
New Eneloop Batteries / Pete Slater
充電池で有名なのが「エネループ」
世界で人気が高い製品です。
今回はエネループの特集。使用感想やおすすめ点と現行販売品の解説や購入用リンク、周辺機器も紹介。
■ エネループについて。 特長と人気

エネループは充電池。三洋電機が開発した。
2005年から発売されて、繰り返し使用回数の多さと性能の高さで、当時のエコブームと相まって”使い捨てない電池”として人気が出る。
2012年にはパナソニックと三洋の統合に伴い、エネループもパナソニックに移行。
2013年からパナソニックが使うブランドとなり、現在同社の充電池はエボルタとエネループが発売されています。現在は電池で歴史が長い富士通関連の会社「FDK」が製造する。
● 種類
現在のエネループの種類は形状は単3と単4があり、加えて容量違いの3種類が販売。 時々、カラーや模様の異なるモデルや、販売店限定モデルが登場し注目を集めます。そして充電池と充電器とのセットもあります。

■ エネループの特長と使い方

Lipstick Eneloop Batteries / Pete Slater
他社のニッケル水素電池と比べると
自然放電が少ない、メモリー効果が少ない、耐久性が高いのが特長。
用途1:「使用頻度の多い、電力消費が多いもの」に向く。エネループは乾電池より容量が大きい機種が有る。ラジオや懐中電灯,カメラやおもちゃなど使用頻度が高くて、電気消費や電池交換回数が多い製品にオススメ。
用途2:停電等の非常時や災害対策として備蓄。近年は、震災に伴い備蓄用に人気が高まりました。また低温での性能低下が抑えられており冬場での使用やスキーやアウトドアでも強い。
X エネループが苦手なもの:低電力で交換回数が少ない家電には不向き。
時計やリモコンなど数年に一回しか電池替えをしないものは、 エネループはコスト高になる可能性がある。普通のマンガン電池が有利かも。なおマンガンは液漏れした場合にアルカリより破損する可能性が減るのと毒性が低い。
X エネループの弱点: 1.寸法が乾電池と異なる。大容量になるほど乾電池より寸法も大きくなる。つまり乾電池収納部が狭い場合は、入らない場合がある。 2.電圧が乾電池と異なる。乾電池の新品が持つ高電圧が必要なデジカメやおもちゃに、エネループを入れても動かない場合がある。
● 使い方や実際に使った感想。

SANYO - eneloop / Kouki Kuriyama
私の感想はエネループなら電池が統一しやすい。電池切れの心配や電池の維持管理が楽になり、『電池に気を遣わなくてすむ』ようになったのが、一番のメリットです。✨
○ エネループを使う利点
1.電池を買いに行く&捨てる手間が不要。また買い置きが無い場合でもエネループだと充電して直ぐ使えるも強みです。
2.省スペース。充電池を使うと買い置きが減って、電池の保管場所が少なく済む。以前はさまざまなメーカーの乾電池が混在して、使い分けや電圧を調べるのが面倒でした。
3.耐久性が高い。アルカリ電池などは使ってないのに液漏れしたり、電圧が下がって使えずに廃棄すること多かった。 エネループで液漏れや容量抜けは今のところ経験が無い。
● 通常電池とエネループの比較 - ランニングコストについて

Sanyo eneloop / matsuyuki
電池で気になるのは費用ですね。エネループと通常の電池を使う場合はどちらが得か。損益分岐点を紹介します。
➤ 15回以上使うのならエネループがお得。
普通の乾電池は一回の使い捨てだがエネループは繰り返し使用回数が多いため長く使える。(スタンダートだと2100回の公称値) また電気代も一回が0.162円と安い。
維持費:100均の乾電池が6本で105円で一本あたり約17.5円。エネループの単3形8本パック・スタンダードモデル BK-3MCC/8はネットの実売価格で現在1900円ほどで一本=238円。エネループ一本で100均電池の14本分の価格です。
となるとエネループは15回ほど使うと元が取れる&維持費で得する。15回以上使うのだったらエネループを買った方が特です。
● エネループと100均充電池を比較すると?
➤ どちらも一長一短がある。100均の充電池は安いのが強み。ただし耐久性は低くて、個体によっては液漏れしたり、容量抜けが出る。
エネループは高くても耐久性が高い。またエネループは”エネループライト”を除いて容量が大きい。 例:100均充電池=1300mA/h, エネループスタンダード=1800mA/h
■ 2015年版 エネループ 購入用リンク
各機種の特長と購入用リンクを紹介します。
まずは電池本体から紹介。
電池の大きさは単3と単4があり、種類は通常モデル、ライト、プロが存在する。
他はカラーの付いたモデルや限定版などが時々登場する。 あとは充電器とのセット品があります。
● 用途: ライトは使用回数が多く、プロは使用回数が少ない代わりに容量が大きい。
■ スタンダードモデル

