
Beyerdynamic DT 770 Pro 250 Ohms / uyeah
こんにちは。
今回は、ベイヤーダイナミックのヘッドフォンの紹介 第2回です。
ベイヤーダイナミックはヘッドフォンの老舗であり、業務用でスタジオモニターも世界で使われて愛されてきました。高音質で世界でも評価が高いブランドです。
今回は業務用のプロモデル。スタジオ,ステージモデル用などを紹介します。解説や購入用リンク。 周辺機器をご案内。
■ ベイヤーダイナミック有限合資会社(Beyerdynamic GmbH & Co. KG)とプロ向けモデルについて

ベイヤーダイナミック有限合資会社(Beyerdynamic GmbH & Co. KG)はドイツの企業。電気技師であるオイゲンバイヤー氏が1924年に設立。1937年に世界初のステレオヘッドフォンを発売しました。

ヘッドフォンは高級なモデルが多く、ドイツ製造品が多くあります。時流に合わせ静電型ヘッドフォンや高級ヘッドフォンアンプを発売したり、スタジオの音響システムを開発したり、現在でも一線で活躍するメーカーです。
日本国内では一般にはさほど知名度は高くないが、海外のスタジオではベイヤー製品の導入率が高く、例えばウィ・アー・ザ・ワールドの新旧バージョンで多くのミュージシャンが使っているのを見ることができます。

2009年にはテスラテクノロジーを搭載したヘッドフォンを発表。その名の通り、1テスラを超える磁束密度を持つ強力なドライバーを使用しており好評を博す。マッキントッシュなど大手メーカーにも、テスラドライバー技術搭載機を供給している。
beyerdynamicのヘッドフォンの取り扱いは、日本では、TEACが、プロ用のTASCAMブランドで正規取扱をしています。
● プロ用モデルについて

ベイヤーダイナミックの場合はプロ用と家庭用に大きな違いはありません。
ドライバーは共通の場合が多く、基本は歴史の長いドライバーが使われるものの、第2世代テスラドライバー搭載機もあり、高音質へ着実に進化しています。インピーダンスも低い製品が用意され、家庭でも使えるモデルがある。
ケーブルも、リケーブルが可能で例えばコイルケーブルをストレートにしたり、用途に合わせ変更が可能です。
100~200番台は、片耳モニター用やヘッドセット付きの特殊なモデルがあります。
■ beyerdynamic ヘッドフォン

各機種の特長と、購入用リンクを紹介。
● 購入用リンクの使い方
商品写真と横の商品名リンクは、基本としてamazonへのリンクです。
なお他のネット通販販売品を見たい場合は、
○○で検索をクリックすると、通販サイト内からの検索結果を表示します。
■ 高級機 - Premium Studio Headphones

ベイヤーの最上位機が属する。
Premium Studio Headphonesは、第2世代テスラテクノロジーを搭載。同社の高級シリーズです。
・DT 1990PRO Professional Series
2016/9/21発売


ベイヤーの最新モデル。開放型スタジオモニターヘッドホンの最上位機種です。
DT 990 PROの系統となる。テスラ2.0ドライバー搭載。大きな変更は開放型となりました。内部パーツは厳選されています。
イヤーパッドは2種類用意されました。マスタリングやミキシングの際に低音域の表現を豊かにする「バランスド(色:ダークグレー)」と、分析リスニング用途の中庸な音場表現を可能にする「アナリティカル(色:ライトグレー)」。製造はドイツ工場での手作り。
付属品lキャリングケース。コイルケーブル(5m)、ストレートケーブル(3m) 金メッキ3.5mmステレオミニプラグ、6.3mmステレオ標準プラグアダプター
・DT 1770 PRO
Premium Studio Headphones

昨年発売されたばかりの旗艦機。
高い遮音性と音圧を実現した『DT 1770 PRO』は、プロフェッショナル向けに開発されたスタジオモニターヘッドホン。beyerdynamic社製スタジオモニターヘッドホンの最上位機種です。
民生機のプレミアムラインはまだ第一世代ですが、この1770では第2世代のテスラドライバーを搭載。これにより高解像度と情報量が増した。

