幕末の人物で人気が有るのは、誰でしょう?
やはり、多くの人があげるのが、志士の坂本竜馬や、西郷隆盛さんでしょう。
あと、幕府側なら、新撰組かな。
しかし、私が一番好きなのが、なんといっても高杉晋作。
そして、幕府や、外国相手に戦いまくる長州藩が好みです。
そんな長州藩ですが、今年はNHKの大河ドラマに
吉田松陰さんの妹を主役とする「花燃ゆ」が始まりました。
今回は、「花燃ゆ」の1回目を見たので、感想を紹介します。
■ 「花燃ゆ」を見た感想
大河ドラマは、1回目が大事です。
だいたい、大河ドラマは、最初の5回目くらいまではかなりテンションが高く、そして面白い。
もし、1回目が面白くない作品は論外。
一年もある作品ですので、みんな最初の1~2話目で決めるでしょう、
■ ドラマ前半の印象
主役、杉文の子ども時代から始まります。
長州藩の軍事訓練や、長州藩の現状が描かれます。
が・・・私は、あまり、面白くないなと思いました。舞台設定の説明や、登場人物の説明が主体で、どうも、感情移入できません。 キャラの行動理念や、ドラマが出てこない。どの人物を、目的を見て良いのか分からない。「これは、面白くないかなかな?」と思いました。
ドラマとしては、各キャラのもつ問題が提示されます。
1話は、高杉晋作が言う「学問はなんのためにするのか」が、テーマになってます。
■ 盛り上がり始める、中盤、後半
中盤からドラマが動きます。
学問とは、本を読むとはなにか?という大きなテーマと、
各キャラの持つ問題が呼応しながら話が進みます。
まずは、主役、杉文を演じる子役の熱演が輝きます。
引っ込み思案で、友達に誘われても、遊びに行かない文。 人見知りであり、その壁を破るのが、副題になってます。
吉田松陰の親友をつとめる小田村伊之介(大沢たかお)が禁書を落としたことから、文が禁書を届けようと頑張ります。 そして、禁書を持っていることが、家族にばれて怒られますが
禁書の持ち主は、誰にも明かしません。
そして、落ち込む文に、兄の寅次郎が、「自分が学ぶわけ、学問に対する思想」を子ども時代の経験を交えて話します。
「書は人間である。」「さまざまな人の人生、経験を学ぶことができる」
~最近低下している、書籍の人気ですが、読書に対する魅力を提示します。
ここで、兄から学び、文が成長します。
そして、後半の見せ場。「禁書を持っていたのはだれか?」
犯人捜しが始まりますが、小田村伊之介と、寅次郎が名乗り出ます。
禁書に対する理念。孫子のことわざを出し、学ぶことの大切さを唱えます。
そして、殿様の寛大な処置。
最後は、文が友達の誘いに勇気を出して応じ、遊びに出掛け
文が少し成長したこと、一歩を踏み出したことが分かります。
■ 花燃ゆ、ここが見所。 ~ これからの期待
第一話で、主役やまわりの人達の紹介、理念が出揃いました。
キャラクターの方向性が描かれ、私たちが、これから「花燃ゆ」を見るための、見所が決まり、期待がたかまります。
そして、大事なのは人間性。各キャラのもつ悩みや、乗り越えるための行動があってこその「ドラマ」です。
ちょっと不思議な能力をもつ主役文。しかし、引っ込み思案で、家族以外と付き合えません。自分の能力を生かせません、
耳が聞こえない、弟といつも過ごしています。
真っ直ぐに行きようとする兄と、親友。 しかし、保守に固まる藩。私たちが感情移入する、注目するキャラが出揃いました。
最近は、勤勉や、読書があまり勧められていませんが
幕末の熱い時代を舞台として、読書や、真っ直ぐに生きることのすばらしさを示すのは
とても、果敢な挑戦、提示です。
あと、予告では、ちょっと文の告白シーンもあって、恋物語にも楽しみが広がります(*^_^*)
■ 関連リンク
・NHK 「花燃ゆ」
http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/index.html