エネループの標準タイプ。
電池容量と耐久性のバランスが良くて一番人気の高いモデルです。
くり返し使用回数約2100回。自然放電の抑制で1年後90%の残存量。
● スタンダード 単3型 BK-3MCC/2、4、8、12
容量:1900mAh
種類: 2、4、8、12本パックがあります。
エネループは本数が多いパックほど人気が有ります。
>8本パック
>4本パック
>12本パック[生産終了]
● スタンダート 単4型 BK-4MCC/2、4、8
容量:750mAh。
こちらも人気が高いエネループの単4型。
種類;2、4、8本パックがあります
人気は一番本数が多い8本パック。エネループ製品のなかで人気2位です。
■ エネループ プロ

エネループの最上位モデル。
電池容量が一番大きい。繰り返し使用回数は500回。
電池交換を少なくしたい、家電品を長く使いたい用途に強い。デジカメやラジコン等び持続時間と大容量が欲しい方に向いている充電池です。
● 単3型 BK-3HCC/2、4、8
容量 2450mAh
種類;2本、4本、8本パックがあります。8本パックが人気。
価格は良く変動しており1800~2500円くらいです。2千円以下なら買うのをオススメ。
● 単4型 BK-4HCC/2、4
容量 900mAh
種類: 2本、4本パックがあります。
■ エネループ ライト

エネループのお手軽タイプ。
軽量、高耐久性がある低価格モデルです。
利点:充電池を気楽に使いたい場合に向く。容量が余り必要ない家電品。マウスやリモコンに使ったり
充電を頻繁に繰り返すソーラーライト等に向いてる。
● 単3型 BK-3LCC/2
容量 950mAh 2本パック
● 単4型 BK-4LCC/2
容量 550mAh 2本パック
■ エネループ限定モデル
カラーや模様の入った限定版。または企業とのコラボモデル。
用途:カラー版は使い分けに便利で機器ごとに色を分けたり、充電の時に単一色よりカラーで区別しやすい。
中身はエネループスタンダート。価格が通常版より安い場合があり、けっこう人気が有る。
・ エネループ トーンズ グラマラス

エネループで人気があるカラー版。
カラーが4色有りピンクやヒョウ柄・模様が入ってます。
種類:単3と単4。 8本、4本パック
>単三 8本パック BK-3MCC/8GL
・ 限定版 エネループ トーンズ フォレスト[販売終了]

販売時に人気が出ていた迷彩色(カモフラージュデザイン)を使ったモデル。
中身はエネループスタンダート。単3と単4。8本パックで販売中。
>単3形 8本パック BK-3MCC/8F
■ セット品

エネループ eneloop N-TG104S NC-TG1 / yto
初めて充電池を使いはじめる人に便利なセット。
充電池と急速充電器のセットでエネループを直ぐに使える。
■ 急速充電器とのセット
初めて買う方や買い換えにもオススメ。
エネループ専用充電器は、充電を管理して充電したり、診断機能が有る。
・K-KJ11MCC40
初めてエネループを使う方や最新充電器が欲しい方にオススメのモデルです。
最新型の充電器(BQ-CC21)とエネループ 単3形(標準モデルBK-3MCC) 4本のセット
充電器は、最上位モデルで、エボルタ、エネループ対応型。機能に新たに”待機電力ゼロモード”を搭載。
>単3X4本とのセット
>単4X4本とのセット
・K-KJ21MCC40
セット価格が安くて人気が有ります。充電器にランクで2番目のモデルが付属する。
充電器(BQ-CC11)とエネループ 単3形(標準モデルBK-3MCC) 4本のセット。
充電器はエボルタ、エネループ対応型。
>K-KJ211MCC40
単3X4本とのセットモデル
>K-KJ21MCC04
単4X4本とのセットモデル
・K-KJ21HCC40
充電器(BQ-CC21)とエネループプロ 単3形(大容量BK-3HCC) 4本のセット。
充電器が唯一の黒になります。充電器の単体販売はされてません。
■ セット品 限定モデル
時々、メーカーのマスコットキャラや、販売店オリジナルのモデルが登場します。
・【ジャパネットたかた公式】パナソニック 充電式電池 『エネループ』 24本セット K-KJ22MCC168
たかたのセットモデル。オリジナルケースと充電器、スペーサーのセットです。
タカタのTVショッピングで良くおまけについてますね。ネット通販でたまに販売されています。
・【ジャパネットたかた公式】パナソニック 充電式ニッケル水素電池 『エネループ』 充電器セット(12本) K-KJ22MCC84
セット内容:単3形充電池x8、単4形充電池x4、充電器(単3形・単4形兼用)、スペーサー(単1形・単2形用)各2、オリジナルケース
■ 充電器

