
こんにちは。
私のサイトでも人気が有る試聴の感想。
今回は、JVCケンウッド の人気ヘッドフォン「 HA-MX10-B」を紹介します。
みんなが気になる人気の機種。長く定番の機種。
実際に聴いた感想を紹介。 購入リンク、そして便利な周辺機器をご案内します。
■ JVCケンウッド HA-MX10-B とは

最近、高級機や新しいジャンルの新型ヘッドフォンを投入して
元気が出ているJVCケンウッド。
そのJVCから、新しく登場。スタジオモニター・ヘッドフォンが「HA-MX10-B」です。
名前の通り、業務用で販売されています。
形状は、オーバーヘッドタイプ、密閉型。
外観は、見ての通り、明らかにソニーのスタジオモニター「MDR-CD900ST」に似ており、ビクターが、追撃、もしくは対抗した製品になってます。
実績としては、すでにビクタースタジオで導入されています。
気になるドライバーは、やや懐かしい感じの薄型で全面部の開放穴が、コンピューター解析で作られています。
ビクタースタジオのの録音エンジニアと協力して開発されたそうです。
許容入力が大きく、また製品自体が、頑丈な作りになってます。ステレオ標準プラグアダプターつき。

出力音圧レベル 108dB/1mW 再生周波数帯域 10-28,000Hz
インピーダンス 56Ω 最大許容入力 1500mW
コード長 OFC約2.5m 入力プラグ ステレオミニプラグ 質量(コード別) 約260g
● 試聴した感想。
外観は、黒に赤のアクセントカラー。革バンド、ラウンドしたユニット部形状など「MDR-CD900ST」に雰囲気がよく似ています。
● 装着感 = 良い。
手に持った感じ、書け心地もMDR-CD900STにそっくり。重量は900STより少し重い感じ。
ふわふわゆったりではないけど、しっかりした書け心地で好む方も多いはず。

パッド部の表皮は薄手で、やわらかいタイプ。弱点は、ゆったりタイプでないので夏は少し蒸れそうです。
● 音質 ~ モニターサウンド!

さて、音を聴いてみましょう。
ビクターというと、中音域が良くでる安定した音作りをする印象が有りますが、「HA-MX10-B」はどうでしょうか?
・・・一言で言うと、音も「MDR-CD900ST」そっくり。(^_^;)
硬い、締まった音がします。 中高音域が良くでる。
80年代終わりに作られた、900STのビクター製リメイク版です。「良くここまで似せられるな」と、感心しました。
モニターヘッドフォンとして、表現力、再現性、モニタースピーカーとの統一性が重視されています、
900STとの違いは、HA-MX10-Bは、モニターヘッドフォンですが、開発の指向性に演奏しやすさ、気持ちよさが、加えられてます。 これは、ドライバーユニットにある新開発”クリアバスポート構造”や、“サウンドディフューザー”による調整、味付けのようです。
使用用途ですが、今主流の大型ドライバー、開放型 ヘッドフォンは、MP3などの圧縮音源をごまかす、音の響きを良くして聴きやすく傾向に向いてます。
HA-MX10-Bのような、モニタータイプのヘッドフォンは向いてないでしょう。
やはり、録音用途やDTM。もしくは非圧縮音源でハイレゾの滑らかな音で使う製品です。
● 総評 - 感想

モニター用途;78点 音楽用途:60点
ユーザーを選ぶヘッドフォンです。
現代流行している、ドライバー径の大きい、ふくらみのある音とは明らかに違い、締まった、タイトな音作りです。車で言うと軽量スポーツカーです。
HA-MX10-Bの良いところは、新型であり、手に入れやすいのが900STに勝るところでしょう。
標準状態がミニジャックというのも、現代では使いやすいです。
弱点も言いましょう。
音楽を、ゆったり聴くのに歯向いていません。好みや、流行もありますが
いま主流のの大柄ドライバー、大型ハンガー、付け心地よいクッション等になれてる世代だとHA-MX10-Bのタイトな付け心地や、音質はちょっと、嫌がるでしょう。
改善もして欲しかった。ケーブルが固定で、リケーブルが出来ないのも不満。また、900STの改造である、バランス化を最初からしていても良かったはず。
あと、価格。 15000円近辺と、これまたMDR-CD900STと同じクラス。
MDR-CD900STでも不満に感じるのですが、プロ用途の、看板の料金が乗ってます。保証も無い。そして、登場時は先端でも、もう作られて26年も経つのだから、いい加減値下げしても良いでしょう。実際よく似た海外モデルは半額近くで売られていました。 HA-MX10-Bも決して、先進技術や素材が使われてるわけでなく。民生用の保証もありません。 半額なら買っても良いなぁ・・・と私は思いました。
ただ、厳しい環境にある音楽機器会社が、あえて新ジャンル、売れ筋ではない製品を投入したのは、素晴らしいです。モニタータイプの新型。民生機を待っていた人にはたまらないはず。
統括すると、ビクターやモニタータイプの音質が好きな人。締まって、ごまかしの少ない音で、音楽を楽しみたい方。新品として販売されたことに、価格の価値を感じる方に、おすすめです。
■ ■ 各製品の特長と購入用リンク
本体と後半は、周辺機器集です。
● 購入用リンクの使い方
商品写真と、横の商品名リンクは、基本としてamazonへのリンクです。
なお、他のネット通販販売品を見たい場合は、
○○で検索をクリックすると、通販サイト内からの検索結果を表示します。
■■ 周辺機器
便利な用品を紹介していきます
■ AVアクセサリー
● パッド
・【国内正規品】SHURE SRH240交換用 イヤーパッド(ペア) HPAEC240
ビクターとソニー系にも対応。
HA-MX10-B にも使えます。
純正との違いは、HPAEC240はしわが無く、つるんとしてます。
内部の穴が少し大きくて、耳が大きい方にもオススメ。
● 工具
バランス化への改造する際にどうぞ
・AC6088A 38in1特殊ドライバーセット トルクス ヘクスローブ 六角棒 Y型 三角ネジ 五角 ペンタローブ プラス マイナス iphone5 アイフォン ハッピーセット コンパクト
アカウント株式会社
特殊ドライバーのセットで人気の品、
■ AV機器
おすすめのAV機器。
・ミニコンポ/スピーカーシステム SC-PMX9
現在では、JVCケンウッドとなり、
関係は薄くなりましたが、長年、ビクターと関係が深いいのが松下。
パナソニックのハイレゾ音源対応コンポ。同社では、高級機になります。
パナソニック開発のデジタル-アナログ変換回路搭載の「LincsD-Amp」。竹炭材を使用したコーン。
Bluetoothや、Airplayにも対応。
高性能と同社の技術が詰まったコンポです。
・JVC SU-AX7 ポータブルヘッドホンアンプ ハイレゾ音源対応
JVC唯一のポータブルアンプが、SU-AX7。
DACを搭載したポータブルヘッドフォンアンプです。
外観はアルミ筐体、fホール。
ビクター得意の技術、新「K2テクノロジー」を搭載。非ハイレゾ音源を高音質化します。
DACはAKM製のAK4390、ヘッドホンアンプにはTI製のTPA6120を搭載。
高性能と、独自技術が魅力のアンプです。
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■ 更新情報
2015年9月3日 試聴2回目。 ハイレゾウォークマン+ハイレゾ音源
■ 参考 関連サイト
製品ページ
http://www3.jvckenwood.com/accessory/headphone/studio/ha-mx10-b/index.html