自然物を好む伝統工芸品好きな日本人の感性に合っているのでしょう。
国内では、マークレビンソンと並んでハイエンド界の巨塔の感はありますが
小さいスピーカーでもJBLらしさはあり、買いやすい価格でもJBLのサウンドが愉しめます。
■ 最近の発売機種とニュース
基本として、スピーカーは長寿モデルが多い。
近年の新製品は年に1~2機種ぐらいと穏やかなペースです。
昨年に、小型機で長く人気が有った「コントロールワン」の販売が終了。後継機「コントロールX」が発売。2015年末にスタジオモニターの旗艦機「4367WX」が発表。
今年はJBLの70周年。秋には70周年記念モデルが登場予定。
興味深いトピックとして、JBLの手がけるマークレビンソン姉妹ブランド「Revel」が国内で本格展開されると発表。9月にエントリーモデル「CONCERTA2シリーズ」も新発売。 ~ マークレビンソンというと腰が引けますが「Revel」は10万円を切るスピーカーが全体の半分以上を占めており手の届きやすい価格。これからが楽しみなブランドです。
■ JBL スピーカー集
各機種の特長と購入用リンクを紹介。
● 購入用リンクの使い方
商品説明と一緒に各ネット通販会社の、購入用リンクがついてます。
購入用リンクの使い方は、写真と商品名は、Amazonにリンクしています。
下のAmazon、楽天やヤフオクのリンクをクリックすると、同品名を検索します。
■ プレミアムモデル
JBL EVEREST DD66000 / hide10
JBLの頂点。高級シリーズが属します。
旗艦機や伝統モデルのエベレストやK2がラインナップ。
■ Project EVEREST
最高峰の山にちなんで着けられた同社の高級機。
強力なマグネット、豊かな響きを生み出すホーン。優雅な曲面で美しい筐体。
JBLの伝統を持つ頂点モデル。
・2×38cm 3ウェイ フロア型スピーカー
Project EVEREST DD67000
JBLの旗艦機。
創立60周年に登場したDD66000の改良モデル。
新開発15インチ径ウーファー2機と4インチ径コンプレッション・ドライバーを投入。
・ 2×38cm 3ウェイ フロア型スピーカー
Project EVEREST DD65000
マグネシウム・ダイアフラム技術を取り入れたEVERESTの派生型
■ Project K2
2009年発売
JBLのもう一つの頂点。
90年代に旗艦機として作られたK2の名を受けつぎます。
名前の由来となる山のK2は、世界2位の高さですがエベレストよりも昇るのが困難な山と言われており、JBLのk2もJBLエベレストに時折、勝ってしまう内容を持っています。
・ 38cm 3ウェイ フロア型スピーカー
Project K2 S9900
デザインは、JBLのハイエンドを多く手がけるダン・アッシュクラフト。
15インチウーファーとコンプレッションドライバーは10㎝径に拡大されました。
エベレストDD66000の技術を投入し、音響性能を向上させています。
■ S シリーズ
・ 38cm 3ウェイ フロア型スピーカー
S4700BG / S4700
フロアー型スピーカーシステム
3ウェイ構成で
JBL伝統のユニット構成の15インチ径ウーファー+2インチ径コンプレッション・ドライバーの2ウェイ構成へ
超小型3/4インチ径コンプレッション・ドライバーを超高域拡張用として組み合わせています。
ドライバーは、オール・ネオジュームマグネット使用。
> S4700
> S4700BG
限定生産のブラックグロス(黒光沢)
[通販取り扱い店無し]
・ 2×25cm-3ウェイ フロア型スピーカー
S3900BG / S3900
スリムなトールボーイスタイル
ホーン&コンプレッション・ドライバーを搭載