以前はパナソニック製充電器はエボルタとエネループ用が別々でしたが、現在は共用できる製品が出ています。
種類は急速充電と通常充電型があります。
■ 急速充電器型
急速充電が可能な機種。
機能も多くて診断機能や省電力機能が搭載される。
・BQ-CC11 単3形・単4形 充電式電池専用急速充電器
最新型の充電器。
特長はエコナビ、待機電力ゼロモードがあります。
単3形・単4形を4本充電可能。充電部は単3単4が共用。充電時間が高速で、従来機の半分の時間で充電可能。単3形×2本を約2時間、単4形×2本を約1.5時間で急速充電可能。
機能も多めで電池の診断機能。電池毎の独立した充電ランプを装備。
スマートチャージ機能で電圧・温度を監視して効率よく充電。また過充電防止があり継ぎ足し充電可能。乾電池誤充電検知機能付き。
上でセット品も紹介しています。
・BQ-CC21 単3形・単4形 充電式電池専用急速充電器
普及型の機種。
上の最新機BQ-CC11と比べるとエコナビ、待機電力ゼロモードが省かれる。大きさや重さ。充電速度、機能などは同じです。
充電部は単3単4が共用です。電池診断機能。電池毎の独立した充電ランプ。スマートチャージ機能。過充電防止機能があり、継ぎ足し充電可能。乾電池誤充電検知機能付き。
カラー:白
■ 通常充電器
通常モデル。診断機能や省電力機能などが省かれる。
・BQ-CC25 単1~単4形 充電式電池専用急速充電器
エボルタやエネループで多くの形の電池を使いたい場合に向く。
また現行機で単一と単2に対応できる唯一の機種です。
5種類の電池に対応。単1形~単4形を4本まで充電可能。6P型も充電可能。
機能:スマートチャージ機能で電圧と温度を監視して効率よく充電。充電時間はすこし長め。エネループスタンダートで約6時間。過充電防止があり継ぎ足し充電可能。乾電池誤充電検知機能付き。
■ 周辺機器
エネループを使う時に便利な製品を紹介。
■ 充電池ケース
・充電式電池 単3・4対応 電池ケース BQ-CASE/1
電池の保管や持ち運びに便利。
単3形電池1~4本もしくは、単4形電池1~4本の保管可能
■ スペーサー
エネループは単1、単2電池が販売されてません。変換用のケースで単1、単2に対応可能です。
■ あとがき
今回は初の充電池特集。人気のエネループを紹介しました。
エネループは充電池の中でも長い歴史と高い性能を持ち、かっては安全装置回路が組み込まれたモデルも存在しました。 メーカーの意気込みと技術が感じられます。
幸いにも三洋と親戚関係にあったパナソニックにエネループは引き継がれ、現在もブランド名は残り製品が販売されてます。
充電池は、便利でオススメ。電池購入や維持管理の煩わしさから解放されます。
あなたも、是非試して見て下さいね。
■ 更新情報
2018年12月24日 文章、画像サイズ調整、区切り追加。内部リンク名にeneloopを追加。ヤフオクリンクを削除、販売終了品を確認し記載。
H6タグの誤記を修正。
■ 参考 関連URL
・パナソニックエネループ
> 充電別適合解説