● 購入して、聴いた感想。 人気アンプのLepai LP-2020A+@NFJストア別注モデル最終版、”第9ロット” 

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アンプの中で、人気の高いのがLepai社のアンプ。
その中でも人気が高いLP-2020A+の、NFJ別注モデル 『第9ロット』が登場しました。

 今回は、ついに最終版となりました。
いままでの集大成となり、完成度、音質など気になる方が多いのでは無いでしょうか。
 
私も”第9ロット”を購入したので、音質や使い勝手、感想を紹介します。


■ Lepai LP-2020A+@NFJストア別注モデル について


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 - 商品の簡単な概略 -
 
 Bukang Technology社のLepaiブランドで人気のアンプ LP-2020A+。
 アンプの人気ランキングで、ここ数年何度も一位になっている機種であり、アメリカのamazonのコンポーネント機器部門でも長く一位。人気があります。
デジタルアンプでICに歴史が長く評判の良い”Tripath社のTA2020-20”を使い低価格で評判が良いアンプです。

 そのLepai LP-2020A+を、日本のNFJが使う部品や回路などを変更した別注モデルです。

 熱心なファンも存在し、別注品の新モデルを楽しみにして、ロットが変わる度に追加購入する人もいる。そんな人気がある別注モデル。

現在は50~100台が数分。もしくは一晩で売れる人気製品です。




■ 購入レポート


 製品の発売経緯や、詳細なデータ。販売リンクは、別記事で紹介していますので

今回は感想。 外観や音質、買って良かった点を紹介します。


■ 手元に届いて ~ 梱包状態。

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 宅配のお兄さんが、爽やかな声と笑顔で届けて下さいました。さい先が良い感じ。

 アンプ本体は、思ったより小さい箱に入ってます。箱の面積はCDケースくらい。容積はCDポーチくらいの大きさ。
箱の中には、使用する電源についての案内。あとは本体だけとシンプル。


● 外観



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 本体は、小さい。 
私の想像よりは一回り小さく、雰囲気で言うとお豆腐の容器ぐらいの大きさ。

 商品自体は綺麗。
中国製品というと、怪しげなイメージがあり、私も何度か痛い目に遭ったので心配したのですが、Lepai LP-2020A+にはホコリや指紋もありません。

 第9ロットのボディは黒モデルベース。ボリュームや音質調整つまみもメッキで綺麗。
NFJモデルの特長として、上面型番の下に「NFJ Edition」とステッカーが貼られています。

 LP-2020A+は、元は車載用アンプとして作られており、筐体左右に張り出している固定用部分になごりがあります。


■ 使用開始。



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 電源を入れます。 前面左にあるスイッチを押すと、リレーの音がして電源が入ります。~ リレーはポップノイズ対策として以前のモデルから追加されました。LP-2020A+の弱点であり、改善されているのは嬉しい所。安心してスピーカーが使えます。

 電源ランプがわりに、ボリュームのまわりのリングが青く光ります。


■ 機能



 背面に、入力がありRCAとミニジャック。出力はスピーカー出力のみ。
前面には、トーンダイレクトのスイッチと高、低音ボリュームがあります。


● 接続環境
 パソコンとRCAケーブルで接続。音源は、ネットラジオやHDDに保存している、CDから作成したWAVなどです。 
電源アダプタは推奨の12V、4Aを使ってみました。


 ■ 音質について


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 さて、お楽しみの音質です。
今回はパソコンに繋いで色んな音源を聴いてみました。

 Lepai LP-2020A+の音は「独特だ」と思いました。
ちょっと古めのデザインである外観から来る先入観との違和感もありますが、アナログではなく、デジタルアンプの音です。驚くような高音質ではありません。ただ価格から考えると十分な音質です。

● favorites-64.png良いところ



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 まず、全体の感想を二つ。

ノイズが少ないのが特長。
普通、PCやモニター、モデムなどの周辺機器は、ノイズ発生減の固まりですのでヘッドフォンやアンプにノイズが入ることが多いですが、第9ロットはかなり少ない。~ ボリュームを3時くらいまであげると微かなノイズが聞こえます。

 二つめは、デジタルアンプならではの音のまとまりのよさ。 小音量でもあまり音が崩れません。詳しく説明すると、音の立ち上がりが速いのと、ノイズが少ないので高音質に聞こえます。深夜に音楽を聴く&モニターに便利です。

