AV機器メーカーの中で、高い人気が有るのが、DENON。
アナログ、デジタルともに長い歴史を持ち、現在でも一線の機種を投入しています。
そして、ついに同社プリメインアンプの旗艦機である「PMA-SX1」が登場しました。
「PMA-SX1」との特長と、購入用リンクを紹介します。
■ プリメインアンプ「PMA-SX1」 とは
プリメイン、AV機器の品揃えが多く、高い実力と人気を持つのがDENON。
日本の音響メーカーで老舗であり、日本コロンビアが、源流に関わっただけあり、オーディオ分野で、民生機から業務機まで多くの製品を送り出してきました。
「PMA-SX1」は、同社のプリメインアンプで最高峰、旗艦機です。
Sシリーズの6年ぶりのモデルチェンジとなり、Advanced UHC MOSシングルプッシュプル回路とバランスアンプ回路搭載。
シンプルで美しい外観に、妥協のない性能を持っています。雑誌や、家電の2015年の賞も受賞。
■ 外観
アルミ無垢のフロントパネルを持ち、厚みは最大15mm厚。
削り出しの円筒状アルミカバー、そしてアルミ無垢材の削り出しノブを採用しています。
外観は、当初メーター搭載機や、シャッター搭載なども提案されたそうですが、結局、DENON伝統デザインに回帰しています。
製品コンセプトが、「シンプル&ストレート」で プリメイン機能に絞り込み、電源、ボリューム、セレクター。そしてリモコン受光部のみという構成。 ~ バランス調整やレックアウトセレクターもありません。徹底して音質を突き詰め、不要な物をそぎ落としたデザインです。
細部もこだわっています、新しい部分として、ボリューム部にイルミネーションが付いています。
ランプは、オレンジが使われ、半導体アンプながら、真空管アンプのような、暖かみがあります。
天板の風穴は、寸法が調整され共振を排除。 脚部は、SXで採用された、鋳鉄製
端子は、スピーカー端子に大型端子を採用。バランス入力は、国産、海外製品に対応できるようにグランドの切り換えスイッチが用意されました。そして、背面には、検査後にラベルが貼られ、担当された方のサインが入ります。
■ 内部、性能
My addiction / Chris Paul 2014
デザインは、前代のPMA-SXとよく似ているのですが、
公式ブログによると、フラッグシップとして、最初はさまざまな方式が検討され、なかにはD級もあったそうです。 設計段階で、新しいセミコンプリメンタリー方式を試行したものの、望みのMOS FETが見つかり、再度コンプリメンタリー回路となったそうです。
変化の激しい半導体の世界で、ほどんどの半導体が入れ替えられているとのこと。進化版というより、新たに生まれ変わった製品です。
前面が1.6mm厚の鋼板を使った、6ブロックのセパレート構造。
内面は、大型トランス、コンデンサー、ダイオードに異種素材を使った、フローティング構造。トランスは、下部に配置され、低重心化。アルミ鋳物製ケース入りで、樹脂が充填されており、振動が排除されています。
最終出力段は、UHC-MOS(Ultra High Current MOS ) FETを用いたシングルプッシュプル構成。
S1シリーズの核となる、伝統の方式であり、複数素子による、ばらつきを防ぎ、追従性も高い方式です。 新型となり、定格電流は倍(60A)になりました。
今までのSシリーズと同じく、フルバランス構成。
アナログ式ボリュームは多接点ワイヤブラシを採用したモーター式。
機能としては、フォノイコライザーが、MM/MCに対応します。同社製品では、久しぶりの復活。
リモコンも付属しています。時代に合わせ、リモコン対応機ですが、非操作時は、マイコン部分をオフにし音質への影響を排除します。
■ ネット通販各社 購入用リンク
高額な機種ですが、amazonや、楽天でも多くの店舗が取り扱っています。
さすが、国内大手のDENON製品だけあります。
■ オプション
「PMA-SX1」に似合う、周辺機器です
・SACDプレイヤー DCD-SX1
DENONの最高級機。
同社5年ぶりの新モデルで、PMA-SX1と対となる存在です。
「低重心、高制振、高精度」を実現。
構造は、デジタル部が、銅メッキスチールプレートで覆われ、トランスポートは
業務用やSI用で培われた技術を使い、鋳鉄製のシャーシに搭載されています。
デジタル部は、
新たに超低位相雑音クリスタルを搭載。オリジナル・マスタークロックモジュール「Advanced Master Clock Core」を使用
USB段まで制御し、精度を高めています。
DACは、第2世代の32bit D/Aコンバーター搭載。デジタル補正技術「ALPHA Processing」は32Bit。
アナログ段は、フルバランス・ディファレンシャル回路。
■ スピーカー
・SC-CX303
30mm厚の高密度板材を採用した天然木の筐体。
新開発カーボンファイバーを採用した、13cm D.D.L.コーンウーハーユニット
ネオジウムマグネットを使った、非磁性体アルミダイキャスト製ユニットフレームを採用。
金メッキ真鍮削り出しの大型スピーカーターミナルを装備。
高品位なスピーカーです。
■ ネットワークオーディオプレーヤー
・DNP-730RE
ネットワークオーディオプレーヤー、ハイレゾ対応機。
DLNA 1.5準拠。 Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)にも対応しています。
表示部は、有機EL液晶を採用。日本語GUIも対応。
DAC部は、スーパーオーディオCDプレーヤーに採用されているものと同じ、
最新型のDSD 5.6 MHz、192 kHz/32 bit対応D/Aコンバーター「PCM1795」を採用しています。
スマホアプリにも対応し、WiFi経由での操作が可能、
AIRPLAY、ネットラジオ再生にも対応。
買いやすい価格ながら、充実した内容で、評判も良い機種です。
■ レコード・プレイヤー
・DP-1300MKII
2007年発売モデル。元となるDP-1300は2003年に発売されており
息の長いモデルです。
キャビネットは、MDFの天然木仕上げ。
ターンテーブルとアームは、アルミダイキャスト。
新しい技術も採用され、速度制御は、光パルスで制御する、クォーツロックサーボを使用して
精度を向上させています。
■ ■
PMA-SX1は、ネジのトルクまで管理され、製造され、
そして、一台一台が、オシロスコープやヘッドフォンを使い
丁寧に検査され、送り出されているそうです。
品質活動が徹底され、日本の良い部分が凝縮された製品です。
そして、DENON製品は、アナログからデジタルまで。
数多くの製品を送り出し、同社製品で連携し、さまざまな形の音楽を扱えるのも魅力です
あなたが、音楽を楽しめますように。
■ 更新情報
2015年2月24日 文章整理、画像追加
■ 関連、参考ページ
・ 製品紹介
http://www.denon.jp/jp/product/hificomponents/amplifiers/pmasx1
DENON 公式ブログ PMA-SX1の匠たち
http://www.denon.jp/jp/pmasx1/takumi.html
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