AV機器メーカーの中で、高い人気が有るのがDENON。
アナログとデジタルともに長い歴史を持ち、現在でも一線の機種を投入しています。
そんなDENONから、プリメインアンプ新型「PMA-50」が登場しました。
新しいチップを採用しフルデジタルアンプ、新機軸の製品であり多くの機能が搭載。人気が高い注目のアンプです。
今日は「PMA-50」の特長と購入用リンク、周辺機器を紹介します。
■ USB-DAC / プリメインアンプ「PMA-501」 とは
「PMA-50」は、流行している小型サイズのデジタル型プリメインアンプで、
人気の高いDAコンバーター機能やヘッドフォンアンプも搭載。
発売されて間もないにも関わらず、各種ランキングで上位。もしくは一位になってる人気の高いアンプです。
今人気の小型のオーディオ環境を組む場合に便利なアンプで、PC用としてはもちろん無線接続とNFCも搭載していることから、スマートフォンやタブレットと組み合わせて使える機種になっています。 例えばスピーカーとPMA-50をつなげば、あとはスマートフォンから音楽を転送して再生するという小さい音楽環境がすぐに作れます。
■ 外観
外観はDENONとしては新しいデザイン。
DENONが最近発売しているDAC搭載機種。DA-300USBSのように、黒いフロントパネルを使い2色のデザインになっています。
上下パネルはアルミを使用。厚みは3mm。剛性を上げ振動を抑制しています。
左電源ボタンと中央ボリュームの間にディスプレィがあります。3段階のディマー付き。 ボリューム右側にはソース切り換えボタン、Bluetooth切り替えボタン。右端にヘッドフォン端子があります。
デスクトップや狭いスペースにも使いやすいように縦置きでの使用が可能。足部の付け替えが可能で、右側面にあるねじ穴が用意されてます。縦表示にすると画面表示も回転します。 縦置きにした場合は、側面にあるNFC用のマークがちょうど上面に来るので、ワンタッチ接続がしやすくなります。
スピーカー端子はバナナプラグ対応。サブウーハー用のプリアウトもあります。入出力端子は小型アンプながら豊富。
入力端子:USB(type B)入力×1、光デジタル入力×2、同軸デジタル入力×1、 アナログ音声入力×1 出力端子:スピーカー: 負荷 4 ~ 16 Ω、ヘッドホン出力(Φ6.3mmジャック)×1、サブウーハープリアウト×1となっています。
■ 内部、性能
注目点はCSR社のチップがあります。
CSR社はBluetoothなど無線通信技術を得意とする会社。またBluetooth採用製品の7割をCSR社チップセットが占めており技術力のあるメーカー。そのCSR社のCSRA6601/CSRA6600 チップセットで、DDFA(Direct Digital Feedback Amplifier)を使用しています。
● デジタル部について
DDFAはフルデジタルアンプで、入力から最終段のPWM変調まで一貫してデジタルでの処理が可能。
従来のアナログ変換部を挟む”クラスDアンプ”と異なり、PMA-50では『デジタル入力型のクラスDアンプ』で音質劣化を防ぐ。 DDFAのおかげで特性は、一般のデジタルアンプやABクラスアンプを超える低歪み率となりました。
USB-DACの仕様は、DSD 5.6 MHz & PCM 192 kHz / 24 bit対応。
デジタル部には、DENONの波形処理技術も採用されており、同社の「ALPHA Processing」最新バージョンである「Advanced AL32 Processing」が搭載。16bitの音楽信号を32bit精度にアップコンバート処理するハイビット化処理とアップサンプリングが可能。
クロックは4.1kHz系、48kHz系の2系統を用意しており、外部とのアシンクロナス接続も可能です。
● 無線接続も充実
BluetoothはSBCと高音質なAAC、さらにCSR社の「aptX Low Latency」にも対応しているため、迫力ある音で音楽やゲームを楽しめます。 NFC機能にも対応しておりBluetooth機器をタッチするだけでペアリングや接続可能。最大8台とペアリング可能。便利な機能としてペアリングした機器から、PMA-50を起動させることも出来ます。音質対策として、Bluetooth自体を使用しない場合は機能停止が可能。
その他、細かい設定がリモコンから出来ます。
メニューからソースダイレクト、トーンコントロール機能(高音 ±8 dB、低音 ±8 dB)、ヘッドフォンのゲイン調整,省電力機能設定が可能。