10インチ(25cm)ウーファーを2基使い、スリムになっています。
■ スタンダートモデル
家庭用モデル。
JBLは、もともと家庭用機を造る為に創立されており、入門者でも手が届くモデルが用意されています。
JBL 4312M-II. / MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)
■ STUDIO5 シリーズ。
STUDIO5シリーズ。
家庭用モデルの上位機で2チャンネルステレオ、マルチ構成にも使えるシリーズ。
トールボーイとブックシェルフが用意。
JBLのハイエンドも手がけた開発とチーフが携わってます。
大きなホーンが特長で、スタジオシリーズの中では異色な存在。音は自然で深みがあるタイプ。価格も抑えており買いやすいラインナップ。
外観は、エッジの効いたデザインで精悍。全体が後方に絞られた台形構造で、定在波を減らしています。
特長はJBLらしい大きなホーンを高域ユニットに使用。個性有る外観ですが音楽を愉しめるスピーカーです。
ツィーターは、ネオジューム・コンプレッション・ドライバー。JBLのプロ開発部門が作っています。
ウーファーは、ポリプラス・ウーファー。バッフルポートは背面。
インピーダンスは6Ωで揃えられています。
・ 2×16.5cm 2ウェイ フロア型スピーカー
STUDIO 580CH
16.5cmダブルウーファーと大型ホーンを搭載
大型ネオジューム・リングマグネットを採用した強力磁気回路を持つ2414Hを搭載。
・13.3cm 2ウェイ ブックシェルフ型スピーカー
STUDIO 530CH
豪華なブックシェルフ型スピーカーシステム
13.3cmシングルウーファーと大型ホーンの組合せ。
価格は、実売でペア6~8万円ほど。
買いやすい価格で、わたしも何度も買おうか考えています。
大きさは、幅と奥行きがNS-10Mとほぼ同じ。高さが10㎝ほど高い。日本で普通の家庭やマンションで扱い易い大きさ。
大きなホーンで、高音域の描写が得意。
・ 2×10cm 2ウェイ センタースピーカー
STUDIO 520CCH
ホーンと、4インチ径PolyPlasコーン・ウーファーユニットの構成
■ STUDIO2シリーズ。
STUDIO2シリーズ。
2チャンネルステレオやマルチ構成にも使えるシリーズ。
カリフォルニア州ノースリッジのJBLラボで開発され、ダブルブラインド・リスニングテストでJBLや他社と比較されています。
最近はトールボーイとブックシェルフが主流。ユニットの素材や構造は共通で、使用数やサイズが異なります。
嬉しいのはJBLらしいウェーブガイド/ホーンを高域ユニットに使用。
ツィーターはアルミとセラミックを使用。CMMD.(Ceramic Metal Matrix Diaphragms)で、かって日本でも人気が有ったINFINITY のKappaシリーズを思い出させます。ウーファーは、ポリプラス・ウーファー。インピーダンスが8Ωと普通で使いやすくなってます。
共通のユニットを使ったり、カラーバリエーションを無くしたり、工夫してJBLの技術を盛り込みながらも、音質を揃えて上手く価格を抑えています。
・ STUDIO 2シリーズ 2×20cm 3ウェイ フロア型スピーカー
STUDIO 290 BRN
STUDIO2シリーズのフラッグシップ・モデル
継ぎ目がない筐体になっており、グリル装着も工夫されねじが見えない構造になってシンプルで美しい外観。
8インチ径PolyPlasコーンを2本搭載
・2×16.5cm 3ウェイ フロア型スピーカー
STUDIO 280 BRN
上位機との違いはウーファー径。
6.5インチ径PolyPlasコーン・ウーファーを2本.
100mm径ポリプラス・ダイアフラム・ミッドレンジ搭載.