  ● 細かい利点 

デジタル式アンプで、発熱がほどんどありません。数時間使っても、手を載せても”微かに暖かい”だけ。従来のアンプだと、夏場は凄い熱気が出るものですが、9ロットは、温度が上がりがちな部屋やキッチン、作業場、車で使う時にも安心して使えるでしょう。
 
 高低音調整が出来るのも便利。 アンプ本体が小さく、机の上に置いておけるのでリモコンより便利。さっと手を伸ばして操作可能で好みの音に近づけやすい。


 ● 真面目に聴いてみる



 リーパイに使われるTA2020-020には、ある意味。神話ともフォークロアとも言える一人歩きしている評価があります。たとえば「ものすごい高額なアンプにブラインドテストで、勝った」というような評価。

 あなたも思うはずです。「数千円のアンプが、何十万~百万を越えるようなアンプに勝る?そんなことがあるだろうか?」と。 LP2020A+の中枢部であるチップの原型はとても古い

~ 以前から、私が疑問に感じていた部分であり、今回聴いて確かめる機会がきました。真面目に試聴してみます。

 これは、5千円ほどのアンプをとしては見ずに、ただのアンプとして聴きます。私が今まで使ってきた幾つかの、そして価格が遙かに上のアンプと比較。 

 総評としては「 特定の音域はいい音も出るが、全部の面で高額なアンプに勝つわけではない 」というのが答え。

 Lepai LP-2020A+だと、実際には出てない音も多い。 

 簡単に言うと、響きや余韻や深みが無いな、と思いました。高級機が持つ独特の空気感まではさすがに出ません。
デジタルアンプならではの瞬発力と低ノイズで『いい音に聞こえる』が、実際には音場が狭く低音~高音へも滑らかには繋がっていません。 デジタルアンプを聴く度に思うのですが特性。仕様でしょうか。微かな息づかいやギターの弦を指が滑る音。聴いていて気持ちが良いと感じる”聞きたい音や綺麗な音”が控えめ。もしくは埋もれています。 例えるとノイズフィルターで必要な音までも切れてる感じ。中高域が元気な分よけい気にる。もう少しこの音が伸びれば・・・。と感じることが多く、惜しいです。

 あと、小さいアンプですし電源や部品に余裕がないせいでしょう。大音量時の音に余裕はありません。

 ただ、良い部分も多くあります。
先ず、簡単な回路による使いこなしの良さや瞬発力。ノイズの少なさ。
 
 音場が中央にやや固まっている印象がありますが、正確な音で特定の音域の歪みや時間軸のぶれとゆらぎが少ない。中高音域が良く出ていて、中音域の解像度は高め。粒が細かく正確です。 ~ これは、別注モデルが長きにわたり磨き上げてきた部分が大きいでしょう。 中高音域が元気に鳴るのが好きな方なら、この低価格に抑えたアンプで実現するのですからかなり嬉しいでしょう。このあたりがLepaiと別注版の人気がある秘訣かなと思います。

 また要素として、ベースのLP2020Aがヘッドフォン端子もない、左右のバランス調整もない。ミュートも無い。発熱源、ノイズ源となりやすい、電源も外へ放り出されてる。 ~ 多くの要素をばっさりと切り捨てたのが、結果に繋がってます。 
 小音量の再生なら、経年劣化した数万円台のアンプやシステムコンポ。または最近の機能が多すぎて、回路が複雑となる、もしくはDACなどデジタル部のノイズ源が多く音質が悪いアンプ。 LANやWifi。多数の入力経路やセレクター、DSPを持ち鈍重なAVアンプと比べると、LP-20020A+や別注モデルが勝つ場合が多くあるでしょう。

 これは、バイクが何十倍もの価格がするスポーツカーや高級車に、サーキットでは勝てなくても 街中の出だしや最高速で勝ってしまう状況と似てます。


● 気になる所

 価格からすれば、十分な性能です。

 細かいことをいえば、ボリューム側面に1ヶ所 微かにへこんでる所があるくらい。メッキが綺麗だし余計目立つこともあります。私は許容範囲と思いました。
 ボリュームやトーンダイヤルの操作感も思ったより良かった。 ~ ボリュームのLEDライトは、少し眩しいと思いましたが、たぶんLEDが劣化して暗くなるのでこれも許せます。


■ 総評 


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 価格からすれば、『多くの人が ”良い音”』と思うはずのアンプ。
アンプとしても、実際に低ノイズで良い面も多くあります。