形式は密閉型。特長はドライバーはチューニングされバッフル形状も最適化。振動も抑えられた。イヤーパッドはベロア+合皮。スプリングスティールを採用した柔軟なヘッドバンドを採用。プロ用機器だけあり着脱式のケーブルはロック式。ストレートケーブルも附属し用品も充実。
付属品:コイルケーブル(5m)、ストレートケーブル(3m)、合皮製交換イヤーパッド(ベロアは本体に装着済み)、キャリングケース
■ Professional Series

Professional Series。密閉型のプロ用モデル。
テスラテクノロジー搭載機もラインナップしています。
プロ用となってますが、端子は民生機と互換性がありインピーダンスも低い製品が用意されて、家庭でも使えるモデルがあります。
● テスラドライバー搭載機
・DT 1350
Professional Series


テスラテクノロジーを採用した、密閉型プロフェッショナルモニター用ヘッドホン。最大129dB SPLを誇る高能率と高い遮音特性を実現するイヤーカップが特長

分割可動構造のヘッドバンドは演奏中のモニタリングでも落ちにくく、長時間のモニタリングでも快適。イヤーカップは前後90度回転し、片耳モニターも可能。
折りたたみも可能で、持ち運び用のナイロン製ケースが附属する。2014年のCC(コイルケーブルモデル)発売時にマイナーチェンジとなり、イヤーパッドが大きく。ヘッドバンドが着脱式になりました。
モデルは2種類有り、「DT 1350」はケーブル同士が絡みにくい1.5mストレートケーブル、「DT 1350 CC」は、ねじれに強い3.0mコイルケーブルを採用
>DT 1350
>DT 1350 CC
● テスラドライバー非搭載機
・DT 990 PRO – 開放型ヘッドホン (分析的リスニング、マスタリング)
Professional Series


プレミアムライン・ハイエンド機である、オープン型990シリーズのプロ用モデル。
開放型。250Ωのインピーダンスを採用。
ケーブルは、コイルケーブルになります。
付属品;6.3mm(標準)アダプタ、キャリングポーチ
>DT 990 PRO LIMITED EDITION

限定モデル。黒を基調とした精悍な外観。
ケーブルは、ストレートケーブルになります。
・DT 880 PRO – 半開放型ヘッドホン (リファレンスリスニング)
Professional Series
プレミアムライン・ハイエンド、セミオープン型880シリーズのプロモデル。
半開放型で、筐体外側が網目を使用しています。
DT880をプロ用にリファインしたモデル。250Ωのインピーダンスを採用。
ケーブルは片だし、コイル式。
付属品;付属品 6.3mm(標準)アダプタ、キャリングポーチ
・DT 770 PRO
Professional Series

プレミアムライン・ハイエンド、密閉型770シリーズのプロ用モデル。
使用用途にあわせ、インピーダンスの異なる3種類が用意される。
ウィ・アー・ザ・ワールド:25 フォー・ハイチで多くのアーティストが使っています。
>『DT 770 PRO 250』
スムーズな再現力を持つミキシングエンジニア向けの250Ω仕様。
ケーブルは、伸縮可能な3.0mのコイルケーブルを採用。作業スペースを広く使うことが可能です。
> 『DT 770 PRO 80』は、パワフルなサウンドを提供する演奏者向けの80Ω仕様。
ケーブルは、3.0mのストレートケーブルを採用。ケーブル同士が絡みにくく余裕のある長さでホームユースにも最適。
>『DT 770 PRO 32』
ポータブルプレーヤーなどに最適な32Ω仕様。
ケーブルは、1.6mのストレートケーブルを採用。持ち運びに最適な長さで外出時にもケーブルが邪魔になりません。
・DT 770 M Professional Series
ミュージシャン向けモニターヘッドホン。
インピーダンスは80Ω。
ケーブルは、3.0mのストレートケーブルを採用。ケーブル同士が絡みにくく余裕のある長さでホームユースにも最適。
■ Professional Series - DT100、DT200番台