・ 16.5cm 3ウェイ フロア型スピーカー
STUDIO 270 BRN
上位機との違いは、10㎝ミッドレンジユニットが省かれています。
・ 16.5cm 2ウェイ ブックシェルフ型スピーカー
STUDIO 230 BRN
ブックシェルフ型システムで
280、270と同じ6.5インチ径PolyPlasコーン・ウーファーを搭載
・10cm 2ウェイ ブックシェルフ型スピーカー
STUDIO 220 BRN
コンパクトなブックシェルフ型システム
専用の4インチ径PolyPlas™コーン・ウーファーを搭載しています。
・10cm 2ウェイ サラウンドスピーカー
STUDIO 210 BRN
薄型設計のサラウンド用スピーカーです。背面のフック受け金具により壁面取付けが可能
4インチ径PolyPlasコーン・ウーファーを搭載
・2×10cm 2ウェイ センタースピーカー
STUDIO 225C BRN
センタースピーカ-。
4インチ径PolyPlas™コーン・ウーファーを2本搭載
センターに、ウェーブガイド/ホーンを高域ユニットに採用。
■ ARENA シリーズ
プロ系の音質と、買いやすい価格でコストパフォーマンスの高さが特長。
外観はエッジ部が丸められくさび形筐体を採用。回析と定在波対策をしています。
パルプコーン・ウーファーと高感度HDIホーン・ツイーターを搭載。ツィーターは共通。
特長としてウーファーがポリプラスではないので普通のパルプコーンの音が好きな方に向いてます。
インピーダンスは8Ωで共通。カラーはブラック。
・178mm径×2/2ウェイ・フロア型スピーカー
ARENA 180
178㎜径の大きめのウーファーを2基採用。
リアバスレフ型です。
・ 140mm径/2ウェイ・ブックシェルフ型スピーカー
ARENA 120
ブックシェルフ型で、140mm径のウーファーを採用。
マルチチャンネルシステムのリア用スピーカーとしても最適。
定価はペアで24,000円とJBLでは買いやすい価格。ZENSOR1と比較される事が多いモデル。JBLが好きな人に向いてます。
サイズも小型で扱い易い。具体的な大きさは、モニターで有名なNS-10Mより前面が縦横に2㎝ほど小さく、奥行きは半分。設置がしやすいサイズ。
JBLとしてはめずらしい密閉式。奥行きが14センチとかなり薄め。リアバスレフではないため設置しやすい。背面にフック穴やケーブル用のミゾが有り壁かけも可能。
注意点としてエージングが必要。音が変わります。
寸法(W×H×D) 188 × 341 × 113mm
・ 140mm径×2/2ウェイ・センタースピーカー
ARENA 125C
シリーズ共通のホーン・ツイーターと同一ダイアフラムのウーファーを備え
トーンマッチングがし易い。。
海外では、白モデルが発売されています。
>白
・ 250mm/100Wアクティブサブウーファー
SUB 100P
250mm径の大型ウーファーを搭載。バスレフです。
アンプは内蔵。D形式で、出力は100W。
■ コンパクト・スピーカー
JBLステレオスピーカーの末っ子。
可愛いらしいサイズですが、JBLらしいサウンド。あなどれない音質を持っています。
・2ウェイ コンパクトスピーカー
CONTROL X
2015年 10月15日発売
29年間の長きにわたり活躍したCONTROL ONE の後継機・
外観は大きく変わり、Xでは緩い曲面と筐体は後方に絞られるくさび形。
ツィータ部がセンター配置となり、バスレフポートが背面に逃げたことでフロントが対称デザイン化。
ユニットも新しくなり、 ウーファーは133mm。グラスファイバー強化ポリコーン・ウーファーを搭載。
バスレフポートは背面に変更されました。端子はバナナプラグに対応。
今回は防滴構造を採用し、水まわりや屋外への設置が可能。
寸法(幅×高さ×奥行、グリル含む)165×235×159mm 重量 2.6kg
付属品 壁面取り付け用ブラケット
価格はオープンプライスですが、コントロール1と同クラスの価格帯。
カラー:白、黒
■ スタジオモニター
JBLの主力カテゴリー。