■ 試聴の感想 ~ 音質
追記 2016年11月14日
おそくなりましたが、試聴の機会があったので、音質を紹介しますね。
組み合わせるスピーカーはダリのゼンサー1です。
PMA-50の音質ですが、全体の傾向はDENONらしい真面目で味付けの少ない音。提携しているマランツとよく似ています。アンプとしては解像度が高くハイスピード。クラスDアンプらしい音質。
そして、デジタルらしさが少ないので感心しました。デジタル、D形式アンプには独特のノイズ感があり気になるのですが、PMA-50にはあまり感じず音の良さに集中できます。この辺りはDDFAによるフィードバックと分離構造などの詰めが上手く行っているのでしょう。
ノイズの少なさや反応速度だけみれば、同価格帯でなかなか太刀打ちできるアナログアンプはないとおもいます。またクラスDアンプながら、音に深みがあり出力段をディスクリートで組んだ効果でしょうか。デジタルの静けさと速度。アナログの深みを持ち合わせています。
コンパクトで低電力という強みもあり、音質の良さから考えると『かなりコストパフォーマンスの良いアンプ』。
省スペースで高音質なオーディオ環境を組みたい、デスクトップオーディオを組みたい方。既存環境をDAC部で強化したい方には、かなりお勧めできるアンプです。
■ ネット通販各社 購入用リンク
人気がとても高く、amazonでは1~2ヶ月待ちになるほどでした。
■ オプション
「PMA-50」に似合う、周辺機器や便利な用品を紹介します。
■ CDプレイヤー
PMA-50と同じ「デザインシリーズ」。
小型で縦置き可能。PMA-50と組み合わせて使えます。
・DENON DCD-755RE(SP) [プレミアムシルバー]
2012/6/7
CDプレイヤーで人気一位。
入門機ながら、32BItのDACを搭載。
波形再現技術AL32 Processing採用、Pod/iPhone&USB メモリーの再生が可能なUSB 端子装備
電源は、デジタルとアナログを分離。
低価格ながら、かなり凝った内容の機種です。
カラー;シルバー、ブラック
■ スピーカー
・DENON SC-M39
DENONのスピーカーで最も人気
ヨーロッパのサウンドデザイナーとデノンの開発者が作ったスピーカー。
使いやすい大きさの、2ウェイ バスレフ式スピーカーです。
最大外形寸法/W145×H238×D234mm
再生周波数域/45Hz~40kHzと広め。入力インピーダンス/6Ω● 最大許容入力/60W
バナナプラグ対応。
付属品/スピーカーケーブル、吸音スポンジ×2、コルク製滑り止め(1シート/8 枚)
・SC-CX303
30mm厚の高密度板材を採用した天然木の筐体。
新開発カーボンファイバーを採用した、13cm D.D.L.コーンウーハーユニット
ネオジウムマグネットを使った、非磁性体アルミダイキャスト製ユニットフレームを採用。
金メッキ真鍮削り出しの大型スピーカーターミナルを装備。
高品位なスピーカーです。
・DALI スピーカーシステム ZENSOR 1 ライトウォールナット ZENSOR1
人気機種。
PMA-50の発表会で、視聴用に使われています。
■ ヘッドフォン
・DENON AH-MM400
昨年9月に登場した新型。
同社のヘッドフォンで、高音質カテゴリになる、「MUSIC MANIAC(ミュージックマニアック)の中で、高級機です。
イギリス風というか、かなり落ち着いて素敵な外観。ハンガーはアルミを使い、イヤーカップは、なんとナチュラル・アメリカン・ウォールナット。
ドライバーは、新開発。40mm フリーエッジ・カーボン/ペーパーコンポジット振動板とネオジウムマグネット
イヤーパッドは人工皮革。形状記憶フォーム採用。 価格からするとかなり凝ったヘッドフォンです。
内側に折りたたむことが出来て、持ち運びに便利です。
・DENON AH-D1100
デノンのヘッドフォンで一番人気。
中国製造で、価格が抑えられて買いやすい機種です。
ただ、ヘッドバンド部のプラスチック部分が弱くて、あまりオススメできません
・DENON AH-D600EM
2012年発売モデルで、同社の最上位機 AH-D7100EMと共に発表されました
密閉型ヘッドフォンで、ドライバーは、新開発。50ミリの大型で、ナノファイバー振動板を使用
イヤーパッドは低反発素材を使用。
着脱式のケーブル採用。
・DENON AH-D7100EM
2012年8月発売
同社のヘッドフォンで、最上位機。高音質カテゴリになる、「MUSIC MANIAC(ミュージックマニアック)の機種です。