 ただ、注意点として、期待しすぎしない心持ちが大事。
まず、現在のLepaiのLP-2020A+を含む中華アンプ人気は『日本メーカーの扱ってない低価格製品のジャンルと小型オーディオの需要に、上手くはまった』こともあり不良率や部品の質。保証がない製品内容からすれば妥当な価格です。 日本メーカーが追撃してくれば、はるかに高品質の製品が登場します。現にカー用品では、カロッツェリアから小型デジタルパワーアンプが登場し人気を集めています。

 ~ もし日本製品のような品質や保証を求める場合。梱包や製品の外観で細かい点が気になる場合や、あなたがオーディオ入門者で予算があり、高音質を追う世界へ進みたいのでしたら2~5万円くらいからの国産据え置き型のアンプをオススメします。

 世の中に、奇跡や魔法はありません。
私も、かなり売れている中華アンプを購入し不具合も散見。そして一年と持たずに部品が壊れた経験があります。 ~ それなりの価格がする日本メーカーの製品は、徹底したテストをしてから製造。品質管理をして製品誤差が少なくされ販売。アフターケアが用意される。 破損したコンデンサー一個でも、注文すれば取り寄せてくれる。 耐久性やサービス。”トータルでの性能の高さ”を持ち価格が高い理由があります。

 次に第9ロットについて。中華製品だとノーサポートで売りっぱなしといショップも見かけます。第9ロットがアンプ部門で高い人気があるのは、NFJ社が交渉し品質を上げサポートもした。低価格なお気軽アンプを不具合を改善しコツコツと小さな改良を積み上げ信頼を獲得。そして通常モデルより実際に音質を向上させた成果があるから。

 Lepai LP-2020A+自体には、色んな機器や環境に使い回せて長く使えそう。 ~ 融通が利きそうなのが良いと感じました。
 
 第9ロットのおすすめな使い方は、パソコンでの使用。デスクトップオーディオ。
例えば深夜に音楽を聴く時。 帯域が狭くノイズが載りやすいコードレス・ヘッドフォンに高額を払うよりも、LP-2020A+とスピーカーでコードレスで。 ~ 小音量で聴くほうが良い。 そしてTVで使ったり、各部屋で音楽再生をしたい場合にも低発熱、省スペースです。
 
 音質は、シンセサイザーを使ったデジタルサウンドの再生に向いている、と感じました。

この機種なら、昔オーディオに凝っていた方が、オーディオを久しぶりに始めるときの、”肩慣らし”になる。
 かって、AV機器に予算を何十、何百万円とつぎ込み、向学やセッテイングにひたすら明け暮れ時間も使った経験があれば、こんな小さなアンプで簡単にある程度の音質が出せること、デジタル技術の進歩に驚くでしょう。

 オーディオ初心者にも。 色んな機器に繋いで楽しんだり最低限の構成で楽しむのに良さそうです。

 低価格で、色んな事が出来そうな気にさせる、それがLP-2020A+の魅力です。


● 最後に

 これで、ひとまずNFJ様の別注モデルは最終版。

 NFJさんの別注モデルの歴史を見ると、検品や品質向上への努力。そして改良と見ていて「そこまでやるか」と思います。 回路はほとんど触られて、最終版では基板も発注。別物に近くなってます。そして一部パーツをソケット式にしています。 ~ これは、オペアンプを簡単に換えて楽しむ。本体より高いこともある部品(OPA627とかMUSEなど)を積むような、無茶な要求も応えられる楽しみも残してくれました。


 リーパイで楽しむ。そして改造する方にも。バトンは、私たちに渡されるわけです。
5年もの長い間、ひとつの製品を磨き上げた、製品を実現した熱意に敬意をはらいます。

ありがとうございました。


◆ 注意点

 文章を分かりやすくするため、敬称を省いてる場合が有ります。

 感想については、私の購入した個体だけでの感想です。
 正直なところ、わたしもまだ第9ロットは使い始めて2週間ほどしか使って居らず音がまだ良くなっている面があり、やや断定出来ない部分が残ります。
また、音が安定したら追記しますね。


■ 追記。

 音は、その後安定しました。
レポート時と変化はありません。むしろ、不具合も無く元気に稼動していて嬉しい。
なお、購入後にオペアンプをOPA627換装しパワーアップさせました。さらに高音質化しました。




■ 参考: 使用機器, 購入用リンク


 第9ロットは、現在、amazonとヤフオクで販売されています。

> 通販各社 販売リンク

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