日本では、プロ用機器の人気が高いこともあり、ファンが多いカテゴリ。
型番では先頭が43、44で始まる系統。3つのジャンルがあり、スタジオモニター高級機、コントロールモニター、コンパクトモニターと細分化されます。
■ 上位機
・38cm 2ウェイ フロア型スピーカー
4367WX
JBLのプロ技術を継承し、優れた音響性能と高音質を実現したスタジオモニターの旗艦機
バッフルは、JBLスタジオモニター伝統のブルー。
JBL伝統の15インチ(38cm)径ウーファーを搭載。
2つのボイスコイルで駆動する独自のディファレンシャル・ドライブ方式を採用。
高域は、ホーン型で、2つのコンプレッションドライバーを単一の筐体に結合したD2デュアルドライバーを使用。
・ 30cm 3ウェイ スタジオモニター 4429
JBLの定番、ミドルサイズ・スタジオモニター
JBLスピーカーの定番。ミドルサイズ・スタジオモニター
3ウェイ構成でK2と似たデザインとユニット構成。格好いい。
30cm径ウーファーとコンプレッション・ドライバー・ホーンによる2ウェイに、JBL最小サイズの超高域用コンプレッション・ドライバーを組み合わせ。
プロジェクトK2 「S5800」のために開発されたユニット”1200FE”を、シングルウーファー用にインピーダンス・アレンジした高性能ユニットです。4428にも使われました。
■ コントロールモニター
スタジオモニターの中位機。
日本で長くファンがいる、人気が有る機種が揃っています。
・30cm 3ウェイ コントロールモニター
4319
コントロールモニターシリーズの旗艦機。
モニタースピーカーのヒットモデルとなった“4318”。
そのユニット群に改良を施し、フルモデルチェンジ。
バッフルは、JBLスタジオモニター伝統のブルー。
30cm-3Wayという4310~4312シリーズ伝統のユニット構成
3Wayが、中心線上に並ぶ配置が採用され
上端部にツィーター。目立つのは、ミッドレンジにアルミ-マグネシューム合金ダイアフラムを使用。
ウーファーは、12″ネオジューム・ウーファー”2213Nd-1”、白いウーファーが格好いい。
・30cm 3ウェイ コントロールモニター
4312E
70年代初期に登場したModel 4310の最新進化形
4311、4312、そして4312A~4312Dへと続いた系譜。ユニットを一新しました。
ホーンを使用しない構成が特長。
バランスの良さが多くのファンを惹き付けました。
4312Eの筐体は、4312シリーズとしては初の全面高比重MDF材構造を採用。
ユニットの配列は、バッフル中心部に全ユニットを近づける伝統の構成。
アルミ・マグネシューム合金ダイアフラム採用の新しいドームツイーター。
ミッドは、ダンピングを施した軽量パルプコーン。奇をてらった素材を使わずバランスを重視しているのが分かります。
白いウーファーも格好いい。30cm径ウーファー“2213”系列の特長を継ぎながら、進化しています。ネオジュームマグネット使用。
注意点:左右があるのでペア購入が必要。
25cm 3ウェイ コントロールモニター
4307
JBLの伝統にそったミドルフィールド・モニタースピーカー
ツィーターは、ホーンに組み込まれた3.8cm径タンジェンシャル・リングツイーターを採用。
ミッドレンジは、12.5㎝径でコーンはピュアパルプ。
10インチ(25㎝)径ウーファーを採用。無漂白/無着色のホワイトコーン。
連続可変アッテネーター・ボリュームを装備。中音域/高音域が独立しています。
■ コンパクトモニター
サイズが小さくなり、部屋で使いやすい大きさ。
・20cm 2ウェイ コンパクトモニター
4306
20cm 2ウェイ上位コンパクトモニター
大きめのホーンを上部に持つ、上位機に似たデザイン
ユニット構成は、
1インチ径コンプレッション・ドライバーでアルミ-マグネシューム合金ダイアフラム採用。
そして、8インチ径ホワイトコーン・ウーファー。下部にバスレフポートを持ちます。
高域レベルの調整が可能なアッテネーターを装備
・ 13.3cm 3ウェイ コンパクトモニター