高額な機種ですが、DENONN製品の中で3位と人気が有ります。
イヤーカップは、天然のマホガニー材。 着脱式のケーブル採用。使用状況に合わせて使い分けられます。
自宅用には伝送特性に優れた高純度(99.99999%)7N-OFCケーブル(3m)、アウトドア用にはiPhoneに対応したリモコン付きケーブル(1.3m)を同梱。ロゴ入りスタンド付属。
■ ネットワークオーディオプレーヤー
・DNP-730RE
ネットワークオーディオプレーヤー、ハイレゾ対応機。
DLNA 1.5準拠。 Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)にも対応しています。
表示部は、有機EL液晶を採用。日本語GUIも対応。
DAC部は、スーパーオーディオCDプレーヤーに採用されているものと同じ、
最新型のDSD 5.6 MHz、192 kHz/32 bit対応D/Aコンバーター「PCM1795」を採用しています。
スマホアプリにも対応し、WiFi経由での操作が可能、
AIRPLAY、ネットラジオ再生にも対応。
買いやすい価格ながら、充実した内容で、評判も良い機種です。
■ ケーブル
ケーブルや変換端子を変えて高音質に。
買いやすい価格で人気もあるケーブルを紹介します。
■ デジタルケーブル
・audio-technica GOLD LINK Fine コアキシャルデジタルケーブル AT594D
メタルプラグでデザインも格好良いです。
長さは、1、1.5、2Mがあいます。チタン配合シース、3重シールド。OFC使用。接点は金メッキ仕様、
長さは、1、2M
・audio-technica 光デジタルケーブル 角形光端子 AT-OPX1
オーディオテクカ
メタルプラグ採用。もちやすいラバーグリップ付き。
長さ0.5M~5Mまで6種類あり、便利です。
■ アナログケーブル
● ステレオケーブル
・audio-technica GOLD LINK Fine オーディオケーブル ピン×2 AT564A/
買いやすい価格のステレオケーブル。定番品です。
メタルプラグでデザインも格好良いです。
長さは、1、1.5、2Mがあいます。チタン配合シース、2重シールド。OFC使用。接点は金メッキ仕様、
■ スピーカーケーブル
・audio-technica GOLD LINK Fine スピーカーケーブル 3.0m AT567S/3.0
オーディオテクニカ
AVメーカー製のケーブルで一番人気。3メートルの使いやすい長さです。
素材は、チタン配合被服、ケーブルはOFC
長さは、3mと100mリールが販売中。5m、10mは生産中止
■ バナナプラグ
スピーカーコードの接続を、簡単にするためのアクセサリー。
小型アンプで、端子間が狭い場合にも、差し込みやすくなります。
・audio-technica ソルダーレスバナナプラグ AT6302
バナナプラグで人気一位。
コネクタ部分の後ろから、スピーカーコードを差し込み、外周リングを締め込むだけ
4本セット
・MONSTER CABLE 端末処理パーツ バナナ端子 QLGMT-H MK2
モンスターケーブル
モンスター製。ケーブルを、穴に刺しこみ、樹脂側に被せた後ねじ込めば完了。
■ ■ まとめ
PMA-50は、欲しい機能を手堅く抑えながら、
音質面やDAC部も新機軸が多く採用されかなり魅力のあるアンプ。 今年前半の話題を牽引するモデルです。
■ 更新情報
2019年03月12日 IKG削除
2017年11月17日 文章調整
2015年6月22日 DCD-50追加 周辺機器からミニステレオケーブル削除。光ケーブル、アナログケーブル、スピーカーケーブル追加
2015年4月8日 文章 画像整理、一部アイコン削除
2015年2月24日 文章、画像整理 画像位置調整、新規画像追加。
■ 関連、参考ページ
・ 製品紹介 PMA-50
http://www.denon.jp/jp/product/hificomponents/amplifiers/pma50
・デジタルPR CSRのDDFAとaptX技術、コンパクトなDenonの高音質Hi-Fi音響システムに採用
http://digitalpr.jp/r/9940
・プレスリリーズ イギリスCSR
http://www.csr.com/news/pr/2014/denon-pma-50-ddfa-aptx
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