DT100、DT200番台。プロ用に作られたモデルです。

ヘッドフォン側のケーブル端子が四角い専用ものになってます。ジャック側は、普通のステレオジャック型も用意され家庭での使用も可能。
インピーダンスも低い製品が用意され、家庭でも使えるモデルがあります。
・ DT 100
Professional Series

プロフェッショナルモニタリング用密閉型ステレオヘッドホンです。

ウィ・アー・ザ・ワールド:25 フォー・ハイチで何人かのアーティストが使っています。
遮音性に優れているのが特長で、20dBと高い遮音性能を持つ。
クッションは厚めで装着感も良い。16Ω仕様で家庭でも使いやすい。ケーブルは片出しで着脱も可能。
・DT 102 G
Professional Series
放送局、スタジオ、映画、劇場のエンジニア用。
片耳モニターヘッドフォン。16Ω、400Ωがあります。
[販売店無し]
・DT 108
Professional Series
長年にわたり世界中のスタジオ、放送局、映画製作やライブイベントなど。あらゆる現場で使用されている片耳ヘッドセット。
ヘッドホン部はパーソナルユースにも使用可能な50Ωと業務機にマッチする400Ωの2種類があります。マイク部は共に200Ω。
カラー:グレーとブラックの2色
・DT 109
Professional Series
長年にわたり世界中のスタジオ、放送局、映画製作やライブイベントなどあらゆる現場で使用されているヘッドセットです。
生放送、スタジオ、TV、映画、語学実習などあらゆるシーンに適応する、 ヘッドセットのワールドスタンダード
ヘッドホン部はパーソナルユースにも使用可能な50Ωと業務機にマッチする400Ωの2種類があります。マイク部は共に200Ω。
ケーブルはオプション。
カラー:グレーとブラックの2色
[販売店無し]
・DT 150
Professional Series

放送局やスタジオ、映画、劇場のエンジニア用。
コストパフォーマンスが高い機種。なかなか人気が有ります。
密閉式。 周波数特性は、5-30000Hzと広め。ケーブルは片だし。 全ての部品が修理可能。
・DT 250
Professional Series
放送局、スタジオエンジニア向け密閉型ヘッドホン。
密閉式。 周波数特性は、10-30000Hzと広め。
ケーブルは片だし。
付属品:WK 250.07(金メッキ3.5mmステレオミニプラグ / 3mコイルケーブル、6.3mm標準変換アダプタ付)
種類;DT 250/80(インピーダンス80Ω仕様)、DT 250/250(インピーダンス250Ω仕様)
>バリエーション DT 252/80
Professional Series
DT 250のシングルサイド仕様。放送局、スタジオ、劇場のエンジニア用。
・DT 280 MKII
Professional Series
放送局やスタジオ、劇場のディレクター用の片耳ヘッドセット。
種類は、インピーダンスがパーソナルユースにも使用可能な80Ωと業務機にマッチする250Ωがあります。
ケーブルはオプション。
・DT 290 MKII
Professional Series
放送局やスタジオ、劇場のディレクター用のヘッドセット。
種類は、インピーダンスがパーソナルユースにも使用可能な80Ωと業務機にマッチする250Ωがあります。
ケーブルはオプション。
■ 周辺機器
専用、使いやすい用品を紹介します。
■ ヘッドフォンアンプ
・beyerdynamic プレミアムヘッドホンアンプ シルバー A 2


ベイヤーのヘッドフォン旗艦機T1をドライブするために開発された高級アンプ。
ハイエンドオーディオのたたずまいを持つ美しいモデル。
ハイインピーダンスヘッドホンを同時に2台接続可能なヘッドホン出力端子、2系統の入力端子、入力ソースをループスルー可能な出力端子装備。