4312M II WX、BK
コンパクトモニターで人気の4312M。
最新型ではコンポーネントを更新。新設計の部品を採用しました。
JBLのコントロールモニター、MODEL4312シリーズのハーフサイズ。
大きさとしては、スタジオモニターで有名なNS-10Mよりもさらに一回り小さい。
中心部にユニットを近づけるデザインです。
フラッグシップ・モニターMODEL 4348以来採用されているニュー・モニターブルーのバッフルカラーを採用
高域は19mm径テンパード・ピュアチタン・ドームツイーター。
中域はピュアパルプ・コーン。センターキャップのドーム形状が変更されました。ウーファーは133mm径ピュアパルプ・ホワイトコーン
筐体構造の変更で内容積の拡大と強化も行われています。
寸法 181×300×180mm
4312のみ筐体が2色あります。
注意点:左右があるのでペア購入をお勧め。
>ブラック
新色。
キャビネットサイドにはMODEL 4312A BK譲りのJBLホワイトロゴ入り。
プロっぽくなってます
注意点:左右があるのでペア購入をお勧め。
■ 周辺機器
JBL用の専用オプションや便利な用品
■ スピーカーケーブル
・モニターサウンド・スピーカーケーブル
JSC1500
独自の「3ゲージトリプルコア構造」スピーカーケーブル
・ モニターサウンド・スピーカーケーブル
JSC550
スピーカーケーブルとして最も一般的な平行ケーブル
・モニターサウンド・スピーカーケーブル
JSC450
「2ゲージ・シングルコア構造」スピーカーケーブル
■ スピーカースタンド
・スチールスタンド JS-360
30cm径ウーファークラスの大型ブックシェルフ用
■ マウントブラケット
・ 壁/天井用ユニバーサルブラケット
MTC-U1
*適合スピーカー:4312M II
・ 4”シャフト
MTC-S4
MTC-U1専用延長シャフト
■ インシュレーター
・ JSB-1 JBLスピーカー・インシュレーター・ブロック
標準価格 ¥45,000(税抜)/各4個セット
JBLのハイエンド フロア型スピーカー用、
[生産終了]
■ あとがき
JBLがちょっと面白いのが、アメリカの工業メーカーらしくて、あまり制作の裏革を見せたり、制作者を全面に押し出すタイプのメーカーではありません。淡々と人気モデルを磨き上げ、上位機では挑戦もする。黙々と良い製品を作り続ける印象が、日本人に好感を持たれるのではないでしょうか。
わたしは、昔東京のラジオ会館で、JBLの巨大なスピーカーが出す音のリアルさに驚き、それ以来JBLは憧れの存在でした。
仕事で引っ越しが多いのと住宅事情もあり、なかなか巨大なスピーカーのK2やエベレストは憧れるだけでは手に入れられませんでした。 しかし何度かJBLのスピーカーは手に入れ、わたしのまわりにもファンができてきました。
最近、JBLの新しいスピーカーが欲しくて新型に興味がある、知るためにもカタログ的な記事を作ってみました。
今回、やっとJBLの特集ができて嬉しい、感無量です。
あなたのお役にも立てれば幸いです。
By; AI
■ 更新情報
2019年03月12日 IKG削除
2017年8月25日 文章調整
2016年11月17日 KRB:楽天リンク修正 18ヶ所、手動修復
■ 参考 関連URL
・日本 ハーマン公式ページ
http://jbl.harman-japan.co.jp/
・JBL PROFESSIONAL - ヒビノプロオーディオセールス Div.
http://proaudiosales.hibino.co.jp/jblpro/
・ジェームス・B・ランシングの死
http://www.audiosharing.com/people/iwasaki/houkou/hou_26_1.htm
■ 関連記事
・小型定番スピーカーJBL CONTROL ONEがついに生産終了。 歴史と在庫の購入用リンク
・JBLから、小型スピーカーの人気モデル「Control1」の後継機「CONTROL X」が登場! 大きく進化。 進化店の解説、特長と購入用リンク