特長はフルアナログアンプ。ディスクリート構成でありICを排除しています。
天板はガラス。内部のレイアウトもなかなか綺麗です。電源部はトロイダルコア。インピーダンス切替機能、入力ゲイン切替機能有り。

リモコンも附属。本体に取り付け可能なヘッドフォンスタントが附属。
構成や機能が良く練り込まれたアンプです。最近の真空管アンプやアナログレコードのブームなど、高音質化のために回帰傾向に有りベイヤーの先見性に驚かされる、
・ヘッドフォンアンプ A20


ヘッドホンアンプの新スタンダード。
A 1の設計を受け継ぐプレミアムヘッドホンアンプ。
特長は、A1と同じくフルアナログアンプ。ディスクリート構成でありICを排除している。ねじ穴を極力排除した、美しいアルミ筐体を採用。
・【国内正規品】beyerdynamic ヘッドホンアンプ A 1 (生産終了)
Beyerdynamic
ハイレゾ対応アンプ。
2007年発売。600Ωのハイインピーダンスヘッドフォンを駆動させるために作られました。海外ではT1よりも早く発売、日本では同時発表されています。
オペアンプはMC33078P。アルプスのボリューム、トロイダルコア電源使用。
■ 保護用品
・【イヤースピーカースタンド】HPS-2
北海道産の無垢の自然木使用。
STAX製。
・スタックス プロテクションカバーSTAX CPC-1
樹脂製の保護カバー。
STAX製ですが、他者でも使えます
● ヘッドパッド
・【国内正規品】beyerdynamic CUSTOM ONE PRO用ヘッドバンド Black BEYER C1 HB BK
お勧めなのがヘッドフォン用のパッド。私も買いました。
表面は合皮で、装着はベルクロで簡単。ヘッドバンド部が2㎝くらいまでのヘッドフォンに装着できる。
中にクッションがあるので、頭頂部のかけ心地が高級ヘッドフォンのように”ふわふわ”になる。低音が伝わらなくなり、遮音性もあがるし装着感も良くなりお勧め。 弱点は厚みが増すので、頭が大きめの人、ヘッドフォンのサイズがギリギリの方には向いてません。
■ ケーブル
純正のケーブル。
■ ヘッドホンケーブル
・ヘッドホンケーブル C1 CBLS B
(1.5m, Straight Cable)
JAN : 4907034121786
・ C1 CBL COIL
(3m, Coil Cable)
JAN : 4907034124138
・beyerdynamic B CABLE T1 2G (バランス接続対応ケーブル)
T5p、T1 2nd用の、バランス接続対応4ピンXLRケーブル
販売店は少なめ。ヤフーストアで売ってます。
■ ヘッドセット
・C1 HD GER
(2.5m, Headset Gear)
JAN : 4907034122783
ヘッドフォンをインカム式に変更できるケーブル。
● 特殊プラグ

ヘッドフォンの端子接続部が四角いもの用。
DT100、DT200番台に使えます。
・beyerdynamic K 190.00 - 1.5m
端末フリー
・K 190.00 - 3m
端末フリー
・K 190.28
4ピンXLRメス
・K 190.39
5ピンXLRオス
SONY、PHILIPS、IKEGAMIカメラ用
・K 190.40 - 1.5m
6.3mmステレオ標準プラグ
3ピンXLRオス(マイク用)
・K 190.40 - 3m
6.3mmステレオ標準プラグ
3ピンXLRオス(マイク用)
・K 190.41
5ピンXLRオス
・WK 190.00
端末フリー
■ あとがき
今回初のbeyerdynamic特集をお届けしました。
老舗であり、世界で愛されるヘッドフォンで音楽を楽しんで下さいね(*^_^*)
■ 更新情報
2019年03月12日 IKG削除
2018年8月27日 文章調整、ヤフオクリンク削除
2016年9月23日 DT 1990PRO追加、画像追加、区切り線追加
■ 参考 関連URL
・公式サイト
http://asia-pacific-india.beyerdynamic.com/
・TASCAM - beyerdynamic
http://tascam.jp/import/beyerdynamic/